Go Ito
おうちで診る医療|名古屋発!ごうホームクリニックの在宅医療ポッドキャスト
「在宅医療って、実際どうなの?」その疑問に現場の医師がお答えします。名古屋市天白区の「ごうホームクリニック」は、24時間365日対応の機能強化型の在宅クリニックです。約600名の患者さんの「おうちで過ごしたい」という願いに寄り添い、年間100件超の看取り・緊急往診、人工呼吸器を使う方や医療的ケアが必要なお子さんの在宅サポートなど、地域の在宅医療を支えています。このポッドキャストでは、病院では教わらない在宅医療の実践知をお届けします。・高齢者の「いつもと違う」を見逃さないプロの眼・在宅での急変時、何を見て何を伝えるか・ご家族への説明で大切にしていること・訪問診療チームの連携の実際医療・介護に携わる専門職の...
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Episodios
112【新人職員向け】訪問看護師のメンタルヘルスとセルフケア 05.04.2026 16:07
訪問看護は、利用者様の生活に深く寄り添える素晴らしい仕事ですが、一人で訪問するという特性上、孤独感や重圧を感じやすい職場でもあります。病棟看護と違い、すぐ隣に同僚がいない環境で、判断を迫られる場面も多く、看取りや困難事例に向き合う中で、気づかないうちに心が疲弊していくことも少なくありません。20年以上この仕事を続けてきて痛感するのは、「利用者様を支えるには、まず自分自身が健康であること」が大前提だと...
111【新人職員向け】主治医への報告 ― 何を・いつ・どう伝えるか 05.04.2026 18:05
訪問看護において、主治医への報告は利用者さんの安全と適切な医療提供の要です。しかし、病棟と違い、医師が目の前にいない在宅現場では「いつ・何を・どう伝えるか」の判断が看護師に委ねられます。報告が遅れて状態悪化を招いたり、逆に些細なことで頻繁に連絡して信頼を損ねたりすることも。本資料では、20年以上の訪問看護経験から、医師が本当に求める報告の「型」と「タイミング」、そして在宅チームの一員としての報告スキ...
110【新人職員向け】訪問バッグの中身と準備の極意 05.04.2026 18:14
訪問看護の現場では、病棟と違って「あ、忘れた!取ってくる」ができません。利用者さんのご自宅という環境で、限られた荷物の中から必要なものを瞬時に取り出し、適切なケアを提供することが求められます。訪問バッグは訪問看護師にとって「移動する医療現場」そのもの。何を入れるか、どう管理するか、これは経験年数に関わらず、プロとしての姿勢が問われる部分です。私自身、20年以上の訪問経験の中で、忘れ物による冷や汗や、...
109【新人職員研修】利用者の生活に入るマナーと距離感 05.04.2026 13:44
訪問看護は、病棟看護と根本的に異なる特性があります。それは「私たちが利用者の生活空間にお邪魔している」という事実です。病棟では患者さんが医療の場に来てくださいますが、訪問看護では私たちが生活の場に入らせていただきます。玄関を開けた瞬間から、そこは利用者とご家族が何十年も積み重ねてきた生活そのもの。価値観、習慣、こだわり、プライドがすべて詰まった空間です。医療者としての専門性を発揮しながらも、「お客...
108【新人職員向け】記録の書き方 ― 伝わるアセスメント 05.04.2026 18:39
訪問看護の記録は、利用者さんの生活と医療を「つなぐ」大切なコミュニケーションツールです。病棟看護との最大の違いは、次にその方を訪問する人が「あなたと同じものを見ていない」ということ。週1回の訪問なら、1週間後の自分や他のスタッフが、あなたの記録だけを頼りに状態変化を判断します。また、ごうホームクリニックの医師をはじめとする多職種チームが、あなたの目を通して利用者さんの生活を理解します。だからこそ、「...
