翻訳文学試食会実行委員会

翻訳文学試食会

Arts JA ↓ 205 episodes

翻訳された海外の短編小説を毎回1編読んで、関西のおっちゃん2人がやいのやいのしゃべるポッドキャストです。話題の新作から古典的名作、怪作・珍作までいろいろ味見していきます。次に読む本選びのきっかけに、外国文学についてのトリビアの仕入れにご活用ください。毎週水曜20時に更新します。 【パーソナリティ】大東和重(おおひがし・かずしげ) 比較文学者(日中比較文学)。兵庫県出身。好きな小説はバルガス=リョサ『都会と犬ども』、ゾラ『制作』、ロバート・クーヴァー『ユニヴァーサル野球協会』 干場達矢(ほしば・たつや) 勤め人。大阪府出身。好きな小説はスティーヴン・キング『クージョ』、トレヴェニアン『ワイオミングの惨...

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翻訳文学試食会実行委員会

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Arts

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Jul 8, 2026

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Episodes

【番外編】メールとアンケートで雑談大盛り回(2/2) 13.03.2024

いただいたメールと昨年末に実施したアンケートのご回答をネタに雑談します。雑談がはかどってしまい、長くなってしまったので2部構成です。お時間のあるときにどうぞ。   ▼というわけで、リスナーのみなさんからのメールを(常に)お待ちしています。ご意見、ご感想、単なる雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。メールフォームを作りましたので、こちらからどうぞ。   ⁠⁠ https://docs....

【番外編】メールとアンケートで雑談大盛り回(1/2) 13.03.2024

いただいたメールと昨年末に実施したアンケートのご回答をネタに雑談します。雑談がはかどってしまい、長くなってしまったので2部構成です。お時間のあるときにどうぞ。   ▼というわけで、リスナーのみなさんからのメールを(常に)お待ちしています。ご意見、ご感想、単なる雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。メールフォームを作りましたので、こちらからどうぞ。   ⁠ https://docs.g...

#71 ピーター・ケアリー「Do you love me?」〜私たちはいつまで存在できますか 06.03.2024

【この作品が入っている本】『どこにもない国』(柴田元幸訳、松柏社、2006年)   【作家のプロフィール】1943年、オーストラリアのヴィクトリア州バッカス・マーシュ生まれ。米ポストモダン文学の影響を受けた作家集団バルメイン派の雑誌に作品を発表し注目された。89年にブッカー賞受賞。著書に『イリワッカー』など。   【今回のトピック】 国勢調査/無人地帯/ポッドキャスト「ええなあ、オーストラリア」/ナタリー・サロ...

#70_ドゥブラヴカ・ウグレシッチ「クロイツェル・ソナタ(新作)」〜掌の上のインターテクスチュアリティ 28.02.2024

【この作品が入っている本】『世界の文学、文学の世界』(「クロイツェル・ソナタ(新作)」は奥彩子訳、松籟社、2020年)   【作家のプロフィール】1943〜2023年。旧ユーゴスラヴィアの作家。ザグレブ大学で比較文学とロシア文学を学び、研究のかたわら作品を発表し始める。著書に『人生は寓話』『大河=小説をわたって』『バルカン・ブルース』など。(本書の著者略歴などを編集)   【今回のトピック】 旧ユーゴスラヴィア/エ...

#69 トルストイ「クロイツェル・ソナタ」〜おっさんのド迫力にうちのめされて 21.02.2024

【この作品が入っている本】『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』(望月哲男訳、光文社古典新訳文庫、2006年) 青空文庫は米川正夫訳。   【作家のプロフィール】1828〜1910年。ドストエフスキーと並び19世紀ロシア文学を代表する作家。「トルストイ主義」と称される独自の思想も展開した。著書に『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』など。日本の近代文学に対する影響も大きく、特に白樺派が親炙したことで...

#68 ケヴィン・ウィルソン「地球の中心までトンネルを掘る」〜モラトリアムはどんな味わいかね? 14.02.2024

この作品が入っている本】『地球の中心までトンネルを掘る』(芹澤恵訳、創元推理文庫、2023年)   【作家のプロフィール】アメリカ、テネシー州生まれ。フロリダ大学美術学修士課程修了。2009年、さまざまな雑誌・書籍に発表した短編をまとめた『地球の中心までトンネルを掘る』を刊行。この第一短編集でシャーリイ・ジャクスン賞、全米図書館協会アレックス賞を受賞する。第一長編『ファング一家の奇想天外な謎めいた生活』はニ...

