マンガスクリプトDr.ごとう

漫画家ためになるラジオ

Leisure JA ↓ 331 episodes

マンガってどうやって作るの?漫画制作の裏側に興味がある人へ、プロがストーリーを作る時のちょっとした工夫など、知るとより深くマンガを楽しめる「ためになる気づき」をお届けしています!語り手・ごとう隼平(マンガスクリプトDr.)/元漫画家・東京ネームタンク代表・コルクスタジオ編集長・京都芸術大学准教授 @goto_junpei聞き手・ヨシキ/Web編集者 @moriri_nyo

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Oct 24, 2025

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Episodes

ネームの描き直し地獄で見失う「本当に描きたかったこと」 真に大切となる“ログライン”とは #62 10.05.2024

漫画家自身の癖(へき)が滲み出るような作品こそ、読者に「扉を開く」「何かに目覚めさせる」ような体験を与えるのではないでしょうか。 そんな元漫画家の編集長・ごとうが、作品作りにおいて大切にしたいと考えているのが「ネーム」ではなく「企画」そして「ログライン」です。 今回はコルクスタジオ編集部としての制作体制や現状&展望をしっかりと紹介しつつ、5月24日(金)19時半より開催の『マンガ家交流会』についても案内...

キャラの台詞の難しさ、何が原因? 説明しなくちゃいけない・でも説明的すぎてはダメな世界 #61 08.05.2024

自分の漫画のキャラの台詞に対し「不自然ではないか」「説明的すぎる」などの指摘を受けたことはありませんか。 とはいえ漫画のキャラの台詞は、そもそも説明のために喋らせている場面が多く、台詞を避けて絵で表現しようとすると、かえって間伸びやテンポが悪くなってしまうケースも。 台詞が不自然さだと感じたら、説明過多になってしまっているかどうかではなく、まずは「キャラの思考の流れが、読者からみたら飛んでしまってい...

「どうしたら相手が紹介したくなるか?」自分で宣伝を頑張るより大事なプロモーションのマインド #60 06.05.2024

「販促もっと頑張らないと!」「SNSでどんどん宣伝しないと!」と、書き手である漫画家自身が、作品ではなくアピールのことばかり考えてしまうケースも多くなってきたのではないでしょうか。 しかし、漫画家が個人でいくら頑張ったとしても、その効果には限界があります。 それよりも、売ってくれる人・広めてくれる人に効率的にアプローチするほうが、結果として多くの読者に作品が届くようになるはず。 今回はマンガスクリプトDr...

キャラを深掘りするため一番最初にやるべきこと! 「自分とは何者なのか」から考える重要性 #59 03.05.2024

漫画のキャラは、 企画段階では「まだそこに存在していない人物」であり、そんな人物の過去や深い背景などわからないのが当たり前です。 それゆえ、キャラづくりの過程では、「こういう人がいたら嬉しい」「こんな人であってほしい」という観点が必要となり、そこには作者であるあなた自身の「価値観」が深く反映されていくはずです。 だからこそ、キャラの掘り下げが浅いと思ってしまうようなときは、まず自分自身を掘ることを先...

漫画を読んで感じるモヤモヤは「期待」が満たされていないから? 欲求のサンドイッチ問題 #58 01.05.2024

漫画家にとって漫画編集者の役割とは、漫画家の作品を世に届けること、そして漫画の最初の読者として「こう伝わった」というシンプルなフィードバックをしてあげること。 作品を初めて読んだ際に覚えた違和感やモヤモヤに対し、 ・「もっとこう直したい」という、自分の外の世界(作品)に変化を与えたい欲求 ・「もっとちゃんと知りたい」という、自分の外の世界(作品)から手に入れたい欲求 の2つの欲求を同時に抱きながら、的...