107【新人職員向け】オンコール当番の心構えと対応フロー 05.04.2026 16:12
オンコール当番は、訪問看護師にとって最も緊張する業務の一つです。病棟と違い、目の前に患者さんがいない状態で電話越しに状況を判断し、適切な対応を決定しなければなりません。夜間や休日に「今すぐ行くべきか」「様子を見ていいのか」「医師に連絡すべきか」を判断する責任は大きいですが、適切な準備と対応フローを身につければ、利用者さんとご家族の安心を支える重要な役割を果たせます。本資料では、20年以上の現場経験を...
106【新人職員向け】 一人で判断する怖さとの向き合い方 05.04.2026 19:42
訪問看護に転職して最初に直面する壁、それが「一人で判断する怖さ」です。病棟では先輩にすぐ相談できたのに、訪問先では自分一人。利用者さんの状態変化に気づいても、「これは報告すべき?様子見で大丈夫?」と迷う瞬間は誰もが経験します。でも安心してください。この「怖さ」は正常な感覚であり、むしろ慎重な判断力の証です。20年以上この現場にいる私も、今でも迷う場面はあります。大切なのは、怖さを感じながらも適切に行...
105【新人職員向け】初回訪問で信頼を勝ち取る技術 05.04.2026 24:18
初回訪問は、利用者・ご家族との信頼関係を築く上で最も重要な機会です。病棟では複数回の接点で関係性を構築できますが、訪問看護では「この人に来てもらって良かった」と思っていただけるかどうかが、初回の60分でほぼ決まります。20年以上の現場経験から断言できるのは、医療技術以上に「この人なら安心して任せられる」という信頼感を、いかに最初の出会いで伝えられるかが鍵だということです。本資料では、初回訪問前の準備か...
104口の中を見れば分かる生活機能の変化 29.03.2026 23:28
認知症の方の摂食嚥下障害は、突然現れるものではありません。実は、日々のADL介助の中で「口の中」を観察することで、生活機能の低下を早期に発見できます。口腔内の状態は、その人の認知機能、セルフケア能力、栄養状態、そして誤嚥リスクまでを映し出す「生活機能のバロメーター」なのです。 在宅医療の現場では、歯科医師の訪問頻度は限られています。だからこそ、日々利用者さんと接する看護師や介護職の皆さんが、食事介助や...
103誤嚥に関わる家族の思いに向き合う 29.03.2026 21:10
認知症の摂食嚥下障害は、家族に深刻な心理的負担をもたらします。「食べさせてあげられない」「むせさせてしまった」「経口摂取をやめる決断をした」など、家族が抱える罪悪感は多岐にわたります。食事は愛情表現の象徴であり、それが困難になることで、家族は「自分の介護が不十分ではないか」という自責の念に苛まれることが少なくありません。 在宅医療の現場では、この罪悪感が介護負担をさらに増大させ、介護者の抑うつや燃...
102管理栄養士・STとの連携で変わる嚥下環境 29.03.2026 19:49
認知症患者の摂食嚥下障害は、在宅医療の現場で最も注意すべき問題の一つです。認知症高齢者の約50%に何らかの摂食嚥下障害が認められ、その進行は栄養状態の悪化、誤嚥性肺炎のリスク増大、そして生命予後にも直接影響します。しかし、認知症特有の問題として、嚥下機能そのものの低下だけでなく、食事への認識低下、食具の使用困難、食事中の集中力低下など、多面的な要因が絡み合っているため、単一職種だけでの対応には限界が...
101薬が飲めない時のチーム判断術 29.03.2026 18:54
認知症の方の摂食嚥下障害は、薬が飲めないという深刻な問題を引き起こします。認知症高齢者の約60%が何らかの嚥下機能低下を抱えており、服薬困難は在宅医療現場で最も頻繁に遭遇する課題の一つです。単に「飲めない」という状態の背景には、嚥下機能の低下だけでなく、認知機能障害による服薬の理解困難、薬への拒否感、多剤併用による負担など、複雑な要因が絡み合っています。 この問題に対して医師一人だけで判断するのは限界...
