忽那賢志

くつ王レディオ

Health JA ↓ 468 episodes

くつ王が読んだ感染症に関する論文をNotebookLMで音声にしてそれを垂れ流すという画期的な省エネポッドキャストです

Author

忽那賢志

Category

Health

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Nov 10, 2025

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Episodes

くつ王レディオ最終回 10.11.2025

「くつ王レディオ」 というラジオ番組の最終回における、パーソナリティのくつ王とAIナレーターによるやりとりを収録しています。番組は今回で終了となりますが、これは「終わり」ではなく「始まり」であると説明されています。感染症や論文解説といった番組で扱ってきたテーマは、今後は YouTubeチャンネル「くつ王アカデミア」 にプラットフォームを移し、映像付きで継続されることが発表されました。この新しい試みでは、スライ...

レビュー:コレラを深掘り 歴史、最新治療、耐性菌、そして2030年撲滅への道筋 Lancet 09.11.2025

元の論文:Cholera Citation:Lancet. 2022;399:1429–1440 論文の要約 このセミナー論文は、コレラの歴史、病原体、臨床像、診断、治療、予防について最新の知見を総合的に整理しています。 ◯ 病原体と病態 コレラはトキシン産生性 Vibrio cholerae O1またはO139により引き起こされます。小腸に定着した菌がコレラ毒素を分泌し、cAMPを介したイオン分泌亢進により大量の水様性下痢を引き起こします。感染経路は汚染された水や食物...

レビュー:ワンヘルスで迫るAMR危機:抗菌薬の未来を救う適正使用支援の最前線と課題 Nature Reviews Microbiology 08.11.2025

元の論文:Antimicrobial stewardship from a One Health perspective Citation:Nat Rev Microbiol. 2025;23:xxx–xxx 論文の要約 このレビューは、抗菌薬適正使用(AMS)を人・動物・環境を包括する「One Health」の枠組みから再評価し、持続可能なプログラムの要素を整理したものです。 ◯ 背景と課題 抗菌薬の乱用・過用が耐性菌(AMR)の世界的拡大を加速させており、南アジア、ラテンアメリカ、アフリカでの高齢者を中心に負担...

レビュー:HPVワクチン Diagnostics 07.11.2025

元の論文:Updates on HPV Vaccination Citation:Diagnostics. 2023;13:243 論文の要約 このレビューは、HPVワクチンの歴史、科学的背景、効果、安全性、そして世界的な導入状況と課題を整理しています。 ◯ 背景 HPVは世界で最も一般的な性感染症であり、子宮頸がんをはじめとする多くのがんの原因となります。特にHPV16と18は子宮頸がんの約70%を引き起こします。 ◯ ワクチンの種類 ガーダシル(4価、2006年承認):HPV6, 11, 1...

レビュー:市中肺炎 身近な病の深層と、長期的な健康リスクへの挑戦 NEJM 06.11.2025

元の論文:Community-Acquired Pneumonia Citation:N Engl J Med. 2023;389:632–641 論文の要約 この総説は、市中肺炎(Community-Acquired Pneumonia: CAP)の診断、治療、予防に関する最新の知見を整理しています。 ◯ 疫学とリスク 市中肺炎は米国で毎年約600万例報告され、入院や死亡の主要原因です。高齢、慢性肺疾患、心疾患、糖尿病、栄養不良、喫煙、アルコール多飲などがリスク要因です。 ◯ 病態と原因微生物 肺炎は微小...

レビュー:「黄色ブドウ球菌菌血症」の深層 あなたと医療現場が知るべき診断・治療・予防の全て JAMA 05.11.2025

元の論文:Management of Staphylococcus aureus Bacteremia: A Review Citation:JAMA. 2025;334(9):798–808. doi:10.1001/jama.2025.4288 論文の要約 この総説は、黄色ブドウ球菌による菌血症(Staphylococcus aureus bacteremia, SAB)について、診断から治療まで最新のエビデンスをまとめています。 ◯ 世界的に重要な感染症です S. aureus 菌血症は世界で年間30万人の死亡を引き起こし、致死率は15〜30%とされています。特に...

