石田憲一
REAM アクションと立回り
アクションと立回りについてのお話をします。
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Episodes
アクションと二律背反03:連動と分動 22.11.2023 19:03
<連動と分動> ●運動構造としての二律背反=連動と分動 ●連動とは、結果重視系分野(=主流)に多く見られる運動のタイプ。 ・目的とする行為を合理的に行うために、多くの関節がその運動に参加することで、より良い結果をもたらすように協調して働く際の、全体が連なった動きを連動という。 ・=インターロッキング ・日常動作やスポーツなどは、ほとんどが連動である。 ・連動にも、質の高低はある。その質の向上が上達...
アクションと二律背反02:完全自演起源説 21.11.2023 10:01
<完全自演起源説> ●主演俳優が、吹き替えを使わずに、自分自身で危険なシーンを演じた。これがアクションの始まりである。 ●これをアクションの完全自演起源説とする。 ●このように、主演俳優としての演技と、高度な身体能力の両立という二律背反が始まりのきっかけとなっていたのである。 ●だからこそ、吹き替えの否定=完全自演と、演技との両立という二律背反は外せないのである。 そんな話をしています。
アクションと二律背反01:アクションは本来、二律背反 20.11.2023 9:31
<アクションは本来、二律背反> ●アクションの本質理解やブレのない上達を可能にするために避けて通れないのが、アクションの二律背反性である。 ●ここでの二律背反とは、真逆の目的成立を両立させようとすること。 ●二律背反性とは、二律背反的な性質のことで、アクションの根底には、それが横たわってる。 ●そのことへの理解がなければ、真のアクションを体現することはできない。 ●それはアクションが単なる道具や手段ではない...
アクションの棲み分け05:棲み分けの方法+まとめ編 17.11.2023 13:11
<棲み分けの方法+まとめ編> ●それぞれ相性のいいもの同士をグループ化することで、棲み分けとそれぞれの特徴とする。 ・カラミ/殺陣/非アクション・トーラス異分野性/時代考証的写実再現重視/アクション戦術思考 ・シン/立回り/無空中枢獲得~発展/瞬間即興的独自創造表出/アクション戦略思考 ●前者は、アクション業界にお任せする。 ●後者は、俳優のための高次元能力として、ハイレベルは希望者、スタンダードは標...
アクションの棲み分け04:アクションの二重構造 16.11.2023 13:48
<アクションの二重構造> ●アクションにおいては、非アクション・トーラスと、無空中枢の二重構造となる。 ・復習:アクションとは、異分野技術で身体能力を鍛え、現場での要求に応えるというフィードバック関係の中で、対応能力を磨くことで独自性を確立してきた。 ・即ち、それはクリエイティビティの発揮、という点では有効に機能したわけだが、それゆえに、形を持たない・独自練習体系を持たないということが、誤認を生み...
アクションの棲み分け03:続・チャンバラの二重構造 15.11.2023 14:48
後日掲載いたします。
アクションの棲み分け02:チャンバラの二重構造 14.11.2023 12:05
<チャンバラの二重構造> ●チャンバラにおいては、シンとカラミの二重構造として表れている。 ・これはチャンバラだけでなく、日本における格闘表現の技術体系として独自に発展し確立された表現としての構造性に基づく二重性である。 ・その構造は、シン=主役を中心とし、その周縁にカラミ=やられ役が取り囲むように配置されるという形態を基本として形成されている。 ・この関係が、例えば一対一の格闘において、形態と...
アクションの棲み分け01:中央周縁二重構造とは 13.11.2023 7:32
<中央と周縁> ●中央周縁二重構造とは ・アクション、チャンバラなどそれらをひっくるめた世界を、便宜上アクション界と設定しておく。 ・このアクション界には、チャンバラとアクション、それぞれに二重構造性が存在する。 ●その二つを合わせることで、棲み分けの方法を提案するのが、今週のテーマ。 ●以下、今週のラインナップ ・チャンバラの二重構造続 ・続・チャンバラの二重構造 ・アクションの二重構造 ・棲み...
アクションと立ち位置05:立ち位置精度という考え方+まとめ編 10.11.2023 19:35
<立ち位置精度という考え方+まとめ編> ●立ち位置の精度を上げることで、上達条件を整えることができる。 ●それは多忙な現代人において、やるべきことには必要十分な時間と労力を割き、脱線する可能性は排除して、必要な無駄と、不要な無駄を区別する・・・など本気の人ほど、楽して取り組み成果を上げる方法論として、立回り精度の向上は有効である。 ●重層的に重なった立ち位置を、一つの軸で貫くイメージだが、実際は四次元座...
