つばさ

いなか医師の勉強ノート

Health JA ↓ 92 episodes

医学知識をアップデートしたい!でも面倒!という同志のため、地域医療、家庭医療、総合診療、プライマリ・ケア、総合内科に関する論文やレビュー、ガイドラインを、Notebook LMに解説してもらうだけの、「くつ王レディオ」リスペクト番組です。

Author

つばさ

Category

Health

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Dec 18, 2025

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Episodes

50代から急増!帯状疱疹の診断と予防〜2025ガイドラインの最新常識 29.10.2025

今回のテーマは、高齢化社会でますます重要性が高まる「帯状疱疹」です。最新の「帯状疱疹診療ガイドライン2025」を深掘りし、日常診療に役立つ最新常識とエビデンスを学びます。新規機序の内服薬や、驚異的な予防効果を持つサブユニットワクチンの登場など、帯状疱疹診療を取り巻く状況は大きく変化しています。 本ガイドラインは、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化によって引き起こされる帯状疱疹の、正しい診断、治療、予...

燃え尽き症候群は専門科で違う?COVID-19と4.8万人の研修医データが示す「達成感」の危機 28.10.2025

今回のエピソードでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックが研修医の「燃え尽き症候群」(バーンアウト)に与えた影響を分析した大規模なメタ分析を取り上げます。パンデミックは医療現場に甚大なストレスをもたらしましたが、果たして全ての専門科で一律にバーンアウトが悪化したのでしょうか? 本研究は、48,698人の卒後研修医を対象としたシステマティックレビューとメタ分析により、COVID-19パンデミック前後...

地域医療の質を上げる鍵は「ナースの笑顔」と「待ち時間ケア」:非医師スタッフの役割を科学する 27.10.2025

「先生の診療が良かったはずなのに、なぜか満足度が低い…」「忙しい中でも患者さんに気持ちよく帰ってもらうには?」日々患者さんと接する中で、医師の皆さんが抱えるそんな疑問に、論文から楽しく迫ります。今回のエピソードでは、日本のプライマリ・ケアクリニックのデータを用いた興味深い研究を取り上げます。従来、患者満足度は医師の行動やスキルに大きく依存すると考えられてきましたが、本研究は医師に関連する要因だけで...

「私、病人じゃないんですけど?」多疾患を持つ高齢者の意外な自己認識と地域医療の課題 26.10.2025

スウェーデンのプライマリ・ケア環境における、複数の慢性疾患を持つ高齢者(67〜87歳)16名を対象に、健康の捉え方と医療体験に関する定性研究が実施されました。 分析の結果、 「病気ではないと弾力的に位置づける(Resiliently Positioning as Non-Sick)」 と 「医療の手に身を委ねる(Placing Yourself in the Hands of Healthcare)」 の2つの主要テーマが導出されています。 高齢者は多疾患を抱えながらも自身を 「非病人(...

対面診療の重荷:パンデミックを経て家庭医の「感情的複雑性」はなぜ急増したのか? 25.10.2025

今回は、多忙を極める地域医療の現場で、日々の診療がどれほど複雑化しているのかを掘り下げた注目論文をご紹介します。 スペインのカタルーニャ州における家庭医を対象とした観察研究に基づき、2019年から2022年の間に診療の全体的な複雑性が12.9%増加したことが示されています。 この複雑性の増加は、 総受診件数や、1回の診療あたりの理由数が増加している状況下 で発生しています。特に、対面診療において最も高い複雑性が検出...

慢性痛は脳の誤警報? 痛みを「再処理」する新しい心理療法(PRT, EAET, ISTDP)入門 24.10.2025

「先生、私のこの腰の痛み、本当に治るんですか?」日常診療で慢性痛の患者さんにどう向き合うか、悩むことはありませんか。今回のエピソードでは、線維筋痛症や機械的腰痛、頭痛など、多くの慢性非癌性疼痛が、痛みの部位の病変ではなく、脳内の痛みを生成する神経回路に起因する 侵害可塑性疼痛(ノシプラスティック痛) として理解されるようになったという最新のパラダイムシフトを楽しく学びます。 従来の認知行動療法などが...