100とろみ付けだけでは解決しない栄養の罠 29.03.2026 17:37
認知症高齢者の摂食嚥下障害において、「むせるからとろみをつける」という対応は在宅医療の現場で広く実践されています。確かに、とろみ付けは誤嚥リスクを低減する有効な手段の一つですが、実はこの対応だけでは不十分であり、時に深刻な低栄養を引き起こす「栄養の罠」が潜んでいます。 とろみ剤の使用により、食事や水分の摂取量が大幅に減少するケースは少なくありません。喉越しの変化による食欲低下、満腹感の早期出現、介...
099むせない誤嚥が怖い理由 29.03.2026 18:45
認知症高齢者の摂食嚥下障害において、最も危険なのが「不顕性誤嚥(むせない誤嚥)」です。通常、異物が気道に入るとむせ反射が起こりますが、認知症の進行により咽頭の感覚が低下すると、誤嚥しても咳が出ません。この「静かな誤嚥」は、気づかれないまま誤嚥性肺炎を引き起こし、発見時にはすでに重症化しているケースが少なくありません。 在宅医療の現場では、食事場面を直接観察できる機会が限られています。訪問時に「たま...
098夜間の窒息リスクを防ぐ3つの緊急対応 29.03.2026 20:14
認知症高齢者の摂食嚥下障害は、昼間のケア時だけでなく、夜間においても重大なリスクとなります。特に夜間帯は人員が限られ、発見が遅れることで致命的な転帰をたどるケースが少なくありません。認知症による認知機能の低下は、嚥下反射の低下、咳反射の減弱、姿勢保持困難などを引き起こし、窒息リスクを著しく高めます。 夜間の窒息事故の多くは、就寝前の内服薬や水分摂取、夜間の異食行動、嘔吐物による気道閉塞などが原因と...
097誤嚥を防ぐ5つのイエローシグナル 29.03.2026 14:13
認知症高齢者の摂食嚥下障害は、ある日突然起こるのではなく、徐々に進行する慢性的な経過をたどります。在宅医療の現場では、「先週まで普通に食べていたのに急に食べなくなった」という訴えをよく聞きますが、実際には数週間から数ヶ月前から小さなサインが出ていることがほとんどです。問題が顕在化してからの対応では、すでに誤嚥性肺炎を発症していたり、低栄養が進行していたりと、回復に時間がかかるケースが多いのが現実で...
096薬が効かない時どうする?〜多職種で挑む服薬の壁 22.03.2026 19:57
在宅緩和ケアにおいて、「薬が効かない」という訴えは決して珍しくありません。しかし、その背景を丁寧に紐解いていくと、実は薬そのものの効果不足ではなく、服薬が適切に行われていないケースが少なくないのです。痛みや息苦しさといった症状に対して、処方された薬が患者さんの体内に入っていなければ、当然効果は現れません。 在宅という環境では、医療者の目が常に届かないからこそ、服薬管理は患者さん本人や家族、そして多...
095症状日記が教えてくれること〜悪化を防ぐ観察術 22.03.2026 13:53
在宅緩和ケアにおいて、患者さんの状態が急変してから対応するのではなく、「悪化の予兆」を早期に捉えることが、患者さんのQOL維持と介護負担の軽減に直結します。症状日記は、単なる記録ではなく、患者さんの身体が発する「小さなSOS」を可視化する重要なツールです。 多くの在宅療養患者さんでは、入院に至るような急変の前に、数日から1週間程度の「イエローシグナル期」が存在します。この時期に適切な介入ができれば、約70%...
