ナマケもん

ナマケもん戦略研究所 ラジオ

Business JA ↓ 240 episodes

『ナマケもん戦略研究所 ラジオ』は、著者がこれまでに執筆してきた思想・社会批評・経営論を耳から味わえるかたちで届ける試みです。現代社会を覆う「効率」「競争」「正しさ」といった規範に対し、ナマケモノのように「小さく・深く・しなやかに」生きる知恵を語り直します。番組では、『ナマケもん戦略』『MBA的常識の限界』『絶滅の巨人』に示した経営論から、『ブラックなホワイト社会』『優しい全体主義』に描かれた社会批評、さらに『嘘の社会学』『死の社会学』によるメキシコ社会研究まで、多彩な著作のエッセンスを紹介します。本ラジオは、資本主義の限界や制度の疲労と再生、無条件の承認、共同体的秩序の可能性、そして文化や倫理の...

Author

ナマケもん

Category

Business

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Jul 11, 2026

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Episodes

制度敗戦Ⅲ 分配と承認の統治論 第5章 三本柱の財源デザイン 11.07.2026

非成長ベース財政の中核として、土地課税・消費課税・データ課税の三本柱を提示する。土地は存在基盤、消費は地域循環、データはデジタル時代の主権として位置づけられる。これらを組み合わせることで、成長の果実ではなく、生活実態に根ざした分配の正統性を再構築する。

人類普遍の真理を疑う 第1章 憲法改正論の現在地 08.07.2026

現代の憲法改正論は安全保障や緊急事態条項など多様な論点を含むが、議論は制度の是非に集中しており、共通して「制度を整えれば社会は良くなる」という前提に立っている。本章は、この制度中心の議論が人間のあり方を十分に問うていないことを指摘し、制度ではなく人間に視点を移す必要性を提示する。

死の社会学 第15章 社会関係資本と不信社会 07.07.2026

社会関係資本(信頼・規範・ネットワーク)の脆弱さが、命を守る制度の背後基盤を崩す。制度不信が通報忌避と沈黙を合理化し、不処罰→不信→沈黙→暴力拡大の循環を作る。信頼は家族・血縁に閉じ、公共圏の協力が弱まることで「家族外の命」が軽くなる。重要なのは不信が非合理ではなく生存戦略として合理的だという点。

危機と戦争の金融資本主義 第7章 ウクライナ戦争とイラン危機 06.07.2026

ウクライナ戦争と対ロシア金融制裁は、ドルが地政学的な武器として使用される現実を示した。この動きは各国に準備資産の多様化や脱ドル化の動機を与えている。さらに2026年のイラン危機とホルムズ海峡をめぐる緊張は、エネルギーと通貨秩序の結びつきを再び浮き彫りにした。本章では、現在の地政学的対立が金融秩序の再編を促している状況を分析する。

【週刊】ナマケもんマガジン 第42回 05.07.2026

(2026-07-05) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、思...

制度敗戦Ⅲ 分配と承認の統治論 第4章 長依存からの離脱 04.07.2026

成長を前提とした税制・社会保障・公共投資は、人口減少と高齢化の時代に持続困難となっている。本章は、成長に頼る財政から、循環と持続を基盤とする財政への転換を提案する。土地・消費・データを新たな財源とし、中央集権から地域分権へ移行する必要性を論じる。

MBA的常識の限界 第4部 最終章 到達点ではなく、あり方としての戦略 01.07.2026

ナマケもん戦略は固定された到達点ではなく、変化の中で維持される動的なあり方であることを示す。第四象限はゴールではなく、持続性を保つための姿勢であり、企業は環境変化の中で常に揺らぎ続ける。その中で軸を失わず、関係と余白を保ち続けることが重要である。経営とは勝つことではなく続くことであるという本書の核心がここで再確認される。

死の社会学 第14章 失踪と不可視の死 30.06.2026

失踪は「死体なき死」として統計外に置かれ、存在そのものが抹消される不可視の暴力である。国家機関の関与や共犯が疑われる事例もあり、制度が命を守るどころか消す側に回る。遺族は自力探索に追い込まれ、哀悼の終わりが訪れない。不可視化は閾値を極限まで下げ、恐怖と沈黙、不信を社会に定着させる。

危機と戦争の金融資本主義 第6章 リーマン危機と中央銀行バランスシート資本主義 29.06.2026

2008年のリーマン危機は、市場の自己調整能力という金融自由化時代の前提を崩壊させた。これに対し各国中央銀行は大規模な量的緩和を実施し、市場を直接支える主体となった。その結果、金融市場は中央銀行のバランスシート拡大に依存する新しい体制へと移行した。本章では、金融危機が中央銀行主導の金融資本主義を生み出した過程を検討する。

【週刊】ナマケもんマガジン 第41回 28.06.2026

(2026-06-28) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、思...

