石田憲一
REAM アクションと立回り
アクションと立回りについてのお話をします。
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Episodes
アクション・キャピタル03:可能性運動領域 13.09.2023 18:45
<可能性運動領域> ●=表現として要求される可能性のある運動の領域のこと。 ●例えば球技は領域外なので、導入する必要はない。 ●器械体操でも、吊り輪はほとんど領域外だとか、床運動は領域内。だが、ダブル宙やムーンサルトは領域外など、細分化すべきである=ザックリ器械体操をやっておいた方がいいとはならない、ということ。 ●さらに精密化した概念が、多用性身体軌道トレース(仮)である。 ・身体軌道とは、運動を身体...
アクション・キャピタル02:練習不可能性 12.09.2023 17:55
<練習不可能性> ●練習可能なものは表現にならない。 ●それは身体表現の可能性を広げるためのものであって、それ自体が目的ではない。 ●だからこそ導入の際は、目的を見失わないようにしなくてはならない。 ●では、アクションの練習とは何か? ●それは予測可能な範囲で、要求されるであろう身体運動を満遍なく行うことで、身体能力をアイドリングさせておくことに一義的な意味がある。 ●次に、未知の表現の要求に対し、それに対応...
アクション・キャピタル01:アクションとは 11.09.2023 15:50
<アクションとは> ●生み出す力である。=すなわち資本 ●つまりは、アクション・キャピタル=アクション資本がその本性である。 ●既存ジャンルの定型再現が、アクションにとって意味がないのは、まさにこの一点に限る。 ●まとめ:アクションとは、生み出す力であり、未知の表現・形態の創出である。ゆえに既存分野の定型再現は、アクションではない。だからそれらの習得や再現が、アクションの価値を高めることにはならない。 そ...
非運動性アクション05:モビリティとアビリティ+まとめ編 08.09.2023 20:21
<モビリティとアビリティ+まとめ編> ●非運動性アクションに関わる身体運動的領域が、モビリティとアビリティである。 ●モビリティ ・運動能力 ・操作性 ●アビリティ ・対応力・適応力・調整力 ・=最適化力 ・身体運動レベルから、要求に対する発案レベルまで幅広い適応が求められる ●カラミをやることは、モビリティとアビリティを鍛えるのに役立つという面はある。 ●だからといって、優れたカラミがアクションスタ...
非運動性アクション04:メカニズム 07.09.2023 17:19
<メカニズム> ●非運動性アクションのメカニズム ・隙間を作る=動作を圧縮することで、所要時間を短縮する。=動作圧縮 ・例:1秒かかる動作を0.5秒で行えれば、0.5秒の余裕が生まれる。 ・隙間にエンパシス(=強調するための工夫)を挿入する。 ・運動そのものを加工して表現として機能する運動に変換する。=変換加工 ●突き詰めれば、高いアクション・ポテンシャルによって運動に対して圧倒的な余裕を生み出し...
非運動性アクション03:非運動性アクション 06.09.2023 12:38
<非運動性アクション> ●アクションとは、演劇内において、セリフや仕草などよりも、高度な運動の重要性や比重が大きいシーンのことだが、実は運動以外でも機能している要素がある。 ●それが非運動性アクションである。 ●表現の中で要求される運動に対して ・それを表現として成立させるために、運動の合間に表現のための隙間を作り出すことが必要。 ・その隙間に、表現を挿入する。 ・運動そのものを表現に加工する。 ・...
非運動性アクション02:無空への気付き 05.09.2023 16:44
<無空への気付き> ●無空への気付きは、どこから来たか? ●ひとことで言えば、自分の経験。 ●具体的には、練習と実際の現場とのギャップから。 ●アクションとは本質的に練習不可能なもの、ということに気付く。 ●理由は、練習していることで、そのまま現場で使うことはほとんどないため。だから練習不可能。 ●しかし、最高の質と量的練習によって得た自信で、対応できたという事実が先行。 ●=即座にできなくても、一度知れば次か...