レビュー:そのペニシリンアレルギー、実はウソかも?「レッテル剥がし」で最適な医療と未来を守る Allergy 04.11.2025

元の論文:The challenge of de-labeling penicillin allergy Citation:Allergy. 2020;75(2):273–288. doi:10.1111/all.13848 論文の要約 このレビューは、「ペニシリンアレルギー」と診断された人が多いものの、実際には誤ったラベルであることが多く、それが医療にもたらす悪影響とその解消(de-labeling)の必要性について、わかりやすく整理しています。 ◯「ペニシリンアレルギー」と記されている人は思ったより多いです 世界...

ペニシリンアレルギーの真実?日本の研究が明かす「デラベリング」の可能性と治療を変える未来 Journal of Infection and Chemotherapy 04.11.2025

元の論文:Retrospective study on penicillin allergy delabeling and evaluation of an antibiotic allergy assessment tool Citation:J Infect Chemother. 2025;31:102526. doi:10.1016/j.jiac.2024.09.015 論文の要約 この研究は、聖路加国際病院で「ペニシリンアレルギー」と記録されていた患者について、実際にどのくらいの人が誤ってラベル付けされていたか、また「Antibiotic Allergy Assessment Tool(AAAT)」という評...

思い込みにご用心!実は9割が勘違い?ペニシリンアレルギーの誤解を解き、最適な治療へ導く驚きの方法 CID 04.11.2025

元の論文:The Penicillin Allergy Delabeling Program: A Multicenter Whole-of-Hospital Health Services Intervention and Comparative Effectiveness Study Citation:Clin Infect Dis. 2021 Aug 2;73(3):487–496. doi:10.1093/cid/ciaa653 PubMed 論文の要約 この研究では、入院患者において「ペニシリンアレルギー」と記録されているものの、実際にはその可能性が低い方々を対象に、全病院規模でラベル解除(delabeling)プ...

レビュー:ジカ熱の隠れた脅威 沈静化の裏に潜む「見えない敵」と、今なすべき対策 Lancet 03.11.2025

Zika virus: advancing a priority research agenda for preparedness and response Citation Lancet Infect Dis. 2025 Jul;25(7):e390–e401. doi:10.1016/S1473-3099(24)00794-1 概要 2015–16年の流行を踏まえ、Zikaウイルスに対する診断、病態解明、サーベイランス、研究基盤、ベクター対策の優先研究課題を提示。流行後に監視体制が弱体化している点、妊婦と胎児影響に関する知見不足、検体・データ不足が大きな課題。診断技術...

アメリカ侵襲性GAS感染症の10年:社会格差が生む「人食いバクテリア」急増の真実と薬剤耐性の危機 JAMA 03.11.2025

元の論文:Invasive Group A Streptococcal Infections in 10 US States Citation:JAMA. 2025;333(17):1498–1507 論文の要約 この研究は、米国10州における侵襲性A群レンサ球菌(GAS)感染症の発生動向を2013〜2022年の10年間にわたり解析したものです。 ◯ 発生状況 21,312例が確認され、1,981人が死亡。致死率は約9%。 発生率は2013年の人口10万人あたり3.6件から2022年には8.2件に増加。 最も高い発生率は65歳以上であったが、...

レビュー:免疫チェックポイント阻害は感染症の特効薬か?マラリア、HIV、肝炎、結核への応用の光と影 Nature Reviews Microbiology 02.11.2025

Immune checkpoint blockade in infectious diseases Citation Nat Rev Immunol. 2018 Feb;18(2):91–104. doi:10.1038/nri.2017.112 概要 本総説は、免疫チェックポイント分子(PD-1, CTLA-4, TIM-3, LAG-3 など)が感染症病態に果たす役割と、それらを標的とした治療戦略の可能性を解説している。 1. 概要 免疫チェックポイントは自己免疫を防ぎ組織損傷を最小化する一方で、感染やがんでは免疫応答を抑制し病原体や腫瘍の持続を...