【検証】医学部5年生が3週間「地域実習」に行ったら何が変わった? 23.10.2025

本研究は、2022年医学教育モデル・コア・カリキュラム(MCC)が推奨する3週間の地域基盤型臨床実習(CBCC)が、医学生の総合的診療能力(GE)に与える影響を混合研究法で調査しました。 千葉大学医学部5年生112名を対象に、実習前後の自己評価と日々の内省記録を分析しました。結果、全18項目のGE学習目標の自己評価スコアが有意に向上し(p < 0.001)、 特にプライマリ・ケアの基本概念や包括的な生物心理社会的な視点で大きな...

患者の「生きられた経験」に迫る。プライマリ・ケアと現象学の対話。 22.10.2025

本稿は、プライマリ・ケアにおいて広く認識されているホリスティック医学の質の向上を目指し、現象学の知見を臨床および研究に統合する可能性を探るシンポジウムの報告です。 現象学は、客観的データや既存の枠組みのみでは捉えられない、患者の個人的・社会的文脈を含む「生きられた経験」の構造を解明しようとする哲学 です。このアプローチは、未分化で複雑な健康問題に頻繁に遭遇するプライマリ・ケアの現場において特に有用で...

【医師の疑問】AIは味方?それとも敵?デジタル医療時代のスキル維持戦略 21.10.2025

今回のテーマは、人工知能(AI)の急速な導入が進む中で、医師のコアな臨床スキルがどのように変化し、それを守るためにどのような戦略が必要か、という極めて重要な論点です。 AIを安全に歓迎しつつ、私たちのプロフェッショナルとしての根幹をなすスキルを守るために、今私たちが下すべき決断とは何でしょうか。研修医がAIに依存しすぎて基礎能力が育たない「ネバースキリング」のリスク や、AIに頼りすぎる「自動化バイアス」の...

医師が注目!世界の疾病負担データから見えた「見過ごせない心の病とメタボの脅威」 20.10.2025

今回のエピソードでは、私たちが日々の診療で肌で感じている「患者さんの病気がだんだん複雑になっている」という疑問に、世界的な巨大論文「Global Burden of Disease Study 2023 (GBD 2023)」のデータから迫ります。感染症が減る一方で、なぜか増え続ける「心の病」と「メタボ」の脅威。この壮大な研究結果を、いつもの対話形式で楽しく、しかし深く読み解いていきましょう。--------------------------------------------------...

皮膚科の謎の湿疹、実は歯の金属アレルギー?〜全身型金属アレルギーの最新ガイドラインを読む〜 19.10.2025

今回のポッドキャストでは、 「金属アレルギー診療と管理の手引き 2025」 をテーマに、地域医療の現場で遭遇する診断の難しい皮膚症状と、金属アレルギーの意外な関係について深掘りします。 金属アレルギーは、アクセサリーなどの日用品だけでなく、歯科材料、整形外科のインプラント、循環器内科のステントなど、幅広い医療領域で用いられる金属材料に起因する身近かつ重要な疾患です。発症機序はⅣ型(遅延型)アレルギー反応で...

「え、教科書通りじゃない!?」診断エラーのリスクを分類する新常識!〜PSUCアプローチとは〜 19.10.2025

今回のエピソードでは、 内科医が直面する最も困難な問題の一つである「非典型的な病態提示」がどのように診断エラーにつながるのか を系統的にレビューした論文を取り上げます。 本研究は、内科領域における成人患者の診断エラーと非典型的な病態提示の関連性を調査したスコーピングレビューです。56件の論文が採択されましたが、非典型的な病態提示の定義には研究間で大きな異質性があることが判明しました。この異質性を解消す...

