ドリアン助川

ドリアン助川 ECHO WORDS

Arts JA ↓ 41 episodios

詩や小説、エッセイなどの朗読も含め、言葉で表現される世界を楽しく探求していきます。

Autor

ドリアン助川

Categoría

Arts

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Último episodio

8 de jul. de 2026

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Episodios

#41 ナイス実存(6)ハニーポッサムの詩情 08.07.2026

詩とは何でしょう? 答えることは可能でしょうか? おそらく、詩人によって、文学者によって、その定義や成立線の感覚は異なるものです。 むしろ、定義など存在しないとした方が詩的であると言えるかも知れません。 とはいえ、詩を紡ぐ者にとって、自由という大海は何かの力を与えてくれるものではありません。 表現の責任は、それぞれのルールや必須要素があって生まれるものです。 私にも、詩を書く際の二つの「大事なこと」があ...

#40 ナイス実存(5)クロコダイルの苦しい恋 01.07.2026

ついに『動物哲学物語 ナイス実存』が発売されました。 今回は、巻末に譜面も掲載しました『クロコダイルの恋』を紹介します。 オーストリアや東南アジアの汽水域に生息する世界最大、最強の爬虫類クロコダイル。 獲物と見れば襲いかかる、誰からも好かれないこの凶暴な生き物が、あることをきっかけにイルカの少女を好きになってしまいます。 誰かを待つ。 暖かな気持ちを持つ。 クロコダイルは初めて恋を知ったことで、自分が生...

#39 ナイス実存(4)パンダの場合 24.06.2026

いよいよ『動物哲学物語 ナイス実存』の刊行週となりました。6月26日の発売です。 今回は、表紙にもなっているジャイアントパンダの物語を朗読します。 口を開けば鋭い牙もあるパンダ。 れっきとした熊やんなのに、なんで竹や笹ばかり食べているの? いつもからかいに来る野うさぎを追いかけて崖から落ちてしまったパンダの少年。 彼が夢うつつで見ることになった巨大な生命樹とは何か?
 あらゆる生命が網の目のように関係し合い...

#38 ナイス実存(3)オシドリの場合 17.06.2026

『動物哲学物語 ナイス実存』の刊行まで10日を切りました。登場する動物たちと物語に秘められた哲学者の思想を順次お伝えしていきます。 今回は、鳥です。オシドリの物語を朗読します。 地上から10メートル以上というとんでもなく高いところに巣を作るオシドリ。ヒナはまだ飛べないうちに巣立ちを強制され、小さな翼で羽ばたきながらもほぼ真下へ落下していきます。 舞台の設定は、朝鮮半島の軍事境界線。 主役のパルは、ある悲惨...

#37 ナイス実存(2)カンガルーの場合 10.06.2026

『動物哲学物語 ナイス実存』の刊行が近づいてきました。 登場する動物たちと物語に秘められた哲学者の思想を順次お伝えしています。 今回は、カンガルーの物語を朗読します。 小さなネズミカンガルーから2メートル近い高さになるアカカンガルーまで、その大きさは多様です。 一般に、小型のものをワラビー、中型をワラルー、大型をカンガルーと呼ぶようですが、厳密な区分けはありません。 運動神経が鈍く、コンプレックスもあ...

#36 ナイス実存(1)コアラの場合 03.06.2026

楽しみながら、学びながら、冒険しながら書いている『動物哲学物語』の第2弾、『ナイス実存』が刊行されます。(6月26日、集英社インターナショナルより) 個々の動物の生態と哲学者の思想から生まれたオーストラリアとアジアの動物たちの物語集です。 この物語集の主役は次の動物たちです。 コアラ、ウォンバット、マツカサトカゲ、ワラビー、タスマニアデビル、フクロモモンガ、ハリモグラ、クロコダイル、ハニーポッサム、クオ...

#35 人生が少しだけ変わる日 27.05.2026

良い意味で人生が少しだけ変わる日。
 例えばそれは、朗読する作品を全て暗記し、なにも手に持たずの暗唱パフォーマンスをステージでやり遂げた日です。 そんなこと、なにか意味があるの? と言われてしまいそうですが、年齢にとらわれず、自分の新しい可能性に気づけたことは大きいです。 ただ、これまでを振り返りますと、まさに人生が少し変わった典型的な事例は、小説『あん』を書き上げたことでした。 物語がヒットしたこと...

#34 朗読の(すごい)効能 20.05.2026

振り返ってみれば、私の表現の真ん中に朗読がありました。 一般的な原稿を読むスタイルもあれば、言葉を頭に入れてしまうときもあります。 静かな囁き声で通すこともあれば、歌に転じる場合もあります。 それぞれが、聴きに来てくださる皆さんとの一期一会の花となりました。 ただ、どんな芸事にも言えることですが、その奥や広がりは限りなく、突き進もうと思えばいくらでも自分を鍛えることができます。 誰もがトライでき、しか...