#67 オルダス・ハックスリー「ジョコンダの微笑」〜イギリス小説の底意地の悪さ 07.02.2024

【この作品が入っている本】『悪の物語〈新・ちくま文学の森4〉』(「ジョコンダの微笑」は太田稔訳、筑摩書房、1994年)   【作家のプロフィール】1894〜1963。イギリスの小説家・評論家。著書に前衛的手法の諷刺的な作品「恋愛対位法」、ディストピア小説「すばらしい新世界」など。   【今回のトピック】 俗悪さ/ミラン・クンデラ/「婚期を逃した女」/サマセット・モーム/ルッキズム/福田恒存/アンナ・カレーニナ、エン...

#66 ジョン・アップダイク「A&P」〜ラッキースケベと階級闘争 31.01.2024

【この作品が入っている本】『アップダイク自選短篇集』(岩本巌訳、新潮文庫、1995年)   【作家のプロフィール】1932年、ペンシルヴァニア州生まれ。'54年ハーヴァード大学卒。フルブライト留学生としてオックスフォード大学で美術を学ぶ。'60年長編小説『走れウサギ』で作家としての名声を確立。'90年「ウサギ四部作」の最終巻『死にゆくウサギ』はピュリッツァー賞と全米書評家協会賞を受賞。現代アメリカを代表...

#65 ウラジミール・ナボコフ「フィアルタの春」〜日本ナボコフ協会の人には聞かせられない話 24.01.2024

【この作品が入っている本】『ナボコフ全短篇』(「フィアルタの春」は沼野充義訳、作品社、2011年)   【作家のプロフィール】1899年4月23日‐1977年7月2日。ロシアのサンクト・ペテルブルグの名門貴族の家に生まれる。父親はロシア帝国議会議員で、立憲民主党の創立者の一人。1917年、ロシア革命勃発によりヤルタへ避難、19年、家族とともにドイツに亡命。イギリスのケンブリッジ大学トリニティ・コレッジを卒業後、22年からベル...

#64 カーソン・マッカラーズ「家庭の事情」〜アルイーとの向き合い方 17.01.2024

【この作品が入っている本】『マッカラーズ短篇集』(ハーン小路恭子・西田実訳、ちくま文庫、2023年)   【作家のプロフィール】1917-67年。アメリカの女性作家。ジョージア州に生まれる。コロンビア大学の創作クラスで学ぶ。最初の長編『心は孤独な狩人』(1940/新潮社刊)でセンセーションを巻き起こした。その後は、『黄金の眼に映るもの』(1941)、『結婚式のメンバー』(1946)を執筆。(本書の著者略歴を編集)    ...

#63 ガルシア=マルケス「大佐に手紙は来ない」〜待っているのは何か 10.01.2024

【この作品が入っている本】『悪い時 他9篇』(「大佐に手紙は来ない」は内田吉彦訳、新潮社、2007年)、『ガルシア=マルケス中短篇傑作選』(野谷文昭編訳、河出文庫、2022年)   【作家のプロフィール】1927年コロンビア生まれ。20世紀後半の世界文学を代表する作家。55年長篇『落葉』で作家デビュー。67年記念碑的傑作『百年の孤独』を発表し、「ラテンアメリカ文学のブーム」を主導した。2014年没。(本書の著者略歴を編集)...

#62 スタインベック「ハツカネズミと人間」〜2024年、君たちはどう生きるか 03.01.2024

【この作品が入っている本】『ハツカネズミと人間』(講談社文庫版は齋藤昇訳、2023年。新潮文庫版は大浦暁生訳、1994年)   【作家のプロフィール】アメリカの小説家・劇作家。 1902年カリフォルニア州中部のモントレー郡サリナスに生まれる。1929年に処女作『黄金の盃』を出版。1937年に『ハツカネズミと人間』を出版する。1939年、大作『怒りの葡萄』出版。1952年、長編小説『エデンの東』を出版。1962年にノーベル文学賞受賞...