非運動性アクション01:練習不可能性 04.09.2023 15:17
<練習不可能性> ●メイキング動画の功罪 ●作品制作の大変さを伝えるのは構わないが、これだけ特訓しました的映像は、本物アクションであることのアリバイ造りにしか見えない。 ●アクションとは、かくし芸大会ではないのだ。 ●本当のアクションは、本質的に練習不可能である。 ●某作品では、リアリティと創作のバランスがミスマッチ過ぎた。そこではアリバイ造りが機能していない。 そんな話をしています。
アクションの過剰性05:エンパシス+まとめ編 01.09.2023 21:59
<エンパシス+まとめ編> ●エンパシス=リプレゼンテーション ●選択に対する描写の度合い ●高いほど、様式美化する。 ●振付け化された動作に対して、それをどのように描写するかという度合い。 例えば、相手のパンチを受けて殴り返す場合、普通の現代劇なら左腕で受けながら殴り●返す。この時受け動作は、流れの中で行われるのでさほど強調されることはない。 ●これを空手のようにガッチリ受けて形を残し、それから殴るということ...
アクションの過剰性04:オーバーセレクション 31.08.2023 12:47
<オーバーセレクション> ●オーバーセレクション=エクスプレッション ●もともとはゼロから1を生み出すイメージ=何もないところへ、何かを生み出し付け加える。 ●行為・運動形態の選択 ●具体的には、何をやるのか?ということの選択。 ●スタントならネタであり、立回りなら振付けなど。 ●単に振付け化されるもの以外にも、例えば走って逃げるだけでなく、途中で転がるとか、やらなくてもいいことを挿入するというような選択も含...
アクションの過剰性03:表現の二重性 30.08.2023 12:07
<表現の二重性> ●アクションにおいては、表現に二重性があるのだが、そのことを意識に上げている人はほとんどいない。 ●ゆえにベストと思われる表現に達してる人は、ほんの僅かしかいないのである。 ●ここでいうベストとは、シーン全体に影響を与えるような表現のレベルを指している。 ●そのベストな存在は、確実に押さえているのが、アクション表現の二重性だ。 ●一方が、オーバーセレクション(=音声ではエクスプレッション)...
アクションの過剰性02:過去事例に学ぶ 29.08.2023 16:55
<過去事例に学ぶ> ●過剰であることの重要性と、領域=どこを過剰にするか ●絵空事であるがゆえ、過剰性が求められる。 ●過剰性がないと、良くも悪くもアクションと認知されない。例:アランドロン地下室のメロディー ●三つのやり過ぎ(過剰性:escessiveness) ・数量的やり過ぎ(種類):あれもこれもやるということ。 ・時間的やり過ぎ:シーンにかける時間が長い(例:カンフー映画) ・描写的やり過ぎ 過激化 ...
アクションの過剰性01:表現の絵空事性 28.08.2023 14:59
<表現の絵空事性> ●絵空事と臨場感 ●映像で完全に描写できれば臨場感が上がるのか? ●絵空事を楽しむという表現と、臨場感を楽しむということは、必ずしも一致しない。 ●絵空事を楽しむという行為は、自分が安全地帯に避難しているという前提で機能する。 ●臨場感を楽しむとは、主人公の体験を共有し、自分も一緒に追体験することであり、その時の自分は安全地帯にはいない。 ●ありえない映像のデジタル表出は、ありえないという...
アクションと存在感05:何のためのアクションか_+まとめ編 25.08.2023 14:34
<何のためのアクションか?+まとめ編> ●まずプレゼンスとアトモスフィアをまとめておくと、プレゼンスは立回り型アクションにおいてアクション側の要因によって獲得されることになる。 ●吹替え否定の自演は、まさにアクションのアティチュードだからである。 ●そして運動構造の身体化は、立回り技術の習得〜向上によって成されることから、こちらは立回り側からの要因ということになる。 ●以上を踏まえた上で、何のためにアクシ...
アクションと存在感04:アトモスフィア 24.08.2023 11:38
<アトモスフィア> ●雰囲気 ●雰囲気とは、隠しても隠しきれないもの。=プレゼンスとの違い ●逆にプレゼンス=存在感は、隠すこと・消すことができなくてはならない=俳優として=だから消すことのできるものと定義できる。 ●隠しきれない雰囲気とは、運動構造の明確な身体化と、マインドセットによって醸し出される。 ●その理由は、運動構造が身体化されることによって、日常レベルでの無意識的な動作でも、ある一定の高度なパフ...
