翻訳文学試食会実行委員会

翻訳文学試食会

Arts JA ↓ 205 episodes

翻訳された海外の短編小説を毎回1編読んで、関西のおっちゃん2人がやいのやいのしゃべるポッドキャストです。話題の新作から古典的名作、怪作・珍作までいろいろ味見していきます。次に読む本選びのきっかけに、外国文学についてのトリビアの仕入れにご活用ください。毎週水曜20時に更新します。 【パーソナリティ】大東和重(おおひがし・かずしげ) 比較文学者(日中比較文学)。兵庫県出身。好きな小説はバルガス=リョサ『都会と犬ども』、ゾラ『制作』、ロバート・クーヴァー『ユニヴァーサル野球協会』 干場達矢(ほしば・たつや) 勤め人。大阪府出身。好きな小説はスティーヴン・キング『クージョ』、トレヴェニアン『ワイオミングの惨...

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翻訳文学試食会実行委員会

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Arts

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Jul 8, 2026

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Episodes

【雑談回】たまってしまっているお便りをまとめて紹介する1時間45分 12.02.2025

みなさんからいただいたメールがたまってしまったので、まとめてご紹介する雑談回です。分割せず1時間45分の拡大版。倍速聴取でどうぞ。        ▼引き続きお便りをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、取り上げてほしい作品のご提案をどうぞ。      ⁠ https://docs.google.com/forms/d/1ihGEF7sDk-MWm9ERQ1pV8UXsi00hcC95-lega19MTOY/viewform?edit_requested=true ⁠      メールでも受け付けています。   honyaku.shisho...

#112 フェルディナント・フォン・シーラッハ「タナタ氏の茶盌/エチオピアの男」〜ステレオタイプについての研究 05.02.2025

【この作品が入っている本】『犯罪』(酒寄進一訳、創元推理文庫、2016年)        【今回のトピック】   兼業作家/文芸のヒエラルキー/俗情との結託/池波正太郎『鬼平犯科帳』/近代の刑法/梁石日と中上健次/当事者性/法律事務所シリウス      ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。      ⁠ https://docs.googl...

#111_ジェームズ・クラベル「23分間の奇跡」〜ナイーブな人々 29.01.2025

【この作品が入っている本】『23分間の奇跡』(青島幸男訳、集英社文庫、1988年)        【今回のトピック】   戦国時代/司馬遼太郎/忠臣蔵/ドラマ「SHOGUN」/真田広之/ドーデ「最後の授業」/だまされる心理/社会主義/洗脳/カリスマ教師/生権力/フジテレビ・青島幸男      ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎...

#110 ペトロス・マルカリス「三人の騎士」〜立派なご先祖さまを持つ苦労 22.01.2025

この作品が入っている本】『無益な殺人未遂への想像上の反響―ギリシャ・ミステリ傑作選』(橘孝司訳、竹書房文庫、2023年)        【今回のトピック】   関西万博/ベント・フリウビヤほか著『BIG THINGS どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか?』/五輪のレガシー/ギリシャ経済危機/観光公害/竹書房/KADOKAWA/テオ・アンゲロプロス/ギリシャ料理/村田奈々子『物語 近現代ギリシャの歴史』/古代ギリシャと現...

#109 アルフォンス・ドーデ「最後の授業」〜この作品の何が問題か 15.01.2025

【この作品が入っている本】『教科書の中の世界文学』(「最後の授業」は桜田佐訳、三省堂、2024年)    、『集英社ギャラリー 世界の文学(7)』(「最後の授業」は滝田文彦訳、1990年)    【今回のトピック】   蓮實重彦『反=日本語論』/田中克彦『ことばと国家』/普仏戦争/アントワーヌ・リヴァロール/国語教科書/古石篤子「A・ドーデ作『最後の授業』の謎〜言語とアイデンティティ〜」/二言語状態/台湾の「国語」/言...

