石田憲一

REAM アクションと立回り

アクションと立回りについてのお話をします。

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石田憲一

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Jul 3, 2026

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Episodes

アクション五輪書03:演技論 27.12.2023

<演技論> ●演技も格闘表現としてのアクションも、共通点は(特に映画の場合)振付けの遂行が要求されるということである。そのことを理解していれば、何のことを言っているか、容易にわかるはずだ。 ●彼のいう「本能と制御の調和」の、本能とはありのままに自然に(振付けに囚われず)動くこと。そして制御とは振付けを忠実に遂行することを指している。 ●本能を極端にすれば、振付けを無視した無茶苦茶な動きになる。これを非科...

アクション五輪書02:身体表現 26.12.2023

<身体表現> ●彼が教えているのは/俳優たちが学びたがっているのは、動きを通して自分自身を表現すること。 ●それが「戦闘的な形で、人間の身体を表現する技術」=この場合のアートは技術ではなく芸術と訳していいのではないか。 ●つまり “in combative form, the art of expressing the human body” とは、「格闘による身体表現」という意味であり、それはまさにアクション(立回りアクション)ということになる。 ● → 1)俳優...

アクション五輪書01:マーシャルアート 25.12.2023

ロスト・インタビューをアクションの五輪書として読む <マーシャルアート> ●イントロ  ・なぜ分かりづらいか?  ・結論:ネタバラシ的言いづらさを回避するために、曖昧さを最大限発揮して暗号的に解読のヒントを散りばめながらも、凄そうに思わせるようなツッコミ回避的発言を選択しているから。  ・=ある意味高度だが、一聴しただけでは何を言っているかよくわからない。全てはアクションについての発言であるとして捉える...

続アクションって何ですか05:アクションとマジックトリック 22.12.2023

<アクションとマジック・トリック> ●アクションとは何か?一口に言えないその理由は、それがアクション表現におけるマジック・トリックに関わっているから。 ●=タネをバラすわけにはいかない。 ●=またその秘密が、やっている当人たちにもわかられていない。 ●高度な身体運動による表現に説明的な動作や、動作そのものへの説明的加工を加えることによって、凄さや面白さを倍増させることで観客にカタルシスや、ストーリー的満足...

続アクションって何ですか04:演技との関係 21.12.2023

<演技との関係> ●演技とアクションをあえて分けて考えてみる。 ●この場合のアクションは、高度身体能力対応とする。 ●二つの集合の重なりが、演劇的トリック性、または身体表現性なのか? ●演技と具体的な運動の重なりにあるもの、それが説明的描写。 ●ただしそれを高度な身体運動と併用するには、高い身体能力が必要であり、厳密には演技力だけでは不十分である。 ●説明の必要性とは、ストーリー(の味わい)に対する臨場感を上...

続アクションって何ですか03:ブルースリーの考え 20.12.2023

<ブルースリーの考え> ●スタイルを信じない ●流派の再現は、自分自身を表現することにならないばかりか、それを抑制する。 ●流派を否定しつつ、高いパフォーマンスを得るためには、ハードに練習するしかない。=独自性・独自形態の困難さについて ●自己表現、自分のスタイルにこだわるのは、アクションだから。それが流派の否定につながっている。 ●ブルースの言説は、マーシャルアーツについて語りながらアクションについて語り...

続アクションって何ですか02:言いづらさの要因 19.12.2023

<言いづらさの要因> ●=種明かしと、権威のないやり方に二の足を踏む。→金曜日 ●ハッタリをかませたい、その心情。 ●凄くないわけではないが、凄さを説明しにくい。 ●一人ではできないところにジレンマと同時に、その本質があるのだが。 =一人で表現できることは、デモンストレーションであり、アクションではない。 ●デモンストレーション巧者が、アクション巧者とは限らない、その理由。 ●相手あってのアクション。ただしそれ...

続アクションって何ですか01:イントロ編 18.12.2023

<イントロ編> ●戦術的アクションからの示唆=圧倒的に何かが足りない。  ・それは見ていることへの満足感であり  ・アクションらしさであり  ・表現に対するデータ不足 ●説明のシュミレーションから分かったこと。  ・そこには言いづらくなる要因があった。→火曜日 ●究極的には、素人に絡むのはアクションではないという考え。それはやらせてあげること。 そんな話をしています。

アクションって何ですか05:表現技術論+まとめ編 15.12.2023

<表現技術論+まとめ編> ●アクションの表現技術としての専門性は何なのか。 ●その答えの一つが、二種類の動作のハイブリッドであること。 ●自動車なら、電気とガソリン。それに相当するのが、具体動作と説明動作。 ●具体動作とは、表現として行われるフィクション空間の中で、目的を持って行われる動作のこと。これは普通に、格闘シーンにおけるパンチやキックなどを想定すればよい。 ●それに対して、説明動作とは今演者が何をや...