アクションと立ち位置04:時代考証ではない 09.11.2023 16:20
<時代考証ではない> ●アクション表現において、写実性の追及は必須ではない。 ●そもそも、写実度の加減は作品の性質が決めるものである。 ●特に格闘表現において、本物でなくてはいけないというレベルでの写実性の要求があるとすれば、それは時代考証に限りなく近いものである。 ●したがって作品の性質が、それを要求するものであるならば写実に徹する必要はあるが、そうでない娯楽作品の場合は写実性へのこだわりは、むしろクリ...
アクションと立ち位置03:ゴール設定 08.11.2023 12:18
<ゴール設定> ●通常の立ち位置が水平方向へ展開するものであるとしたら、ゴール設定とは、垂直方向に展開する立ち位置といえる。 ●まず技術目標については、最も遠いところ=アクションスター級が全ての人に正しい設定。 ●その上で自分のスタンスを決める。 ●ガチでアクションスターを目指すのもよし。また、いざアクション映画という時のために備えるのもいいだろう。 ●他にも俳優パフォーマンスを高めるため、健康維持のため・...
アクションと立ち位置02:立ち位置と近隣分野 07.11.2023 13:57
<立ち位置と近隣分野> ●まずは、アクションというフィールドに、しっかりと両足で立つこと。これが基本。 ●打撃系武道や器械体操などのアクロバット系運動など、アクション近隣の分野出身者は、立ち位置を完全シフトしないと上達しない。 ●それは逆にブレーキとなって足を引っ張ることになりかねないので、立ち位置の完全シフトができないのなら、安易にアクションに参入しない方がいい。 ●それ以外でも、学生だから学業や行事が...
アクションと立ち位置01:上達環境の最適化 06.11.2023 8:26
<上達環境の最適化> ●立ち位置は一つではないので、細分化して考えなければならない。 ●立ち位置の精度を上げることが、上達環境を最適化することになる。 ●上達環境とは、具体的な練習内容とは別に、上達についてより脱線することなく、無駄のない道を歩むための環境のことである。 ●またそれは、物理的空間性だけでなく、マインドセットなどの情報的・心理的要素も含まれ、これもまた強い影響を及ぼす。 ●1)立ち位置と近隣分...
アクション表現心得の条_05:自分自身を表現すること+まとめ編 03.11.2023 14:53
<自分自身を表現すること+まとめ編> ●自分だけの形を持つこと。 ●それがワンパターンではなく、毎回発明的であること。=型にはまらないことでもある。 ●この境目が難しいが、日本人は得意とするところであり、そこを工夫するのがアクション表現と考えるべき。 ●役柄に合わせた、役作りの一環としての形・スタイルは、なぜか面白くない=それは悪役の方法論。 ●自分自身を表現することは、金太郎飴的側面と、常に変化する側面の...
アクション表現心得の条_04:様式美が基本 02.11.2023 12:48
<様式美が基本> ●美しい形を作ることが基本 ●リアルな泥臭い動きは、練習にならない。 ●既存武術などへの依存がダメなのは、形を作ることを、その流派に依存しているから。 ●形を作ることは、立回りの本質をマスターするのに不可欠。 ●その上で崩すから、写実的な泥臭さでも表現になる。=楷書と草書の関係。 ●様式美の否定は、それができないから。できない人が、リアリティや実在武術などにこだわる=できないことのカモフラー...
アクション表現心得の条_03:時代考証的発想からの脱却 01.11.2023 12:44
<時代考証的発想からの脱却> ●アクションとは、時代考証ではない=実在技術の再現ではない。 ●だから既存技術=例えば武道・格闘技、また器械体操やパルクールなどを習ったところで、それしかできないのは単なる付け焼き刃でしかない。 ●プロにやらせてもらっているポジションがあるからこそ、それが有効に見えるだけ。 ●無空構造を知らない=アクション・キャピタル不在だから、本質が見えないし、知らない。 ●だから既存技術に...
