人材開発コンサルタント 山岸慎司
2030年のキャリア戦略 ~人生100年時代を幸せに生き抜くために~
人生100年時代と言われる今、年齢に関係なくキャリアの悩みは尽きないはず。 「こんなキャリアの歩み方もあるのか!」という新しい気付きを提供します! <山岸慎司 経歴> 三菱化学において新規事業分野の開発研究・企画マーケティングに従事。米国系経営戦略コンサルティング会社のアーサー・D・リトルに転じ、主に製造業の販売マーケティング戦略策定、新規事業戦略策定、組織改革、人材育成戦略策定など多数のプロジェクトに参画。その後、複数の外資系日本法人において、経営企画室長、マーケティング本部長、執行役員事業部長、代表取締役社長などのマネジメントポジションを歴任。現在は国家資格キャリアコンサルタントとして、ビジネス...
Autor
人材開発コンサルタント 山岸慎司
Categoría
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Último episodio
8 de jul. de 2026
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Episodios
179.多文化社会で働く(2)国際的な仕事をするには 08.07.2026 20:13
日本で国際的な仕事をするには、5つの領域があります。1つめは、海外展開している日本企業の国際業務です。営業・マーケティング、輸出入、海外拠点の支援業務などがあります。海外売上比率が高い業界としては、自動車、エレクトロニクス、機械などのメーカーや商社などが挙げられます。 2つめは、外資系企業の日本法人です。外資系企業は日本国内向けの営業・マーケティングが中心なので、海外勤務の機会は、実は多くはありま...
178. 多文化社会で働く(1)グローバルリーダーシップとは 01.07.2026 20:30
6月に書籍『キャリア・アントラージュ 社会で役立つスポーツ選手の育て方』(田中研之輔、山岸慎司の共著)を刊行しました。本番組でもスポーツ選手のキャリア形成について、ときどき発信していますが、ご興味あれば手に取っていただければと思います。 さて今回は、前月の「異文化理解を高める」の続きで、「多文化社会で働くためのリーダーシップ」について考えます。グローバル社会でのリーダーシップとは、単に英語コミュニ...
177.異文化理解力を高める(4)英語力と異文化適応のU字カーブ 24.06.2026 20:39
異文化対応では、多くの場合、英語でのコミュニケーション力が必要です。英語力の指標としては、TOEICが広く使われています。例えば、大手企業が新卒大学生に期待するのはTOEIC600点です。これは足切り点なので、海外関連の仕事をしたい人は700点以上が必要です。若いうちに英語力を身につけられると、キャリアの選択肢を広げられます。 また、新しい文化環境に入った人の心理状態は、①ハネムーン期、②カルチャーショック期、③回復...
176.異文化理解力を高める(3)異文化適応能力(CQ)とは 17.06.2026 19:48
異文化に適応する能力をCultural Intelligence Quotient(社会的知能指数、CQ)と言います。メタ認知CQ、認知CQ、動機CQ、行動CQの4つの要素から構成されます。CQは、知識だけでなく、意欲や行動まで含む総合的な能力で、経験と振り返りによって高められる点が重要です。3つのケースワークを通じて、CQを理解していきます。 また、異なる文化による違いを、単に妥協して調整するのではなく、違いを活かして新しい価値を生み出す...
175.異文化理解力を高める(2)日本はハイコンテクスト文化 10.06.2026 19:49
文化には、「見える文化」と「見えない文化」があります。氷山の海面上と海面下のイメージで、見えない部分の方が大きいものです。日本の例では、富士山、寿司、着物、アニメなどが見える文化です。社会マナー、本音と建前、接客の精神などが見えない文化です。相手の文化には見えない部分があることを理解し、見える部分だけで判断しないことが大切です。 また、日本やアジアの国は「ハイコンテクスト(高文脈)文化」と言われ、...
