石田憲一

REAM アクションと立回り

アクションと立回りについてのお話をします。

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石田憲一

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Jul 3, 2026

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Episodes

アクション経済学05:構造的誤認 03.07.2026

構造的誤認 ジャッキーのアプローチの本質(リーのカウンターとしての自覚的なデフレ)を、後世のクリエイターたちが都合よく、かつ致命的に誤認した。 ジャッキーの成功を表面だけなぞった後人たち、すなわちノン・スター級のスタントマンや、スタントマン出身のアクション監督たちは、以下のような安直な思考の罠に陥った。 「手数を増やし、スタントを過激にすればするほど、映像はもっと凄くなるはずだ」 この哲学なき加速主義...

アクション経済学04:戦略的デフレ 02.07.2026

戦略的デフレ ジャッキーが敢行したのは、パラメーターを真逆の「表現のデフレ」方向へと意図的にシフトさせるという、天才的な戦略的撤退(カウンター)であった。 ジャッキーは、リーがインフレ化させた「一撃」を解体し、あえて手数を過剰に増やし、痛覚をユーモアへと変換し、周囲の小道具を巻き込む運動の連鎖へと表現をスライドさせた。これは、リーの「孤高の美(インフレ)」とは絶対に比較されない領域で観客を陶酔させる...

アクション経済学03:表現のインフレ 01.07.2026

表現のインフレ アクション表現におけるインフレとは、「『手数』という流通する通貨(記号)を極限まで引き算しているのに、そこから立ち昇る『身体そのものの価値(情動・アトモスフィア)』が天変地異のように跳ね上がっている状態」を指す。 手数の最小化 ➔ 価値の最大化 : 流通する「手数」はたったの「1」。しかし、その「1」に込められた解剖学的スピードや、「様のよさ(プレゼンス)」があまりにも高密度であるため、観...

アクション経済学02:表現のデフレ 30.06.2026

表現のデフレ アクション表現におけるデフレとは、「安全な技術(通貨)が大量に市場に回り、身体そのものが持つ固有の価値(モノの価値)がタダ同然にまで下落してしまった状態」 高度な身体操法から立ち昇る「アトモスフィア(空気感)」 や 「プレゼンス(実存感)」。そこには、一瞬の構えだけで空間を支配する「密度の高さ」が存在した。 しかし、その技術伝承に失敗し、単に泥臭く動くだけの暴力を「リアリティ」と言い換え...

アクション経済学01:経済学的な比喩 29.06.2026

経済学的な比喩 経済学のデフレが「通貨の価値が上がり、モノの価値が下がる」こと 経済学のインフレ(インフレーション)が「通貨が安くなり、モノの価値が跳ね上がること」 この二つをベースに、アクションにおける「表現のデフレ」と、「表現のインフレ」を中心に解説する。 そんな話をしています。 #アクション #立ち回り #殺陣 #チャンバラ #殺陣・アクション教室 #立回り

アクションとSelf-destruction 05:Self-destruction 28.06.2026

Self-destruction そしてアクションは自滅する そんな話をしています。

アクションとSelf-destruction 04:アンバランス 26.06.2026

アンバランス ヒーローと自力アクロバット そんな話をしています。 #アクション #立ち回り #殺陣 #チャンバラ #殺陣・アクション教室 #立回り

アクションとSelf-destruction 03:シュレッド 25.06.2026

シュレッド =刻むということ。=偽装すること。o そんな話をしています。 #アクション #立ち回り #殺陣 #チャンバラ #殺陣・アクション教室 #立回り

アクションとSelf-destruction 02:借り物 24.06.2026

借り物 一番ダメなのが借り物アクション。 しかもベテランの 借り物がダメな理由=自分の表現に自信がないから借りてくる=だったらやるな。 権威主義もダメ=有名人を連れてくるなど そんな話をしています。 #アクション #立ち回り #殺陣 #チャンバラ #殺陣・アクション教室 #立回り

