jinとkeichi

ロッキンチェアー

Music JA ↓ 128 episodes

ジンとケイチが音楽と世の中について思うことを語っていく楽屋トーク番組。熊本/宮崎/大分/デンマーク...という雄麗な自然の中でスケボーしながら90年代カルチャーにインスパイアされ続けているjin yamaguchi(ジン)と、そこから遠く東京で沢山の映画を観ながら暮らす熊谷慶知によるポッドキャスト。今持っているものが大きく異なる僕ら二人が、10代のうちの割と長い時間を共に過ごした記憶だったり、ビートルズやインディーロックという共通の好みを軸に、音楽に限らず、社会や生活について思うことをつらつらと語っていきます。【毎週火曜更新】

Author

jinとkeichi

Category

Music

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May 16, 2026

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Episodes

#76 プログレと僕ら/空を見上げるということ:月食 15.11.2022

小学生の頃、熊本市内から小一時間くらい車で走ったところにある天文台に何度か連れて行ってもらっていたのをこの回を編集しながら思い出していました。雲ひとつない快晴の休日の昼は、それだけで夜に星がキンキンに見えるような気がして、今はもう感じられないほどの、それこそ宇宙に行くくらいのワクワクに包まれていて、そんな日は何故か、結構な確率で親が天文台に行こうと提案してくれた覚えがあります。開けた郊外の幹線道路...

#75 Revolver(2022mix)を僕らはこう聴いた Guest:Handelic&大倉健 08.11.2022

ハンダさんと大倉さんをお招きして映画Get Backの話をしたのがもう一年近く前になりつつあるということが信じられないのですが、またこうやって、住む国は違えど集えたことに、本当に感謝しかないです。なんらかのインタビューを受けることが将来僕らにあったとして、師として名前をまず挙げるであろうお二人。インスピレーションとか、勇気とかを、節目節目で確実に与えてもらってます。勝手に。本編は最近の生活のことに触れつつ...

#74 チェコへの修学旅行/渋谷の例のお祭りについて/まどマギとディカプリオ 02.11.2022

色々重なって久々の収録になった今回。本編の「人が集まること」について、僕が割と最近観た映画『バクダットカフェ』の感想(インスタに映画アカウントを持ってるんです実は)がなんとなく内容に掠ってそうなので、しかも結構いい文章な気がするのでほぼそのまま流用します。二次利用。"ストーリーは至ってシンプルで、特段何か仕掛けがあるとかではないけれど、前半で繰り返される日常をひたすら丁寧に描き、そのことをほぼ直喩...

#72 "生きた"音楽であることとは/BjorkとFlexlifeとトロヴァヨーリ 11.10.2022

少しずつ渋谷にリアリティを感じ始めていて、例えば休憩時間に宮下パークの下を通って昼ごはんか晩御飯かわからないけど何か食べて、近くのレコード屋でNew Arrivalのコーナーを一通り見た後の黄昏時、少し涼しくなってきた空気とか、少し前まではただただ居心地が悪いだけだったけれど、今は、どことかは知らないけどブランドっぽい服着た人波や、横断歩道待ちで大きな声で喋る外国人の家族にも変な親しみを覚えたりします。秋だ...

#71 映画は何故面白いのか考える/デンマークのZ世代における政治・宗教の話題 04.10.2022

いつもに増して適当なことを喋っているのですが、この、居酒屋にいるおじさんの説教と根本的にあんまり変わらないような気がしないでもないトークが、聴いてくれた人の人生にほんの少しでも良い影響を与えたなら幸せです。ジョンフォードのことだって、今日初めて観てきたのに偉そうに語ってるわけなので浅はかこの上ない。僕は(あるいは僕らは?)いつもそうなのだ。昨日聞いた話を、さも10年前から知っているかのように堂々と語...