アクションって何ですか04:生み出す力 14.12.2023

<生み出す力> ●習得した武道の動きや、アクロバットの技を映画の中で披露することがアクションなのではない。  ・それはすでにあるものを再現/再生しているだけであり、一見それが成立しているように思えるのは、表現として成立するようにプロにやらせてもらっているから。  ・つまりある分野の専門家だけでは、アクションとして成立しないことからも、それだけではアクションでないのは明らか。 ●そうではなくて、新しい未知...

アクションって何ですか03:やさしい定義 13.12.2023

<やさしい定義> ●セリフや仕草よりも、運動による表現の比率や重要性が高いシーンをアクション・シーンといい、それを見せ場にした映画をアクション映画という。 ●そこから転じて、アクション・シーンの中で多用される高度な身体運動をアクションと呼ぶようになった。 ●アクション映画の中で行われる、非日常的な身体運動が、転じてアクションと呼ばれるようになった。 ●今日のまとめ:アクション映画の中で行われる高度な身体運...

アクションって何ですか02:前提条件 12.12.2023

<前提条件> ●アクションとは俳優が行うもの。  ・従って俳優以外の人が行うのは、アクションではない。 ●アクションとは、俳優本人が行うもの。  ・従って、吹き替えを使ったらアクションではない。 ●今日のまとめ:アクションとは、俳優本人が行うものである。同じようなことでも俳優以外の人ではアクションと呼ばない。また吹替えの使用が前提となるものもアクションとは言えない。 そんな話をしています。

アクションって何ですか01:説明に困るアクション 11.12.2023

<説明に困るアクション> ●怪しいと思われる理由。 ●説明しないから、余計怪しがられる。 そんな話をしています。

アクション表現戦略05:戦略と具体技術+まとめ編 08.12.2023

<戦略と具体技術+まとめ編> ●究極の極意は、無空中枢理論に基づいた、瞬間即興的対応力であるハイパー・フィーリング対応(仮)を身に付けることにある。  ・フィーリング対応=即興的対応能力  ・ハイパー・フィーリング対応=即興的創作表現としての対応能力 ●しかしそうなると、アクション表現戦略に具体的な技術がないような誤解を招くかもしれない。 ●確かに具体的技術は戦術なので、戦略中心の練習では、具体的な技や動...

アクション表現戦略04:戦略と身体能力 07.12.2023

<戦略と身体能力> ●戦略とは、技術性であり、身体操作法が中心である。 ●戦術とは、身体能力の向上がメインである。 ●一般的には、身体能力の向上を真っ先に行うことが多い。特に基礎体力の強化は必須である。その意味は、過激な運動に耐えうる肉体を先に獲得してから、それに合わせて激しい運動を行うというアプローチを取るからだ。 ●別の意味では、プロレベルの肉体訓練に耐えられない者はふるいにかけるということも多々ある...

アクション表現戦略03:戦術について 06.12.2023

<戦術について> ●アクションにおける表現戦術とは、WHAT=何をやるか、である。 ●身体能力が高いと、やることそれ自体に夢中になってしまい、動きの追及に向かう傾向が強い。 ●それは裏返せば、表現への意識が希薄になることを意味する。すなわち戦略面の軽視につながるわけだ。 ●これは運動量の多いもの、難易度の高いものを重視する、身体能力高い系の習性なので、かなり意識しなくては、回避することは難しい。 ●ここに俳優が...

アクション表現戦略02:なぜHOWが戦略か 05.12.2023

<なぜHOWが戦略か> ●なぜHOWが戦略かというと、それは表現の根本に働きかけるからである。根本だから、その良し悪しは全ての表現に影響を及ぼすからこそ、何をやるかにこだわっても、根本が間違っていれば、または未熟であれば、表現がよくなることはない。だから戦略が先なのである。 ●アクションの中心は、なんといっても高度化された身体運動であるため、高い身体能力を持つ方が優位であることは間違いない。 ●平たく言えば、...

