ナマケもん

ナマケもん戦略研究所 ラジオ

Business JA ↓ 240 episodes

『ナマケもん戦略研究所 ラジオ』は、著者がこれまでに執筆してきた思想・社会批評・経営論を耳から味わえるかたちで届ける試みです。現代社会を覆う「効率」「競争」「正しさ」といった規範に対し、ナマケモノのように「小さく・深く・しなやかに」生きる知恵を語り直します。番組では、『ナマケもん戦略』『MBA的常識の限界』『絶滅の巨人』に示した経営論から、『ブラックなホワイト社会』『優しい全体主義』に描かれた社会批評、さらに『嘘の社会学』『死の社会学』によるメキシコ社会研究まで、多彩な著作のエッセンスを紹介します。本ラジオは、資本主義の限界や制度の疲労と再生、無条件の承認、共同体的秩序の可能性、そして文化や倫理の...

Author

ナマケもん

Category

Business

Podcast website

podcasters.spotify.com

Latest episode

Jul 11, 2026

Where to listen?

Podcasts in the app Replaio Radio Coming soon

Podcasts are coming to the app soon. Install now and be the first to see a whole new take on podcasts

Get it on Google Play Install for free Android 5M+ downloads · 4.8 rating iOS soon

Episodes

【週刊】ナマケもんマガジン 第28回 29.03.2026

(2026-03-29) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、...

制度敗戦Ⅱ 保守と確信を超えて 第8章 28.03.2026

第三の軸は、人権・自由・平等等の抽象的普遍理念を一様に適用しようとする「抽象的普遍主義」と、具体的な生活世界の経験に即して制度を設計する「生活世界重視」の対立である。普遍理念は必要だが、そのまま導入すれば文化や歴史を無視した暴力的同一化になり得る。教育や医療の全国一律モデルは、地域差や個別性を無視し制度の形骸化を招く。生活世界重視は、地域文化や当事者の声を制度設計に反映させつつ、普遍理念を現場に媒...

MBA的常識の限界 第2部 第6章 ナマケもん戦略の関係性論 ― 意味で選ばれる企業へ 25.03.2026

ナマケもん戦略はディール型関係を転換し、価格や条件ではなく「物語=意味」で選ばれる関係を中核に据える。意味で選ばれる企業は、代替不可能性を持ち、顧客や従業員、取引先を単なる対象ではなく物語の共演者として扱う。MBAが効率と攻略を重視するのに対し、ここでは共感と深さが優先される。老舗商店や職人企業、社会的企業のように、物語が競争優位を超えた持続性を生む。小さく・深く・しなやかに関係を育てることで、消耗...

死の社会学 序章 なぜ「死の社会学」なのか 24.03.2026

「人命の閾値」という視点から、メキシコでは命が制度・文化の中で可処分化されている現実を提示する。日本(畏敬)・西欧近代(隠蔽と例外)・メキシコ(祝祭化)を比較し、死が社会の生命観を映す鏡だと位置づける。前著『嘘の社会学』の問題意識を死へ拡張し、閾値構造の可視化を本書の目的とする。

絶滅の巨人 第7回 なぜ巨人は同じ場所で倒れるのか 23.03.2026

巨人が同じ場所で疲弊するのは、資本主義が内包する三つの罠が連動するからだ。①規模の罠:拡大は投資回収のための拡大を呼び、止まれなくする。②関係性の罠:価格・契約・評価など条件化で信頼が育たず切れやすい。③柔軟性の罠:効率化が余白を消し変われない硬直をつくる。正解を積み重ねるほど逃げ場がなくなる土俵への警告である。

【週刊】ナマケもんマガジン 第27回 22.03.2026

(2026-03-22) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、...

制度敗戦Ⅱ 保守と確信を超えて 第7章 21.03.2026

第二の軸は、世界市場と大国に過度に依存する「グローバル依存」と、地域資源を地域内で回す「地域循環」の対立である。日本企業の海外移転や金融自由化は短期的効率を高めたが、地方の空洞化と制度の対外従属を深めた。これに対し地域循環は、地域金融、再エネ、地産地消などを通じて資本と承認を地域内で循環させる構想である。文化面でも、固有の祭りや産業を観光商品ではなく地域の誇りとして位置づけ直すことが重要となる。完...