ICU肺炎とβ-ラクタム系抗菌薬:長時間投与は死亡率を改善しない?最新メタアナリシスが示す「ICU滞在期間短縮」の真実 Antimicrobial Agents and Chemotherapy 02.11.2025

元の論文:Continuous or extended vs intermittent infusions of beta-lactam antibiotics in ICU patients with pneumonia: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials Citation:Antimicrob Agents Chemother. 2025 論文の要約 このシステマティックレビューとメタ解析は、ICUに入院した肺炎患者におけるβ-ラクタム系抗菌薬の投与方法(持続点滴や延長点滴 vs 標準的な間欠投与)を比較したもので...

レビュー:海洋における藻類ブルームと化学メディエーターを介した微生物相互作用 Nature Reviews Microbiology 01.11.2025

Algal blooms in the ocean: hot spots for chemically mediated microbial interactions Citation Nature Reviews Microbiology, vol. 22, pp. 138–154 (2024) 論文の要約 本レビューは、海洋における藻類ブルームが、微生物間の化学的コミュニケーションが活発に行われる「相互作用のホットスポット」であることに注目し、その分子メカニズムと生態学的意義を整理している。 藻類ブルームでは、藻類、細菌、ウイルスなどが高密度...

症例報告:30代女性の倦怠感と筋肉痛、COVID後の倦怠感から始まった医療ミステリー NEJM 01.11.2025

Case 24-2025: A 32-Year-Old Woman with Fatigue and Myalgias Citation N Engl J Med. 2025 Aug 21/28;393(8):799–807. doi:10.1056/NEJMcpc2312739 概要 本報告は、マサチューセッツ総合病院(MGH)のCase Recordsとして提示された症例である。患者は32歳女性、既往にSARS-CoV-2感染後の長期的倦怠感・筋肉痛・頭痛などを経験し、2年にわたり鍼治療やサプリメントを使用していた。再感染後は急性症状は速やかに軽快したが、その...

意外な市販薬でコロナと風邪を予防?アゼラスチン点鼻薬の多施設共同研究の可能性  01.11.2025

元の論文:Azelastine Nasal Spray for Prevention of SARS-CoV-2 Infections: A Phase 2 Randomized Clinical Trial Citation:JAMA Intern Med. 2025; published online Sep 2, 2025. doi:10.1001/jamainternmed.2025.4283 論文の要約 この第2相無作為化二重盲検プラセボ対照試験は、アレルギー性鼻炎治療薬として長年使われてきた抗ヒスタミン薬アゼラスチン点鼻薬が、COVID-19の予防に有効かどうかを検証しました。 ◯ 試験デザ...

レビュー:初期の地球環境と微生物の共進化 Nature Reviews Microbiology 31.10.2025

Co‐evolution of early Earth environments and microbial life Citation Nature Reviews Microbiology   volume 22 , pages572–586 (2024) 論文の要約 本レビューは、地球誕生から初期の数十億年にかけての地球環境の変遷と、それに伴う微生物の進化・適応の共進化的関係を総合的に概説している。 レビューでは、次のような主要テーマが扱われている: 初期地球の環境 :火山活動や海洋の化学的特性、大気中の酸素濃度の変化(特...

フィンランド大規模調査で判明!帯状疱疹の真の脅威と隠れたリスク〜42_が生涯発症、2人に1人の現実が迫る! Eurosurveillance 31.10.2025

元の論文:Herpes zoster incidence in adults aged ≥20 years in Finland, 2015 to 2023: a population-based register study Citation:Euro Surveill. 2025;30(35):2500077. doi:10.2807/1560-7917.ES.2025.30.35.2500077 論文の要約 この研究は、フィンランドにおける成人の帯状疱疹(herpes zoster, HZ)の発生率を、全国規模のレジスターデータを用いて9年間にわたり調べたものです。 ◯ 規模と方法 2015〜2023年に20歳以上の...

デング熱新ワクチンQdengaの謎:体内での「想定外の増殖レース」とその科学的考察 Journal of Travel Medicine 31.10.2025

元の論文:Qdenga-induced dengue caused by minor DENV-2 subvariant(s) in the vaccine, with two amino acid substitutions in the E protein Citation:J Travel Med. 2025; advance online publication. doi:10.1093/jtm/taaf091 論文の要約 この症例報告は、デングワクチンQdenga(TAK-003)接種後に発生した「ワクチン由来のデング感染」を記録したものです。 ◯ 症例の概要 48歳男性、海外渡航前にQdengaを1回接種。帰国後3...

