Yuka

自由に暮らす 世界を歩く 投資戦略ナビゲーターYuka

Education JA ↓ 78 episodes

自由に暮らす。世界を歩く。自由に暮らすために、資産をどう設計するか。そして、時代の構造をどう読むか。この番組では、日米でのビジネス経験と国際分散投資の実践をもとに、「投資 × 歴史 × 価値観 × 旅 × 人生設計」という視点から、自由を支える資産戦略を丁寧に考えていきます。マーケットの動きだけでなく、金融の歴史や地政学、そして自分軸(価値観)まで。煽らず、断定しすぎず、でも本質は外さない。安心して思考を深められる時間をお届けします。将来的には、投資や金融の歴史をたどる旅や、少人数での対話型コミュニティも構想中です。▪️キーワード 投資/ 資産設計 / 国際分散/ ポートフォリオ / 金融史 / 地政学 / 意思決定/ライ...

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Yuka

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Jul 10, 2026

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Episodes

【独りごと#26】希望的観測の賞味期限 祭りの後のリスクオフと資産の多極化戦略 10.07.2026

先週末は建国250周年とワールドカップ開催の熱気に沸いていたアメリカですが、自国の敗退でお祭り騒ぎのピークは過ぎ去り、現実へと目線が戻りつつあります。 時を同じくして、停戦が破られたイラン情勢の緊迫化により、市場は一斉にリスクオフへと舵を切りました。 月曜日の配信でお話した「Market is just fine」という楽観の賞味期限が、今まさに試されています。 年初の最高値から一服しつつも、中国などのドル離れ(金買い)...

【歴史#26】グリーンスパン・プットの光と影 「マエストロ」が遺した大いなる遺産 08.07.2026

先月6月22日、100歳でこの世を去った元FRB議長、アラン・グリーンスパン氏。世界経済の羅針盤を握り、「マエストロ(巨匠)」と称えられた彼が遺した、現代の金融市場に最も影響を与え続けているレガシーをご存知でしょうか。 先週7月2日の雇用統計が減速を示した際、市場がそれを政策転換のサインとして捉え、株価がポジティブに反応した背景。この「中央銀行の政策動向を強い後ろ盾として織り込む」という市場の心理の原点には、...

【マーケット仮説#26】Market is just fine 雇用悪化でも株高 06.07.2026

先週末、アメリカは建国250周年のお祝いとワールドカップの熱気が重なり異様な高揚感に包まれていました。 そんな中、サンフランシスコのバンカーとの会話で彼が言った言葉。 「Market is just fine(市場はいたって順調さ)」 先週7月2日発表の米雇用統計は「悪い数字」だったにもかかわらず、マーケットは「利上げはないのでは」「利下げがあるかも!」と大喜びして株価が上昇しました。 実体経済の悪化をグッドニュースに脳内変...

【独りごと#25】一強と多極化 建国250年周年を迎えた帝国を眺めながら思うこと 03.07.2026

7月4日はアメリカ建国250年目の独立記念日。現地はお祝いと、ワールドカップ開催中の熱狂に包まれていますが、私は投資家として、この華やかな「お祭り」の裏側を少し冷静な目線で見つめています。 月曜日には、好決算でもハシゴを外された半導体株とドル高の歪みを、水曜日には、独自の通貨が全く信用されなかった新生国家アメリカが、世界の基軸通貨(ドル)の地位を握るまでの歴史をお話しました。 2026年の今、誰もが「米国株...

【歴史#25】建国250周年のアメリカ 独自通貨を持たない国が世界最強になるまで 01.07.2026

明日7月4日はアメリカ建国250周年という歴史的な節目です。現地はお祝いムードもありますが、私たちは生活者・投資家として、この巨大な「ドル一強の帝国」のルーツを覗いてみましょう。 月曜日は、世界が内向き(ブロック化)になる過渡期において、アジアのマネーが逃げ込み先として「米ドル」に殺到していることをお伝えしました。 しかし、250年前の1776年、独立を宣言したばかりのアメリカは、独自の通貨を誰も信用してくれな...