タバコは「意志」ではなく「病気」!最新禁煙治療で成功率UP!〜保険適用とデジタル活用のA to Z〜 10.10.2025

「喫煙者の患者さん、どうにか禁煙成功に導きたいけど、保険適用ってどこまで?」 「最新のデジタルツール、外来でどう使うの?」 今回は、そんな地域医療の現場で誰もが直面する禁煙治療の疑問を、最新のガイドラインから楽しく深掘りします。喫煙は「意志が弱いから」ではなく「病気」です。私たちはどのように科学的な根拠に基づいて患者さんをサポートすれば良いのでしょうか。オンライン診療や禁煙アプリなど、進化する治療の...

2025年版!糖尿病標準診療マニュアルを読み解く〜かかりつけ医のギモンに答えます〜 09.10.2025

一般診療所やクリニックでの2型糖尿病の包括的管理と、地域診療連携の推進を目指して作成された「糖尿病標準診療マニュアル2025」 は、Evidence-Based Medicine(EBM)に基づき、学会のガイドラインを実地診療に導入するための実用書です。本マニュアルは、臨床アウトカムを評価したエビデンスを重視し、エビデンスがない分野では専門家のコンセンサスを基に作成されています。 糖尿病の診断基準から、初診時・再診時の必須聴取項...

気管支拡張症に去痰薬は本当に効く?~高張食塩水とカルボシステインの効果を検証~ 09.10.2025

気管支拡張症の患者さんに対して、去痰薬である高張食塩水やカルボシステインが処方されることがあります。しかし、その有効性についてはガイドラインでも見解が一致しておらず、エビデンスも限定的でした。 そこでイギリスで行われた本研究(CLEAR試験)では、非嚢胞性線維症の気管支拡張症患者288名を対象に、高張食塩水とカルボシステインの有効性と安全性を検証しました。参加者は、標準治療に加えて高張食塩水、カルボシステ...

地域に残る医師を育てるには?〜効果的な総合診療医の研修パスウェイを探る〜 07.10.2025

総合診療医(GP)不足は世界的な課題であり、特に地域医療において深刻です。この問題を解決するため、本研究ではGPを効果的に採用・維持するための統合的研修パスウェイの構成要素、障壁、促進要因を調査しました。 2013年から2024年3月までの文献を対象としたスコーピングレビューの結果、27件の論文が分析され、6つの主要テーマが抽出されました。 (1)地域基盤型研修、(2)研修医の出身地やつながり、(3)サポート体制、(4)専門職...

高血圧治療の新アプローチ〜降圧薬の強度3段階法〜 06.10.2025

高血圧は心血管疾患の主要なリスク因子であり、血圧を1mmHg下げるごとにリスクが約2%減少することが知られています。しかし、数多くある降圧薬の組み合わせの中から、どの程度の降圧効果が期待できるかを具体的に示す包括的なエビデンスはこれまでありませんでした。今回の論文は、主要5系統の降圧薬に関する484件のランダム化比較試験を対象としたシステマティックレビューとメタアナリシスです。 この研究では、薬剤の種類、用量...

「先延ばし癖」が糖尿病治療中断の原因に?患者さんの心と社会背景に迫る 05.10.2025

糖尿病の治療中断を防ぐことは、合併症を抑制する上で極めて重要です。この研究は、糖尿病患者の治療中断に関連する心理社会的要因と患者体験を明らかにすることを目的とした、日本の成人4715人を対象とした横断研究です。 多変量解析の結果、 精神的苦痛 (調整オッズ比 1.87)と 「先延ばし癖」 (調整オッズ比 2.64)が、治療中断と有意に関連していることが示されました。また、治療中断群では継続群に比べ、経済的困窮(p=0.0...

