マンガスクリプトDr.ごとう

漫画家ためになるラジオ

Leisure JA ↓ 331 episodes

マンガってどうやって作るの?漫画制作の裏側に興味がある人へ、プロがストーリーを作る時のちょっとした工夫など、知るとより深くマンガを楽しめる「ためになる気づき」をお届けしています!語り手・ごとう隼平(マンガスクリプトDr.)/元漫画家・東京ネームタンク代表・コルクスタジオ編集長・京都芸術大学准教授 @goto_junpei聞き手・ヨシキ/Web編集者 @moriri_nyo

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Oct 24, 2025

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Episodes

画力向上のための練習は何から取り組む? 便利なツールが多い時代に、あえて基礎から鍛えるポイント #187 26.02.2025

漫画を描くツールがこれだけ発展・便利になった時代において、画力の基礎力向上にイチから取り組むことにはどんな意味があるのか。そして、どんな練習をすれば、より効果的な画力アップへとつながるのか。 今回はマンガスクリプトDr.ごとうが、受講生のために新しく「ドリル」を作成してみた過程で感じたさまざまな問題点や再発見、講座としてみんなで取り組むメリットについて等、ゆるゆると話していく回になります。 人にお願い...

とにかく最短で画力をアップさせたい人ほど、逆に下手になってしまう!?「練習」でハマる罠の正体 #186 24.02.2025

画力を向上させるための練習に取り組む時に一番大事なこと、それは「絵が上手くなりたい!」という気持ちを持って取り組むことです。 「そんなの当たり前では……?」と思うかもしれませんが、絵が特に好きではないという人ほど、「練習のための練習」をやってしまいがち。繰り返すことだけを重視していると、あまり意味をなさないどころか、むしろ逆効果になってしまう可能性さえあります。 漫画のいわゆる「修行回」なんかでは、目...

創作初心者が最初にぶつかった壁「主人公って何するの?」:本気で目指すマンガ原作者への道!第2話 #185 21.02.2025

「漫画描いたことないけど、マンガ原作者になりたいんじゃ……!」というわけで、マンガはもちろんネームすら描いたことのない素人が、テキストだけで漫画原作者を目指す企画の第2週目です。 今回、応募シナリオを書く前にまずは「企画書」を書いてみようというわけで、あらすじの作成に取り掛かってみましたが……なんと1文字も書けませんでした! 理由はシンプルに「自分が主人公にやらせたいことが、何もない」から。外面的な目標を...

好きと得意は何が違う?マンガを描くならどちらを生かすのが正解? 仕事理論から考える創作の伸ばし方 #184 19.02.2025

「好きと得意は違うものであり、やるなら得意を伸ばそう」という考え方は、仕事や勉強における一種の定説ですが、マンガを描くうえでも同じように当てはまるのでしょうか。 自分が「好き」であることはモチベーションの源泉であり非常に重要ですが、マンガとして描くなら「多くの読者に届くか」という面を強く意識する必要があります。 その意味で、「得意」は自身が経験を重ねているからこそ解像度が高く、第三者からの評価が他者...

マンガ好きの漫画家ほど、描きたいジャンルが描けない? 「好き」を描くために必要な解像度を磨くには #183 17.02.2025

「こういうマンガを描いてみたい」と思っているジャンルほど、なぜか描けない問題。趣味ならともかく商業で通用するものとなると、どうしても「好き」より「得意」なジャンルを見極めて描くほうが結果につながりやすい……。 その理由は、これまで積み重ねてきた「取材量」、それに紐づく「感情の解像度」の違いが、得意とする演出パターンや伝え方といったアウトプットに直結しやすいからです。 特に子どもの頃にマンガを読むことで...

