Hiroki.daiju

ホッとする仏教のおはなし

「みんな何かを背負いながら生きている🏃‍♂️」。営業職時代の挫折や身近な人の抱える困難を契機に、私が学び大切にしている考えです。そんな世界に、ホッとできる一時を提供できたら、ちょっとした気づきのキッカケをお届けできたら。そんな気持ちでお送りしております。皆様の日常に、少しでもやわらかな瞬間が訪れますように✨プロフィール藤井大樹1984年生まれ。関西外国語大学卒(英米語学科)。 音楽療法カウンセラー。浄土真宗本願寺派 教雲寺 住職。営業職時代の挫折や身近な人の抱える困難を契機に、仏教の説く「苦」や「不条理」に焦点をあてながら僧侶として歩む。「みんな何かを背負いながら生きている」ことを大切にしながら、傾聴活...

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Autor

Hiroki.daiju

Kategoria

Religion

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27 cze 2026

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Odcinki

昨日、あなたは幸せでしたか? 27.06.2026

問いから始まる今回のお話です。 私たちは、仕事やお金、人間関係など、外側の出来事に幸せを求めがちです。あるいは「考え方次第」と、自分の心の中に幸せを探そうとすることもあります。 しかし仏教は、外の世界も、私たちの心も、どちらも常に揺れ動くものだと見つめています。 風に揺れる風船。暴流のように変化する心。そして、波一つない湖のような「寂静」という世界。 仏教が語る「福」や「徳」とは何を意味するのでしょう...

悲しみが残っていて欲しい -表現しきれなかった愛について- 19.06.2026

今回は「悲しみが残っていてほしいと思う心」について考えます。 考えるきっかけは、俳優アンドリュー・ガーフィールドさんの言葉でした。 「この悲しみは、表現しきれなかった愛なんです。」 大切な人との別れの中で生まれる後悔や寂しさ。 それは愛が足りなかった証ではなく、 愛が終わらない証なのかもしれません。 仏教では「愛別離苦(あいべつりく)」という言葉で、 愛する人と別れなければならない苦しみを説きます。 考え...

便利だけど危ないもの 12.06.2026

日曜学校で子どもたちと焼き芋を作っていた時のこと。 「便利だけど危ないものって何があるかな?」 そんな問いかけに、子どもたちは 「火!」 「水!」 「ハンマー!」 と次々に答えてくれました。 そんな中、一人の子が言ったのです。 「仏さま!」 思わず聞き返してしまったその答え。 日曜学校が終わった後も、私はずっとその言葉について考えていました。 仏さまは便利なのでしょうか。 仏さまは危ないのでしょうか。 そして...

支え合って生きる私たち - 森の神々の友情 - 05.06.2026

今回はジャータカ物語から、 「森の神々の友情」 というお話をご紹介します。   私たちはつい、「もっと力があれば」「もっと能力があれば」と思いがちです。   しかし、この物語は、人を支えるのに必要なのは力の大きさだけではないことを教えてくれます。 誰かを思う心。友を大切にする心。そして、その人のために知恵を働かせること。 そんな温かな友情の物語です。   【今回のお話のポイント】 ・大きな力よりも大切な「知恵」...

“いい感情”じゃなくてもいい 22.05.2026

大切な存在を失った時、 「こう感じなければならない」 と思ったことはありませんか。 悲しまなければいけない。 感謝しなければいけない。 いい思い出を語らなければいけない。 でも本当は私たちの思いは複雑で、 ”いい感情”じゃないものを抱くこともあります。 でも、それでいいのです。 今回はグリーフケアの観点から、 “それぞれでいい”ということについてお話しします。 ある方の言葉を通して、 「自分の感情を、自分のものと...

誰かのまなざしに触れること -父の写真から気づいた見えないはたらき- 15.05.2026

父のパソコンに残されていた写真フォルダを開いたとき、 そこには父が見ていた世界がそのまま残っていました。 誰かの視点に立つことは難しい。 けれど、写真はその人の“まなざし”をそっと教えてくれます。 今回は、父の写真から気づかされたこと、 そして仏さまの智慧と慈悲のまなざしについてお話しします。

自信がなくなったとき、どうすればいい? 08.05.2026

「ちゃんとしなきゃ」 「前向きにならなきゃ」 そう思えば思うほど、苦しくなる時があります。 大切な人との別れ。 人間関係。 仕事や家庭の悩み。 人生の中では、「自分は大丈夫だ」と思えなくなる瞬間があります。 今回は、グリーフケアの視点から、 “自信を失うこと”についてお話しします。 仏教は、強い人になることよりも、 「弱さを抱えたまま、どう生きるか」を見つめてきた教えでもあります。 自信が持てない日。 立ち止ま...