アクション表現心得の条02:立ち位置問題 31.10.2023 16:34
<立ち位置問題> ●立ち位置が重要=アクションのフィールドにしっかり両足で立つことが、上達の必須条件。それ無くしてアクションスターはあり得ない。 ●中庸であること。=技術や表現に偏りがないこと。 ●アクションスター級であること。 ●そこに表現が最大値となる場がある。 ●偏りのある位置では、要求される表現も限定的となる。 ●俳優にとって、アクションの修練は表現可能領域の最大化を目的とすることで、コストパフォーマ...
アクション表現心得の条01:イントロ編・プロと素人 30.10.2023 13:02
<イントロ編・プロと素人> ●プロと、ど素人が混在してしまう理由 ●達人か?素人レベルか?どちらかしか生まれないのが無空構造。 ●これを知った上で、無空構造を生かしつつ、その長所だけを安定させ、短所に陥らないための工夫を施す。これがアクションを生かす道である。 ●つまり無空への自覚と、プラスの価値だけを生み出す脱線しないための工夫無くしては、真の意味でアクションのマスターはあり得ない。 そんな話をしていま...
アクション習得心得の条05:立回りアクション+まとめ編 27.10.2023 15:06
<立回りアクション+まとめ編> ●立回り/殺陣と、アクションの違い ・立回り/殺陣は、格闘を表現するための技法であり、実在技術の導入や再現ではない、表現としての効果を最大化する方法論として成熟した文化を確立した独自性を持っている。 ・アクションとは、言わば身体能力の高さによる対応能力であるから、本来は独自の技術性を持たない。全てが現場での即時対応として、結果オーライ的に処理されてきた。その中で多用...
アクション習得心得の条04:立回りと殺陣文化 26.10.2023 14:01
<立回りと殺陣文化> ●アクション以前の文化的背景 ・アクション以前のアクション的役割は、立回り/殺陣が担っていた。 ・立回り/殺陣の正確な定義は為されていない。明治以前は、多勢を動かす闘争を殺陣、一対一の振り付けが立回りと呼ばれていた。明治以降は混同されて使われるようになった。 ●立回り/殺陣を定義する ・どちらにも共通するのは、振り付けという意味である。それが視点の違いで、二つの名称として残さ...
アクション習得心得の条03:アクションの定義 25.10.2023 15:17
後日掲載いたします。
アクション習得心得の条02:簡易アクション史 24.10.2023 10:52
<簡易アクション史> ●<プレ・アクション段階> ・黎明期・・・サイレント映画時代、身体能力の高い俳優の自作自演により、コメディーとして身体運動を見世物化する作品が多数作られた。 ・トーキー映画時代に入り、欧米では危険なシーンなどに吹替えを使うようになった。 → 俳優とスタントマンの分業 ・日本では、サイレント時代から、チャンバラ映画が量産され、歌舞伎で確立された立回り技術が、映画の中でさらに発展し...
アクション習得心得の条01:イントロ編 23.10.2023 10:10
<イントロ編> ●アクション習得心得の条とは何か? ●これからの時代、アクションに取り組むのなら、まずはその全貌を知らなくてはならない。それがアクション習得心得の条である。 ●なぜなら、正しいアクションとは何か、自分で判断できるようになるためには、アクションとは何か?についての基礎知識が不可欠だからである。 ●それくらい現代においては、フェイクがまかり通っている。 ●実例としては、演劇系の専門学校で、高額な...
アクションと分割意識05:重層性空間+まとめ編 20.10.2023 15:52
<重層性空間+まとめ編> ●一般概念としての表現空間論。 ●分割意識空間論の上位概念。 ●重層性空間 ・被鑑賞空間=見ている側から認識される空間 ・実体空間=やっている側が捉えている、観客からは認識されない領域も含めた空間。 ・脳内仮想空間=演じているフィクションの世界に高い臨場感を感じ、見えている世界=変性意識状態の世界は別物として、今回は扱わない。 ●被鑑賞空間と実体空間の違いは、美術館の展示を例...
アクションと分割意識04:光と影 19.10.2023 13:52
<光と影> ●サンリット・アクション=虚像態の技術性 ●シャドー・アクション=実像態の技術性 ●こちらもアクション概念。 ●表層体・深層体の定義に違い=相当するもの。 ・表層体=サンリット・アクション=視覚的印象を整える系の技術性。 ・深層体=シャドー・アクション=見る側からは視覚的に認識されない、不可視のレ ・ベルでの操作を行って表現全体を成立させる類の技術性。 そんな話をしています。
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