MBA的常識の限界 第2部 第5章 MBA的関係論の限界 ― 数値化される信頼 18.03.2026

MBAは信頼や承認さえ測定し、NPS・LTV・満足度・エンゲージメントなどで管理しようとする。しかし数値化は関係を条件化し、比較・ランキング化を生み、形式的な改善運動へ変質させる。現場ではスコア操作や「高得点依頼」が起こり、数値が上がるほど信頼が毀損する逆説が生じる。本質的な信頼は、あえて測定せず曖昧さを残すことで維持される側面を持つ。ナマケもん戦略は曖昧さを力とみなし、測定の支配から関係性を解放して深め...

嘘の社会学 あとがき 17.03.2026

あとがきでは、著者自身が「メキシコ人は、どうして嘘ばかりつくのか」という挑発的フレーズを掲げた意図と逡巡が率直に語られる。それは侮蔑ではなく、日本人が直面する文化的ギャップを真正面から思考するための装置であり、嘘と沈黙を生存戦略・社会合理性として捉え直す試みであったと振り返る。メキシコでの経験を通じ、約束不履行や会議の沈黙、契約破りを「怠慢」と断じず、その背後の歴史・統計・構造を読み解く必要性を痛...

絶滅の巨人 第6回 便利すぎる社会が生んだ制度疲労 16.03.2026

便利さは善意の物語から始まったが、競争軸になると「提供できて当たり前」の義務へ固定化し、支える側の負担が不可視化される。即時性は待つ余白や断る余地を奪い、社会を常時緊張させる。定額・使い放題は要求を無限化し、提供者は終わりなき義務に巻き込まれる。便利さ自体が悪ではなく、無制限に拡張し続ける制度が疲弊=制度疲労を生む。

【週刊】ナマケもんマガジン 第26回 15.03.2026

(2026-03-15) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、...

制度敗戦Ⅱ 保守と確信を超えて 第6章 14.03.2026

第一の新軸は、既存制度を小手先で補修し続ける「制度延命」と、制度そのものを根底から組み替える「制度創生」の対立である。年金・医療・労働・教育など多くの制度は、給付調整や基準変更といった延命策に依存し、問題の先送りと制度疲労を招いている。これに対し制度創生は、「老後保障」から「生涯生活保障」へ、「一括教育」から「生涯学習制度」へと発想を転換し、自国の文化や価値観を基盤に再設計する営みだ。延命は右左を...

究極の生存戦略 第6回 遅さと共生の未来 14.03.2026

連載全体を通じ、ナマケモノは資本主義が前提としてきた加速・拡大・競争の論理への対抗的象徴として描かれる。人類の危機は環境問題だけでなく、生存そのものが資本循環に組み込まれたことにある。未来への鍵は「遅さ」と「共生」にあり、効率や成長ではなく関係性と持続を重視する価値転換が求められる。進化とは速さではなく、環境と共に生き続ける能力なのである。

究極の生存戦略 第5回 承認と競争の制度化 13.03.2026

学校、職場、SNSは承認を競争と評価に結びつけ、人間の存在価値を市場基準に従属させている。承認は有限資源となり、勝者と敗者を必然的に生む制度へ変質した。誰も悪意なくとも排除が生まれる構造が社会を不安定化させる。競争しないナマケモノは、関係性の中で存在が認められるもう一つのモデルを示す。承認を市場から解放することが社会再生の鍵となる。

究極の生存戦略 第4回 承認と存在の意味 12.03.2026

本来の承認は「そこにいるだけで価値がある」という関係性に基づいていた。しかし現代社会ではSNSや成果主義によって承認が数値化され、競争の結果としてしか得られなくなった。承認を失った人は社会的に排除される。ナマケモノは生産性を示さずとも生態系に不可欠な存在であり、「存在そのものが価値である」ことを示している。持続可能な社会には無条件の承認の回復が必要である。

MBA的常識の限界 第2部 第4章 承認の構造と資本主義の病理 11.03.2026

資本主義は承認を成果・利益・購買などの条件に結びつけ、承認を条件化・比較化・一時化させた。人も企業も「役立つ存在」でなければならないという強迫に縛られ、承認を得るための競争が消耗を生む。MBA的関係論は顧客満足やエンゲージメントを数値化し、承認を制度として固定し、病理をむしろ強化する。結果として弱い顧客・成果の出ない従業員・利益の薄い取引先が排除され、尊厳が揺らぐ。ナマケもん戦略は無条件の承認を土台...