アクションとSelf-destruction 01:傾向分析 23.06.2026

傾向分析 理論的アクションと実感アクション 間違いではないが正しくもない。 手数の消費アクション 設定より演者がやりたいこと優先 そんな話をしています。 #アクション #立ち回り #殺陣 #チャンバラ #殺陣・アクション教室 #立回り

アクション二元論05:デモとスタント 19.06.2026

デモとスタント デモンストレーションとは、型の演武に代表される、一人でできるパフォーマンスゆえ、そのままではアクションではない スタントは、非アクション的シチュエーションにおけるものや、他者の吹き替えはアクションに含まれない 同様に悪役、やられ役の無様なスタントも同様 主人公による自己顕現に基づく自己表現として、カッコよさという付加価値を加えることで、アクションに昇格する 以上、条件づけによってアクシ...

アクション二元論04:サブアクション 18.06.2026

サブアクション アクション完成期以前、先発なのがサブアクション 条件を満たすことによってアクション表現に昇格するもの 本来は一人でできないものがアクションだが、条件を満たすとアクション表現に昇格すると考えるべき 1)自己顕現に基づく自己表現として行われること 2)カッコよさという姿勢形態などの付加価値を加えること そんな話をしています。 #アクション #立ち回り #殺陣 #チャンバラ #殺陣・アクション教室 #立回...

アクション二元論03:顕現と表現 17.06.2026

顕現と表現 自己顕現とは、単純化するなら、体から発散される強烈な自己主張 自己表現とは、自分の表現を作品として、オリジナルのパフォーマンスとして身体表出すること。 そんな話をしています。 #アクション #立ち回り #殺陣 #チャンバラ #殺陣・アクション教室 #立回り

アクション二元論01:二元論とは 16.06.2026

メインアクション 徒手格闘表演 アクション完成期においては、後発なのが格闘表演 本来は一人でできないものがアクション そんな話をしています。 #アクション #立ち回り #殺陣 #チャンバラ #殺陣・アクション教室 #立回り

アクション二元論01:二元論とは 15.06.2026

二元論とは アクション完成期の最終段階を徒手格闘表演レイヤーとする =その段階からアクションの定義、基準を明確化する メインアクション=主流となる定義に準じたアクション表現 サブアクション=条件を満たすことによってアクション表現に昇格するもの そんな話をしています。 #アクション #立ち回り #殺陣 #チャンバラ #殺陣・アクション教室 #立回り

アクションとFactors05:非分離性の本質 12.06.2026

非分離性の本質 「システム」「メソッド」との並びが美しい The System (体系:全体を網羅する構造) The Method (方法:具体的なアプローチ・手順) The Factors (要因:演技を成立させる不可分の要素たち) 並べたときに、これまでの演技史になかった「科学的・分析的アプローチ」の匂いがして、非常にインテリジェンスを感じる。 「非分離性(Inseparability)」の本質を突いている 「Factor(因数・要因)」という言葉は、...

アクションとFactors04:第三次階層 11.06.2026

第三次階層 身体性技術核の分類階層。 基本的な身体操法、それに対する意味の付加、見世物的パフォーマンスという三層構造。 特に1と2は、アクション表現がそのまま演技に生かされる接点領域となる。ある意味身体能力と演技力の両立が要求されるという意味では肝。 1. 基底写実技法核(Foundational Realist Technique Nucleus) 現実世界の身体動作を基盤とし、観客に 信憑性(credibility)と身体的リアリティ を提供する基礎...

アクションとFactors03:第二次階層 10.06.2026

第二次階層 潜在統合技術層を構成する二つの階層。演者の身体技法と、それ以外の技術要素の二つ。この階層でも、非対称的非分離性が成立している。 拡張環境技術圏(Extended Environmental Technological Sphere) 演出、照明、音響、空間設計、投影機器、装置、衣装、メイクなど、演者以外の技術要素群。 身体性技術核(Corporeal Technique Nucleus): 演者が直接的に制御・体現する身体技法の総体。 三層構造となっている。...