#108 サイト・ファーイク「ステリヤノス・フリソプロス号」〜トルコのギリシャ人について 08.01.2025

【この作品が入っている本】『イスタンブール短編集』(小山皓一郎訳、響文社、1997年)        【今回のトピック】   トルコ人の名前/庄野真代「飛んでイスタンブール」/塩野七生『コンスタンティノープルの陥落』/大島直政『遠くて近い国トルコ』/トルコのテレビドラマ事情/ポントスのギリシャ人/トルココーヒーとスタバ/茶柱の話/トルコ語と日本語/訪日トルコ人観光客/坂本勉『トルコ民族主義』      ▼リスナーのみな...

#107 ジョゼフ・ゾベル「黒人小屋通り」〜最高の小説に出合う1月1日 01.01.2025

【この作品が入っている本】『黒人小屋通り』(松井裕史訳、作品社、2019年)      【作家のプロフィール】 1915〜2006年。フランスのカリブ海植民地(現フランス海外県)マルチニック生まれ、自伝的小説『黒人小屋通り』は映画化され、ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。日本でも「マルチニックの少年」の邦題で公開された。フランス語圏カリブ海文学を代表する小説家として、今日でも欧米で親しまれている(本書の著者略...

【年忘れ雑談回】これがあなたが来年読むべき50冊だ!(3/3) 25.12.2024

年末恒例の雑談回、ことしは3部構成、3時間30分の大ボリュームでお届けします。    とてもたくさんの「私の好きな翻訳文学」のご投稿、どうもありがとうございました。それらをすべてご紹介し、大東さんと干場さんの「ことしの1冊」もご披露します。また、「翻訳文学試食会」の2025年の謎プロジェクトについても発表するとかしないとか。 クリスマスの夜にケーキなんか食べている場合じゃない、具だくさん&特盛りの番外編。ごゆっ...

【年忘れ雑談回】これがあなたが来年読むべき50冊だ!(2/3) 25.12.2024

年末恒例の雑談回、ことしは3部構成、3時間30分の大ボリュームでお届けします。    とてもたくさんの「私の好きな翻訳文学」のご投稿、どうもありがとうございました。それらをすべてご紹介し、大東さんと干場さんの「ことしの1冊」もご披露します。また、「翻訳文学試食会」の2025年の謎プロジェクトについても発表するとかしないとか。 クリスマスの夜にケーキなんか食べている場合じゃない、具だくさん&特盛りの番外編。ごゆっ...

【年忘れ雑談回】これがあなたが来年読むべき50冊だ!(1/3) 25.12.2024

年末恒例の雑談回、ことしは3部構成、3時間30分の大ボリュームでお届けします。    とてもたくさんの「私の好きな翻訳文学」のご投稿、どうもありがとうございました。それらをすべてご紹介し、大東さんと干場さんの「ことしの1冊」もご披露します。また、「翻訳文学試食会」の2025年の謎プロジェクトについても発表するとかしないとか。 クリスマスの夜にケーキなんか食べている場合じゃない、具だくさん&特盛りの番外編。ごゆっ...

#106 マ・サンダー「ラングーン駅四時三五分発」〜検閲下で「市井もの」が書かれる理由 18.12.2024

【この作品が入っている本】『欠けている所を埋めて下さい』(堀田桂子訳、井村文化事業社、1986年)      【作家のプロフィール】1947年生まれの女性作家。父もミャンマーで著名な作家。大学入学前のボランティア経験を書いた短編「私の先生」でデビュー。著書に「幼いので、わからない」「雲翳り、月冴えぬ」など。(本書の著者略歴を編集)      【今回のトピック】   竹山道雄『ビルマの竪琴』/ビルメロ/高野秀行『アヘン国...

#105 ポール・オースター「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」〜米国とはどんな国か 11.12.2024

【この作品が入っている本】『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』(柴田元幸ほか訳、新潮社、2005年)      【作家のプロフィール】 1947年、ニュージャージー州ニューアーク生まれ、コロンビア大学卒業後、石油タンカー乗組員、山荘管理人などの職を転々としながら翻訳、詩作に携わる。82年、初めての散文作品『孤独の発明』を書いた後、85年から86年にかけて刊行された「ニューヨーク三部作」で小説家となる。以後着々と秀...

