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yes!~明日への便り~ presented by ホクトプレミアム 霜降りひらたけ

Society JA ↓ 500 episodes

風も、雨も、自ら鳴っているのではありません。 何かに当たり、何かにはじかれ、音を奏でているのです。 誰かに出会い、誰かと別れ、私たちは日常という音を、共鳴させあっています。 YESとNOの狭間で。 今週、あなたは、自分に言いましたか? YES!ささやかに、小文字で、yes!明日への希望の風に吹かれながら、自分にyes!と言ったひとたちの物語をお聴きください。

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Mar 29, 2025

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Episodes

第百五十話『全ての基本は正しい姿勢』-【鎌倉篇】円覚寺住職 須原耕雲- 14.07.2018

北鎌倉の人気観光スポットのひとつ、円覚寺。 鎌倉時代後半、寺を建てるために土を掘ったら、古びた石の箱が出てきました。 その箱の中に、中国・唐の時代のお経「円覚経」が入っていたところから、寺の名を円覚寺としたといわれています。 夏目漱石は、自身の悩みと向き合うため、何度もこの寺を訪れ、座禅の行に励みました。 その熱心さは、『門』という小説で円覚寺の山門を描くほどでした。 この円覚寺の住職であり、有名な弓...

第百四十九話『人生を笑う』-【鎌倉篇】作家 直木三十五- 07.07.2018

第159回 芥川賞と直木賞の選考会が、7月18日に行われる予定です。 芥川賞の名前の由来は、芥川龍之介。 そして直木賞は、直木三十五(なおき・さんじゅうご)という作家の名前によるものです。 直木の没後、昭和10年に、友人だった菊池寛が彼の名前を文学賞につけたのです。 直木は晩年、作家仲間でいち早く鎌倉に住んでいた里見弴(さとみ・とん)に誘われて、稲村ヶ崎に住みました。 映画製作にのめり込み、里見とともに大船の撮...

第百四十八話『動くことで、己を知る』-【長崎篇】医師・博物学者 フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト- 30.06.2018

江戸時代、末期。 鎖国時代の日本に、ひとりのドイツ人がやってきました。 フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト。 シーボルトは、長崎の出島にあったオランダ商館の医師として、西洋医学の実践や啓蒙を行い、日本の近代化のために貢献しました。 さらに彼は日本の植物学、民俗学、地理学にも興味を持ち、地道な研究を重ね、日本人が成しえなかった学術的資料の構築に尽力したのです。 彼はジャカルタで軍医として働いていた...

第百四十七話『持ってるものを全て出せ!』−【長崎篇】ジャズ・ドラマー アート・ブレイキー− 23.06.2018

今年の春、公開された映画『坂道のアポロン』の舞台は、長崎県佐世保市でした。 親戚に預けられた孤独な高校生が転校先で出会ったのが、ジャズドラムを演奏する不良少年。 映画では、ジャズの名曲が淡くもせつない青春映画を盛り上げます。 映画の中で何度も流れるのが、『モーニン』。 伝説のジャズ・ドラマー、アート・ブレイキーが発表したアルバムの中の一曲です。 お互い闇を抱えた高校生が初めてセッションする曲…。 アート...

第百四十六話『野心に忠実であれ!』-【長崎篇】商人 トーマス・ブレイク・グラバー- 16.06.2018

潜伏キリシタン関連での世界遺産登録で注目を集める、長崎。 世界遺産に含まれる大浦天主堂の隣に、長崎の観光スポットの定番のひとつ、「グラバー園」があります。 長崎港を見下ろす高台にある、優雅な庭園。その広さは、三万平方メートル。 あたりには季節の花々が咲き誇り、さっと吹き抜ける風が心地よく頬をなでていきます。 ここは、かつて長崎に暮らしたある外国人の敷地でした。 その外国人とは、日本の近代化の礎を築いた...

第百四十五話『自分を肯定できるのは自分しかいない』-【長崎篇】作家 佐多稲子- 09.06.2018

長崎市出身の作家、佐多稲子(さた・いねこ)が亡くなって、今年で20年になります。 彼女は、貧しい生活のため、小学校を中退。 キャラメル工場で働き、家計を助けた経験をもとに、小説『キャラメル工場から』を書きました。 その作品が認められ、プロレタリア文学の女流作家としての位置づけを得ました。 彼女ほど、ぶつかっては倒れ、倒れてはぶつかるという人生をおくった作家がいたでしょうか。 佐多が生を受けたとき、父は18...