#69 批評的であることの哀しさ/アステアみたいにステップ踏んで 20.09.2022

毎年、夏の終わりの暇な平日とか、家から出られない嵐の午後とか、ツールドフランスが観たくなります。自転車レースとか普段は興味ないけど、フランス国民が選手に覆い被さるかのように沿道から応援してる様子、その街並みのシックな美しさ、澄んだ冷たい草原の風、高原の街、そういうのをだらだらと観るとき以上の幸せなどないような気がしてきます。そういう穏やかさと、その穏やかさの中を恐ろしいほどのスピードで走り抜けてい...

#68 外国時間を計算しながら/コーヒー&シガレッツ/マンチェスターについて 12.09.2022

久々の通常回、この一週間それぞれが観た映画「コーヒー&シガレッツ」「Nope」「みんなのバカンス」の話をしつつ、ジョンメイヤーやオアシスやハリースタイルズといったロックスターたちと僕らの関係について触れる"ただの"カルチャートーク度合いが高めに。Silk SonicやMac Millerみたいな、真っ直ぐは通ってこなかった人たちについても。こうやって誰かの生み出したものに熱くなり、救われることが何かからの逃げのような気がし...

#67 kentarowさんとHandelicを迎えて音楽について話した"チル"で"So Much Fun"な夜 08.09.2022

現在宮崎で暮らすミュージシャン・kentarowさんをお招きして、Handelicの新譜でのコラボを軸に話を進めた今回。四国、関東、九州へと拠点を移してきたこと、サーフィンやヒップホップカルチャーとの関係、「誰に向けて歌うのか」...。クールな声で一つ一つ言葉を選んで喋るその雰囲気があまりに素敵で、ロッキンチェアー史上最もチルなエピソードに。ケイチはこれまで一度も言葉を交わしたことがなかったにも関わらず凄くリラック...

#66 ジンとケイチの往復書簡 30.08.2022

今回はいつもと違う、それぞれがひとり語り形式でお届けするRC。どうなったかは聴いて確認してください。しかし、SonicManiaでプライマルスクリームのRocksやMovin' on Upで踊っていた瞬間のことが前世の記憶のように感じられて何か寂しい。どんどんと、僕の心も身体も完全に支配してしまうような、ロックの初期衝動に慣れてしまってきていることの寂しさ。そんな中じんわりと沁み渡るStella Donnellyの新譜。"Just what is it tha...

#65 flex lifeの青木里枝さんとHandelicを迎えて音楽とライフスタイルについて話した夜 19.08.2022

熊本を拠点に活動するユニットflex lifeの里枝さんと、準レギュラーのHandelicをお迎えすることとなった今回。Handelicの新譜"So Much Fun"の9曲目「Coffee And Donuts」の舞台裏は勿論のこと、りえさんの紡ぐ「詩」としての歌詞についてだとか、ボーカリストとしての絶妙さとその魔法的な部分のことだとか、そういうずっと訊いてみたかった・話してみたかったことをクールとチャーミングとシリアスが同居してるようなりえさんご...

#64 Handelicの新譜"So Much Fun"を本人と語った夜 08.08.2022

7/29にリリースされたHandelic(ハンダマサユキ)の新アルバム。ここでいくら書いても仕方ないのでまず聴きにいってもらいたいところではあるけれど、未聴の方にとってはSo Much Funを理解する補助線として、既にネイチャー的でストリートなこのアルバムの虜になっている方にとってはより深くその魅力を感じるためのサブ・テキストとして楽しんでもらえる回になったはず。必要以上に取り繕ったり、姿の見えない誰かや「世間」に心...

#63 続・郊外にあること/土地と物の持つ記憶/RideのSeagull 27.07.2022

世間の隅っこでその場で思いついたことをただただ話すだけの僕らを見つけて聴き続けてくれている方が、最初に思っていたよりも随分多くて、改めてそんな皆さんに感謝したいなと思います。僕らが楽しければいいよね、で始めたけど、やっぱり誰も聞いてくれなかったら辞めてたと思う。一銭にもならないけど何かしらの表現をして、それを社会に放ってみるのは、どこにも辿り着けない僕にとっての命綱のようなものに、もう、なりつつあ...

