タナカ・ナリタ

ホンタナ

Arts JA ↓ 536 episodes

書評番組『ホンタナ』!本好き会社員タナカと本読みたい学者ナリタが、読書の楽しみやオススメ本について行きあたりばったりで話を繰り広げます。毎週火曜日配信中!(収録日と配信日は異なる場合があります)

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タナカ・ナリタ

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Oct 20, 2026

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Episodes

文章の対話感 ~「科学と科学者のはなし」の感想から~ 23.07.2012

ナリタによる紹介本2作目、寺田寅彦エッセイ集「科学と科学者のはなし」の感想回となりました。物理学者寺田寅彦の随筆やナリタの過去の解説文などを話の肴にしつつ、良いエッセイとは何か、エッセイを通して著者が読者を対話に誘うというのはどういうことかに関する考えをタナカ・ナリタが思い思いの立場から語る回になりました。果たしてタナカの心に寺田の随筆は(そしてナリタの解説文は)響いたのか。前回と併せてお楽しみ下...

「科学と科学者のはなしー寺田寅彦エッセイ集」池内了 16.07.2012

待ちに待ったナリタによる紹介回、第二弾です!今回は、明治生まれの物理学者による随筆集を取り上げます。科学者として大きな業績を残しただけでなく、文学的素養も兼ね備えていた著者。その目には、日常の風景・事象はどのように映っているのか?文系・理系の垣根をとっぱらった、科学することの純粋な面白さを教えてくれる稀有な一冊です。科学は好きだけど論文はキライなタナカの反応やいかに?!(このエピソードを聴く)

”淋しさ怖さ”について ~「秋の牢獄」の感想から~ 09.07.2012

不気味な怖さ、びっくりする怖さ、後味の悪い怖さなど、いろいろな怖い話がある中で、前回紹介した作品の見所は”淋しさ怖さ”であることに気づいたタナカとナリタ。この怖さは日本の文化と関わりが深いのではないか?と考えた二人は、お笑いや映画のリメイク、はたまた日本語と英語など、違う表現方法における場合も交えながら”淋しさ怖さ”の魅力を掘り下げます。

「秋の牢獄」恒川光太郎 02.07.2012

今回はフィクションの怖い話を取り上げます。わたしたちがまだ小さかった頃、怖い場所や怖い人はけっこうありふれた存在でした。それが年をとりひとつひとつ知らない世界が減っていくにしたがい、はじめからそんなものは無かったかのように「怖さ」は日常に埋もれてしまいます。恒川氏の作品は、そんな懐かしくも恐ろしい世界観を端正な文体で切り取り、世の中、そして自分自身の不確かさを再認識させてくれます。それが妙に心地よ...

ビジネスに効くホンタナスペシャル 25.06.2012

会社員でありながらビジネス書を読もうとしないタナカの前に、一人のリスナーが立ち上がった!今回は数々のビジネス書を読んできたタナカの友人、ザキさんこと篠崎氏をお招きし、これぞと思う一冊を紹介してもらっちゃいました。話はビジネス書全般にひろがり、共通する独特の文体、セールスツールとしての役割、ビジネス書というジャンルとは?などなど、本としての楽しみ方を縦横無尽に掘り下げます。タナカとナリタの大きな資産...

個人の魂を描く ~「羆嵐」の感想から~ 18.06.2012

獣害事件の恐ろしさ、人間の弱さを堪能したところで、「あえてノンフィクションという形態を取る意味とは?」という問いがわきあがったナリタ。小説よりも奇なる事実を描く、極限の人間心理を垣間見る、などなど、ノンフィクションの面白さを掘り下げていく中で、タナカとナリタは吉村昭作品のもつ「人を描く」ことの奥深さに気づかされます。淡々と、長くは語られない物語ですが、やはりその重みと深みは読み返し系ならではの味わ...

「羆嵐」吉村昭 11.06.2012

先日都内某所にて、とある方との素晴らしい邂逅を経験したタナカとナリタ。まさに、事実は小説より奇なり、という出来事でした。ということで今回は初のノンフィクション作品を取り上げます。北海道で実際におこった日本獣害史上最悪の「三毛別羆事件」を題材に、羆(ひぐま)の怖ろしさ、そして人間の弱さを、綿密な取材と端的な表現で見事に描いた小説です。北海道の山ではクマよけの鈴はつけてはいけない、なぜならエサがここに...