究極の生存戦略 第3回 時間と労働 11.03.2026

西欧では労働は余暇の手段、日本では労働自体が意味を持つとされてきたが、現代資本主義は労働も余暇も消費循環へ取り込んだ。その結果、人間は「何もしない時間」を失い、常に生産性を求められる社会に置かれている。ナマケモノは無為の時間を生存戦略として保持し続けてきた存在であり、人類が持続的に生きるためには、無駄とされた休息や存在そのものの時間を回復する必要がある。

嘘の社会学 終章 10.03.2026

終章では、本書全体の議論を総括する。メキシコでは、侵略と植民地支配、シミュレーション政治、格差と制度不信の歴史の中で、嘘と沈黙が不誠実ではなく合理的な生存戦略として文化的に正当化されてきたと整理する。一方、日本の信頼社会も監視社会化と制度疲労により、嘘と沈黙の増殖を経験しつつある。日系企業にとって重要なのは、メキシコの嘘と沈黙を倫理的欠陥ではなく合理性として理解し、確認・承認・保証を組み込んだ経営...

究極の生存戦略 第2回 移動の逆説 10.03.2026

人類は移動の加速を進歩と考えてきたが、それは移民摩擦、パンデミック拡散、地域文化の衰退といった新たな問題を生んだ。一方ナマケモノはほとんど移動せず、環境と一体化することで安全と持続性を確保している。移動しないことは停滞ではなく合理的適応である。テレワークなどの社会変化が示すように、現代社会には「動かない合理性」を再評価する視点が求められている。

絶滅の巨人 第5回 信用を扱う者ほど信用を失う 09.03.2026

金融・インフラは本来、長期の信頼と「止まらないこと」で成立していたが、自由化や競争で規模と効率が正義となり巨大・複雑化した。信用は金利・手数料・還元など条件で管理され、比較可能になった瞬間に流動化して崩れやすくなる。止められない巨大システムは小さな歪みでも社会不安に直結し、柔軟に直せない。信用を扱うほど信用を摩耗させる逆説が起きる。

究極の生存戦略 第1回 動かないことの合理性 09.03.2026

ナマケモノは「怠け者」と誤解されがちだが、その生態は極端に効率化された生存戦略である。低栄養の葉をゆっくり消化し、代謝や活動量を最小化することでエネルギー消費を抑え、捕食者からも身を守る。彼らは速さや拡大ではなく「遅さ」と循環を選択し、数千万年生き延びてきた。この姿は、進化を加速と成長で測ってきた人類の価値観を問い直し、持続可能な未来は効率ではなく調和にある可能性を示している。

【週刊】ナマケもんマガジン 第25回 08.03.2026

(2026-03-08) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、思...

制度敗戦Ⅱ 保守と確信を超えて 第5章 07.03.2026

ここまでの検討から、保守/革新の対立はフランス革命、産業革命、冷戦という歴史条件に依存した暫定的な整理原理であったことが明らかになる。高度成長と55年体制の下では有効に機能したが、冷戦後の多元的な課題の前では現実を単純化し過ぎ、中間的立場や新しい発想を覆い隠してしまう。結果として、保革軸の崩壊は政治から思想的方位磁針を奪い、部分的延命策の乱発とビジョン不在を招いた。古いラベルにしがみつくことは制度敗...

MBA的常識の限界 第2部 第3章 深層的関係 ― 信頼資本の形成 04.03.2026

深層的関係は条件ではなく「信頼」によって結ばれ、「この会社だから」「この人だから」という代替不可能性を生む。信頼資本は反復的な誠実さ、共有された物語、承認の積み重ねから形成され、財務諸表には載らないが企業の持続力の核心となる。MBA的常識は信頼をNPSやLTVで測ろうとし、数値化した瞬間に条件化・管理化して本質を損なう。ナマケもん戦略は信頼を意識的に育て、関係が長いほど強くなる逆説を資本として組み込む。

嘘の社会学 第10章 03.03.2026

不信社会は停滞や非効率の象徴とされがちだが、柔軟性・即興性・濃密な非公式連帯といった独自のエネルギーを内包している。本章は、このエネルギーを制度創生へ転化する条件として、①制度が期待通りに機能する小さな成功体験の蓄積、②成果ではなく存在を承認する文化、③公式と非公式を橋渡しする設計の三点を挙げる。また、日本の制度疲労とメキシコの不信社会を相互学習の関係として捉え、前者は「制度を守る力」、後者は「制度...

Listen to the ナマケもん戦略研究所 ラジオ podcast in Replaio

Radio and podcasts in one app - free, with no sign-up. Install today and do not miss the launch

Get it on Google Play

Replaio is not a podcast publisher; show names, artwork and audio belong to their authors and are distributed through public RSS feeds.