レビュー:微生物叢を介したコロニー形成抵抗性 そのメカニズムと制御 Nature Reviews Microbiology 30.10.2025

Microbiota‑mediated colonization resistance: mechanisms and regulation Citation Nature Reviews Microbiology, vol. 21, pp. 347–360 (2023) 論文の要約 本レビューでは、ヒトや動物の腸管に存在する常在微生物叢が、病原体の侵入・定着を阻止する「定着抵抗性(colonization resistance)」のメカニズムとその調整方法を分子・生理学レベルで整理している。 定着抵抗性の機構解析  微生物間の競合や抗菌物質生産、栄養競合...

梅毒治療の常識とHIV感染者への新常識:単回投与は本当に十分か? NEJM 30.10.2025

元の論文:One Dose versus Three Doses of Benzathine Penicillin G in Early Syphilis Citation:N Engl J Med. 2025 Sep 4;393(9):869–878. doi:10.1056/NEJMoa2401802 論文の要約(日本語/ですます調) この臨床研究では、早期(初期~早期潜伏期)梅毒に対して、従来の3回注射療法ではなく、 1回のベンザチンペニシリンG注射でも同等の効果が得られるか を比較しました。 ◯たった1回の注射で治ります 1回の注射で6カ月後の血...

がん患者さんのCOVID-19予防に新風?インターフェロンα点鼻薬の効果と安全性に迫る CID 30.10.2025

元の論文:Interferon-α Nasal Spray Prophylaxis Reduces COVID-19 in Cancer Patients: A Randomized, Double-Blinded, Placebo-Controlled Trial Citation:Clin Infect Dis. 2025; doi:10.1093/cid/ciaf409 論文の要約 この研究は、がん患者を対象に「インターフェロンα(IFN-α)の点鼻薬を毎日使うとCOVID-19感染を減らせるか」を調べた臨床試験です。 ◯ 試験の概要 オーストラリアの5つの病院で433人のがん患者を対象に、IFN...

レビュー:微生物群集と土壌特性の相互作用 Nature Reviews Microbiology 29.10.2025

The interplay between microbial communities and soil properties Citation Nature Reviews Microbiology, vol. 22, pp. 226–239 (2024) 論文の要約 本レビューは、土壌における微生物群集と物理化学的土壌特性との双方向の関係性に着目し、その生態学的・応用的意義を多角的に解説している。 土壌のpH、有機物量、水分、酸素、栄養素の濃度といった要因は、微生物の多様性や機能構成に直接影響を与える。一方、微生物の代謝や群...

飲み薬βラクタムの真実:重症感染症治療の「もやもや」を解き明かす7つのチェックポイント OFID 29.10.2025

元の論文:Navigating the Muddled Middle: A Case-Based Exploration of Oral β-Lactams for Systemic Gram-Negative Infections Citation:Open Forum Infect Dis. 2025;12(9):ofaf435. doi:10.1093/ofid/ofaf435 論文の要約 この論文は、全身性のグラム陰性菌感染(尿路感染や腹部感染など)に対して「経口βラクタム系抗菌薬」をどこまで使えるかを、症例ベースで検討したレビューです。 ◯ 経口βラクタムは一括りにできません...

【衝撃】東京で新生児の急性肝不全が多発!欧州由来のエコーウイルス11型「新系統1」が日本で急増する背景とは?〜パンデミック後の免疫負債と世界の繋がり〜 Eurosurveillance 29.10.2025

元の論文:Neonatal acute liver failure cases with echovirus 11 infections, Japan, August to November 2024 Citation:Euro Surveill. 2025;30(1):2400822. doi:10.2807/1560-7917.ES.2025.30.1.2400822 論文の要約 この論文は、2024年8月から11月にかけて東京都で報告された新生児の劇症肝不全(acute liver failure, ALF)3例が、エコーウイルス11(E11)感染によって引き起こされたことを示しています。 ◯ 症例の特徴 発症...

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