174.異文化理解力を高める(1)内なる国際化の進展 03.06.2026 19:19
6月はグローバル化に対応するための「異文化理解力」について考えます。近年、日本国内でも、外国人との接点が急増しています。あらゆる仕事において、異文化を理解した上で業務を進めるスキルを高める必要があります。 今回は日本国内の国際化の進展を確認します。留学生は、過去10年で約2倍の33万人になりました。外国人労働者は同時期に2倍以上増え、230万人です。訪日外国人観光客はなんと4000万人を突破しました。いずれも、...
173.東南アジアに学ぶ(4)豊かで幸せな国ブルネイ 27.05.2026 19:16
ブルネイは、石油や天然ガスを産出し、世界で最も豊かな国の一つと言われます。王様(スルタン)が統治する敬虔なイスラム国家です。一人当たりGDPは日本と同レベルの先進国で、所属税がほとんど無く、医療や教育も無料です。 イスラム国家の特徴として、国内でのアルコール販売はできません。また、一夫多妻制度も認められています。観光にも力を入れており、水上都市のボートツアーや熱帯林のエコツーリズムの人気があります。暑...
172.東南アジアに学ぶ(3)マレーシアの経済と社会 20.05.2026 20:07
マレーシアは東南アジアでは人口が多い国ではないため、戦略的に差別化を図っています。「ルック・イースト戦略」では、主に日本企業の労働倫理(勤勉さ、時間厳守)や組織文化(チームワーク、長期雇用、改善活動)を導入し、工業化に成功しました。 また、2010年に「アジアの教育ハブになる」戦略を打ち出し、インターナショナルスクールを大幅に増やし、日本を含む世界各国から留学生を呼び込んでいます。私の知人が経営するス...
171.東南アジアに学ぶ(2)マレーシアの多文化共生 13.05.2026 17:37
マレーシアは、1963年に英国から独立してから急速に経済発展し、一人当たりGDPで12,000ドルという先進国レベルまで到達しました。英国統治下では、スズ鉱山と農業プランテーション(天然ゴム、油ヤシ)が主産業の発展途上国でした。 しかし独立後は、マハティール首相の「ルック・イースト(東アジアに学べ)戦略」でエレクトロニクスや自動車などの産業誘致に成功し、製造業が成長をけん引しました。また、マレー系70%、中華系23%...
170.東南アジアに学ぶ(1)シンガポールの国家戦略 06.05.2026 20:12
5月は「多文化社会のあり方」について、シンガポール、マレーシア、ブルネイから日本が学べそうなことをお話します。シンガポールは、建国の父といわれるリー・クワンユー首相の強いリーダーシップによる巧みな国家戦略で発展を遂げました。 リー首相は、多様性のある社会の秩序を維持するには、厳格な法治主義と実力主義が必要であると考えました。法治主義については、ルールを明確にして、違反したら罰金をとることで、規律を...
169.GWに一人合宿をしよう(3)変幻自在のプロティアンキャリアとは 29.04.2026 19:13
現代のキャリアは、組織によってではなく、個人によって形成されます。今回は、ダグラス・ホール先生が2002年に提唱し、日本では法政大学の田中研之輔教授が広めている「プロティアンキャリア」についてご紹介します。 これまでのキャリアは、組織が主体で、組織内でのコミットメントや昇進を中心に論じられてきました。プロティアンキャリアは、個人が主体で、個人の仕事への満足感や心理的成功がゴールです。組織から自立し、社...
168.GWに一人合宿をしよう(2)偶然のチャンスをとらえるには 22.04.2026 20:26
キャリアは偶然の出会いによって、大きく変わります。皆さんもこれまでを振り返ると、先生、友人、先輩、上司などとの「良い出会い」が、自分を良い方向に導いてくれたことを思い出すかもしれません。今回は、偶然のチャンスを取り込み、キャリアをよいものにしていく心構えとワークについて、ご紹介します。 スタンフォード大学のJ・クランボルツ先生は、1999年に「計画的偶発性理論」を発表しました。現代のキャリアは、偶然を...
