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ER/ICU Radio
救急、集中治療、外傷系の論文内容をまとめた番組です。
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Episodes
侵襲的血圧モニタリング 28.01.2026 17:24
1.論文のタイトル Applied physiology at the bedside: using invasive blood pressure as a true monitoring tool 2.Citation Annals of Intensive Care (2025) 15:192 3.論文内容のまとめ 本論文は、集中治療室(ICU)における侵襲的血圧モニタリングの各構成要素(収縮期血圧、拡張期血圧、平均血圧、脈圧)を、単なる安全指標としてではなく、心血管生理学に基づいた動的な治療ガイドとして活用する方法を概説している。...
重症成人患者に対する人工呼吸器のモード 27.01.2026 15:30
1.論文のタイトル Effect of Ventilator Mode on Ventilator-Free Days in Critically Ill Adults: A Randomized Clinical Trial 2.Citation CHEST 2025; 168(4):912-923 3.論文内容の要約 本研究は、成人重症患者における3つの一般的な人工呼吸器モード(ボリュームコントロール:VC、プレッシャーコントロール:PC、およびアダプティブ・プレッシャーコントロール:APC)が、死亡率や人工呼吸器装着期間に与える影響を比較...
複合性局所疼痛症候群 26.01.2026 16:28
1.論文のタイトル Complex Regional Pain Syndrome 2.Citation N Engl J Med 2025;393:2338-48. 3.論文内容のまとめ 複合性局所疼痛症候群(CRPS)は、骨折や手術などの身体的トラウマを契機として、四肢の遠位部に生じる慢性疼痛疾患である。国際疾病分類第11版(ICD-11)では「慢性一次性疼痛」に分類され、組織損傷や神経疾患では説明がつかない、末梢および中枢神経系の機能不全による「ノシプラスチック疼痛(痛覚変調...
QT延長症候群 24.01.2026 13:40
1.論文のタイトル: Long QT Syndrome 2. citation:N Engl J Med 2025;393:2023-34 3. 論文内容の要約 疾患の定義と疫学 QT延長症候群(LQTS)は、安静時の心電図におけるQT間隔の延長と、主に身体的または感情的なストレス下で発生する致死的な不整脈を特徴とする遺伝性疾患です。有病率は出生2000人に1人とされていますが、遺伝子型陽性で表現型陰性の症例を含めると実際にはさらに高い可能性があります。診断や治療が遅...
重症患者における皮膚の血管障害:線状、点状、斑状 24.01.2026 14:10
1.論文のタイトル Vascular Disturbances of the Skin in Critically Ill Patients: Lines, Dots, Patches 2.Citation CHEST 2025; 168(2):346-358 3.論文内容のまとめ 重症患者に現れる血管性の皮膚病変は、全身で進行している病態生理学的プロセスを理解するための重要な手がかりとなる。これらの病変は、幾何学的な形状に基づいて「線(リベド)」「点(点状出血)」「斑(紫斑および斑状出血)」の3つに分類でき、さらに...
胸部外傷 24.01.2026 14:39
1.論文のタイトル Thoracic trauma WSES-AAST guidelines 2.Citation World Journal of Emergency Surgery (2025) 20:78 3.論文内容のまとめ本論文は、世界緊急手術学会(WSES)とアメリカ外傷手術学会(AAST)が共同で作成した、胸部外傷の包括的管理に関するエビデンスベースのガイドラインである。胸部外傷は外傷死の20〜25%を占め、多くは鈍的外傷(70〜80%)であるが、低・中所得国では穿通性外傷も一般的である。 診断...
肝損傷 23.01.2026 15:42
1.論文のタイトル Liver injury: What you need to know 2.Citation J Trauma Acute Care Surg. 2026;100:1–11 3.論文内容のまとめ肝臓は外傷機序に関わらず、腹部で最も損傷を受けやすい固形臓器である。肝損傷の多くはグレードIからIIIであるが、IVからVの重症例も12%から20%存在する。鈍的肝損傷の85%から90%は、損傷グレードに関わらず非手術的管理(NOM)が可能であり、この普及により死亡率は低下している。診断には、...
気候変動下における極端な暑さが生理機能、罹患率、死亡率に及ぼす影響 22.01.2026 18:38
1.論文のタイトル Effects of extreme heat on physiology, morbidity, and mortality under climate change: mechanisms and clinical implications 2.Citation BMJ 2025;391:e084675 3.論文内容のまとめ 気候変動の影響で極端な猛暑の頻度、期間、強度が世界的に増しており、2100年までに気温は産業革命前より2.7℃上昇すると予測されています。熱曝露は全身の生理的機能不全を誘発し、罹患率と死亡率を高める重大な脅威で...
