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yes!~明日への便り~ presented by ホクトプレミアム 霜降りひらたけ

Society JA ↓ 500 episodes

風も、雨も、自ら鳴っているのではありません。 何かに当たり、何かにはじかれ、音を奏でているのです。 誰かに出会い、誰かと別れ、私たちは日常という音を、共鳴させあっています。 YESとNOの狭間で。 今週、あなたは、自分に言いましたか? YES!ささやかに、小文字で、yes!明日への希望の風に吹かれながら、自分にyes!と言ったひとたちの物語をお聴きください。

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Mar 29, 2025

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Episodes

第三百七十五話『とことん好きになる』-【秋田篇】映画監督 黒澤明- 05.11.2022

秋田県にゆかりのある、映画界のレジェンドがいます。 黒澤明(くろさわ・あきら)。 黒澤の父は、秋田県仙北郡豊川、現在の大仙市豊川出身で、黒澤は、幼い頃から何度も訪れました。 東京で生まれ育った彼にとって、秋田の大自然は最高の遊び場。 野山を駆け回り、滝に飛び込み、渓流で魚をつかまえる。 まさかその原体験が、あの名作『七人の侍』や『影武者』など、多くの監督作品に投影されることなど、当時の黒澤少年は思って...

第三百七十四話『ほんとうを追い求める』-【日本の文豪篇】宮沢賢治- 29.10.2022

来年、没後90年を迎える、岩手県出身の文豪がいます。 宮沢賢治(みやざわ・けんじ)。 37年の短い生涯で産み出した作品は多く、詩編およそ800、童話およそ100と言われています。 さらに驚くべきは、詩作だけに時間を費やしたわけではなく、農業、学校の教師、砕石工場の技師など、さまざまな仕事に従事、その合間を縫って、エスペラント語の習得や、オルガンやチェロなどの楽器の練習を続けたのです。 その姿は、名作『セロ弾きの...

第三百七十三話『心に革命を』-【日本の文豪篇】太宰治- 22.10.2022

今年、執筆75周年になる小説『斜陽』を書いた文豪がいます。 太宰治(だざい・おさむ)。 39歳で亡くなる、1年前に書かれたこの作品は、戦後の日本にとっても、そして太宰治にとっても、世間を揺るがすベストセラーになりました。 「斜陽族」という流行語まで生んだ小説には、チェーホフの『桜の園』を思わせる貴族の没落が描かれています。 執筆75周年を記念して、今月末から11月にかけて『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』という映...

第三百七十二話『純粋さを失わない』-【日本の文豪篇】泉鏡花- 15.10.2022

その名を配した文学賞が、50周年を迎える文豪がいます。 泉鏡花(いずみ・きょうか)。 先日、50回目の受賞作が発表された泉鏡花文学賞は、金沢市が1973年に制定したもので、地方自治体が主催の文学賞は当時全国で初めてでした。 鏡花は、1873年11月4日、金沢で生まれ、この街を生涯愛し続けました。 ただ、16歳で上京してからは、転居の連続。 湯島、麻布、浅草、神田、本郷、鎌倉と、落ち着きません。 尾崎紅葉(おざき・こうよ...

第三百七十一話『天にのっとって、私心を捨てる』-【日本の文豪篇】夏目漱石- 08.10.2022

今年、生誕155年を迎える文豪がいます。 夏目漱石(なつめ・そうせき)。 漱石初の本格的記念館「新宿区立漱石山房記念館」は、2017年9月24日に開館し、今年5周年を迎えました。 東京メトロ・早稲田駅1番出口を降り、地上に上がれば、路面に記された黒猫のシルエットが記念館にいざなってくれます。 記念館がある早稲田南町は、漱石が、亡くなるまでの9年間を過ごした場所です。 この地で、『三四郎』『こころ』『道草』など、多く...

第三百七十話『虚しさから逃げない』-【日本の文豪篇】森鴎外- 01.10.2022

今年、生誕160年、没後100年を迎える、明治・大正期の文豪がいます。 森鴎外(もり・おうがい)。 『舞姫』『山椒大夫』『高瀬舟』など、学校の教科書や夏休みの課題図書としてもおなじみの作品群。 ドイツ留学を経て医学の道に進み、医者と小説家の、いわゆる「二刀流」を貫いた唯一無二の賢人です。 晩年は、陸軍軍医のトップとして人事権も掌握、一方でゲーテの『ファウスト』を翻訳し話題になるなど、政治と芸術、双方の知識人...