アクション表現戦略01:戦略とは何か 04.12.2023

<戦略とは何か> ●戦略とは軍事用語。 ●それがビジネス用語として転用されている。 ●わかりやすい定義は、「勝つために行う、有限なリソースの配分方法」。 ●アクションに置き換えると、「どうやるか」=HOWが戦略。「何をやるか」=WHATが戦術である。 ●今回は、俳優にとってのアクションの表現戦略について掘り下げる。 そんな話をしています。

アクションの美学05:美学としてのアクション+まとめ編 01.12.2023

<美学としてのアクション+まとめ編> ●表現としての美学  ・写実主義的表現と形式主義的表現の共存、激しさとカッコよさの共存。  ・特に映像作品においては、写実主義的表現に偏りがちであり、またその方が実はやりやすかったりする。それは演技との親和性が高いということもある。しかしそういった要求に対して、形式主義的表現としてのカッコよさをどうやって取り入れるか、どの程度取り入れるか、ということに対するこだわ...

アクションの美学04:運動構造 30.11.2023

<運動構造> ●運動構造としての相反共存性の存在。 ●実は、アクション表現の隠れた特徴が、運動構造としての相反共存なのだ。 ●その理由は、減り張り、緩急といった動作の流れに変化をつけることで、見世物としての効果を最大化する技法に、運動構造の相反共存が深く関わっているからである。 ●運動構造の相反共存例:  ・運動量の相殺/解放/伝達の連続性からの瞬時の切り替え要求  ・=急停止・急発進の連続など。  ・=(...

アクションの美学03:殺陣と立回り 29.11.2023

<殺陣と立回り> ●殺陣と立回りという用語、概念が残っていることからも、チャンバラ内に相反共存性が内包されていたということがわかる。 ●チャンバラにおける「手」=振り付けに対して、カラミ側の動作〜役割の「殺陣」と、シン側の動作〜役割の「立回り」という二つの概念が共存することで成立しているのが日本型格闘表現として完成された「立回り:殺陣」である。 ●視点で現すなら、外側から内側に向いた視点のベクトルが殺陣...

アクションの美学02:相反共存性 28.11.2023

<相反共存性> ●相反共存(または異種共存)とは何か。 ●=相反するものが、共存している状態。ただしアクションの場合は、必ずしも完全に相反しているとは言い難いケースもあるので、広義においては異種共存としてもよい。 ●相反共存を特別扱いするのは、その実現が困難だからである。アクションにおける様々な相反する要素を共存させることは、それぞれが打ち消しあったり、また一方に偏ったりするなど、なかなか両立的に双方を...

アクションの美学01:不可能性への挑戦、再び 27.11.2023

<不可能性への挑戦、再び> ●アクション映画の中の主人公=アクション・ヒーローと、それを演じるアクション俳優の共通点とは何か?そんなものがあるのか? ●その共通点こそが、不可能性への挑戦であった。 ●ヒーローの場合、例えば強大な敵に一人で立ち向かうという不可能性への挑戦が、作品テーマというのが基本形である。 ●では、それを演じるアクション俳優にとっての不可能性への挑戦とは? ●それが相反共存性である。 ●その...

アクションと二律背反05:不可能性への挑戦+まとめ編 24.11.2023

<不可能性への挑戦+まとめ編> ●結局アクションには、あっち立てれば、こっち立たずという要因が、随所に見られる。これをアクションのジレンマという。 ●このジレンマを乗り越えようとする姿勢そのものが、本質的にアクション映画の主人公の姿勢と重なるところから、アクションに取り組む者=リアル・アクション・マスターにとっては必須の姿勢=アティチュードとなる。 ●すなわちこれに挑み続ける姿勢を持ち続けることが、アク...

アクションと二律背反04:ナチュラルとアンナチュラル 23.11.2023

<ナチュラルとアンナチュラル> ●ナチュラルとは?  ・練習・稽古などが、そのジャンルの実演や、実演運動の繰り返し中心に位置付けられており、そのほかの補助練習などを必要としないものをナチュラルという。  ・武術や伝統芸能、演奏などはナチュラルである。 ●アンナチュラルとは?  ・基本的な技術練習や、模擬練習以外に、ジャンル特定の運動以外の補助的なトレーニングを必要とするものをアンナチュラルという。  ・ス...

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