重症市中肺炎 21.01.2026 15:28
1.論文のタイトル: Severe community-acquired pneumonia: current concepts and controversies 2.Citation: Intensive Care Medicine, 2026. D OI: 10.1007/s00134-025-08252-x 3.論文内容のまとめ重症市中肺炎(sCAP)は、一般的に集中治療室(ICU)への入室を必要とする肺炎と定義され、人工呼吸器や昇圧剤を必要とする症例では死亡率が30%を超える重大な公衆衛生上の課題です。近年の疫学では、高齢化や併存疾患の増...
ARDSの薬物療法 20.01.2026 16:07
1.論文のタイトル The medical management of acute respiratory distress syndrome 2.Citation Intensive Care Medicine, 2025 (Published online: 22 December 2025) 3.論文内容のまとめ 急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は、依然として高い死亡率を伴う異質性の高い症候群である。最新の「グローバルARDS定義」では、介入内容に依存せず、より早期かつ幅広い患者群を特定することが可能となった。管理戦略は、従来の画一的な手...
血管拡張性ショックにおける血圧目標値の死亡率への影響 19.01.2026 15:49
1.論文のタイトルMortality effect of higher versus lower blood pressure targets in vasodilatory shock: an updated systematic review and meta-analysis 2.Citation Critical Care (2026) 30:17 3.論文内容のまとめ 本論文は、血管拡張性ショック患者における高めの平均動脈圧(MAP)目標値と、低めの目標値が死亡率やその他のアウトカムに与える影響を評価した系統的レビューおよびメタ解析である。2025年7月までに発...
D型高乳酸血症 18.01.2026 14:29
1.論文のタイトル What every intensivist should know about type D hyperlactatemia 2.Citation Journal of Critical Care, 88 (2025) 155049 3.論文内容の要約 D型高乳酸血症(D-乳酸アシドーシス)は、主に短腸症候群(SBS)患者において、大腸内の細菌が未吸収の炭水化物を代謝・発酵することで発生する稀な状態である。ヒトの細胞はL-乳酸のみを産生するが、大腸に存在する特定の乳酸産生菌(乳酸桿菌など)は炭水化物...
熱中症 16.01.2026 17:26
1.論文のタイトル Society of Critical Care Medicine Guidelines for the Treatment of Heat Stroke 2.Citation Crit Care Med . 2025. doi: 10.1097/CCM.0000000000006551 3.論文内容のまとめ 本ガイドラインは、熱中症(熱射病)患者の治療におけるエビデンスに基づいた推奨事項を提示したものである。集中治療、救急医学、スポーツ医学などの多職種専門家パネルが、GRADE手法を用いて策定した。 冷却療法については、受...
出血部位の動的変化:骨盤骨折における造影剤漏出のCTおよび血管造影による評価 15.01.2026 14:48
1.論文のタイトル Dynamic changes in bleeding sites: Evaluating contrast extravasation on computed tomography and angiography in pelvic fractures 2.Citation J Trauma Acute Care Surg. 2025;98: 48–54 3.論文内容のまとめ 本研究は、骨盤骨折患者において造影CT(CECT)で認められる造影剤漏出(ブラッシュ)と、その後に実施される血管造影(AG)における出血部位の一致率を、解剖学的部位別に評価することを目的...
院外心停止患者の好ましい神経学的転帰を識別するための簡易スコアリングシステム 14.01.2026 14:05
1.論文のタイトル A Simple Scoring System for Identifying Favorable Neurologic Outcomes Among Out-of-Hospital Cardiac Arrest Patients With Asystole 2.Citation Ann Emerg Med. 2024;84:570-578. 3.論文内容の要約本研究は、院外心停止(OHCA)において最も頻度の高い初期波形でありながら、神経学的予後が極めて不良とされる心静止(Asystole)の患者を対象としています。自己心拍再開(ROSC)を果たした心静止患者...
敗血症性DICのバイオマーカー 13.01.2026 15:51
1.論文のタイトル Biomarkers of sepsis-induced coagulopathy: diagnostic insights and potential therapeutic implications 2.Citation Annals of Intensive Care (2025) 15:12 3.論文内容の要約敗血症に伴う播種性血管内凝固症候群(DIC)は、死亡率が最大60%に達する極めて予後不良な状態であり、早期の診断と治療介入が求められています。敗血症性DICの病態は、過剰な炎症反応による凝固活性化、血管内皮機能不全、お...
ERにおける胸痛患者の評価 11.01.2026 14:53
1.論文のタイトル Evaluating patients with chest pain in the emergency department 2.Citation BMJ 2025;388:r136 3.論文内容のまとめ 胸痛は救急外来を受診する患者の約5%を占める非常に一般的な症状である。診断の幅は広いが、生命に関わる急性冠症候群(ACS)を迅速かつ正確に特定または除外することが極めて重要である。 評価の核となるのは、詳細な病歴聴取、身体診察、12誘導心電図、および高感度心トロポニン(hs-...
