Go Ito

おうちで診る医療|名古屋発!ごうホームクリニックの在宅医療ポッドキャスト

Health JA ↓ 227 episodes

「在宅医療って、実際どうなの?」その疑問に現場の医師がお答えします。名古屋市天白区の「ごうホームクリニック」は、24時間365日対応の機能強化型の在宅クリニックです。約600名の患者さんの「おうちで過ごしたい」という願いに寄り添い、年間100件超の看取り・緊急往診、人工呼吸器を使う方や医療的ケアが必要なお子さんの在宅サポートなど、地域の在宅医療を支えています。このポッドキャストでは、病院では教わらない在宅医療の実践知をお届けします。・高齢者の「いつもと違う」を見逃さないプロの眼・在宅での急変時、何を見て何を伝えるか・ご家族への説明で大切にしていること・訪問診療チームの連携の実際医療・介護に携わる専門職の...

Author

Go Ito

Category

Health

Podcast website

gohome-clinic.com

Latest episode

Jul 5, 2026

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Episodes

051「痛くない」は本当?隠れた痛みを読み解く3つのサイン 15.02.2026

在宅医療の現場で、患者さんに「痛みはありますか?」と尋ねると、「痛くない」と答えることは少なくありません。しかし、その言葉を額面通りに受け取ってよいのでしょうか。実は、高齢者や認知機能が低下した患者さんでは、痛みを正確に表現できないことが多く、未治療の痛みは、せん妄、不眠、食欲低下、ADL低下など様々な問題を引き起こします。 特に在宅医療では、医療者が患者さんと接する時間が限られています。週に1回、あ...

050オピオイド依存を防ぐ処方箋―チーム力で支える服薬 15.02.2026

在宅医療における疼痛管理で、オピオイドは欠かせない薬剤です。しかし、適切に使用すれば有効な鎮痛効果をもたらす一方で、服薬管理が不十分だと依存や誤用のリスクが高まります。特に在宅という環境では、医療者の目が届きにくく、患者さんや家族の判断で服薬が中断されたり、逆に過剰使用されたりする事例が後を絶ちません。 オピオイドの服薬管理における最大の課題は、「痛み」という主観的な症状と、「依存への不安」という...

049痛みの急変、最初の5分が勝負を決める 15.02.2026

在宅医療の現場において、患者の痛みの急変は予告なく訪れます。夜間や休日に「痛くて我慢できない」という連絡を受けたとき、電話越しでの初期対応がその後の経過を大きく左右します。特にがん患者や慢性疼痛患者の突出痛(breakthrough pain)は、適切なオピオイドの使用と迅速な判断が求められる場面です。 在宅医療における痛みの急変対応で最も重要なのは、「在宅で対応可能か、救急搬送が必要か」を最初の5分で見極めること...

【番外編】ごうホームクリニックの見守りボタンを紹介! 08.02.2026

在宅医療スタッフの皆さまへ 「電話できない」患者さん、諦めていませんか? 見守りボタンなら、ボタン1つで医療スタッフ全員に緊急通知。携帯電話が受電専用の方、認知症でスマホ操作が難しい方も使えます。 ✅ 患者さん負担ゼロ円(無料貸し出し) ✅ クリニック負担は月額100円 ✅ Wi-Fi不要、LTE通信で確実 ✅ 不要な救急搬送を未然に防ぐ 導入効果 ✅ 不要な救急搬送・病院受診を未然に防ぐ  → 不安から救急車を呼んでしまう...

048酸素が足りない!在宅現場での緊急対応術 08.02.2026

在宅酸素療法(HOT: Home Oxygen Therapy)を受けている患者さんは、日本全国に約17万人いると推定されています。COPD(慢性閉塞性肺疾患)、間質性肺炎、肺がんなどの慢性呼吸不全の患者さんが、自宅で酸素吸入をしながら日常生活を送っています。しかし、感染症、心不全の悪化、気胸などをきっかけに、突然呼吸状態が悪化することは決して珍しくありません。 在宅現場で「酸素が足りない」状況に遭遇したとき、医療スタッフの初...