#33 僕等の道 13.05.2026

核兵器はいらない! 世界玉こんにゃく協会世界大会 (5月9日 @元住吉POWERS2 出演:服部剛、半片ブラザーズ、稀月真晧、ドリアン&ピクルス) 尖らずに、攻撃的にならずに、丸い玉こんにゃくでも食べながら詩や歌を楽しもう。という趣旨のもとに開催された2回目のライブ。 当日の出演者の模様をお伝えするとともに、半片ブラザーズの「まわり道」、ドリアン&ピクルスのdemo「道を越えて」をお聞かせします。 また、服部剛さん...

#32 海外での大ピンチ(1) 06.05.2026

パリの空港で、乗るはずだった飛行機に乗れず、大ピンチに陥ったことがあります。 その場を切り抜けるための内なる言葉「半年経ったら笑い話」は以前お伝えした通りなのですが、 何が起きたのか、その詳細はこれまで話さずに来ました。 私のボケナスぶりがいよいよ明らかになってしまうからです。 しかし今回、ようやく帰れることになった日本行きの便で遭遇した卒業生からメッセージをもらい、 これまで隠していたことを話す気持...

#31 スラムの子どもたち 29.04.2026

東南アジア最大の貧困地域と言われる マニラのバセコ地区、トンド地区を訪れました。 これらのスラムにおいて、 子どもたちの支援活動をしている「Walky Smokey」の食料支援デーに参加するためです。 この団体の現在のリーダーは、 バンド叫ぶ詩人の会のドラマーだったヒロキさん。 彼と寝食をともにするのは、本当に四半世紀ぶりのことです。 スラムの街並は想像を超えた風景の連続でしたが、 そこで味わった笑顔の力もまた、かつ...

#クリオンにて(3) フィリピンの食べ物 22.04.2026

皆さんは、フィリピンの料理と聞いて、なにか思い浮かぶ一皿がありますか。 今回は、クリオン島やマニラで味わったフィリピン料理を紹介します。 そして、おそらく本では書かないこと、 日本の多くの人にとっては垂涎の食材、その生き物から逆襲されたかなり痛い話もお伝えします。

#29 クリオンにて(2) ここに幸あり 15.04.2026

クリオン島では、とてもワイルドな牧師に案内をされて、様々な場所を訪ねました。 あなた、本当に牧師ですか? と聞きたくなるほど、 こちらのイメージを越えて動き回るPastorでした。 

ただ、彼がとても喜んだのは、 私がハンセン病の回復者や治療中の方と話をしに来た、言葉を交わしに来た、ということでした。 それは、クリオンにやってくるフィリピンのマスコミの姿勢と少し違ったようです。 とはいえ、普段においても、日本...

#28 クリオンにて(1) 微笑みの島 08.04.2026

世界最大数のハンセン病患者を収容したことで知られる フィリピンのクリオン島に行ってきました。 日本初の国立ハンセン病療養所「長島愛生園」は このクリオンの施設をモデルにしています。 遠いところでした。 そして、予想からも遠く外れ、 「パラダイス」という言葉がふさわしい島でもありました。 シリアスな歴史はあります。 でも、この島には世界最大級の微笑みが溢れていたのです。 それは、私の人生観を揺るがすことでも...

#27 愛とかにめし 01.04.2026

「愛」ほど温もりを持ち しかし、つかみどころのない、難しい言葉はないかもしれません。 愛は苦しみや悲しみの源にもなり、 他を排斥するような状況も招いてしまうこともあります。 でも、私たちは、愛がないところでは生きていけません。 北海道の長万部(おしゃまんべ)という地名がなくなるとき 最後の観光ポスターは、私が書いた「かにめし」という詩でした。 

今回はこの「かにめし」を朗読し、
愛について、あらためて考え...

#26 金時鐘さん 高見順賞の夜に 25.03.2026

3月には韓国の詩人の作品を紹介しますと以前約束しました。 ぎりぎりになりましたが、在日韓国人の詩人、金時鐘(キムシジョン)さんの
『失くした季節』(藤原書店)より「春に来なくなったものたち」を朗読します。 なぜ3月に金時鐘さんなのか。これには理由があるのです。 今回はその前に、いただいているメッセージもたっぷり紹介しています。 大阪は鶴橋の市場を彷徨い歩くのが私は大好きです。 (新大久保や横浜橋商店街や中...