167.GWに一人合宿をしよう(1)キャリアアンカーを考える 15.04.2026 19:20
もうすぐGWを迎えます。この機会に、少しまとまった時間をとり、自分のキャリアを振り返り、将来のキャリアを考える「一人合宿」をお勧めします。自宅やカフェでもよいですが、できれば1泊2日くらいで海か山に行ってみるのもよいと思います。今回から3回に分けて、キャリアを考えるフレームワークをご紹介します。 自分のキャリアを振り返るには、多少の準備が必要です。例えば、過去の手帳、アルバム、もらった名刺、自分のS...
166.大学はどうなるべきか(2)Jリーグに学ぶには? 08.04.2026 20:29
日本の大学は秋入学に移行する方がよいが、なかなか難しい現状があります。一方、サッカーJリーグは、長年の課題であった秋春制に移行するため、2026年は変則的な半年のリーグを開催しています。今回は、どうしてJリーグがこの変革を可能にしたのかを考えます。 サッカーの欧州リーグは、8月後半に始まり、6月に終わります。日本のJリーグは、2月から12月に開催されるため、選手や監督・コーチの移籍の難しさは以前から問題で...
165.大学はどうなるべきか(1)なぜ4月に始まるのか? 01.04.2026 20:10
日本の学校は4月に始まります。これは世界では珍しいシステムです。日本以外のほとんどの国では、小学校から大学まで、秋に始まるのが普通です。私は東京大学で、海外に行きたい日本人学生や、日本で就職したい留学生の就職支援をしています。今回は、4月始まりの学校制度の課題についてまとめてみます。 日本の大学は、世界におけるランキング(英国のTHE)で、100位以内に入っているのは、東大と京大の2校しかありません。...
164.スポーツ選手のキャリアを考える(4)フェンシングはなぜ強くなったのか 25.03.2026 19:51
フェンシングは日本では競技人口が7000人しかいない競技です。しかし、2008年北京五輪で太田雄貴選手が銀メダルを獲得して以来、2024年のパリ五輪では5つのメダルを獲得するまでに強くなりました。 日本フェンシング協会は、太田雄貴氏が会長となり、「アスリート・フューチャー・ファースト」という理念を掲げています。これは太田会長の「メダルを獲得すれば、人生が大きく変わると思っていたが、そうではなかった」という体験...
163.スポーツ選手のキャリアを考える(3)Jリーグ・水戸ホーリーホックの取り組み 18.03.2026 19:19
Jリーグの平均引退年齢は26歳の若さです。子ども時代からサッカー一筋の場合、「サッカーをやめた自分には何の価値もない」と感じ、深刻なアイデンティティ・クライシス(自己喪失)に直面するケースもあります。Jリーグは2000年代初めから、引退後キャリア支援の必要性を意識してきました。 水戸ホーリーホックは、J2が長く、2026年に初めてJ1に昇格したチームです。大企業の支援が弱く資金が少ないため、限られた人材を育てるこ...
162.スポーツ選手のキャリアを考える(2)UNIVASの取り組み 11.03.2026 19:51
2019年にスポーツ庁の旗振りでUNIVAS(大学スポーツ協会)が設立されました。大学スポーツの価値を最大化し、文武両道(デュアルキャリア)を推進する目的です。これはアメリカのNCAA(全米大学体育協会)がお手本です。米国では学業と競技の両立が厳しく、GPA(成績)が基準に達しないと試合に出られないようなルールがあります。また、大学スポーツはビジネスとしても成功しています。 日本では各競技団体がすでにインカレなどの...