#104 ジャック・ロンドン「火を熾す」〜神なき世界の歩き方 04.12.2024

【この作品が入っている本】『火を熾す』(柴田元幸訳、スイッチ・パブリッシング、2008年)      【作家のプロフィール】 1876年、サンフランシスコの貧しい家に生まれ、十代で漁船の乗組員として世界を転々とする。やがてゴールドラッシュにわくカナダ北西部のクロンダイク地方へ金鉱探しの旅に出る。そのときの越冬の経験が、後に高い評価を得る『野生の呼び声』や極北の自然を舞台にした小説の背景となっていく。『白い牙』や...

#103 ソン・ウォンピョン「アーモンド」〜「綺麗事を書かない」という綺麗事 27.11.2024

【この作品が入っている本】『アーモンド』(矢島暁子訳、祥伝社、2019年)      【作家のプロフィール】1979年、ソウル生まれ。大学校で社会学と哲学を学び、韓国映画アカデミー映画科で映画演出を専攻。「人間的に情の通じない人間」、「あなたの意味」など多数の短編映画の脚本、演出を手掛ける。2016年、初の長編小説『アーモンド』で第10回チャンビ青少年文学賞を受賞。2017年、長編小説『三十の反撃』で第5回済州4・3平和...

#102 カフカ「皇帝の使者」〜被害者意識が世界を動かす 20.11.2024

【この作品が入っている本】『変身ほか(カフカ小説全集4)』(池内紀訳、白水社、2001年)      【作家のプロフィール】1883〜1924。プラハ生まれのドイツ語による小説家。実存主義文学の先駆者で、第二次世界大戦後の文学に大きな影響を及ぼした。小説「変身」「審判」「城」「アメリカ」など。(広辞苑の項を編集)      【今回のトピック】   日本比較文学会関西支部シンポの話/「選ばれてあることの恍惚と不安」/太宰治/兵...

#101 オーシャン・ヴオン「地上で僕らはつかの間きらめく」〜作家のサステナビリティについて 13.11.2024

【この作品が入っている本】『地上で僕らはつかの間きらめく』(木原善彦訳、新潮社、2021年)      【作家のプロフィール】1988年、ベトナム・ホーチミン市生まれ。幼少時に母や祖母とともにアメリカに移住。ニューヨーク市立大学ブルックリン校にて、詩人で小説家のベン・ラーナーのもとで学ぶ。2021年8月現在はマサチューセッツ大学アマースト校で創作を教えている。詩作では早くから高く評価され、T.S.エリオット賞を受賞。「...

#100 カズオ・イシグロ「夕餉」〜フェイク・ジャパンと秋の蟬 06.11.2024

【この作品が入っている本】『集英社ギャラリー 世界の文学(5)』(「夕餉」は出淵博訳、集英社、1990年)      【作家のプロフィール】1954年長崎生まれ。60年に渡英。イースト・アングリア大学卒。89年に『日の名残り』でブッカー賞。2017年にノーベル文学賞。      【今回のトピック】   ハン・ガン/ノーベル文学賞/ふぐ/日本とアメリカ/オリエンタリズム/ゴシック小説/要素の編集/クリエイティブライティング/戦争/...

#99 ヤロスラフ・ヴァイス「片肘だけの六ヶ月」〜レノン・近代法・オリエンタリズム 30.10.2024

【この作品が入っている本】『チェコSF短編小説集2』(平野清美訳、平凡社ライブラリー、2023年)      【作家のプロフィール】 1946-。SF作家。ジャーナリスト。アレクサンドル・クラメルとの共作『第三惑星のための実験』『パンドラの箱』が人気を把握した。長年、上院議長の顧問を務める。SFジャンルの普及に努め、ファンダム設立に貢献したほか、英語圏の作品の翻訳も手がけている。『チェコSF短編集』に「オオカミ男」が収録...