アクションとFactors02:第一次階層 09.06.2026

第一次階層 顕在技術層と潜在統合技術層が非対称で非分離であるというところが、ファクターズの根幹となっている。 顕在技術層 (Manifest Technological Layer) 観客に直接的に知覚される視覚・聴覚的な最終的な表現効果の総体=鑑賞する対象。 観客は、そこで見えていることが、仮想空間の中での事実であると思うことで臨場感が上がり鑑賞が成立する。 例:アクションの場合、そこで見ることのできる技、動きの良し悪しが、アク...

アクションとFactors01:ファクターズとは 08.06.2026

ファクターズとは 「写実基底型表演技術の非対称的非分離性モデル」の通称名 写実表演の要因:Factors in Realistic Performance から命名。 F oundational  A symmetric  C o-relation of  T echniques in  O rganic  R ealist  S tructure(有機的写実構造における技術の基底的・非対称的相互関係モデル) 写実基底型表演技術とは、身体による表現によって具体的な事象を鑑賞者に伝える技術性のこと。 その表現の成立が、二階層...

アクション演技論05: 身体性技術核 05.06.2026

身体性技術核 身体性技術核の三相構造 1. 基底写実技法核 (Foundational Realist Technique Nucleus) 現実世界の身体動作を基盤とし、観客に信憑性(credibility)と身体的リアリティを提供する基礎技法群。すべての表現のアンカー(土台)として機能する。 日常写実技法 :日常動作の自然な再現(呼吸・重心移動・視線・筋緊張の制御など)。 具体事例(日常写実):椅子への自然な座り方、会話時の視線移動、疲労時の肩の落ち...

アクション演技論04:潜在統合技術層 04.06.2026

潜在統合技術層 潜在統合技術層の内部構成 拡張環境技術圏 (Extended Environmental Technological Sphere) 演出、照明、音響、空間設計、投影機器、装置、衣装、メイクなど、演者以外の技術要素群。 身体性技術核 (Corporeal Technique Nucleus) 演者が直接的に制御・体現する身体技法の総体。本モデルの核心。 そんな話をしています。 #アクション #立ち回り #殺陣 #チャンバラ #殺陣・アクション教室 #立回り

アクション演技論03:二層構造 03.06.2026

二層構造 顕在技術層 (Manifest Technological Layer) 観客に直接的に知覚される視覚・聴覚的な最終的な表現効果の総体(現象面)。 潜在統合技術層 (Latent Integrative Technological Layer) 顕在技術層を支え・生成する不可視の連動領域。ここに技術の非対称的非分離性の主たる発生基盤が存在する。 そんな話をしています。 #アクション #立ち回り #殺陣 #チャンバラ #殺陣・アクション教室 #立回り

アクション演技論02:非対称的非分離性 02.06.2026

非対称的非分離性 写実基底型表演技術の非対称的非分離性モデル 演者を中心とした表演芸術において、身体技術と外部技術(演出・装置など)が不可分に連動しつつ、非対称的な影響関係を持つ現象を「技術の非対称的非分離性(Asymmetric Inseparability of Technology)」と呼ぶ。 本モデルはこの現象を写実を基底とした身体技法の観点から体系化したもので、舞台演劇を中心に、舞踏・伝統芸能・アクション表現など幅広い表演芸術に...

アクション演技論01:なぜ演技論か? 01.06.2026

なぜ演技論か? アクション表現の真の姿を炙り出すなら、それは演技論と切り離すことができない。 演技論に対応しないアクション技術やメソッドは、所詮ごっこ遊びに過ぎない。 そこでアクション独自の演技論が必要となる。 そんな話をしています。 #アクション #立ち回り #殺陣 #チャンバラ #殺陣・アクション教室 #立回り

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