第三百六十九話『語るな、ひたすら描け!』-【メモリアルイヤー篇】画家 グスタフ・クリムト- 24.09.2022

今年、生誕160年を迎える、ウィーン世紀末の画家がいます。 グスタフ・クリムト。 代表作『接吻』は、斬新で、妖艶な作品です。 女性を抱きすくめる男性の顔は見えません。 女性は、首を直角に曲げ、目を閉じ、恍惚の表情を浮かべています。 金色のマントに抱かれているような二人。 まるで、日本の屏風絵のようです。 抽象的な背景が、二人の愛に永遠性を加え、華やかさと静けさが共存しています。 抽象と具体。平面と立体。 二つ...

第三百六十八話『なりたい自分になる』-【メモリアルイヤー篇】マリリン・モンロー- 17.09.2022

今年、没後60年を迎えた、伝説の女優がいます。 マリリン・モンロー。 『ナイアガラ』『七年目の浮気』『お熱いのがお好き』など、数々のヒット映画に出演し、ハリウッドにその名を刻む一方、私生活では、メジャーリーグのスター選手 ジョー・ディマジオや劇作家 アーサー・ミラーとの結婚や、度重なるスキャンダルで常に話題を集め、マスコミにさらされていました。 彼女の悲劇的な結末は、1962年8月5日に突然やってきます。 36歳...

第三百六十七話『明日はもっといいものをつくろう』-【メモリアルイヤー篇】建築家 アントニ・ガウディ- 10.09.2022

今年、生誕170年を迎えた、スペインが誇る大建築家がいます。 アントニ・ガウディ。 世界遺産がひときわ多いスペインにあって、「アントニ・ガウディの作品群」という個人名で登録されている、唯一無二のレジェンドです。 最も有名な建築物は、「サグラダ・ファミリア」。 今からおよそ140年前に着工された、この偉大な作品は、いまだ完成していません。 建築にたずさわるスタッフに、毎日、ガウディは言いました。 「諸君! 明日...

第三百六十六話『過去など焼き捨てればいい』-【メモリアルイヤー篇】音楽家 アストル・ピアソラ- 03.09.2022

今年、没後30年を迎えた、アルゼンチン出身のタンゴの革命家がいます。 アストル・ピアソラ。 幼い頃からバンドネオンを弾くことが大好きだったピアソラは、4歳から15歳までニューヨークに暮らします。 再びアルゼンチンに戻ってきて、たまたまラジオから流れていたタンゴに魅了されました。 彼の言葉を借りれば、「タンゴと恋に落ちた」。 作曲家としても優れていたピアソラは、踊るためのタンゴの概念そのものを崩し、クラシック...

第三百六十五話『人生に絶望しない』-【愛知篇】小説家 二葉亭四迷- 27.08.2022

愛知県名古屋市で幼少期を過ごした、近代小説の先駆者がいます。 二葉亭四迷(ふたばてい・しめい)。 二葉亭四迷は、ペンネーム。 本名は、長谷川辰之助(はせがわ・たつのすけ)。 ペンネームの由来は、自分に対するダメ出し、「くたばってしまえ」だと言われています。 二葉亭は、小説家、翻訳家、政治家、ジャーナリストなど、さまざまな職にトライしますが、己への厳しさと不運が重なり、どのジャンルでも長続きしません。 自...

第三百六十四話『工夫をする心を持つ』-【愛知篇】元プロ野球選手 山内一弘- 20.08.2022

愛知県一宮市出身の、伝説のプロ野球選手がいます。 山内一弘(やまうち・かずひろ)。 現役時代は、毎日オリオンズ、阪神タイガース、広島東洋カープでプレーし、「打撃の職人」、「シュート打ちの名人」、「オールスター男」などの異名を持ったレジェンドです。 19年間の選手人生で、打点王4回、首位打者1回、ホームラン王2回を獲得。 引退後は、巨人や阪神でコーチを歴任。 ロッテオリオンズ、中日ドラゴンズで監督を務め、2002...