アクションと存在感03:プレゼンス 23.08.2023 11:12
<プレゼンス> ※実演=吹替えの逆という意味は、自演に訂正する。 ●存在感・臨場感 ●=臨場感を伴った存在感=臨場感に裏打ちされた存在感 ●=吹替え依存しないことによって醸し出される存在感のこと。 ●つまり、自分の出演シーンは全部自分でやりますよ、という自信と意識の高さこそが、臨場感に裏打ちされた存在感となるのだ。 ●そのためには、普段からの身体訓練、肉体鍛錬などによって常に準備している姿勢が要求される。それ...
アクションと存在感02:実演の説得力 22.08.2023 18:05
<実演の説得力> ●実演=吹替えの逆という意味 ●ターゲットメン ●本人がやっている、ということの凄さを表現。 ●本人がやることの圧倒的存在感。=圧倒的な存在感は、吹き替え不可能。 ●それは肉体的特徴も含む。 ●ごまかしようのない素の撮影 ●誤魔化しようのない本人の存在感=吹替え不可能性 そんな話をしています。
アクションと存在感01:アクションと絵空事 21.08.2023 14:02
<アクションと絵空事> ●デジタル時代の絵空事 ●ネットフリックス女MI ●トムクルーズ ●ターゲットメン ●小林旭 ●作られた臨場感と、自然な臨場感 そんな話をしています。
立回りとアクション05:立回り型アクション+まとめ編 18.08.2023 18:37
<立回り型アクション+まとめ編> ●立回りアクションと、立回り型アクションは異なる。 ●立回りアクションとは、従来の未構造化の段階でのアクションと立回りの混合状態。=未熟な段階 ●アクションと立回りの双方を体系的にまとめ確立し、その上で統合したのが、ハイブリッド・アクション・システム(HAS)である。 ・=立回り型アクション ●立回りは、単なる格闘表現ではない。 ●その本質は、構造化する構造であって、構造化さ...
立回りとアクション04:モビリティと極意 17.08.2023 18:51
<モビリティと極意> ●モビリティとは、アクションのプロレベルでは当然の一般的能力である。 ●それがアクションの極意に結びつく理由、それは形を持たずして形を生み出すところに貢献するから。 ●モビリティが高いことによって、立回りにおいては圧倒的余裕が生まれる。 ●これがモビリティを高めることの真の理由、目的である。 ●余裕があるとは、どういうことか。それはある種の加速装置状態にあるということ。 ●自分の身体反応...
立回りとアクション03:アクションらしさ 16.08.2023 21:26
<アクションらしさ> ●アクションらしさ=アクション表現らしさとは、臨場感の高さと、動きの面白さ(ある種の分かりやすさ)、そしてカッコよさの共存。そのために必要なのが中庸の立ち位置。 ・臨場感の高さ・・・フィクション空間でのリアルさ。 ・動きの面白さ(ある種の分かりやすさ)・・・見たことのない動き ・カッコよさ・・・姿勢形態と雰囲気 ●カッコをつけすぎると臨場感が下がる。臨場感を上げようとし過ぎる...
立回りとアクション02:演技と運動 15.08.2023 14:08
<演技と運動> ●演技だけだと、印象に残らない ・演技だけ=与えられた振付けをそのままやるだけ。 ・→ アクションをやっている感、見ている感がほとんど感じられない。=結果的に印象に残らない。 ・→ カタルシスが感じられないということにつながる。 ●運動だけだと、感情が動かない ・どんなに高度な運動でも、意味の希薄な動きを延々と見せられると、集中力が続かないだけでなく、興味自体が薄れていく。 ・→ 振付...
立回りとアクション01:中庸の立ち位置 14.08.2023 15:15
<中庸の立ち位置> ●運動でも演技でもない、その真ん中に生じた隙間、それがアクションの本質的立ち位置 ・ただし両者を含みつつ、どちらにも偏らない二つの接点に生じた裂け目が一定の空間を維持している状態の、その場所である。 ・即ち、中庸の立ち位置とは無空のこと。 ●無空中枢と非アクション・トーラス ・非アクション・トーラスとは、ドーナツの例えなら身の部分=異分野訓練 ・仮に演技も非アクション・トーラス...
夏休み総集編週間週間05:アクションと中庸 11.08.2023 50:33
今週は、夏休み総集編週間ということで、過去の配信を一週間のテーマごとに、5回分まるまるまとめて再編集したものを毎日お届けいたします。
夏休み総集編週間週間04:アクションと思想性 10.08.2023 54:17
今週は、夏休み総集編週間ということで、過去の配信を一週間のテーマごとに、5回分まるまるまとめて再編集したものを毎日お届けいたします。
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