移り変わる心 - 甲虫になった王妃 - 01.05.2026

今回はジャータカ物語から、 「甲虫になった王妃」 という少し不思議で、どこか切ないお話をご紹介します。 愛する王妃を失い、深い悲しみに沈む王。 「もう一度会いたい」 その願いによって、王は生まれ変わった王妃と再会します。 しかし、そこで王が見たものは、あまりにも予想外の姿でした。 仏教では、「すべては移り変わっていく」と説かれます。 愛情も、悲しみも、関係も、そして私たち自身も。 だからこそ、今ここにいる...

喪失の受け止め方は人それぞれでいい 24.04.2026

大切な存在を失ったとき、私たちはどのようにその出来事を受け止めていくのでしょうか。 今回のエピソードでは、長年連れ添った猫との別れを経験された方との出会いを通して、「喪失」と向き合う心について考えていきます。  同じ出来事であっても、感じ方や受け止め方は人それぞれです。深い悲しみを感じる人もいれば、何も感じられなくなる人もいる。後悔や怒りが湧くこともあれば、静かに時間を受け止めることもあるでしょう。...

欲に振り回される私が、自然体に戻るためのお話 17.04.2026

今回はジャータカ物語から、「欲深いウミガラス」という一羽の鳥の物語をご紹介します。 「自分だけが独占したい」 「自分は特別なんだ」 そんな強い欲に支配されて、周りが見えなくなってしまうこと、ありませんか? 広大な海を一人で飲み干そうとしたウミガラスの姿は、決して他人事ではありません。 私自身も、欲に目が眩んで孤独になった苦い経験があります。 仏さまの視点から、自分の「ややこしい心」をそっと見つめ直してみ...

どんな私でも大丈夫な理由 -自分を責めてしまうあなたへ- 10.04.2026

自分のことを責めてしまうときがあります。 「どうしてこんな自分なんだろう」 「もっと頑張れたはずなのに」 そんなふうに、気づけば自分に厳しい目を向けてしまう私たち。 けれど、仏教の教えはまったく違うまなざしを私に向けてくれます。 それは、何ひとつ条件をつけずに、 「どんなあなたも大丈夫」とはたらきかけてくれるものです。 今回のエピソードでは、 私たちがついしてしまう「良い・悪い」の判断や、 自分を責めてし...

人生という名の「たまご会議」-本当の幸せとは?- 03.04.2026

「あの時、別の道を選んでいたら…」と後悔したことはありませんか? 私たちは毎日、頭の中で「人生の選択」という会議を開いています。 今回のエピソードでは、NHK『ピタゴラスイッチ』の人気コーナー「たまご会議」をヒントに、私たちの「思考の仕組み」と、仏教が説く「本当の幸せ」について考えます。 ▼ 今回の見どころ・聞きどころ 「たまご会議」に学ぶ、人生の分岐点:  目玉焼きになるか、ゆで卵になるか?卵たちの可愛い会...

死のイメージが変わる時。お浄土が教えてくれる「温かな絆」 27.03.2026

「死=お墓の下の冷たくて狭い場所」そんなイメージを持っていませんか? 浄土真宗が説く「お浄土」は、光輝く温かなお悟りの世界です。 今回のお話しでは、ある法事の後の雑談から生まれた、死生観をめぐるエピソードをご紹介します。 「じゃあ、またお浄土で会おうな」 そう語りかけてくれる亡きご両親との絆を感じながら、前を向いて生きるヒントを、みなさんと一緒に考えられれば幸いです。

見栄を張る私 - カッカールの花輪 - 13.03.2026

「自分を良く見せたい」「尊敬されたい」——。 そんな願いから、つい身の丈以上に自分を装ってしまうことはありませんか?  今回は、お釈迦様の前世の物語を集めた『ジャータカ物語』から、嘘をつけない不思議な花輪に翻弄される司祭のお話をご紹介します 。 見栄を張って大失敗してしまう司祭の姿は、決して他人事ではありません 。嘘をついてはいけないと分かっていても、つい見栄を張ってしまう私たち。そんな「嘘」が自分に返っ...

本物にとらわれない豊かさ - 真実と物語のあいだ - 06.03.2026

「それって本物なの?」 私たちはつい、正しいかどうか、本物かどうかを確かめたくなります。 それはとても大切な姿勢です。 けれど―― 本物であることに縛られるあまり、 もっと豊かなものを見落としてはいないでしょうか。 広島に伝わるお盆の盆灯籠の風景。 経典には出てこない「賽の河原」の物語。 ディズニーランドのミッキーマウス。 そして、プロレスの世界。 それは「本物ではない」と言えてしまうものかもしれません。 で...

「欲」を見つめる -アシの茎の物語- 27.02.2026

のどが渇いたとき、目の前に水があれば、 私たちは迷わず飛びついてしまうかもしれません。 ジャータカの物語「アシの茎の物語」では、 池に潜む鬼が動物たちの“欲”につけ込もうと待ち構えています。 しかし、サルの王さまは危険を見抜き、仲間たちが安全に水を飲める方法を考え出しました。 欲しいという気持ちは、生きる力にもなりますが、 その欲が強くなると、周りが見えなくなり、 本当に大切なものを見失ってしまうこともあ...