#62 サーフィンとロック/Diner Songについて/G・Love 19.07.2022

今回本編でジンが少し話していた「相反する二つの感情があるっていうのは普通」ということについて、僕らは時々なんか忘れがちな気がする。たかだか140字で世の中の真理っぽいことが書けるわけはないのに、扇情的で「巧い」言葉が実際に世の中に影響をもたらしていくようになってきていて、例えば何らかのリサーチをするとき、おそらく真っ先に参考にされるであろうそれらは、言うて「多数こそが正義」の論理でしかないのだけど、...

#61 Revolverと僕らの距離/会話は大喜利説/リコリスピザ 12.07.2022

音楽を聴くことと精神的な状態(「成長」と呼びたくない)や生活というのは、それはもう密接に関わっていて、永遠に同じように自分に響いてくるわけではないというのが時々とんでもなく辛くなる時があります。あんなに、震えるほど好きだった曲を聴いて何も感じなくなっていた時のどうしようもない喪失。どんどんどんどん何かに感動することが減ってきていること。受け取ったものから圧倒的な何かを自分の中で作り上げ盲目的に傾倒...

#60 郊外都市で耳をすませば/グラストンベリーとTLC・Beck・Doors 05.07.2022

野猿街道という幹線道路をバスで行く夏の夕べの、何にも満たされるようなことがないはずなのに果てしなく満たされる感覚のことが分かるのは、きっと僕だけじゃないはず。ぬるま湯のような外気、バスの振動、停留所を告げるアナウンス、夕暮れの中でも限りなく夜に近い瞬間、そういうやつ。聖蹟桜ヶ丘駅の中には当然のように花屋があって、錆びれかけたターミナルと駅ビルの床は高度成長が薫ってくるようなタイル張りで、それらは30...

#59 ひとりひとりのブルース(都市と地方をつなぐ)/ストリートにいるジン 30.06.2022

おれの言葉、全部借り物やないかい。本当は結論めいたことなんか一言も発するべきじゃないのにね。その点ジンは誠実だよなぁ。 放送曲:無題demo/keichi kumagai 【Rockin' Chair presented by】 番組Twitter - https://twitter.com/rockinchair_pod .      ジン - https://www.youtube.com/channel/UCRCZ5glWzXOs88t4iam2IZg .      ケイチ - https://www.youtube.com/channel...

#58 インディーな女性SSW特集/アンビエントとは何か/クラブハウスについて 21.06.2022

Clairo、Stella Donnelly、Jordanaなど素敵な女性SSWが世界には沢山いるので、準備不足感は否めないけど特集してみました。個人的な話ですが、例えばYUIの声を聴くとどこか寂しいような、お兄さんお姉さんたちが東京に向かって行く00年代の朝のイメージが湧く。だからきっと今聴いている最先端なベッドルームポップとか、シティポップリバイバル的なものとか、2020年代に聴く昭和アイドルの声とかも、きっと数年後には、この常に無...

#57 ケイチの新曲について/バンドの輝き/ソフトロックとは何か 14.06.2022

『ユリイカ』という4時間近くある2000年公開の映画を新宿で観ました。シンプルな物語の中の、ショットの上で蠢いている無数の熱情や、火鉢の中の炭のような抑制されたエネルギーに触れた僕や他の観客は、映画館を出るときに、スクリーンの中の彼らのように自分たちが一度傷つき再生していることに気づく。打ちのめされて終電に乗る。その翌々日、知らない人はいないと言えるような国民的メジャーなアーティストのMVやアートワーク...