「情報」ではなく「人」を探せ! 元小学館編集長から学んだ漫画の取材のポイント #57 29.04.2024

自分が知らない分野の話やより深い話を描くためには、やっぱり取材はしておきたい! でも、編集者が同行してくれるような正式な取材でないと、アポ取りや居住地の関係などで難しい場合も多そう……? ヤル気はあっても、題材やテーマによっては自力でおこなうのは難しいのが「取材」かもしれません。 もちろんできる範囲で自分で足を運ぶことは非常に大切ですが、書籍や映像からでも得られるものは沢山あります。 さらに元・小学館で...

「AIに描かせるな!使え!」自分の漫画力を圧倒的スピードで成長させるAIの真の活用法 #56 26.04.2024

「いつになったら自分の画力は上達するのか、このまま何年も伸びなかったらどうしよう…」 漫画家志望の人なら誰もが悩むであろう永遠のテーマに対し、ついに解決法を発見。その答えこそが、AIの活用でした! もちろんポイントは「AI に出力させて描かせる」のではなく、「AIを活用して、自分の画力を素早く上達させる」こと。 自分にとって最適なお手本を、無限に・即時に出力し続けてくれるのは、まさにAIからしか得られない最高...

自分の画力ではまだ描けないから温めている最高の企画、いつから描くべき? 今でしょ! #55 24.04.2024

「この企画はマジで最高! 大ヒット間違いないし、描きたくてたまらない!」 「でも、自分の画力ではまだ描かないほうがいいのでは… もっと技術が上達してからでないと、せっかくのアイデアが勿体ないことになりそう…」 自分の画力や技術の問題から、本当に描きたい最高の企画を「セルフボツ」にしている経験はありませんか? いつか納得するスキルを得られたら…と、執筆を先延ばしにするのも漫画家として大事な戦略ですが、描きた...

自分の「評価」を客観視! 複数担当者への持ち込みメリット、連載に対する編集部の考え方 #54 22.04.2024

漫画家が複数の担当者に自分の企画を持ち込むのは、ある意味当たり前のこと。自分の企画を高く評価してくるところとやるのが一番です。 もちろん担当者と一緒につくった企画を他所に持ち込むのはダメですが、自分でつくった企画なら、いろいろな編集部に評価を聞いて回って、良かった点・悪かった点を書き出してみるのもいいでしょう。 きっといいブラッシュアップになるはずです。 また、特典つけて漫画を売り上げを伸ばす作品(...

「自分の描きたい作品」と「編集者からのアドバイス」が噛み合わない時の3つの対策 #53 19.04.2024

「新人漫画家だからわからないと思うけど、こうすると売れるんだよ」 そんな編集者からの提案・アドバイスと、自分の描きたい方向が明らかに異なる場合、どこまで自分の意見を言っても大丈夫なのか? マンガスクリプトDr.のごとうが、自身の実体験を踏まえながら「こう言えば良かったのではないか」を振り返ります。 作品は作家のものですが、世に出す上ではパートナーである編集者との交渉、そして納得も必要。 なお結論として、...

エッチな内容なのに「名作」と呼ばれる漫画は、単なるエロ系と何が違うのか #52 17.04.2024

PV人気ランキングが掲載されているWeb漫画媒体は多いですが、「セクシー系」「エロ系」の漫画が上位を占める傾向が強いかもしれません。 「頑張って面白い作品を描いても、結局エロ系に人気は負けてしまう」「担当者からも、セクシー要素を足すようアドバイスされてしまう」 そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。 でも、エッチな表現が多めの漫画自体は昔からずっと描かれていますし、名作と呼ばれる漫画もたくさん...

永遠のテーマ「担当編集ガチャ問題」の解決方法はあるのか #51 15.04.2024

「担当の編集者とうまくいっていない……」 「話していて、どうもしっくりこない……」 漫画家さんから受けるお悩み相談の半分ぐらいは、この話題かもしれません。 一緒に良い作品をつくっていくための同志・パートナーである編集者が、逆に作品づくりにおける障害物とならないために必要なのは、やはり「お互いを知る」ことではないでしょうか。 この人はどんなタイプで、何を大事にしているのか。 漫画家と同じく、編集者もタイプ別...