第三百六十三話『楽しむことを忘れない』-【愛知篇】物理学者 小柴昌俊- 13.08.2022

愛知県豊橋市に生まれた、物理学者のレジェンドがいます。 小柴昌俊(こしば・まさとし)。 星の終末期に起こる現象「超新星爆発」によって放たれたニュートリノを、小柴は世界で初めて、実験装置『カミオカンデ』で観測することを実現。 2002年、ノーベル物理学賞を受賞しました。 ニュートリノという小さな粒は、今、この瞬間も宇宙から降り注いでいますが、あまりに小さな粒子なので、電気や磁力には反応せず、私たちの体を通り...

第三百六十二話『痛みに向き合う』-【愛知篇】画家 フリーダ・カーロ- 06.08.2022

愛知県 名古屋市美術館に、『死の仮面を被った少女』という絵が所蔵されています。 この絵を画いた世界的に有名な画家の名前は、フリーダ・カーロ。 彼女の作品を所蔵しているのは、日本で名古屋市美術館だけと言われています。 『死の仮面を被った少女』は、奇妙な絵画です。 縦長の絵の左側には、ピンクのワンピースを着た少女が、マリーゴールドを一輪持って立っています。 ただ、この少女は髑髏(どくろ)のような死の仮面を被...

第三百六十一話『汝の立つ所を深く掘れ』-【沖縄篇】民俗学者 伊波普猷- 30.07.2022

今年没後75年を迎える、沖縄学の父がいます。 伊波普猷(いは・ふゆう)。 彼は、言語・文学・歴史・民俗など、あらゆる角度から、自分のふるさと、沖縄を研究し、沖縄のひとたちに、「誇りを持とう」と呼びかけました。 言語学を学んでいた東京帝国大学時代に発表した「浦添考」は、沖縄の浦添が、首里以前に都であったことを始めて説いた優れた論文として、注目されました。 国の指定史跡に、一個人の墓が建立されるのは珍しいこ...

第三百六十話『不屈の精神で立ち向かう』-【沖縄篇】政治家 瀬長亀次郎- 23.07.2022

沖縄の祖国復帰運動に身を捧げた、伝説の政治家がいます。 瀬長亀次郎(せなが・かめじろう)。 那覇市長も務めた瀬長は、生涯を通して沖縄復帰に尽力しました。 投獄されても、資金を断たれても、市長を追放されても、彼は決してくじけませんでした。 2013年、沖縄県那覇市にできた彼の資料館の名称には、瀬長が大好きだった言葉がつけられています。 その名は『不屈館』。 文字通り、瀬長は、どんな障害にあっても、不屈の精神で...

第三百五十九話『プライドは己の素手でつかみとる』-【沖縄篇】起業家 照屋敏子- 16.07.2022

沖縄県の最南端、沖縄戦の終戦地で知られる糸満市で生まれた、伝説の女性がいます。 照屋敏子(てるや・としこ)。 戦後、返還前の沖縄にあって、沖縄人のプライドの復権と独立を掲げ、数々の事業を起こした起業家です。 ジャーナリストの大家・大宅壮一(おおや・そういち)は、自身のルポルタージュの中で、照屋をこう書き記しています。 「彼女の生きる道はどこまでも海だ。 彼女は見るからに精悍で、“海の女豹”といった感じで...

第三百五十八話『他人に勝たなくていい』-【沖縄篇】武術家 松村宗棍- 09.07.2022

琉球王国時代に活躍した、最も偉大な空手の達人がいます。 松村宗棍(まつむら・そうこん)。 今日の、空手の流派・首里手系統のほとんどは、今も松村の流れを継いでいると言われています。 自身も空手有段者の作家・今野敏(こんの・びん)は、渾身の小説『宗棍』で、松村宗棍の生涯を描き切っています。 2020年東京オリンピックで追加種目として正式採用された空手が、実は琉球王国、沖縄が発祥の場所で、その後、中国武術と融合...

第三百五十七話『信じることをやめない』-【沖縄篇】脚本家 金城哲夫- 02.07.2022

『ウルトラマン』をこの世に送り出した、沖縄出身の脚本家がいます。 金城哲夫(きんじょう・てつお)。 1963年に設立された円谷プロに入った金城は、『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』などの脚本を担当しただけではなく、企画文芸室のリーダーとして、企画立案や脚本家へのプロットの発注、プロデューサーとしての予算管理など、その仕事は多岐にわたり、黎明期の特撮番組の発展に寄与しました。 出身地、沖縄...