第百四十四話『自信と謙虚の間で生きる』-【長崎篇】俳優 大滝秀治- 02.06.2018

長崎県北西部に位置する、平戸市。 高倉健最後の主演作品、映画『あなたへ』のラストシーンは、その漁港で撮影されました。 『あなたへ』が最後の映画作品になった、もうひとりの名優がいます。 大滝秀治。 高倉健は、大滝との平戸で撮られたシーンで、心から涙を流したと言います。 高倉健はこう振り返りました。 「あの芝居を間近で見て、あの芝居の相手でいられただけで、この映画に出て良かったと思ったくらい、僕はドキッとし...

第百四十三話『情緒に敏感であれ』−【奈良篇】数学者 岡潔− 26.05.2018

日本の数学者で、奈良女子大学名誉教授だった岡潔(おか・きよし)が亡くなって、今年で40年になります。 先ごろ、テレビドラマにもなったその波乱の人生は、全て数学に捧げられました。 現代数学の歴史を一変させてしまうほどの命題を解いた岡は、文化勲章の授賞式で、「数学を研究することは、人類にとってどんな意味があるんですか?」という記者の質問に、こう答えたといいます。 「野に咲くスミレは、ただスミレとして咲いて...

第百四十二話『日々の努力を怠らない』-【奈良篇】日本画家 小倉遊亀- 19.05.2018

あなたは、一本の梅の木を見て、何を思いますか? 立派な枝ぶりに目がいくひともいれば、咲いた花の香りにうっとりするひともいるでしょう。 日本画家・小倉遊亀(おぐら・ゆき)は、庭の梅の木を見て、こう言いました。 「梅は、何ひとつ怠けないで、一生懸命生きている。私も、怠けていてはいけない」 小倉は梅が好きでした。 桜ほどの華やかさはないけれど、人間の目線に寄り添い、けなげな佇まいを崩さない。 鎌倉にアトリエを...

第百四十一話『学ぶべきものはいつも目の前にある』-【奈良篇】宮大工 西岡常一- 12.05.2018

新しい環境で4月を迎えたひとは、あっという間にひと月が過ぎたのではないでしょうか? 気がつけばゴールデンウィークも終わり、本格的な勝負のときがやってきます。 でも、体と心がバランスを崩し、いまひとつ、うまく波にのれない。 そんな焦りや不安を抱えているひとも多いかもしれません。 ここに、ひとりの棟梁がいました。 法隆寺や薬師寺にたずさわった、最後の宮大工、西岡常一(にしおか・つねかず)。 彼は、祖父、父の...

第百四十話『たったひとつのことをやり続ける』-【奈良篇】アルベルト・アインシュタイン- 05.05.2018

来年、創業110年を誇る、奈良ホテル。 1922年、ロビー「桜の間」に展示していたハリントン社製のアップライトピアノを弾いた、歴史的な偉人がいます。 アルベルト・アインシュタイン。 彼は、12月17日から2泊3日で、奈良ホテルに滞在しました。 日本に来る船の上で、彼が受けた知らせ。 それこそ「ノーベル物理学賞」でした。 アインシュタインは、日本各地で熱烈な歓迎を受けます。 「20世紀最高の物理学者」「現代物理学の父」と...

第百三十九話『不安と寄り添って生きる』-【東京篇④台東区竜泉】作家 樋口一葉- 28.04.2018

小説『たけくらべ』で有名な女流作家・樋口一葉の記念館は、台東区竜泉にあります。 「台東区立一葉記念館」。 彼女が居を構え、名作を産みだした、ゆかりの場所に立つ建物は、外見は現代風なデザインですが、中に入ると一転、町屋の板壁を模した造りで、あっという間に時間をさかのぼります。 名作『たけくらべ』の舞台は、まさしく竜泉あたりです。 吉原の廓(くるわ)に住む14歳の美登利と、僧侶の信如(しんにょ)の、淡い恋を...