何が正しいのかわからない人生を、どう生きるか -闇の中の光- 20.02.2026

何が正しいのかわからない。 考えても考えても迷いが消えず、同じ失敗を繰り返してしまう――。 この回では、「愚かさ(愚痴)」をテーマに、 わからなさの中で生きる私たちの姿 を、 仏教の言葉から見つめていきます。 仏教でいう「愚かさ」とは、 頭が悪いことでも、努力が足りないことでもありません。 それは「無明(むみょう)」 見えていないことがあるという、 闇の状態 を指す言葉です。 情報があふれ、選択肢が多すぎる現代...

満たされない心 -貪欲の奥にあるもの- 13.02.2026

満たされたはずなのに、なぜか心が落ち着かない。 欲しいものを手に入れても、評価を得ても、どこか物足りない――。 この回では、仏教で三毒の一つとされる「貪り(貪欲)」をテーマに、 現代の私たちの日常感覚から考えていきます。 仏教では、貪りは「欲が強すぎること」そのものではなく、 満たされることのない心のあり方 として描かれてきました。 その象徴が、食べても飲んでも決して満たされない存在「餓鬼」です。 さらに今...

怒りたくなくても怒ってしまうときに -根っこにある喪失を見つめる- 05.02.2026

怒りたくないのに、つい怒ってしまう。 子育てや日常のなかで、そんな自分に自己嫌悪を感じることはありませんか。 今回は「怒り(瞋恚)」をテーマに、 アンガーマネジメント、仏教、そしてグリーフケアの視点から 怒りとその奥にあるもの を見つめていきます。 仏教では、怒りは「瞋恚(しんに)」と呼ばれ、 貪欲・愚痴と並ぶ「三毒」のうちのひとつとされてきました。 怒りは自分を焼いてしまう“火”です。 一方、グリーフケア...

心の杖 - 享年が教えてくれたこと - 27.01.2026

今日は「杖」を手がかりに、普段は意識していないけれど、ふとした瞬間に私たちを支えてくれる“心の支え”についてお話しします。 あるご家族との出遇いを通して感じた「享年」という数え方の意味。 数字がひとつ増えるだけで、悲しみを抱える心がふっと支えられることがあります。 どうぞ肩の力を抜いてお聴きください。

徳ってなんだろう? ― 行いから、その人らしさへ ― 20.01.2026

「徳がある人」と聞いて、 私たちはどんな人を思い浮かべるでしょうか。 早起きは三文の徳。 徳あるものは必ず言あり。 徳をもって怨みに報ず。 ことわざに触れながら、今回の配信では 仏教における「徳」という言葉を、 行い・結果・性質 という三つの視点から考えていきます。 徳とは、何かを頑張って集める“ポイント”のようなものではなく、 日々の行動と、その積み重ねの先で、 その人自身に備わっていく「性質」なのかもしれ...

一人では生きられない私たちへ -音楽と仏教が教えてくれること- 10.01.2026

今の社会では、 「一人で頑張ること」「自立すること」が 当たり前のように求められています。 でも、人は本当に一人で生きられるのでしょうか。 人類は、誰かとつながり、感じ合い、支え合うことで 安心を得てきた存在です。 その営みの中で大切に育まれてきたものの一つが、 音楽 でした。 音楽には、 「私とあなた」という境界をやわらかく溶かし、 一体感や安心感を生み出す力があります。 そして仏教もまた、 「あなたは一人...

私が私らしくいられる ― 仏教の教えについて ― 03.01.2026

私が私らしくいられる、ということ。 それは、強くなることでも、立派になることでもなく、 条件なしで、存在を肯定されている世界を知ること。 「自分は自分で大丈夫」という居場所を得て、 人生という凸凹道を歩んでいける、 そんな仏教の教えのほんの一部をお伝えします。

不安な時代の3つの寄り添い方 -除夜会のご法話- 01.01.2026

2025年の大晦日、除夜会のお勤めのあとにお話しさせていただいたご法話をお届けします。 AIの進化や社会の変化が加速する一方で、私たちは今、「便利さ」とは裏腹に、不安を抱えやすい時代を生きていると言われます。 そんな時代に、不安を抱える大切な人に、私たちはどのように寄り添うことができるのでしょうか。 このご法話では、阿弥陀さまが私たちに寄り添ってくださる在り方——「聞いてくださる・見てくださる・知っていてく...

なくしたものと共に生きていく -グリーフケア- 27.12.2025

なくしたものは、なかったことにはできない。 けれど、なくしたものと 共に生きていく ことはできる。 今回は「グリーフケア」をテーマに、 大切な人との死別だけでなく、 関係、役割、健康、場所、自己イメージなど、 私たちが人生で経験するさまざまな「喪失」についてお話しします。 グリーフは、人それぞれ。 悲しみ方に正解はなく、揺れ動くことも、自然な反応です。 このお話は、答えを出すためのものではありません。 ただ...

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