【マーケット仮説#25】好決算でも売られる半導体 市場がシェルターを探す理由 29.06.2026

今週、7月4日にアメリカは建国250周年という節目を迎えます。W杯も行われている現地がお祝いムードに包まれる一方で、足元のマーケットには非常に興味深い「歪み」や「違和感」が浮かび上がっています。 先週、米半導体大手のマイクロン・テクノロジーが市場予想を遥かに超える「100点満点以上」の好決算を発表したにもかかわらず、半導体セクター全体が売られて、資金はバリュー株(割安株)へとシフトしていきました。 そして、...

【独りごと#24】多極化する世界とチョークポイント 自由に暮らすための選択肢 26.06.2026

先週フランスで開催されたエビアンG7サミット。 共同声明の裏側で、世界のパワーバランスは確実に塗り替わっています。 経済規模(PPPベースGDP)で「G7の約30%」をすでに逆転し、約35%のシェアを握る「E7(新興7カ国)」。人口比率にいたっては「G7の10%未満」に対し「E7は40%以上」。数字が示すのは、かつての絶対的なルールが通用しない「多極化」の現実です。 今週のマーケット(ホルムズ海峡の合意をめぐる動き)と歴史(スエ...

【歴史#24】超大国のハシゴが外される瞬間 1956年スエズ危機と地政学の重力 24.06.2026

アメリカとイランの「暫定合意」がわずか数日で破綻し、ホルムズ海峡が再封鎖された週末。 大国が「交渉でコントロールした」と過信したシナリオが一瞬でひっくり返る光景は、歴史を振り返ると既視感があります。 その象徴的な舞台が、1956年の「スエズ危機(第二次中東戦争)」です。 当時の「世界の物流の生命線」であるスエズ運河のエジプトによる国有化に対抗し、圧倒的な軍事力で地域を制圧した超大国・イギリスとフランス。...

【マーケット仮説#24】数日の幻?暫定合意の破綻とホルムズ海峡再封鎖の衝撃 22.06.2026

アメリカとイランによる「暫定合意」の署名から、わずか数日。世界が安堵したのも束の間、事態はまたしても急転しました。 イラン側は米国に合意違反があったと主張し、国営タスニム通信を通じて「ホルムズ海峡を再び封鎖した」と発表。一瞬にして平和のシナリオは吹き飛び、原油市場とグローバル物流は再び緊迫化しています。 どちらの主張が正しいかという議論を超えて、投資家が直視すべきは「数日でルールがひっくり返る」とい...

【独りごと#23】影の日銀総裁? 〜世界の変わり目を生き抜く、個人の生存戦略〜 19.06.2026

日銀は0.25%の追加利上げを決定し、来春以降の国債買い入れの「減額停止」へと動きました。 非常に慎重で、国内のバランスを考慮した着地を見せる一方で、為替は160円台半ば、介入前の水準で推移するなど、市場は世界標準のマネー回収の波を冷ややかに見つめています。 今週、メディアの表舞台に躍り出た衝撃の見出し。 「影の日銀総裁はベッセント氏」「利上げは外圧頼み」ーー。 米財務長官ベッセント氏による「クギ刺し」という...

【歴史#23】昭和初期 日銀のブレーキとインフレ〜日銀が市場の信頼を失うとき〜 17.06.2026

日銀が追加利上げを発表、1.0%の政策金利は1995年以来31年ぶりの高さ。一方で、市場が横目で見ているもう一つの発表。 それは、日銀が来春以降の「国債買い入れの減額を止める」というニュースです。 足元の国内企業物価指数は前年比プラス6.3%に達し、日本の予想インフレ率は今や米国に肉薄しています。 インフレ圧力がこれほど強い中で、なぜ日銀は引き締めの手を緩め、国債の減額を停止しようとしているのでしょうか? その背景...

【マーケット仮説#23】スペースX上場とクジラの引力 日銀利上げ報道でも円安の怪 15.06.2026

日銀の利上げ報道が出て、決定会合前に市場には「織り込み済み」の空気が漂っています。 セオリーであれば「円高」に振れるはずの局面。しかし、なぜ為替は逆に「円安」へと振れているのでしょうか? それは、先週末に幕を開けた、歴史上最大のメガIPO、時価総額2兆ドル(約310兆円)のモンスター「スペースX(SPCX)」が放つ、強烈なドルの吸引力にありました。 日本のトヨタ自動車の「約6社分」、あるいは日本の年間名目GDPの「...