094家族の後悔を減らす、引き算の看取り 22.03.2026 18:37
在宅緩和ケアにおいて、家族は「第二の患者」と呼ばれるほど、重要な支援対象です。実際に、患者さんの最期を自宅で看取った家族の約30%が、看取り後に「もっと早く知っておきたかった」と後悔の念を抱くという調査結果があります。この後悔の多くは、「何を観察すればよいかわからなかった」「いつ連絡すべきか判断できなかった」「自分の限界を超えて頑張りすぎた」という3点に集約されます。 家族支援の本質は、「家族を介護力...
093「栄養を入れないと弱る」を在宅緩和ケア領域で考察する 22.03.2026 18:32
在宅緩和ケアの現場で最も頻繁に直面し、かつ家族の苦悩が深い問題の一つが「食べられなくなること」です。「食べさせてあげたい」という家族の愛情と、患者さんの身体が受け付けなくなる現実とのギャップは、多くの葛藤を生み出します。医療者として私たちは、この愛情を否定するのではなく、適切な形で最期まで継続できるよう支援する役割を担っています。 しかし、従来の「栄養を入れないと弱る」という常識は、終末期において...
092根性論に頼らない在宅緩和ケアチームの仕組み 22.03.2026 16:47
在宅緩和ケアにおいて、多職種連携は「あったほうがよい」ものではなく、「なければ成り立たない」必須の仕組みです。患者さんは24時間365日、病状や療養環境の変化にさらされており、医療面だけでなく、生活支援、精神的ケア、家族支援など多面的なニーズが同時に発生します。一つの職種だけでこれらすべてに対応することは不可能であり、それぞれの専門性を活かしたチームアプローチが求められます。 在宅緩和ケアにおける多職種...
091トイレに行けない不安〜尊厳を守る在宅緩和ケアの知恵 22.03.2026 18:06
在宅緩和ケアにおいて、排泄ケアは患者さんの尊厳に直結する最も重要な生活支援の一つです。「トイレに行けなくなったら終わり」という患者さんの言葉を、私たち在宅医療スタッフは数え切れないほど耳にしてきました。排泄の自立は単なるADL(日常生活動作)の一項目ではなく、人間の尊厳そのものであり、最期まで「その人らしさ」を保つための核心的要素なのです。 トイレ動作が困難になる背景には、病状の進行、体力低下、疼痛、...
090深夜2時の電話〜在宅緩和ケアで起こる急変への備え方 22.03.2026 18:06
在宅緩和ケアを提供する医療従事者にとって、深夜の急変対応は避けて通れない現実です。患者さんやご家族からの「息が苦しい」「意識がおかしい」という電話は、いつも予告なくやってきます。こうした緊急時に適切な判断ができるかどうかが、患者さんの苦痛軽減とご家族の安心感に直結します。 在宅緩和ケアにおける急変対応の難しさは、限られた情報と医療資源の中で、「今、何をすべきか」を瞬時に判断しなければならない点にあ...
089見過ごされる痛みのサイン〜患者が言えない3つの理由 22.03.2026 16:28
在宅緩和ケアの現場で、患者が「痛くない」と答えたにもかかわらず、実際には相当な痛みに耐えていたという経験はないでしょうか。研究によれば、在宅療養中のがん患者の約40%が適切な疼痛コントロールを受けていないという報告があります。この背景には、患者が痛みを正確に訴えられない、あるいは訴えない複雑な理由が存在しています。 患者が痛みを言えない理由は大きく3つに分類されます。第一に「医療者に迷惑をかけたくない...
088再転倒を招くNG習慣と見逃せぬ予兆 16.03.2026 20:00
高齢者の転倒は、在宅医療の現場において最も注意すべきリスクの一つです。特に重要なのは、**一度転倒を経験した高齢者は、1年以内に再び転倒するリスクが約2〜3倍に上昇する**という事実です。初回転倒後の慢性期管理こそが、その後のQOL維持と要介護度の進行予防において極めて重要となります。 転倒後の高齢者に見られる「転倒後症候群(Post-Fall Syndrome)」は、身体機能の低下だけでなく、「また転ぶのではないか」という恐...
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