047お風呂も買い物も諦めない!在宅酸素ライフの工夫術 08.02.2026

在宅酸素療法(HOT: Home Oxygen Therapy)を導入している患者さんは、日本国内で約17万人いると推定されています。慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺炎などの慢性呼吸器疾患により、常時または労作時に酸素吸入が必要な方々です。HOT導入により予後改善や症状緩和が期待できる一方で、「酸素があるから外出できない」「お風呂が怖い」と生活範囲を狭めてしまうケースが少なくありません。 しかし、適切な知識と工夫があれば、HO...

046在宅酸素を使う患者の薬が続かない理由と4つの工夫 08.02.2026

在宅酸素療法(HOT: Home Oxygen Therapy)を受けている患者さんの多くは、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や間質性肺炎などの慢性呼吸器疾患を抱えており、複数の薬剤を併用しています。しかし、「毎日酸素を吸っているのに息苦しさが改善しない」「薬を飲んでいるのに調子が悪い」という訴えをよく聞きます。実は、HOT患者さんの服薬アドヒアランス(薬をきちんと飲む行動)は、一般的な慢性疾患患者よりも低い傾向にあることが報告さ...

045在宅酸素とともに生きる患者が教えてくれた悪化を防ぐ毎日の習慣 08.02.2026

在宅酸素療法(HOT: Home Oxygen Therapy)は、慢性呼吸不全患者の予後とQOLを改善する重要な治療法です。日本では約17万人がHOTを導入していますが、実は導入後の慢性期管理こそが患者の生活を左右します。急性増悪による入院は患者の身体機能を著しく低下させ、ADLの回復が困難になることが多く、いかに安定期を維持するかが在宅医療の腕の見せどころです。 多くのHOT患者は長年の療養生活の中で、自分の体調変化のサインを敏感...

044家族だからこそ知っておきたいHOT介護の心得 08.02.2026

在宅酸素療法(Home Oxygen Therapy: HOT)は、慢性呼吸不全を抱える患者さんが在宅で生活の質を維持しながら治療を継続できる重要な医療手段です。現在、日本国内では約17万人の患者さんがHOTを利用していますが、その多くは高齢者であり、家族による日常的なサポートが治療継続の鍵を握っています。医療従事者として、私たちは患者さんだけでなく、24時間365日そばにいる家族を適切に支援する必要があります。 家族介護者の多く...

043在宅酸素の入院を防ぐ「気づき」の伝え方 08.02.2026

在宅酸素療法(HOT:Home Oxygen Therapy)は、慢性呼吸不全の患者さんが自宅で酸素吸入を行いながら生活の質を維持するための重要な治療法です。日本では約17万人の患者さんがHOTを利用していますが、その成否は医療機器の管理だけでなく、多職種チームの連携の質に大きく左右されます。 HOTを必要とする患者さんの多くは、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や間質性肺炎などの進行性疾患を抱えており、病状は刻々と変化します。酸素流量...

042食べられない、痩せていく...酸素療法中の栄養戦略 08.02.2026

在宅酸素療法(HOT: Home Oxygen Therapy)を受けている患者さんの多くが、「食事が食べられない」「体重がどんどん減っていく」という問題を抱えています。COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者の約30〜40%に低栄養が認められ、特に在宅酸素療法を導入している重症患者ではその割合はさらに高くなります。 この問題が深刻なのは、低栄養が呼吸筋の筋力低下を招き、呼吸状態をさらに悪化させるという悪循環を引き起こすからです。また、免...