漫画の「作画」は売上に影響する? 絵を描く上での良いモチベーションやマインド #50 12.04.2024

絵の好みは人それぞれ。特に漫画は、いわゆる画力そのものより、好みかどうかで作品を選ぶ読者が多いのではないでしょうか。 だからこそ、自分の画風を好き・支持してくれる人たちに向けた作品づくりを意識していきましょう。 今回は、「せっかくの良い原作が、自分の作画のせいで売れないのでは?」という相談のお便りをもとに、作画におけるお悩みや意識の問題について考えます。

漫画のタイトルの付け方に必勝法はあるのか!?討論してみた #49 10.04.2024

漫画のタイトルの付け方に、正解や法則はあるのか? 答えの出ないテーマに対し、過去作品の分類や傾向を踏まえつつ、個人的な見解を話し合う回になっています。 「すっぱい葡萄」のような認知的不協和、「鬼滅の刃」のような“の”を入れることの面白さ、ちょっとした違和感の残し方etc . 感覚派の皆さんも理論派の皆さんも、ぜひご自身のタイトルの付け方について教えてください!

伝わらないのは「作品の面白さ」なのか「作者のメッセージ」なのか #48 08.04.2024

どれだけ素晴らしい曲を書いたとしても、演奏がダメでは全くその良さが伝わりません。 漫画も同じで、良い作品には「中身」と「伝え方」の両方が求められます。 伝え方は技術の問題であり、それは鍛えるしかないのですが、重要なのは「作品の面白さ」と「自分(作者)のメッセージ」のどちらが伝わってないのかという部分。 もしメッセージが伝わらないと悩んでいるのであれば、「相手に伝えるための工夫が不足しているのかも?」...

自分と全く違うキャラを描くために。観察力を鍛え「細かすぎるモノマネ」をしよう #47 05.04.2024

自分とは全くタイプの異なる「○○キャラ」を描くために。 大切なのは、そのキャラがいかに○○であるかを証明することではなく、○○っぽいと感じさせる所作や佇まい、ディティールをしっかりと描き切ることです。 そのために必要となるのが「観察力」。 例えば自分のネームに行き詰まったとき「あだち充先生や高橋留美子先生なら、この先どう描くか?」と想像したら、意外とすぐに続きが思い浮かぶのではないでしょうか。 さらにわかり...

漫画が面白ければ勝てるからこそ、高みを目指す人たち同士の良い環境づくりが必要だ #46 03.04.2024

漫画業界に限らずどんな業界においても、真摯にお互いを高め合う人たちもいれば、ただ腐ってるだけの人たちもいます。 だからこそ、「どこに属せるか」が本当に大事なるのではないでしょうか。 以前このラジオでは『漫画家になりたい!という熱意が保てない』というお悩みをいただきましたが、「自分には全く理解できない」という反響もあった一方、「実はものすごくよくわかる…」というお便りもたくさん寄せられました。 正解は人...

「時短」は悪ではない! 3D素材やAIを活用し、自分にしか描けない漫画を描く方法 #45 01.04.2024

漫画制作において3D素材やAIを活用することに対し、賛否両論あります。 例えば「時短」の観点では漫画家の強い味方になってくれる一方、出力結果をそのまま利用することで「作品の雰囲気」そのものを壊してしまうようなケースも。 結局どんなツールであっても「上手に活用すること」が大切なのではないでしょうか。 今回は、人生終盤の目標として「自分にしか書けない漫画を描きたい!」と再び筆をとったものの、実際に描き始めた...