ARDSに対するドライビングプレッシャーと従来型肺保護換気戦略の比較 10.01.2026 14:53
1.論文のタイトル Driving pressure-limited ventilation strategies versus conventional lung protective ventilation strategies for patients with ARDS/ ARF: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials 2.Citation Critical Care (2025) 29:515 3.論文内容のまとめ 本研究は、急性呼吸促迫症候群(ARDS)および急性呼吸不全(ARF)患者において、駆動圧(ドライビングプレッシャー:DP)...
重症患者における下痢の様々な基準による分類 09.01.2026 16:58
1.論文のタイトルClassifying diarrhea in critically ill patients through various criteria: a cohort study 2.CitationJournal of Intensive Care (2025) 13:55 3.論文内容のまとめ 背景と目的 集中治療室(ICU)における下痢は、電解質異常や皮膚障害、死亡リスクの増加などに関連する一般的な症状ですが、その診断基準には国際的な合意がなく、有病率の推定や死亡率との関連性の評価にばらつきが生じています。本研究...
薬剤による中毒に対する脂肪製剤投与 08.01.2026 15:29
Use of intravenous lipid emulsions in drug-induced toxicities: a 2025 narrative review Annals of Intensive Care (2025) 15:181 静脈用脂質乳剤(ILE)は、もともと局所麻酔薬であるブピバカインによる心停止の治療薬として10年以上前に提案されたが、現在では三環系抗うつ薬、カルシウム拮抗薬、抗精神病薬などの様々な脂溶性薬剤による中毒治療へと応用範囲が広がっている。ILEの作用機序は多角的であり、血液中の脂質が毒...
心停止後の転帰予測における自動化灰白質・白質比の縦断的評価 08.01.2026 14:26
Longitudinal assessment of automated gray-white matter ratio for outcome prediction after cardiac arrest Critical Care (2025) 29:531 心停止後に昏睡状態となった患者の予後予測において、頭部CT検査で算出される**灰白質・白質比(GWR)**は、虚血性脳損傷を評価する指標として知られている。しかし、撮像のタイミングが予測精度に与える影響や、同一患者におけるGWRの経時的変化が持つ予後予測上の価値については明確で...
ICUにおける肝膿瘍の予後 07.01.2026 13:34
1.論文のタイトル Prognosis of liver abscess in the intensive care unit (POLAIR), a multicentre observational study 2.Citation Critical Care (2025) 29:146 要約 本研究は、フランスの24箇所の集中治療室(ICU)において、2010年から2020年の間に肝膿瘍で入院した成人患者335名を対象とした多施設共同レトロスペクティブ観察研究である。研究の目的は、ICUに入院した重症肝膿瘍患者の臨床的特徴と予後因子を明らかにす...
敗血症における臨床的表現型別のAKIおよびCKDの分布 06.01.2026 16:09
1.論文のタイトル: Distribution of Acute and Chronic Kidney Disease Across Clinical Phenotypes for Sepsis 2.Citation: CHEST 2024; 166(3):480-490 要約 本研究は、敗血症患者における**4つの臨床表現型(α、β、γ、δ)**と、 急性腎障害(AKI) 、 急性腎疾患(AKD) 、**慢性腎臓病(CKD)**の発生頻度および関連性を調査した二次解析です。敗血症性ショック患者1,090名を対象とした分析の結果、腎疾患の分布は表現型...
敗血症性心原性ショック 05.01.2026 15:11
1.論文のタイトル: Sepsis-induced cardiogenic shock: controversies and evidence gaps in diagnosis and management 2.Citation: Journal of Intensive Care. 2025; 13: 1. 論文内容の要約 概要と定義 敗血症は通常、血管拡張と心拍出量の増加を特徴としますが、心機能不全を合併して心原性ショックを呈することがあり、これを「敗血症誘発性心原性ショック(SICS)」と定義します。SICSは、敗血症に伴う新規の心筋機能不...
重症外傷患者における致死的な三要素と四要素の比較 05.01.2026 21:22
1.論文のタイトル: Comparison of the lethal triad and the lethal diamond in severe trauma patients: a multicenter cohort 2.Citation: World Journal of Emergency Surgery. 2025; 20: 2. 論文内容の要約 背景と目的 重症外傷患者の管理において、酸血症、凝固障害、低体温からなる「死の三徴(lethal triad)」の予防は、失血死を防ぐための重要な指針とされてきました。近年、これに「低カルシウム血症」を加えた「...
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