大風呂敷のたたみ方 ~「エッジ」の感想から~ 04.06.2012

「旅行に持っていくとしたら、俺は『楽園』より『エッジ』を選ぶ」ほど、タナカの予想に反して高評価をつけたナリタ。作者が広げた大風呂敷をどうたたむか、そこに読者の期待は集中します。完成度の高さ、伏線回収、大団円、どんでん返し・・・同じたたみ方でもタナカの期待は風呂敷からこぼれ、ナリタの期待は風呂敷に包まれる、その違いはどこにあるのか。新コーナー(?)含めお楽しみください。

「エッジ」鈴木光司 28.05.2012

世間をにぎわした金環日食から、はや一週間。天文学的イベントは人間が宇宙の一部であることを実感させてくれますが、普段から宇宙を身近に感じている人はあまりいないのではないでしょうか。ましてやその宇宙がいつ終わりを迎えるかなんて、考えるだけ徒労のような気もします。しかし始まりには終わりがつきもの、ということで、今回はあの鈴木光司が”この世の終わり”に挑んだ野心作を取り上げます。「こんな物語は俺にしか思いつ...

まやかしの希望は絶望よりも邪悪である ~「模倣犯」の感想から~ 21.05.2012

本作は架空の犯罪を扱っており、読者は神の視点によって物語の真実を知ることができます。しかしながら真実を知りえない登場人物(≒現実の私たち)は、犯罪に巻き込まれることによって苦悶し、その中から希望を見出そうとします。その希望すらもまやかしだった時、人はどうなってしまうのか―。大長編を読み切った感にあふれるナリタは、その琴線に触れた登場人物を比較して犯罪の理不尽さ、やりきれなさについて語り、タナカはなぜ...

「模倣犯」宮部みゆき 14.05.2012

先週の興奮冷めやらぬタナカとナリタですが、気を取り直して、ひきしめて参ります!二年目突入一発目に紹介するのは、宮部文学の最高傑作ともいえる長編犯罪小説です。ひとつの凶悪な犯罪事件が始まりそして終わるその過程に、どれだけの人々が巻き込まれるのか、そして苦しまされるのか、こんなにも描き切った小説をタナカは他に知りません。それにはこれだけの長さが必要だったんだと読了後に気付かされます。娘さんをもつ方、も...

ホンタナ1周年特別企画:本当に読みたい恋愛マンガスペシャル 07.05.2012

おかげさまでホンタナも1周年を迎えることができました!ということで今回は、素敵なゲスト、しかも2名、しかも女性!(@tokokickさんと@maom68さん)をお招きしまして、いつになく華やかなムードでお送りいたします。さらにゲストかつリスナーのお二人が自信を持っておすすめする作品についてタナカとナリタが感想を述べるという、リスナー提案型の企画がついに実現!その作品とは女性なら「イタタタ」となること間違いなしの、...

路線という名の群像劇 ~「阪急電車」の感想から~ 01.05.2012

今までに見られなかった構成と展開に満足のナリタ。各駅停車による人物の入れ替わり、折り返しによる時間軸の動きなど、愛すべき人たちに奥行きを持たせるアイデアにタナカもナリタも感心しきりでした。はたまた群像劇にまつわる沢野ひとしの迷言ならぬ名言や、鉄 ”道”という人生論(?)も飛び出し、鉄道と物語の意外に深い関係について盛り上がります。最後までお楽しみください。

「阪急電車」有川浩 24.04.2012

新年度になって、ようやく新生活に慣れてきた方も多いと思います。かくいうタナカも、この春から満員電車に揺られて通勤するようになりました。というわけで今回は通勤通学のお供にもってこいの短編集をご紹介します。宝塚線を舞台にし、各駅ごとに章だてられた構成が目を引きますが、そこに登場する人物もまた魅力的です。婚約者を寝取られた女、亭主に先立たれた老婦人、はたまた初々しい大学一年生や社会人彼氏をもつ女子高生…...

「癒される」とは何か ~「犬を飼う」の感想から~ 16.04.2012

ペットを飼うということにまつわる悲喜こもごもがいろいろな形で描かれた作品ですが、やはり第一章「犬を飼う」が描く死にゆく飼い犬を看取るエピソードは特に印象的です。ペットを飼うとはどういうことか、何を得、それと引きかえに何を失うことなのか、色々と考えさせられます。今回の感想回において、ナリタは自分の今は亡き飼い犬の話や、おかざき真里「サプリ」、西原理恵子「パーマネント野ばら」、安住紳一郎の日曜天国など...

「犬を飼う」谷口ジロー 09.04.2012

うちには猫がいます。外に出たこともないお嬢様で、ドアが閉まっているとガラス越しにじっと見つめながら「開けて」と無言でせがみます。部屋の片づけをしていると「何やってるの」と近づいてきて、2、3秒見つめると「じゃね」と去っていくクールビューティでもあります。猫と犬の違いはあるとはいえ、彼らと生きることの意味を淡々と問いかける作品を今回は紹介します。単なるペット以上である存在の犬や猫を、作者自身の体験をも...