第百三十八話『自分の役割を全うする』−【東京篇③葛飾柴又】俳優 渥美清− 21.04.2018

ひとは、誰もが、ある役割を担うことになります。 好むと好まざるとにかかわらず。 会社では部長や課長という役職を背負い、家では、父や母、夫や妻という顔を持ち、舞台が変われば違う役を演じる俳優のように、いくつもの仮面とともに生きていく。仮面には、役割がついてきます。 ここに、一度つけた仮面を、生涯はずすことが許されなかった役者がいます。 渥美清。彼は、フーテンの寅さんで人気を博し、日本を代表する名優として...

第百三十七話『偉くならない』-【東京篇②池袋】画家 熊谷守一- 14.04.2018

もっと上を目指したい、もっとお金がほしい、もっとひとに認められたい。 何かに背中を押されるように、焦る毎日。人生は、もっと、もっとの連続です。 あなたは、そんな毎日に疑問を持ったことはありませんか? 負けたっていい、ダメでもいい、カッコ悪くても仕方ない。 そう弱音を吐きたくなったことは、ありませんか? ここに、晩年の数十年、自宅の庭から一歩も外に出なかった画家がいます。 彼は、お金とは無縁。文化勲章も断...

第百三十六話『ひとつの道を突き進む』-【東京篇①神楽坂】作曲家・箏曲家 宮城道雄- 07.04.2018

人生は、理不尽。ほとんどの場合、思い通りにはいかない。 あなたは、失望や絶望の淵に立たされたとき、どうしますか? ここに、幼くして、視力を失ったひとがいます。 彼はわずか8歳のときに、失明の宣告を受けたのです。 「世界中のどんな名医でも、キミの目を治せるひとは、いません」。 彼は、お筝(こと)の道に進みますが、それは自ら望んだというより、仕方なく、他に道がなく、と言ったほうが近いかもしれません。 それで...

第百三十五話『目に見えないものを信じる力』-【漫画家篇⑤鳥取県境港市】 水木しげる- 31.03.2018

鳥取県と島根県の県境にある空港の名前は、米子鬼太郎空港。 鬼太郎とは、御存知、ゲゲゲの鬼太郎のことです。 その空港からほど近い、美保湾に面した街が、境港。 妖怪漫画の第一人者、水木しげるが、幼少期から多感な青年時代を過ごした場所です。 境港駅から続く水木しげるロードは、2018年7月の完成に向けて、日々、変化しています。さまざまな妖怪のブロンズ像が一個、また一個と増えているのです。 やはり境港市にある『水木...

第百三十四話『哀しみの目線を失わない』-【漫画家篇④東京都世田谷区桜新町】 長谷川町子- 24.03.2018

東急田園都市線の桜新町の南口に、サザエさん通りがあります。 そこをさらに行けば、長谷川町子美術館。 国民栄誉賞を受けた漫画家・長谷川町子が生涯を通して集めたコレクションの数々が展示されています。 彼女がかつて暮らしていた当時の桜新町は、畑が拡がるのどかな街でした。 砂利道に、木の電信柱。木造平屋の家からは隣の家族の笑い声が聴こえてきます。 1952年、昭和27年4月11日の朝日新聞に、印象的な4コマ漫画が掲載さ...

第百三十三話『唯一の武器は、優しさ』-【漫画家篇③東京都青梅市】 赤塚不二夫- 17.03.2018

『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』『もーれつア太郎』、そして『天才バカボン』。 今も愛される漫画をこの世に残したギャグ漫画の元祖、漫画界の革命児、赤塚不二夫の記念館は、東京都青梅市にあります。 『青梅赤塚不二夫会館』。 青梅市は、町おこしに昭和の匂い漂う映画の看板を掲げました。 かつて漫画家になる前、映画の看板職人をやっていた赤塚不二夫をその象徴として選んだのです。 館内をまわると、赤塚がこの世に...

第百三十二話『命をかけて遊ぶ』-【漫画家篇②宮城県石巻市】 石ノ森章太郎- 10.03.2018

宮城県石巻市。仙台からおよそ1時間ほどで到着する、JR石巻駅の構内で我々を出迎えてくれるのは、サイボーグ009。 駅舎を出ても、いくつもの漫画のヒーローたちが姿を現します。 仮面ライダー、ロボコン、人造人間キカイダー、佐武と市捕物控。 それらのキャラクターを産みだしたのは、石ノ森章太郎。 彼は宮城県登米市に生まれ、自転車でこの石巻に通いました。大好きな映画を観るために。 石ノ森にとってここは、漫画への夢を育...