【番外編】文学とか人生とかポッドキャストとか 〜年末雑談回(3/3) 27.12.2023

2023年最後の配信は恒例の雑談回をお届けします。古今東西の多様な文学作品を取り上げてきた「翻訳文学試食会」も2年目。この1年を振り返りながら、世間話と収録裏話、合間にちょっぴり文学論も語ります。長いので3分割で。お時間のあるときにお楽しみください。 ・文学の機会費用(機会損失)を見逃すな ・『失われた時を求めて』と「ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」 ・2024年の「翻訳文学試食会」について ▼楽...

【番外編】文学とか人生とかポッドキャストとか 〜年末雑談回(2/3) 27.12.2023

2023年最後の配信は恒例の雑談回をお届けします。古今東西の多様な文学作品を取り上げてきた「翻訳文学試食会」も2年目。この1年を振り返りながら、世間話と収録裏話、合間にちょっぴり文学論も語ります。長いので3分割で。お時間のあるときにお楽しみください。 ・批評と忖度のあいだにあるもの ・「大江健三郎ソリューション」の限界 ・ふたたび「野口悠紀雄先生問題」を考える ▼楽しい番組づくりのためにリスナーアンケートを実...

【番外編】文学とか人生とかポッドキャストとか 〜年末雑談回(1/3) 27.12.2023

2023年最後の配信は恒例の雑談回をお届けします。古今東西の多様な文学作品を取り上げてきた「翻訳文学試食会」も2年目。この1年を振り返りながら、世間話と収録裏話、合間にちょっぴり文学論も語ります。長いので3分割で。お時間のあるときにお楽しみください。 ・「翻訳文学試食会」はこんなふうに作っています ・読んだ本の内容を絶対に忘れない方法 ・世界文学を「マインドフルに」読んでみる ▼楽しい番組づくりのためにリスナ...

#61 パトリック・ジュースキント「ゾマーさんのこと」〜加害の記憶という問題 20.12.2023

【この作品が入っている本】『ゾマーさんのこと』(池内紀訳、文藝春秋、1992年) 【作家のプロフィール】1949年、ドイツ・アムバッハ生まれ。新聞や雑誌の編集者をしながら書き上げた戯曲「コントラバス」で一躍注目される。85年に発表した『香水』は80年代ドイツ文学界最大のベストセラーとなり、23カ国語に翻訳された。 【今回のトピック】 マレビト/戦争犯罪/ヴァイツゼッカー大統領/映画「シンドラーのリスト」/田村泰次...

#60 リチャード・ブローティガン「西瓜糖の日々」〜生々しくないとダメですか? 13.12.2023

【この作品が入っている本】『西瓜糖の日々』(藤本和子訳、河出文庫、2010年) 【作家のプロフィール】1935‐84年。アメリカの詩人、小説家。ワシントン州タコマ生まれ。様々な職業を転々としたのち、サンフランシスコに出てビート周辺で詩を書くようになる。64年に『ビッグ・サーの南軍将軍』を発表。ヒッピーたちのバイブルとなった『アメリカの鱒釣り』、『ソンブレロ落下す』『東京モンタナ急行』などがある。(本書の著者略歴...

#59 呉明益「歩道橋の魔術師」〜「不思議ちゃん文学」考 06.12.2023

【この作品が入っている本】『歩道橋の魔術師』(天野健太郎訳訳、河出文庫、2021年) 【作家のプロフィール】1971年、台湾・台北生まれ。小説家、エッセイスト。国立東華大学中国文学部教授。輔仁大学マスメディア学部卒業、国立中央大学中国文学部で博士号取得。短篇集『本日公休』(1997年)でデビュー。2003年、2007年、2011年、2012年、2014年に『中国時報』「開巻十大好書」選出、2004年雑誌『文訊』新世紀セレクション選出、2...

#58 E・A・ポー「落とし穴と振り子」〜中二病の心象風景的な何か 29.11.2023

【この作品が入っている本】『ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫』(河合祥一郎訳、角川文庫、2022年) 【作家のプロフィール】1809-1849年。推理小説の創始者、ゴシックホラー小説やSF小説の先駆者とも言われるアメリカの小説家、詩人、雑誌編集者。極めて知的に多様なジャンルの物語を紡ぐストーリーテラーであると同時に、音楽性に優れた詩人であり、「大鴉」は生前大ヒットしてポーの仇名にもなった。ボードレールらフランス...