ドラえもんに「嘘」はいくつある? 複数の設定があっても面白い漫画のルールとは #44 29.03.2024

たとえば、物語世界の設定として1つファンタジー的な要素が入っていて、主人公のほうでも1つ特殊能力的な設定が入っている場合。 設定同士の「主」と「従」がハッキリしていれば問題ないですが、全然別の「主」と「主」が入っていると、途端に難解になったりご都合主義になったりで物語の魅力を損ねてしまいそうです。 今回は漫画業界でよく言われる「漫画に嘘が2つ以上入ってるとダメ」説を検証し、どんな設定の組み立てなら嘘が2...

読み切り脳になってない? 連載作品は持続する魅力とブランドを意識しよう #43 27.03.2024

「読み切りなら良いアイデアがどんどん浮かぶが、連載となると難しい……」 長く楽しめる魅力をいかに上手く見出せるか。 そこが連載作品にとってのポイントであり、読み切り作品との最大の違いとなるでしょう。 そして、読み切り脳のままでは見つけにくい「ずっと叶わない(=追い続ける)主人公の願い」こそが、各雑誌のブランドがもっとも影響してくる部分になるのではないでしょうか。 作品を発表するだけならSNSなど多くの方法...

「自分しか描けない」ではなぜダメなのか? 「自分以外でも描ける」のに伝わる個性と魅力とは #42 25.03.2024

「自身の個性を活かした、自分にしか描けないキャラクターをつくろう」という“常識”の真逆のアドバイスをされたら、あなたはどうしますか? 『でんぢゃらすじーさん』の曽山先生が、先日Xに投稿されて話題となった問いになります。 https://twitter.com/soyamanga/status/1768777292472578116 「自分以外でも描ける」を意識しすぎると、自分が描く意味のようなものを見失ってしまうかもしれません。 でもキャラを描くうえでは、「...

漫画家という職業に特別な憧れを感じられなくなったら、描き続けないほうがいいのか問題 #41 22.03.2024

職業としての漫画家の「神格性」や「憧れ」、あるいは「キラキラ度」といった価値は、昔と比べて確かに下がっているかもしれません。 だからこそ、漫画家を目指すかどうかで大切な判断軸となるのが、「漫画を描く目的」です。 読者に漫画を届けたい・伝えたいという気持ちが、自分の中にあるのかどうか。 読者がいてもいなくても変わらないというのであれば、描き続けるのは難しくなるかもしれません。でも、ちゃんと気持ちが読者...

そのキャラは、挫折から何を学んだのか? 大事な「主義」の掴み方 #40 20.03.2024

キャラを立たせるためには、「主義」が重要です。 行動原理やこだわり、大事にしているものは何か。めちゃくちゃ追い込まれた時、すがるものは何か。そのキャラの芯にあるものこそが、主義になります。 もちろんキャラの性格は、少年漫画の主人公のように単純明快な場合もあれば、リアル志向の漫画の人物のように多面的で複雑な場合もあるでしょう。 でも、たとえストレートには伝わりにくくても、漫画家自身がキャラの主義を掴ん...

大人向け?子ども向け? 漫画の読者はテーマに「疑問」があるかどうか次第で決まる! #39 18.03.2024

描き手として伝えたいテーマの中に「疑問」があるかどうか。それによって読者の対象年齢が変化するということにお気づきでしょうか? 例えば「友情は大切!」は伝わりやすいテーマなので少年誌向けですが、「友情は大切だが、真の友情とは何だろうか?」とするだけで、一気に青年誌向けになると思います。 今回はそんな「疑問」の型や効果・影響についてお話していきます。

孫悟空が愛される理由。漫画界で最も自由で、好きなことだけやっているキャラが持つ魅力の秘密 #38 15.03.2024

『ドラゴンボール』が世界中の人から愛される理由、それは「世界観設定」と「悟空の魅力」にあったのではないでしょうか。 修行した分だけ強くなれるという、努力が裏切られることのない世界。仕事にも家庭にも、そして仲間にも縛られず、誰よりも自由に・好きなことをして生きている悟空。 「好きなことに夢中になれば、きっと夢は叶う」をもっとも体現したキャラクターこそが悟空であり、頑張れば夢は叶うというテーマが世界観の...

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