第百三十一話『悔しい思いを糧にする』-【漫画家篇①兵庫県宝塚市】 手塚治虫- 03.03.2018

今年、生誕90周年を迎える漫画の神様、手塚治虫。 彼の記念館は、兵庫県宝塚市にあります。 60歳で生涯を閉じた、その5年後に開館しました。 外観は、まるで彼の漫画に出てきそうなヨーロッパの古いお城。 15万枚にも及ぶ作品の歴史を、垣間見ることができます。 手塚治虫が生まれたのは、現在の大阪府豊中市ですが、ほどなく宝塚に転居。 幼少期から青年期の最も多感な時期を、豊かな自然と文化的で洗練された雰囲気が共存する不...

第百三十話『自信は成功の鍵』-【島根篇】作家 宇野千代- 24.02.2018

作家・宇野千代は、島根県雲南市にある八重山を舞台に小説を書きました。『八重山の雪』。 太平洋戦争終結後、松江市の63連隊にいたイギリス人兵士・ジョージと日本女性はる子の、禁断の恋を描きました。 これは実際にあった出来事がモチーフになったと言われています。 父親にかくまわれるように暮らした八重山。 そこには、岸壁にへばりつくように建てられた神社があり、松江藩ゆかりの牛馬の守護神がまつられています。 その地...

第百二十九話『存在証明は、己で成し遂げる』-【島根篇】作家 小泉八雲- 17.02.2018

島根県松江市にある小泉八雲記念館は、武家屋敷が立ち並ぶ伝統美観地区の一角にあります。 現在行われている展示は、「文学の宝庫アイルランド:ハーンと同時代を生きたアイルランドの作家たち」。 これは、日本・アイルランドの外交樹立60周年と小泉八雲記念館リニューアル一周年記念の企画展です。 小泉八雲、本名パトリック・ラフカディオ・ハーンは、アイルランド人の父とギリシャ人の母のもとに生まれました。 縁あって日本の...

第百二十八話『二つの自分を手放さない!』-【島根篇】作家 森鴎外- 10.02.2018

文豪・森鴎外は、島根県の津和野町に生まれました。 かつて津和野藩亀井氏の城下町だった、古き良き日本の風景をとどめるこの盆地は、小京都のひとつとして注目され、今も観光客が頻繁に訪れています。 津和野には、森鴎外が幼少期を過ごした家とともに記念館があり、直筆原稿など貴重な資料が展示されていて、彼の波乱の人生を追体験できます。 森鴎外の肩書は、もちろん小説家。 でも、実は陸軍の軍医であり、官僚、ドイツ留学を...

第百二十七話『おかげさまで、を大切にする』-【島根篇】陶芸家 バーナード・リーチ- 03.02.2018

世界的な陶芸家、バーナード・リーチは、昨年、生誕130年。 千葉県我孫子市に窯を築いて、ちょうど100周年にあたります。 リーチは、島根県出雲地方を頻繁に訪れました。 雑誌「ひととき」で「『リーチ先生』が愛した出雲」という特集が組まれるほど、日本神話の里は、イギリス人である彼の魂を激しく揺さぶったのです。 イギリス領だった頃の香港に生まれたリーチは、幼い頃、日本に住んだこともありました。 イギリスに戻ってか...

第百二十六話『軽々と、生きていく』-【三重篇】松尾芭蕉- 27.01.2018

井原西鶴、近松門左衛門と並ぶ、元禄3文豪のひとり、松尾芭蕉は、伊賀国上野、現在の三重県伊賀市に生まれました。 伊賀の生まれ、しかも先祖には忍者もいたという史実から、芭蕉も忍者ではなかったのか、という説がまことしやかに語られています。 弟子の曾良(そら)との旅をまとめた紀行文「奥の細道」も、仙台藩の謀反を事前に知るための隠れ蓑ではなかったか。 事の真偽はともかくとしても、「奥の細道」の文学性の高さは、世...

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