【独りごと#22】30 年越しのアメリカ ドルの本拠地で感じる「今」の不安定さ 12.06.2026

有事のたびに世界中のマネーが逃げ込み、最強と謳われるドル。ですが現地に立つと、それはアメリカへの純粋な「信認」というよりは、「今、世界に他に行き先がないから消去法で集まっているだけ」という冷徹な現実が見えてきます。 私自身がアメリカと関わるようになってから30 年。 最初にこの空気を吸った頃、20年前、10年前、そして2026年の現在。年齢を重ねて世界を俯瞰できるようになったからこそ、今のアメリカの空気が、過...

【歴史#22】18世紀サウスシー・バブル 実態を伴わない内輪の資金融通の末路 10.06.2026

月曜日にお届けした半導体トレンドの熱狂と、その裏でささやかれるAIエコシステムの「内輪の資金循環」という気がかりな歪み。 一見、現代のハイテクバブルが生んだ洗練された最新の金融スキームに見えますが、歴史を振り返ると、今から約300年前によく似た構造で国中を狂乱に巻き込み、大崩壊した伝説の事件がありました。 1720年のイギリスで起きた「サウスシー・バブル(南海泡沫事件)」です。 「金銀が眠っている南米貿易の独...

【マーケット仮説#22】22年ぶりの地殻変動 半導体と、NVIDIAをめぐる資金 08.06.2026

先週末からアメリカに滞在しています。グローバルマネーの本拠地に身を置くと、世界のルールが書き換わるスピード感をより生々しく肌で感じます。 そんな中、日本の株式市場でも歴史的な地殻変動が起きました。長年、産業の頂点に君臨してきたトヨタ自動車の時価総額を、半導体・AI・投資の連合が追い抜くという、22年ぶりの逆転劇。一時的な熱狂?それとも製造業のルールが変わった「構造変化」? 光り輝くイノベーションの裏側で...

【独りごと#21】「有形アセット」の先へ。形のない無形の資産にかける命綱 05.06.2026

初夏の美しい日本の平穏さと、外の世界で起きている「ルールの書き換え」のピリピリした温度差。この2つの世界の境界線に立ちながら、一人の投資家・人間として、どこに防衛線を張って生きるべきなのかを深く考えています。 今週は、OpenAIやスペースXのIPOの思惑、そして17世紀オランダ東インド会社の世界初のIPOという、資本主義の壮大なシステムについてお話してきました。 歴史やマクロ経済が教えてくれる冷徹な事実は、国家...

【歴史#21】世界初のIPO。17世紀オランダ東インド会社が世界を支配できた理由 03.06.2026

私たちが普段、当たり前のようにスマホで株価をチェックし、企業のニュースに一喜一憂している「株式市場」というシステム。これには、明確な誕生の歴史があります。 今から420年前、17世紀初頭のオランダ。 当時、アジアからもたらされる香辛料はゴールド(金)と等価で取引される高級品でしたが、その航海は「往復に2年以上かかり、3隻に2隻は遭難する」という、超ハイリスクでした。 富は欲しい、でも一族が自己破産するリスク...

【マーケット仮説#15】メガテックIPOの思惑と、変質する市場のルール 01.06.2026

先週お話した「金利の重力と中央銀行の地殻変動」。その緊迫感が渦巻くマーケットの最前線で、いまウォール街や世界中の投資家が固唾をのんで見守っているのが、OpenAIやスペースXといった歴史的メガテック企業たちのIPO(新規株式公開)を巡る思惑です。 なぜ、これほどの大物たちがこれまで頑なに未公開(プライベート)のままでいたのか? そしてなぜ、「今」、公の市場へと動き出そうとしているのか? そこには、単なる「注目...