041息切れは年のせい?HOT導入を見極める3つのサイン 08.02.2026

在宅医療の現場で「最近、息切れがするけど年のせいかしら」という言葉を耳にすることは少なくありません。しかし、この「年のせい」という言葉の裏に、重大な呼吸不全の進行が隠れていることがあります。在宅酸素療法(HOT:Home Oxygen Therapy)の導入が必要な患者さんの多くは、急激に悪化するのではなく、徐々に日常生活の範囲を狭めながら適応していくため、本人も家族も「こんなもの」と受け入れてしまいがちです。 実際、H...

040薬が食欲を奪う?多剤併用の落とし穴 01.02.2026

高齢者の低栄養とフレイルを考える上で、見落とされがちなのが「薬剤そのものが食欲を奪っている」という視点です。在宅医療の現場では、5種類以上の薬を服用するポリファーマシー(多剤併用)の状態にある高齢者が非常に多く、これが食欲不振、嘔気、味覚異常などを引き起こし、結果として低栄養・フレイルを加速させています。 特に問題なのは、患者さん自身が「薬のせいで食べられない」とは認識せず、「年のせいで食欲がなくな...

039_1000kcalでも元気だから大丈夫!? 01.02.2026

在宅医療の現場で、「1日1000kcalしか摂れていないのに、意外と元気に過ごしている高齢者」に出会うことは少なくありません。従来の栄養学では、高齢者でも1日1400〜2000kcal程度が必要とされてきましたが、実際には低カロリーでも健康を維持している方がいるのも事実です。この現象に、多くの在宅医療スタッフが戸惑いを感じています。 しかし、ここには大きな誤解があります。「1000kcalでも元気だから大丈夫」と安易に考えてし...

038高齢者の危険な痩せは冷蔵庫の中身で見抜く 01.02.2026

高齢者の体重減少は、単なる加齢現象ではなく、重篤な疾患や生命予後に関わる危険信号である可能性があります。在宅医療の現場では、6ヶ月で5%以上の体重減少が見られる高齢者の約60%に何らかの医学的介入が必要な状態が潜んでいるとされています。しかし、多くの場合「歳だから仕方ない」「食が細くなるのは普通」という認識のもと、重要なサインが見過ごされているのが現状です。 低栄養とフレイル(虚弱)は相互に関連し、負の...

037フレイルは「できる」より「動きの質」で見抜く 01.02.2026

高齢者の低栄養・フレイルは、在宅医療の現場で最も注意すべき課題の一つです。特に筋力低下は「気づいたときには既に進行している」という特徴があり、一度失われた筋肉量を取り戻すことは非常に困難です。サルコペニア(加齢による筋肉量と筋力の低下)は、転倒・骨折のリスクを3倍以上に高め、要介護状態への移行を加速させます。 在宅医療の強みは「生活の場で継続的に観察できる」ことです。しかし、訪問のたびに細かく観察し...

036家族の迷いを消すフレイル信号機と5つのサイン 01.02.2026

高齢者の低栄養とフレイルは、寝たきりや要介護状態への入り口として、在宅医療の現場で最も注意すべき課題の一つです。医療・介護専門職による定期的な介入は重要ですが、実際に高齢者と最も長い時間を過ごすのは家族です。週に数回の訪問では捉えきれない微細な変化を、家族は日々の生活の中で観察できる立場にあります。 しかし、多くの家族は「何を見ればいいのか」「どの段階で専門職に相談すべきか」がわからず、気づいた時...

035連携で防ぐ在宅フレイル 01.02.2026

在宅高齢者の約2割が低栄養状態にあり、フレイル(虚弱)と深く関連しています。低栄養は身体機能の低下、感染症リスクの増加、入院率の上昇を招き、要介護度の進行や生命予後にも直結する重大な問題です。しかし、在宅現場では体重測定の機会が少なく、食事量の変化に気づいても「高齢だから仕方ない」と見過ごされがちです。 低栄養・フレイルへの対応で最も重要なのは、早期発見と早期介入です。ここで鍵となるのが多職種連携。...