制度敗戦Ⅲ 分配と承認の統治論 第3章 資本主義の最後の砦 27.06.2026

先進国では生命維持レベルの分配は制度化されたが、その先の豊かさは市場競争と自己責任に委ねられている。成長が失われた資本主義は、余剰の拡大ではなく限られたパイの奪い合いに変質した。本章は、成果や数値による承認不安が人々を競争へ駆り立てる構造を批判する。

MBA的常識の限界 第4部 第4章 移動の戦略(どのように変わるのか) 24.06.2026

企業が持続性の高い領域へ移動するためのプロセスを示す。変化は段階的であり、まず拡大前提の見直しから始まり、次に関係性の転換、そして余白の回復へと進む。三つの軸は相互に連動しており、単独の施策では成立しない。移動とは何かを加えることではなく、拡大・効率・短期成果への執着を手放すことであると定義する。

死の社会学 第13章 格差と命の格差 23.06.2026

格差は所得差に留まらず、医療・教育・治安へのアクセス差として「命の格差」を固定化する。富裕層はゲートや私設警備で高い閾値を確保し、貧困層は暴力被害とリクルートの集中で低い閾値に晒される。教育格差が将来機会を分断し、命の軽視が世代再生産される。日本は勾配が緩やかで断層化が小さい点が対照となる。

危機と戦争の金融資本主義 第5章 ニクソン・ショックと石油ドル体制 22.06.2026

1971年のニクソン・ショックにより、ドルと金の交換は停止され、ブレトンウッズ体制は崩壊した。通常であれば基軸通貨は信認を失うはずだったが、1973年の石油危機を契機に石油ドル体制が成立する。石油取引がドル建てで行われることで、世界経済は引き続きドルを必要とした。本章は、ドル体制が危機を通じて新しい形に変化し延命した過程を分析する。

【週刊】ナマケもんマガジン 第40回 21.06.2026

(2026-06-21) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、思...

制度敗戦Ⅲ 分配と承認の統治論 第2章 中央集権国家と成長モデル 20.06.2026

近代国家は、成長によって生まれる余剰を中央に集め、教育・福祉・公共投資として再分配することで正統性を確保してきた。戦後日本の高度成長体制はその典型である。しかし成長が鈍化すると、中央集権的な分配モデルは制度疲労を起こし、地方依存や世代間対立を深めていく。

MBA的常識の限界 第4部 第3章 現在地を測る(診断ツールとしてのマトリクス) 17.06.2026

三次元マトリクスを診断ツールとして用い、企業の現在地を把握する方法を提示する。売上の成り立ち、拡大依存の有無、余白の存在という三つの問いにより、実態を可視化する。多くの企業が複数象限にまたがる不整合を抱えていることを指摘し、その認識が変化の前提となるとする。本章は改善策ではなく、前提を問い直すための基盤を提供する。

死の社会学 第12章 不処罰と司法制度の崩壊 16.06.2026

不処罰は命の閾値を制度的に下げる核心で、殺人が裁かれない現実が「命は守られない」を学習させる。捜査能力不足・人員不足・腐敗が制度を弱体化し、失踪は死を記録からも消す。司法改革も政治介入の危険を孕み、独立性の弱体化が不処罰を再生産しうる。無力感と沈黙が暴力拡散を促す。

危機と戦争の金融資本主義 第4章 二度の世界大戦とドル覇権の成立 15.06.2026

ドル覇権は市場競争の結果というより、二度の世界大戦による制度転換の産物である。欧州諸国が戦争によって疲弊するなかで、アメリカは最大の債権国となり、国際金融の中心へと台頭した。1944年のブレトンウッズ体制はドルを基軸通貨とし、IMFや世界銀行とともに新しい金融秩序を制度化した。本章では、戦争が覇権通貨の交代を決定づけた過程を検証する。

【週刊】ナマケもんマガジン 第39回 14.06.2026

(2026-06-14) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、思...

制度敗戦Ⅲ 分配と承認の統治論 第1章 宗教的倫理と統治の逆説 13.06.2026

宗教的倫理は本来、人間の救済を目的とする内面的規範であった。しかし、勤勉・倹約・禁欲を通じて人々を自発的に規律化し、結果として資本蓄積と社会秩序を支えた。本章は、ヴェーバーの「鉄の檻」を手がかりに、宗教的規律が統治装置へ転化する逆説を明らかにする。

MBA的常識の限界 第4部 第2章 三次元マトリクス(柔軟性の導入) 10.06.2026

二次元の枠組みに柔軟性の軸を加え、経営を三次元で捉える視点を提示する。効率を極めた組織は余白を失い、変化に対して脆弱になるという逆説を明らかにする。柔軟性はスピードではなく余白として定義され、管理ではなく保持によって生まれるものである。規模・関係性・柔軟性の三軸は相互に連動し、持続性へ向かう一つの方向性を形成する。

死の社会学 第11章 殺人率と国際比較 09.06.2026

殺人率の国際比較で、メキシコが「命が奪われやすい社会」であることを数量として示す。2006年以降の急増、地域偏在、そして不処罰との連動が、偶発ではなく構造的現象であることを示唆する。日本の極低水準との対照は、文化的態度だけでなく制度の機能差を照射する。統計は閾値の低さを可視化する指標となる。

危機と戦争の金融資本主義 第3章 ポンド基軸体制の栄光と制度疲労 08.06.2026

19世紀の世界経済は、金本位制とロンドン金融市場を中心とするポンド体制によって支えられていた。イギリスは世界の工場であり、同時に世界の銀行でもあった。しかし産業競争の激化と金本位制の硬直性は体制の内部に制度疲労を蓄積させていく。第一次世界大戦はこの矛盾を一気に表面化させ、ポンド体制は徐々に崩れていく。本章は、金融覇権がどのように制度疲労によって衰退するのかを分析する。

【週刊】ナマケもんマガジン 第38回 07.06.2026

(2026-06-07) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、思...

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