本気で目指すマンガ原作者への道!第1話:新世代原作大賞に、旧世代の初心者だけど挑戦してみるぞ #182 14.02.2025

この番組がコンテンツとして大きく欠けている要素、それは「企画」であり「挑戦」です。お悩みに対しての回答や雑談はあれど、定期で追いかけるべき取り組みが何も無いというのは、ずっと話している「応援される主人公・作品」像からほど遠い姿なのではないかと、ついに我々は気づいたのです……! というわけで今週から、ヨシキが「テキストのみでのマンガ原作者」を目指し、週刊少年サンデー 第3回三大漫画賞「新世代原作大賞」へ...

マンガに「成長要素」は絶対に必要? カタルシスの有無より「楽しい要素」で作品の魅力を伝えよう #181 12.02.2025

とにかくどんな物語に対しても、成長要素を求めてしまう「成長厨」の存在。特に編集者に多いのは、成長という要素がいろんな意味でわかりやすいからこそ。 出来なかったことが出来るようになるフォーマットは、それだけでカタルシスの型が成立するという大きなメリットがあります。読者に求められている面は勿論ありつつも、それ以上に「何も考えずに創りやすい」からこそ、重宝しているのかもしれません。 でも、全ての作品で成長...

王道マンガとは何か。大事だけど意外に誰もわかっていない「王道」を使いこなし、結果を掴み取れ ! #180 10.02.2025

マンガにおける「王道」とは何か。それを使いこなるようになると、なぜ成功に繋がるのか。意外とみんなぼんやりしている・誤解している「王道」について、その重要性と正体を徹底解説していきます! まず王道と呼ばれる作品に共通して存在するもの。それは、主人公が望むもの・したいことを一緒に追いかけることによって、読者の心に生まれる応援の気持ち。ずばり「期待感」です。 読んで損をしたくない気持ちが異常に強い時代だか...

「漫画を見る力」こそ人間がAIを上回り続けなければいけない! 今後の必須スキルは目利き・心利き #179 07.02.2025

漫画というエンタメがジャンルとして定着し、海外でも評価を得てから一定期間が経過したことで、アカデミックとして扱われる機会も多くなってきました。いわゆる伝統芸能と呼ばれる古典も、大半はかつて漫画のような位置付けだったエンタメが、時代の経過とともに現在の形へと変化していったものになります。 そんな漫画というジャンルが、その制作過程において他のエンタメと大きく異なっていた要素の1つが「編集者」という存在...

少年漫画で上手に描くべきポイントは「質量」と「機構」! 他ジャンルとのアドレナリン要素の違い #178 05.02.2025

大人の読者も非常に多い少年漫画ですが、本当の読者層である「少年」は何を楽しみに漫画を読むのか? 何に対してアドレナリンが刺激されるのか? その答えは、シンプルに「質量」そして「機構」なのではないでしょうか。 とりあえず何かデカいものが動いている、逆に小さいけど非常に質量が高いことを感じさせる何かが登場する等、質量の存在は他ジャンルより明らかに重視されているように思われます。 さらに、それらのエネルギー...

良い話が描けても、売れるまでは至らないシンプルな理由とは?「エンターテイメントの踊り場」の壁 #177 03.02.2025

漫画を描き始め、ある程度努力したことで「良い話が描ける」までは到達できたものの、その先にある「お金を払ってでも読んでもらえる作品が描ける」の壁が、どうしても超えられない・・・。 このラジオを聴いてくれている方には、特に多いお悩みではないでしょうか。SNSなど無料で読まれる場所では「等身大」「普通」のエピソードなどがバズることもありますが、商業でいえばやはり「キャラクター」が全て。 キャラだけで売れてる...

令和の漫画に求められるスキルは、上手な「邪魔の仕方」? 許されないストレスと必要な困難の違い #176 31.01.2025

令和を迎え、漫画の展開や表現において感じられる大きな変化。それは「ネガティブ」な感情や登場人物が描かれる機会の減少、あるいは回収の速さではないでしょうか。例えば恋愛系漫画における恋のライバル的存在の役割・機能は、以前と明らかに異なるように思われます。 心の痛みや苦しさを感じさせる要素が少ないほど好まれる傾向は強まりましたが、例えば敵が強い系の困難はずっと変わることなく支持されています。こうした許さ...