【独りごと#14】変わる世界のルールと、私の「信認」の置き場所 29.05.2026

初夏の風が心地よい日本の街を歩きながら、その「穏やかさ」と、外の世界で起きている「地殻変動」の激しい温度差を肌で感じています。 今週は、FRBの新議長ウォーシュ氏の誕生と債券暴落、そして1907年の歴史から中央銀行の原点である「最後の貸し手」についてお話してきました。 歴史が教えてくれる冷徹な事実は、「システムの防衛ラインは、決してタダでは張られていない。常に誰かがそのコストを支払っている」ということです...

【歴史#14】最後の貸し手としての中央銀行。1907年恐慌とFRB誕生の舞台裏 27.05.2026

現代の私たちは、中央銀行が金利を動かし、市場をコントロールする世界を「当たり前」と認識しています。しかし、かつてのアメリカには中央銀行が存在しませんでした。 実は主要国の中で、中央銀行の設立が圧倒的に遅かったアメリカ。 イギリス(1694年)、フランス(1800年)、そして日本(1882年)よりも後、FRBが誕生したのは1913年のことです。 もし、中央銀行というセーフティネットがない丸裸の状態で大パニックに襲われたら...

【マーケット仮説#14】FRB新議長誕生と債券暴落。世界が恐れる「来年の利上げ」 25.05.2026

久しぶりの日本。穏やかな初夏の空気とは裏腹に、世界の金融市場では、今、非常に大きな地殻変動が起きています。 米国債券市場の暴落、そして金利の急騰。 「年内利下げ」の期待が消え、市場がまさかの「来年の複数回の利上げ」というシナリオを織り込み始める中、世界中が「アメリカの巨額の借金を買い支えきれない」という歪みが露呈し始めています。 先週末にはFRB新議長にケヴィン・ウォーシュ氏が就任、パウエル氏は理事とし...

【独りごと#13】それは「宿命」か「意志」か?納得してコミットする決断 22.05.2026

今週は、日米の「一蓮托生」な関係や、40年前の決断が今の日本を縛っている歴史についてお話ししてきました。 「結局、個人の力ではどうにもならないのでは?」 そんな大きな構造を前に、無力感に襲われそうな時だからこそ、大切にしたいのは自分自身の「決断の質」です。 ビジネスや投資の世界にある「オプション(選択肢を残しておく)」という考え方。 不透明な時代において賢い戦略に見えますが、実はそこには「時間」という、...

【歴史#13】戦略から構造へ。日本が「米国債」の最大保有国になった日 20.05.2026

なぜ日本は、世界で一番アメリカにお金を貸しているのか? 「円安と介入」の背景にある、日本が抱える巨額の米国債。そのルーツを辿ると、1980年代の「プラザ合意」という歴史の転換点に突き当たります。 激しい円高から輸出産業を守るための必死の介入。 そのドルが米国債に姿を変え、雪だるま式に積み上がっていった背景には、当時の日本の経済的合理性と、世界最大の流動性を持つドル市場という必然がありました。 かつて保有額...

【マーケット仮説#13】介入と「金利」の重力。ベッセント米財務長官来日の裏側で 18.05.2026

5月も下旬。中之島のバラ園が美しい季節になりました。 穏やかな風景とは裏腹に、為替マーケットでは激しい攻防が続いています。 介入という「力技」を嘲笑うかのように、ずるずると戻る円安。 先週のベッセント米財務長官の来日という外交的な動きの裏で、日本が直面している「一蓮托生」のジレンマを紐解きます。 「米国債を売りたくても、売れば自分の首を絞める」という不都合な真実。 そして、日本が金利を上げられない構造的...

【独りごと#12】ドルが揺らぐ時代の「身軽さ」の定義 15.05.2026

今週は、航空会社の事業終了やペトロダラーの黄昏といった、一つの時代の終わりを感じさせるニュースが続きました。 船に乗っている時、景色はゆっくり流れているように見えても、気づけば遠く離れた場所へ運ばれていることがあります。今、私たちはそんな大きな変化の船の上にいるのかもしれません。 そんな「移りゆく世界」を前にして、私が今大切にしたいと思っている「身軽さ」について、マレーシアから独りごとをこぼしてみま...

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