出会ってしまうということ ~「ラヴァーズ・キス」の感想から~ 02.04.2012

「ラヴァーズ・キス」は一組の男女が限られた時間の中でお互いをいたわり愛しあう様を美しく描く恋愛讃歌の物語であると同時に、まさにその二人の背後に叶わぬ恋を抱えながらただ相手を想い続ける4つの失恋ストーリーを不可分の要素として内包しています。恐らく永遠に振り向いてもらえない相手を人は黙って想い続け、いたわりつづけることができるのか。考えさせられます。

「ラヴァーズ・キス」吉田秋生 26.03.2012

もうすぐ春ですので、ひさしぶりに恋愛モノを取り上げます。とある鎌倉の高校を舞台にくりひろげられる男女の恋模様・・・よくある設定ですが、面白いことに途中から物語の視点が変わります。すると見えてくる各人の思惑、そしてそれぞれの恋。物語の深みが一気に広がり、”出逢ってしまった”喜びと苦しみが爽やかに描かれます。名作「BANANA FISH」にも通じる、人と人とがつながる難しさ、そして素晴らしさを感じさせてくれる作品...

サラリーマンとエゴイズム ~「自己愛とエゴイズム」の感想から~ 19.03.2012

ナリタによる紹介回から一週間・・・タナカは感動していた!かつてこれほどまでに、自分めがけて語りかけてくる新書があっただろうか、いや、ない!と、必要以上に興奮しているタナカ。悲哀や傲慢、自己嫌悪に陥っているサラリーマンが、良く生きたい、と、凹みながらも前向きになれる力をもらえる本です。いやあ、すごかった。ナリタくんありがとう、次も楽しみにしています。

「自己愛とエゴイズム」ハビエル・ガラルダ 12.03.2012

なんと今回は、ナリタによる本の紹介です!!多感な時期のナリタに大きな影響を与え、事あるごとに読み返し、そしていまここで皆に読んでもらいたい、そう思えるほどの本を紹介してもらいます。新書で、しかも「良く生きること」を語るという本書にやや懐疑的なタナカ。対するナリタはこの一冊さえあれば他の啓蒙書はいらない、と言い放つ。自分を大切にすることとは?善意とは何か?フリートークも含め、ナリタの情熱ロングトーク...

良くも悪くもリーダーシップ ~「Heaven?」の感想から~ 05.03.2012

たとえ困難でも進むべき道を示し、人々を導く存在。この物語の裏主人公ともいえるオーナー黒須仮名子は、名実ともに「ロワン・ディシー」のリーダーであるといえます。しかしながらその信念は、自分が食べたいものを出すという、接客理念とは正反対のものでした。それでも従業員はオーナーに魅かれ、客はレストランに魅かれていきます。オーナーのリーダーシップとは何なのか?そこに哲学を求めるナリタ、理由のなさに価値を見出し...

「Heaven? -ご苦楽レストラン-」佐々木倫子 27.02.2012

広大な墓地の一角にひっそりと建つフレンチレストラン。「ロワン・ディシー(この世の果て)」の名のとおり、そのレストランは繁華街からも、売上からも、そして理想のサービスからも遠かった―。傍若無人なオーナー、素人同然の従業員、スランプに陥りやすいシェフ、それらを諦観の念で受け止める主人公・・・まさに佐々木ワールド全開ともいえるキャラクター布陣でフレンチという一大食文化を料理した意欲作です。そのわりに、は...

ドクターキドスペシャル 21.02.2012

ホンタナ初の試みとして、今回はゲストをお招きして3人でお送りします。栄えある初ゲストはタナカ・ナリタの中高以来の友人であり、かつ第1回目からの熱心なホンタナリスナーでもあるドクターキド。「客観的にホンタナを語ろうスペシャル」などと題しておきながら中高男子校同級生の悪ノリ全開な感じは否めないですが、ドクターを交えたあれやこれやのフリートークあり、ホンタナの感想戦やダメ出しありと長大な回になりました。...

好きなものは好きといえる気持ち抱きしめてたい~「自分へのごほうび」の感想から~ 13.02.2012

この本に収められた様々な「自分へのごほうび」エピソードは住吉美紀さんの「好き」レーダーの柔軟さ・きめ細かさのようなものを如実に表していますね。好きなものは素直に好きと感じて喜ぼうという彼女流の生き方のエピソードに触発され、タナカ・ナリタも自分たちの好き嫌いをあれやこれやと好き勝手論じる回になりました。春先と花粉症と空気清浄、クシャミと笑い方の個人史、バナナマン日村勇紀と笑い方の伝染、ヨガと集中と達...

「自分へのごほうび」住吉美紀 07.02.2012

今回は元NHKアナウンサーの住吉さんによる初エッセイ集を紹介します。仕事もプライベートも忙しい毎日、だからこそ元気を取り戻せる”ごほうび”が必要なんだ!そんな時々に著者が大切にしてきたものたちが、一人の女性目線でひとつひとつ丁寧に取り上げられています。男性にとっても興味深い(たまに理解できない)ことがあり、勉強になります。

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