#56 押井守・磯光雄・浦沢直樹/小沢健二のライブ/オーストラリアの音楽について 07.06.2022

うる星やつらを観始めた理由はやはり『ビューティフルドリーマー』に辿り着きたいからで、様々な文化人が評しているように、それは小沢健二とも通じてたり、ここから観測する90年代の深みを構成する重要な一角なのだろうと思うからなのですが、世の中に散乱する多くのアニメとか漫画とかの中で、そこに確かにその世界が存在するなと思わされる作品の魔力に僕らは一度は取り憑かれたことがあるはず。魔女の宅急便でジジが喋らなくな...

#55 俺たちのLiam Gallagher/Jordanaの新譜について 31.05.2022

今回は電波の環境もあってか少し電話のラグが生じていたようです。ラグか。何かこう、テクノロジーの歪みみたいなもの。昔は多かったんだろうな。レトロさへの憧れの本質はそういうとこにある気がする。過去への憧れについての話をするとき、それぞれに「行きたい時代」があると思うのですが、僕の場合それは日によって違って、今日は、ウルトラQが流れ、万博へ胸を高まらせていた60年代の科学少年になりたい期です。21世紀への、...

#54 おませちゃんブラザーズを迎えてカルチャーやYouTubeの舞台裏の話をした夜 26.05.2022

ジンが最初に「おませちゃんブラザーズに会えたら楽しくね?」と呟いていたとき、確かにそうだねなどと言いつつもどこか内心では世の中そんなに甘くはないよな、とかちょっと思っていたケイチ。こういうとき、ある種の無神経さというか、ダメ元のトライというか、そういう良い意味での頭の空っぽさがどれだけ世界を広げてくれるか実感して反省しているところです。完全に見ず知らずの僕らを、動画に登場するあの撮影場所へと快く迎...

#53 お笑いと音楽の決定的な違い/演奏技術の高さと"味" 17.05.2022

先日代官山蔦屋の対談イベントで、映画とサントラの関係についてどう思うかと問われた映画監督・黒沢清。映画に音楽を入れるのは「そのままだと生でゴツゴツし過ぎている映像を再びフィクションにまで引き上げる」ということで、そしてその瞬間が「スリリング」と答えてました。思えば、イヤホンをつけて歩く時に小沢を聴けば妙に街に馴染んだような気になったり、恐ろしいことに普通にする。馴染んだというフィクション。それもあ...

#52 他人との適切な距離の話/君は"コーラスワーク"が好きか 10.05.2022

霧の向こうの不思議な街、誰も知らない小さな国、ナルニア国物語、ダレンシャン、ノーチラス号シリーズ、トムは真夜中の庭で、星新一のショートショート、そしてハリーポッター。児童文学の時空に瞬時に入り込んでいた、たった10分の休み時間がどれだけ楽しかったか。今になり、まるで別人を第三者視点で見るかのように、前世の記憶かのように、思い出しています。最近初めて読んだリルケが、幼年時代のことを「王国にも似た富、あ...

#51 加計呂麻島の波音に乗せて/モダンライフイズ・シンプル(ラビッシュ?) 05.05.2022

本編であれだけこの説明欄を書くのが楽しいとか言っておきながら、今日は全く何も出てこないのは何故でしょうか。書くのが楽しい、とか自分で認識しているのだということを公に口にしてしまったがために、これまでの無作為の「ただ書く」にすごく意識的になってしまったのが原因のような気もするし、単に今が、超がつくほど深夜で、少しだけウイスキーを飲んでいて、霧のかかったように頭がぼんやりとしているからな気もする。理由...

#50 僕らのmid90s/Here Comes The Sunが人気である理由を考えた 26.04.2022

「真空パック系映画」とケイチが呼んでいるもの(今回は邦画)を厳選してここで紹介してみようと思います。最早この概要欄は僕のフリーライティングスペースと化していますね。『太陽を盗んだ男』:菅原文太と沢田研二が主演の79年の作品。コンビニ化と共同体空洞化に伴う、思想なき80年代へと流れ込む寸前の東京が舞台で、無許可首都高カーチェイスなど見せ場も満載な傑作。なんとなく退屈な日々から逃れここでないどこかへという...

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