受動的ではない能動的な感情を描こう! 物語を進める刺激や変化は「人間関係」があるから生まれる #175 29.01.2025

漫画における「感情」は、主人公の願いや想いが叶わないほどに強くなります。だからこそ、願いや想いを叶えるための壁となる役割、あるいは気づきを与える存在として、主人公以外のキャラクターが必要になります。 もちろん主人公を描くだけでそれが表現できるなら問題ないのですが、物語を進める要素となる刺激や変化は、結局のところ「人間関係」に起因することが大半です。主人公以外の言動や行動があるからこそ、主人公のやり...

少年誌と「真逆」の考え方が求められる主人公の創り方とは? ホラーが異質なジャンルである理由 #174 27.01.2025

愛や感動といった「嬉しい」感情を味わうために読まれる作品が多い中、異質な存在となるのが『ホラー』というジャンル。恐怖や酷い目に遭うことを目的に描かれるため、キャラクターの創り方も他と大きく異なってきます。 普通は主人公が何らかの「困難に打ち勝つ」ことを描くはずなのに、それをやってしまうと違うジャンルの作品に。主人公に愛情を持ちすぎてしまうと、途端にコメディや良い話風になってしまうという難しさも・・...

もはや「ジャンル」になった異世界転生や悪役令嬢が生み出す、少年漫画では得られない満足感と共感 #173 24.01.2025

「そろそろブームが終わる」と言われてから、すでに10年ぐらいが経過している異世界転生。もはや単なる流行のテンプレートではなく、スポーツやラブコメと同じく、1つの文化やジャンルとして確立されたフォーマットとして捉えるべきでしょう。 そんな「消えない」存在となった異世界転生、それに近しい分類となる悪役令嬢には、一体どういう魅力があり、どういう層の読者のどんな欲求を満たしてくれているのか。 根本にあるのは、...

コンプレックスは、漫画制作にどんな影響を与える? 恥ずかしさとの向き合い方や編集者との関係性 #172 22.01.2025

コンプレックスは漫画を描くための原動力になります。そこにはある種の「恥ずかしさ」が含まれており、普通であれば隠したくなる部分ですが、ぜひ思い切ってさらけ出してみてください。そこが漫画の難しいところであり、面白いところでもあるのですから。 一方で、担当の編集者がコンプレックスをさらけ出してくるのは、漫画家にとって良いことなのか悪いことなのか。さらけ出してくれる人のほうが信頼関係は深まるように思える一...

訴求力を高めるキャラの立たせ方とは? 関係性や弱点の設定にも役立つ「系統」の発想と8つの分類 #171 20.01.2025

訴求力とは、「キャラが立っている」かどうかで決まるのかもしれません。そしてキャラ立てに大切なのは、感情を表現することとあわせ、キャラが読者にわかってもらえること。 だからこそ、主義や主張、そして価値観を描くことが求められるのですが、急に「あなたの価値観はなんですか?」と聞かれても、すぐに答えられるものではありません。 そこでおすすめなのが、「物事を成し遂げる時、自分は何が必要か?」を考えてみること。...

読者に良い余韻を残すためには、あえて距離を置こう! 作品の締めはアップよりロングカットの理由 #170 17.01.2025

物語の最後をどう締めるかで、作品自体の印象・評価が変わってしまう可能性があります。読者にはクライマックスを存分に味わってもらったからこそ、読み切り作品では「少し距離を置く」ぐらいの締め方が最適になるでしょう。 例えば締めのパートであまり感情を伝えすぎてしまうと、読者の興味が近付いたままで終わってしまうため、中途半端な読後感になってしまう危険も。人物のアップなどで締めようとする場合も同様です。 逆に後...