第三百五十六話『好きなものを手放さない』-【奈良篇】画家 上村松園- 25.06.2022

明治、大正、昭和と、美人画を書き続けた女流日本画家がいます。 上村松園(うえむら・しょうえん)。 毛筆で繊細に描かれた、気品ある美人画は、今も人気が高く、今年開催された山種美術館での企画展には、あらゆる世代の多くのひとが訪れ、「美人画の大家」という称号が健在であることを証明しました。 奈良市にある「松伯美術館」は、上村松園、その息子の松篁(しょうこう)、孫の淳之(あつし)の三世代にわたる作品が、保管...

第三百五十五話『心の右肩を上げて歩く』-【奈良篇】映画監督 溝口健二- 18.06.2022

たびたび奈良を撮影場所に選んだ、日本映画界のレジェンドがいます。 溝口健二(みぞぐち・けんじ)。 1952年、ヴェネチア国際映画祭で国際賞を受賞した『西鶴一代女』も、冒頭の荒れた寺は奈良で撮影されました。 時は江戸時代。モノクロの画面に映しだされる、奈良郊外の寺。 そこで、つかの間の暖をとるのは、お客にあぶれた娼婦たちです。 その中のひとり、田中絹代扮するお春は、ふらふらと羅漢堂に入り、頭上高くまで並んだ...

第三百五十四話『己の本分を守りぬく』-【奈良篇】作曲家 セルゲイ・プロコフィエフ- 11.06.2022

奈良に滞在し、鹿と戯れ、日本を味わった、偉大な作曲家がいます。 セルゲイ・プロコフィエフ。 現在のウクライナ、ドネツク州の近く、ドニプロペトロウシクで生まれた彼をたたえ、ドネツク国際空港は「セルゲイ・プロコフィエフ国際空港」と呼ばれています。 彼の人生は、戦争や革命など時代の波に翻弄され、まさに波乱万丈。 音楽的にも、新しい嵐が吹き荒れるカオスの中、ひたすら自分の音楽に向き合い、名曲を世に送り出してき...

第三百五十三話『他人を敬う心を持つ』-【奈良篇】作家 武者小路実篤- 04.06.2022

奈良県に移り住み、『新しき村』という理想郷を広めようとした文豪がいます。 武者小路実篤(むしゃのこうじ・さねあつ)。 白樺派の同志、志賀直哉から奈良に住まないかと誘われた彼は、40歳のとき、東大寺大仏殿の西の一角、白壁のたたずまいが美しい水門町にやってきます。 志賀はこんな手紙を書きました。 「大体こんな家だ、手入れはきれいにしてある、とに角ここにきめては如何か」。 奈良に住んだ武者小路は、さっそく『新...

第三百五十二話『己の眼差しを守り抜く』-【山口篇】洋画家 香月泰男- 28.05.2022

山口県出身の、昭和を代表する洋画家がいます。 香月泰男(かづき・やすお)。 生誕110年を迎える今年、記念展が全国を巡回しています。 宮城、新潟、神奈川、東京、そして現在は栃木県・足利市立美術館。 戦後の日本美術界に多大な影響を与えた作家の足跡を、年代順に辿ることができます。 香月の代表作といえば、自身の戦争や抑留体験を描いた、「シベリア・シリーズ」。 全57点のキャンバスに彼が刻んだのは、戦争の残忍さや、...

第三百五十一話『聞くチカラを取り戻す』-【山口篇】民俗学者 宮本常一- 21.05.2022

40年に渡って日本全国をくまなく歩き、民間の伝承を「生活」という観点から後世に伝えようとした、民俗学者がいます。 宮本常一(みやもと・つねいち)。 宮本は「暮らしの中の工夫こそが文化」と考え、農村漁村を訪ね、失われていく民具や、生活の中に残る言い伝えを、丁寧に掘り起こしていったのです。 彼のアプローチは至ってシンプル。 とにかく聞くこと。 地域の老人、先人の話に、ひたすら耳を傾けました。 そのフィールドワ...

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