#25 三宅島(3) 心のパイオニア植物 18.03.2026

噴火により、溶岩に覆われてしまった町。 荒涼たる風景ですが、そこにもやがて緑が芽吹いてきます。 漆黒の溶岩大地に根を張る「パイオニア植物」たちです。 この植物たちがいなければ、豊かな自然環境は復活しません。 私たちもときには、困難な状況に出くわします。 そのときに必要なのが、心のなかのパイオニア植物だと思うのです。 今回は、私のパイオニア植物の一つである 平山譲『灰とダイヤモンド』(PHP文芸文庫)の一節を...

#24 三宅島(2)クジラの大ジャンプ 11.03.2026

三宅島にはたくさんの魅力があります。 冬季は、ザトウクジラの姿を海岸や波止場から見られることでしょうか。 海面を割って飛び出すクジラの迫力を「言葉で」お伝えします。 学生たちには海辺でのmeditation(瞑想)も好評でした。 際のない海や空、自分の心と向かい合ったとき、どんな境地になるのか。 学生たちの詩を朗読します。

#23 三宅島(1)トマトと希林さん 04.03.2026

学生たちを連れて、毎年三宅島に滞在していますが、 そもそものきっかけは、調理用のイタリアントマトでした。 しかもその始まりは、ニューヨークにあったのです。 なぜ活火山の三宅島とイタリアントマトがつながるのか? いったいどういうことなのか? この話には樹木希林さんも登場します。 大航海時代も含めたトマトの歴史についてもお伝えしますよ。 お楽しみに。

#22 小さなものたちへ 虫の詩 25.02.2026

苦手だという人もいらっしゃいますが、私は虫が好きです。詩集のタイトルにセセリチョウを選んだのも、子どもの頃からの虫への想いが昂じてでしょうか。 渋谷ロフト・ヘブンでの『原発回帰を考える』(集英社新書)刊行記念ライブ・シンポジウム。 ライブ・ペインティングで参加してくださった画家の山内若菜さんが、お手製のクッキーを、セセリチョウの絵の写真シールで留めてくれました。 嬉しかったなあ。仲間を見つけた、とい...

#21 学生たちと作る詩集 18.02.2026

毎年、学生たちと詩集を作ります。 詩を印刷した紙を折り、ホチキスでとめていくアナログな詩集です。 今日は男子学生が3人、作業を手伝いに来てくれました。 ついでに朗読もしてよ、と頼んだら、3人ともマイクの前に座ってくれました。 1人は、三角巾で腕を吊っての参加です。 1人は、中国からの留学生です。 1人は、ゼミ生たちの作品に触れて、詩の印象が変わったと言います。 何がどんなふうに変わったのでしょう。 今回は...

#20 時の先端に立つ私たちと、カラス 11.02.2026

毎日同じような暮らしぶり。 この社会がいつまでも続くような錯覚を私たちは持ちがちです。 でも、たった1日の動きによって、当たり前だと思っていた社会構造がすっかり変わってしまうことはあり得ます。 

実は、誰もが時の先端に立っていて、毎日、新しい世界を生きているのです。 未知の空間に向かって、風を受けて飛ぶカラスのように。 その先に何が待ち構えているかは、本当は誰にもわからないのです。 

19年前に私が書いた...

#19 電力と叡智 04.02.2026

電力を始めとするエネルギーを、私たちはどこに求め、どう活かしていくべきなのでしょう。 本当の叡智が発揮されるのは、「これから」の時間のなかです。 今回は、国立民俗学博物館の川瀬慈(いつし)教授の詩集
『叡智の鳥』より「叡智の鳥」 『見晴らしのよい時間』より「獣がかじるのは」 また、福島の詩人、若松丈太郎さんの詩集より「ある海辺の小学校」を朗読します。 『原発回帰を考える』(集英社新書)の刊行を記念し、 2...

#18 身体・知覚・詩 28.01.2026

心は、頭のなかだけにあるのでしょうか。 意識するかどうかはともかく、私たちにとっての第一の世界は、個々の身体であるような気がします。 知覚を通じて、私たちの内部は外部と交流し、またその内側の光と影を時々刻々表現します。 大いなる過去と虚空に向けた未来をも含む、壮大な時の広がりにおける「今」、詩人の肉体から終わりのない言葉があふれ出します。 今回は、管 啓次郎さんの詩集 Agend’Ars(Sayusha)より、私が完...

#17 いじめや緊張感に苛まれたとしても 21.01.2026

どこの国がどちらにつくのか。 国と国をめぐる緊張感が増し、世界から平穏さが失われつつあるように感じます。 私たちは、何をよりどころにして生活や表現をしていくべきなのでしょう。 それぞれの考え方はありましょうが、私個人の思いであれば語れます。 永瀬清子さんの詩集『諸国の天女』より、「ある夏の日」を紹介するとともに、中国を旅した際のエピソードを話します。 また、いじめを受けているというリスナーに 詩集『幸運...

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