161.スポーツ選手のキャリアを考える(1)アントラージュとは 04.03.2026 20:08
私は現在、大学院で「スポーツ選手のライフキャリア」を研究しています。3月に修士論文を提出し、その成果を『キャリア・アントラージュ 社会で活躍するスポーツ選手の育て方』という書籍として出版することになりました。今月は、その書籍の内容を抜粋してお話します。 「アントラージュ」とは、フランス語で「周囲を取り巻く人たち」という意味です。国際オリンピック委員会(IOC)が提唱し、日本のスポーツ界も賛同しています...
160.ヨーロッパに学ぶ(13)イソップ童話とギリシャ哲学に学ぶ 25.02.2026 20:23
イソップ童話は、紀元前6世紀のギリシャで生まれました。日本には江戸時代初期に伝えられたと言われます。ウサギと亀、アリとキリギリスなど、どの話も人生への教訓があります。2500年前も今も、人間社会の真理はあまり変わらないことが興味深いです。 今回は、「酸っぱいブドウ」「カラスと水差し」「よくばりのイヌ」「田舎のネズミと町のネズミ」の4つについて考察します。また、ギリシャ哲学の祖である、ソクラテスの「無知の...
159.ヨーロッパに学ぶ(12)ギリシャ社会からの示唆 18.02.2026 20:02
ギリシャは紀元前2000年頃から文明が発達し、特に紀元前5世紀が黄金期でした。哲学、政治学、医学、科学など、多くの領域で、西洋文明の源流です。現在は人口3300万人で観光業が主体の、欧州でも経済的に劣る国になっています。夜遅くまで食事をするなど、人生を楽しむ姿勢の裏には、国家や社会へのあきらめ(悟り)があります。 産業では、観光業がGDPの20%を支える圧倒的な中核です。あとは農業と海運程度しかありません。その...
158.ヨーロッパに学ぶ(11)イタリアはなぜ幸せに暮らせるのか 11.02.2026 17:03
イタリアは失業率も物価も髙く、生活が厳しい人もいるはずですが、多くのイタリア人は陽気で幸せそうです。作家の塩野七生さんは、イタリア人は「人は完全ではないことを前提に生きる」ため、うまくいかなくても「まあ、そんなものだ」と受け止める余裕があると言います。 イタリア人は、かつては世界一のローマ帝国であったことから、「今は一番でなくてもよい」という感覚をもっているそうです。また、歴史的に国家や政治は不安...
157.ヨーロッパに学ぶ(10)イタリアの産業の強み 04.02.2026 20:02
「ヨーロッパに学ぶ」シリーズの続編です。84-89回、137-139回では、ドイツ、イギリス、フランスなど7カ国をとりあげました。今月の4回はイタリアとギリシャです。今回はイタリアの概要と産業の特徴、そこから日本人が学べそうなことをお話します。イタリアに詳しい、漫画家のヤマザキマリさんのコメントも紹介します。 イタリアの主な産業は、ファッション、自動車、機械、食品、観光です。企業の9割が中小企業で、地域ごとに得...
156.イクボス研修(3)部下力の向上 28.01.2026 19:31
イクボス研修の3回目は、部下力の向上です。部下は、仕事と私生活の両立を望むなら、「自責型」の社員になる必要があります。権利主張型・ぶら下がり型の部下ではなく、まず自分の職責を果たす意識をもつことが重要です。 特に若い時期には、「仕事の基礎体力」をつけて、上司や周囲からの「信頼残高」を増やす努力をしないといけません。イクボスは、そのことに気づかない若手には、教えてあげる必要があります。スポーツに例え...
155.イクボス研修(2)組織力の向上 21.01.2026 19:45
働き方改革やワークライフバランスを進めると組織の成果が下がるのではないか、と心配する声がよくあります。しかし、イクボスが次のようなマネジメントをできれば、むしろ成果は向上します。ポイントは、部下の仕事力向上、チームワークの向上、コミュニケーションの活性化の3つです。 部下にはできるだけ裁量権を与え、任せることで、仕事への責任感を高めます。上司はプレイよりマネージに時間を使えるようになる好循環になり...
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