「腎不全の緩和ケア、いつから始める?」3学会合同ガイダンスを読み解く 04.10.2025

腎不全患者さんへの緩和ケアは、がん患者さんと同様に重要ですが、日本ではその整備が遅れていました。この状況を受け、日本緩和医療学会、日本腎臓学会、日本透析医学会の3学会が協働し、2025年9月に「腎不全患者のための緩和ケアガイダンス」が発表されました。 このガイダンスは、腎代替療法の有無にかかわらず、全ての腎不全患者さんを対象としており、診断時から人生の最終段階まで、各病期に応じた緩和ケアの実践方法を網羅...

10年ぶりの改定!骨粗鬆症ガイドライン2025年版を読み解く 03.10.2025

今回のエピソードでは、10年ぶりに改訂された 「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2025年版」 を楽しく学びます!日常診療で遭遇する機会の多い骨粗鬆症ですが、高齢化が進む日本では患者数が1,590万人にのぼると推定されています。このエピソードを聴けば、最新の知識をアップデートできます。 --------- 高齢者のQOLを著しく低下させる骨粗鬆症。今回のテーマは、10年ぶりに改訂された「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2025...

専門医任せでいい?アルツハイマー病診療、総合診療医のホンネ 03.10.2025

専門医任せでいい?アルツハイマー病診療、総合診療医のホンネ 「認知症、専門医に紹介した後のフォロー、どこまで関わればいいんだろう?」「新しい薬の情報をどうやってキャッチアップすれば…」そんな日常診療の悩みに、この論文がヒントをくれるかもしれません。専門医への紹介の遅れや連携の難しさ、そして何より家庭医ならではの「ホリスティックなケア」の重要性など、共感できるポイントがたくさん見つかるはずです。 ---...

家庭医療の古典:1000人のうち大学病院にたどり着くのは、たった1人? 〜医療アクセスの生態学〜 02.10.2025

今回は、1961年に発表され、今なお多くの医療者に影響を与え続けている古典的論文「The Ecology of Medical Care」をご紹介します。ある地域に住む1000人のうち、1ヶ月の間に体調不良を感じる人は何人いて、そのうち何人が実際に医師の診察を受け、入院し、最終的に大学病院に紹介されるのでしょうか? この論文は、アメリカとイギリスのデータをもとに、患者が医療機関を受診するまでのプロセスを「生態学」というユニークな視点...

どうする手術前のACP?電子カルテと人的サポートの効果を検証! 01.10.2025

年間約2000万人の高齢者が待機的な大手術を受けていますが、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を行っているのは10%未満です。ACPは、患者さんの価値観に沿った医療を提供するために不可欠ですが、特に手術前には実施が限られているのが現状です。 そこで、エビデンスのあるACPプログラム「PREPARE」を用いて、手術前の高齢患者さんに対するACP実施率を高めるための介入研究が計画されました。 この研究は、米国の3つの大学病...

AI vs 家庭医、どちらが正確?急性期の治療計画の最適化 30.09.2025

今回のエピソードでは、「AIは家庭医を超えるのか?」というテーマを扱った論文をご紹介します。日々進化するAI技術は、私たちの臨床現場にどのような影響を与えるのでしょうか。特にプライマリ・ケアの領域では、AIが診断支援や治療計画の最適化に貢献することが期待されています。この研究では、AIチャットボットであるChatGPT v3.5と家庭医が、急性疾患の治療方針を決定する際にどちらがより正確な判断を下すかを比較検討してい...

家庭医療の古典:家庭医の専門性は “患者マネジメント”にあり! 巨匠Stephens先生が語る家庭医療の知的基盤 29.09.2025

「ジェネラリストは何でも知っていなければならないのか?」「専門を細分化すれば、不確実性から逃れられるのか?」といった、多くの医師が抱える誤解やジレンマを、Stephens先生は次々と論破していきます。 そして、家庭医療の独自性は「 患者マネジメント 」というスキルにあると力強く主張します。これは単なる治療ではなく、診断がつかない状態や、人生の転機に伴う訴え、治癒が望めない疾患など、様々な状況で患者に寄り添い...

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