034立位・歩行が困難な高齢者のフレイルとの向き合い方 01.02.2026

高齢者が「立てない、歩けない」状態になることは、低栄養やフレイルの進行に伴う深刻な問題です。筋力低下、バランス障害、関節痛などが複合的に作用し、ADL(日常生活動作)が制限されると、活動量の減少→食欲低下→さらなる筋力低下という「負のスパイラル」に陥ります。このサイクルを断ち切るには、適切なADL介助と観察が不可欠です。 在宅医療の現場では、病院のように常時モニタリングができないからこそ、介助時の観察と安...

033食べない高齢者の入院判断と72時間の鉄則 01.02.2026

在宅療養中の高齢者が「食べられなくなった」という訴えは、在宅医療の現場で最も頻繁に遭遇する緊急コールの一つです。この状態は単なる食欲不振ではなく、脱水、電解質異常、低血糖など生命に直結する問題へ急速に進行するリスクを秘めています。特に最初の72時間は「ゴールデンタイム」であり、この期間の対応が予後を大きく左右します。 高齢者は若年者と比べて体内水分量が少なく(体重の50%程度)、予備能力も低下しているため...

032家族が壊れる前に―認知症の介護疲れから家族を守る方法 25.01.2026

認知症のBPSD(行動・心理症状、Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)は、徘徊、暴言・暴力、介護拒否、不潔行為など、家族の介護負担を著しく増大させる症状です。「優しかった母が暴言を吐く」「夜中に何度も起こされる」といった状況が続くと、介護者は心身ともに疲弊し、虐待や介護心中といった悲劇につながるリスクが高まります。 厚生労働省の調査では、介護者の約7割が「精神的ストレス」を感じており、特...

031点線面の認知症チーム連携でBPSDを解く 25.01.2026

認知症の行動・心理症状(BPSD: Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)は、在宅療養を継続する上で最も大きな障壁となります。暴言・暴力、徘徊、介護拒否、不穏、妄想などのBPSDは、介護者の負担を急激に高め、在宅療養の破綻や緊急入院につながることも少なくありません。しかし、これらの症状は適切な対応により軽減できることが多く、そのカギを握るのが多職種連携です。 BPSDへの対応で難しいのは、症状が変動し...

030着替え拒否の謎を解く認知症の合言葉PAINS 25.01.2026

認知症のある方が突然着替えを拒否し始めたとき、それは単なる「BPSD(行動・心理症状)」として片付けられがちです。しかし、実はその背景には身体的苦痛、環境要因、介助方法の問題など、複数の要因が複雑に絡み合っています。在宅医療の現場では、「昨日までできていたのに」「急に嫌がるようになった」という相談が非常に多く、家族や介護者の負担増加、さらにはADL(日常生活動作)の急速な低下につながるケースも少なくあり...

029痩せていく認知症の方に1500kcalを無理強いしてはいけない 25.01.2026

認知症患者の約30-40%が低栄養状態にあり、BPSDとして現れる「食べない」行動は、在宅医療の現場で最も頻繁に遭遇する課題の一つです。体重減少は転倒リスクの増加、免疫力低下、さらなる認知機能の悪化を招き、生命予後にも直結します。しかし、この問題に対して「無理にでも食べさせる」「カロリーを優先する」といった従来のアプローチが、かえって拒食や嚥下障害を悪化させることが近年明らかになってきました。 本資料では、...

028認知症の薬を飲んでくれない時の声かけと工夫 25.01.2026

認知症の方の服薬拒否は、在宅医療の現場で最も頻繁に遭遇する問題の一つです。「薬を飲んだと言い張るが実際は隠している」「口に入れても吐き出してしまう」「家族が説得しようとすると怒り出す」といった場面に、多くの支援者が頭を悩ませています。この服薬拒否は認知症のBPSD(行動・心理症状)の一つとして現れることが多く、単なる「忘れ」ではなく、背景に不安や恐怖、プライドの傷つきなどの複雑な心理が隠れています。...

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