#57 シュニッツラー「盲目のジェロニモとその兄」〜家族、このうとましきもの 22.11.2023

【この作品が入っている本】『花・死人に口なし』(番匠谷英一・山本有三訳、岩波文庫、2011年) 【作家のプロフィール】1862〜1931年。オーストリアの小説家、劇作家。鋭い観察と微妙な心理分析にすぐれた才能を見せた。現実と夢の交錯を内的独白によって書き表した作品で知られ、フロイトの精神分析の影響も強く見られる。日本では森鴎外や山本有三らによって翻訳紹介されてきた。 【今回のトピック】 フロイト/映画「アイズ・...

#56 E・M・フォースター「アーサー・スナッチフォールド」〜ジャニーズ性加害問題を考えるテキストとして 15.11.2023

【この作品が入っている本】『E・M・フォースター短編集』(井上義夫訳、ちくま文庫、2022年) 【作家のプロフィール】1879〜1970年。イギリスの小説家。著書に『ハワーズ・エンド』『インドへの道』『眺めのいい部屋』など。多様な価値観の相克を主題とした作品で知られ、イギリス小説の伝統の継承者として文学史に名を刻んでいる。 【今回のトピック】 同性愛/オスカー・ワイルド/ゲイの保守化/階級社会/白先勇/自然主義/...

#55 アクタルッジャマン・イリアス「地獄で温かい」〜「意識の流れ」についてのお話 08.11.2023

【この作品が入っている本】『バングラデシュ短編集 地獄で温かい』(丹羽京子編訳、大同生命国際文化基金、2019年) 【作家のプロフィール】1943年ロングプル県(現バングラデシュ)生まれ。ダッカ大学卒、のちにジョゴンナト・カレッジなどでベンガル文学を講じる。76年に初の短編集『ほかの家、ほかの声』(未邦訳)出版、作家や評論家に絶賛される。83年にバングラ・アカデミー賞受賞。最終的に5冊の短編集と2編の長編小説を...

#54 サヴィヨン・リーブレヒト「砂漠の林檎」〜イスラエルってどんなとこ? 01.11.2023

【この作品が入っている本】『砂漠の林檎 イスラエル短編傑作選』(母袋夏生訳、河出書房新社、2023年) 【作家のプロフィール】1948年ドイツのミュンヘン生まれ。両親はポーランド人で、ショア(ホロコースト)を生き抜いて結婚し、50年に幼い娘を連れてイスラエルに渡る。兵役中から創作を始め、除隊後、ロンドンに渡ってジャーナリズムとドイツ語を学んだ後、テルアビブ大学で哲学と英文学を修める。1986年に作品集『砂漠の林檎...

#53 ジョン・アーヴィング『ピギー・スニードを救う話』〜誠実なのか悪達者なのか 30.10.2023

【この作品が入っている本】ジョン・アーヴィング『ピギー・スニードを救う話』(小川高義訳、新潮文庫、2007年) 【作家のプロフィール】1942年アメリカ、ニューハンプシャー州生れ。ニューハンプシャー大学を卒業後、レスリングのためにピッツバーグ大学に通学、その後ウィーン大学に留学、ヨーロッパをオートバイで放浪する。帰国後アイオワ大学創作科でヴォネガットの指導を受けた。後にはレイモンド・カーヴァーとともに後進...

#52 ガーダ・アル=サンマーン「猫の首を刎ねる」〜男の本当の望みは? 18.10.2023

【この作品が入っている本】池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 Ⅲ-05『短篇コレクション Ⅰ』(「猫の首を刎ねる」は岡真理訳、河出書房新社、2010年) 【作家のプロフィール】1942年にシリアのダマスカスに生まれ、60年代半ばにレバノンへ。62年に作家デビューし、以後、アラブ世界を代表する小説家、ジャーナリストとして活躍する。作品世界も深化し、デビュー当時の狭義のフェミニズム小説を脱して、社会を鋭く問う小説を数多く発表...

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