#98 キム・チュイ「満ち足りた人生」〜恋は人をアホにする 23.10.2024

この作品が入っている本】『満ち足りた人生』(関未玲訳、彩流社、2023年)      【作家のプロフィール】ベトナム系カナダ人作家。1968年、ベトナムのサイゴン(現ホーチミン市)に生まれる。10歳でカナダに移民。モントリオール大学で学んだ後、裁縫師、通訳、弁護士、レストラン経営者などを経て、作家に。現在はモントリオールに在住し、執筆活動に専念している。2018年、自伝的小説である『小川』で「ニュー・アカデミー文学賞」...

#97 金薫「火葬」〜内心の自由という話 16.10.2024

【この作品が入っている本】『火葬』(金薫訳、クオン、2023年)      【作家のプロフィール】1948年ソウル生まれ。長編小説『狐将』、『月の向こうに走る馬』、『ハルピン』、小説集『そこにひとりで』、散文集『鉛筆で書く』などがある。(本書の著者略歴より)      【今回のトピック】   李箱文学賞/延世大学/蓮池薫/兵役/犬の安楽死/大江健三郎『個人的な体験』/劣情か思慕か/高橋和巳『悲の器』/芥川賞/フロベール...

#96 エリナー・ファージョン「ムギと王さま」〜子供は子供の本を喜ぶか 09.10.2024

【この作品が入っている本】『ムギと王さま:本の小べや1』(石井桃子訳、岩波少年文庫、2001年)      【作家のプロフィール】 1881〜1965。イギリスの詩人・作家。父は流行作家、母はアメリカの有名な俳優の娘だった。芸術的な雰囲気にみちた家庭で本に埋もれて育ち、正規の教育は受けなかった。『りんご畑のマーティン・ピピン』で作家としての地位を確立。D.H.ロレンス、デ・ラ・メアなどと交流を深め、みずみずしい感性と想像...

#95 ケン・リュウ「文字占い師」〜コンテンツvs.母の手紙 02.10.2024

【この作品が入っている本】『紙の動物園』(古沢嘉通訳、早川書房、2015年)      【作家のプロフィール】1976年中華人民共和国甘粛省生まれ。弁護士、プログラマーとしての顔も持つ。2002年、短篇 “Carthaginian Rose” でデビュー。その後も精力的に短篇を発表し、この4月には初となる長篇 The Grace of Kings も刊行された。また、創作以外に、中国SFの英訳紹介もおこなっている。(本書の著者略歴より)      【今回のトピ...

#94 アナトール・フランス「ユダヤの太守」〜職業生活の終わりに向かって 25.09.2024

【この作品が入っている本】『百年文庫57 城』(「ユダヤの太守」は内藤濯訳、ポプラ社、2010年)      【作家のプロフィール】 フランスの作家、評論家。パリ生まれ。1881年の出世作『シルヴェストル・ボナールの罪』以降、『タイス』『赤い百合』『現代史』『神々は渇く』など、次々と名作を発表。その文章は最も完璧なフランス語といわれ、1904年に死去した際には国葬が執り行われた。(本書の著者略歴を編集)      【今回の...

#93 カレル・チャペック「二度のキスのあいだに」〜兵庫県知事を語るなど 18.09.2024

【この作品が入っている本】『カレル・チャペック短編集』(田才益夫訳、青土社、2007年)      【作家のプロフィール】 1890〜1937。チェコの小説家、劇作家。随筆、コラムなども多い。現代社会への批判をSF的手法で描く。ロボットという語を考案した。また、童話も多い。代表作、戯曲「R.U.R」、小説「山椒魚戦争」、童話「長い、長いお医者さんの話」など。(「精選版 日本国語辞典」より)      【今回のトピック】   壊れた人...

【番外編】私の好きな3冊の話(後編) 11.09.2024

パーソナリティが好きな小説をご紹介します。前編は干場さんご愛読の3冊。 (1)デイヴィッド・ベニオフ『卵をめぐる祖父の戦争』(田口俊樹訳、早川書房、2010年) (2)トレヴェニアン『ワイオミングの惨劇』(雨沢泰訳、新潮文庫、2004年) (3)スティーヴン・キング『クージョ』(永井淳訳、新潮文庫、1983年)

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