漫画のコマ割りで意識すべきは、1ページあたりのコマ数よりも読者への上手な「期待値」の持たせ方 #169 15.01.2025

漫画の1ページあたりの「コマ数」は、年々少なくなっている印象です。10年前ぐらいだと5,6コマが主流だったのが、最近では3,4コマぐらいになっているのではないでしょうか。 ただ、漫画構成の考え方が変わったわけでは決してなく、「1ページ単位から、見開き単位で5,6コマを使うようになっただけ」と描き手側は捉えたほうがいいでしょう。 最適なコマ数は閲覧の仕方によっても変わるもの。スマホが主流になったことで、シンプルに...

作家性や作風はどこから生まれる? 「自分が描いてて楽しい」感情表現を極めることで成長しよう #168 13.01.2025

「作家性」や「作風」といわれるような、その漫画家からしか感じられない「らしさ」とは、作品のどこに現れるものなのか。それは恐らくストーリーではなく、感情表現やコマ割りといった部分なのではないでしょうか。 例え全く同じ原作で描いたとしても、漫画家ごとに各々別の作品となるのは、やはり各々が持ち味としている表現が異なるからこそでしょう。 そう考えると、漫画家自身が描いていて得意な感情・楽しくなる感情をただた...

主人公たち、心の声で喋りすぎてるかも…? 漫画でモノローグは「演出手法」として適切に用いよう #167 10.01.2025

演劇では多用される一方、映像作品ではほとんど使われることがない「モノローグ」について、漫画ではどのような場面で・どれぐらいのバランスで用いるのが適切なのか。結論としては、「作風次第」「演出次第」となります。 例えば少女漫画・少年漫画では心の声(=モノローグ)が用いられることが多いですが、それは読者にわかりやすく喜怒哀楽を伝えることが必要となるからです。 また、基本的に口に出して喋っていい状況ならセリ...

漫画は訴求ポイントより「訴求感情」が大事! 何度描いても飽きない感情を知るヒントとなる分類法 #166 08.01.2025

漫画の企画を立てる上では「訴求ポイント」がよく重視されます。しかし本当に重視されるべきは、作者が何度描いても飽きない感情であり、読者も何でも読みたい感情である「訴求感情」ではないでしょうか。 もちろん作者と読者のその感情が交わる点はとても狭く、それゆえに相当尖らせないといけません。ただ、描きたい感情さえしっかり定まっていれば、その感情にあわせて状況も用意できるようになり、作品全体もブレることなくク...

漫画を描くモチベーションを高めるには、自分の「感動」に注目? 描いてて楽しい感情を見出す方法 #165 06.01.2025

漫画を描く以上は、モチベーションにしっかりと着火し、「これこそが自分の作品だ!」とずっとモチベーションを維持できるような作品を書くことが何よりも大切です。 そのために重視したいのは、まずは自身の中にある「感動」の気持ちを意識することです。漫画を描いていると、どうしても他者からの評価ばかりが気になってしまいますが、モチベーションは自分の内側から湧いてくるものです。 だからこそ、最近どんな小さな感動で何...

私たちの心の声は、どこから・どうやって生まれるのか…? 去年ベストバイだった「タコの本」の話 #164 03.01.2025

明けましておめでとうございます!「漫画家ためになるラジオ」は正月三が日でも変わらず配信を続けておりますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます! とはいえお正月ぐらいは特別編をということで、1月1日・3日の配信分については、なんと「ためにならない」話をお届けしております。 第二弾となる本日は、マンガスクリプトDr.ごとうにとって2024年のベストバイだった「タコの心身問題」という書籍を紹介させていただきま...

夢の中でいつも同じ建物が舞台になるのは普通…? 初夢を見る日に紹介したい「こんな夢を見た」話 #163 01.01.2025

明けましておめでとうございます!「漫画家ためになるラジオ」は元旦でも変わらず配信を続けておりますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます! とはいえお正月ぐらいは特別編をということで、1月1日・3日の配信分については、なんと「ためにならない」話をお届けさせていただきます。 第一弾となる本日は「こんな不思議な夢を見た」というだけの話。 荘子の「胡蝶の夢」のように、夢と現実の区別がつかない話と見せかけて...

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