おぎたま
つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜
★隔週水曜・夜10時、月に2回のペースで更新予定★九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。 古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。 Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる平安時代の女房たちの会話よう・・・?時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。 ※語注※局(つぼね):平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す...
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Episodes
源氏物語マラソン #18 花散里 08.07.2026 1:12:56
長く、六条様の心に涙した『葵』、そして長く苦しかった『賢木』を抜け、ようやくたどり着いたのは、橘の香漂う花散里。ここに登場する心優しき女性は、傷ついた源氏をただただ大喜びで迎え入れ、癒すのです。 源氏物語という壮大な物語の濁流にあって、何とも不思議な短いお話。なぜここで源氏は花散里を訪れ、それがひとつの帖として立つのでしょうか。 短いから、友がたりのネタも短い・・・なんてどなたがおっしゃったので...
#54 祝!飛鳥・藤原の宮都、世界遺産へ! 24.06.2026 1:04:38
去る2026年6月6日、とあるニュースが舞い込んできました。それは「飛鳥・藤原の宮都、世界遺産へ」というもの。魂、震えました。 思い起こせば2025年も押し迫った年の瀬、しかも土砂降りの中を、おぎたまは飛鳥・藤原の地を巡り、大興奮したものです。それから半年もせずにこのような朗報を耳にすることができるとは。これもまた讃良様のお導きに違いない・・・のかもしれません(多分違う)。 今宵はこの喜びを友が...
源氏物語マラソン #17 賢木〜後編〜 10.06.2026 1:13:13
賢木・前編で大切な人との別れを経験した源氏くん。失恋は人を成長させるものであると思うのですが、彼にとってはそんなことはないようで、悲しい別れから何を学ぶでもなく、性懲りもなくあっちこっちで至らん事ばかりしでかすのです。 野宮の悲しい別れは何だったのか。六条様の涙は何だったのか。桐壺パパの愛情は何だったのか。読んでいるこちらとしては小一時間ほど問い詰めたいところをぐぬぬと我慢せざるを得ないのです。...
#53 五月のアレ 27.05.2026 1:01:53
寒い寒い冬を過ごし、春がやってきたかと思えば一瞬で過ぎ去り、そして5月。おぎは5月になるといつも思い出す「アレ」があります。「アレ」は古典文学の中でここにもあそこにもちらほらと出てきては、さわやかでほろ苦い香りを残していくのです。「アレ」を語らずしては語れないこともありまして、「アレ」のことをいつ友がたりしようか、どう友がたりしようかとウズウズしておりました。 さあ、今宵も几帳の向こうで「アレ」に...
源氏物語マラソン #16 賢木〜前編〜 13.05.2026 1:20:14
葵帖までを読み進める最中、私はある盛り上がりを感じておりました。それは「源氏は次の賢木で痛い目を見ればいいのだ」というムーブメントです。わがままとゲスの限りを尽くした様子を都度都度湧き出る怒りとともに友がたりしてまいりましたが(もっと平和なはずのつぼねでした…)、そろそろ痛い目を見て女君の苦しみを感じてほしいと、つぼねに集う女房・公達の皆様は思っておいでだったのではと推察いたします。 賢木といえば「...
#52 ゆれる言の葉2 29.04.2026 51:24
去る4月17日のこと。とあるたニュースを耳にしたおぎはたいそう感動してしまいました。ある言葉の誕生の瞬間に居合わせることができたのですから。「物事に名前を付けること」の本質をまざまざと感じた瞬間でした。 その感動を何とかおたまに伝えようと今宵もつぼねに集うことにいたします。ここ最近、気になっていた言葉や若かりしおぎたまが当時の最先端として使っていた言葉についても友がたりいたしましょう。昨年9月に...
源氏物語マラソン #15 葵~朝顔&若紫~ 15.04.2026 1:21:24
3か月にわたって配信いたしました葵帖、今回でようやく完結いたします。 今宵、友がたりいたしますのは、あの女君とあの女君。このおふたりのご登場を楽しみにお待ちいただいた方もいらっしゃることでしょう。 この方々は葵の上と六条御息所の争いをよそに、全く異なる立場からかの葵祭を楽しみました。彼女たちの胸にはどのような気持ちがあふれるのでしょうか?そして、今回明らかになる源氏の下衆っぷりやいかに? 今宵...
#51 おぎ訳・十訓抄〜事始め〜 01.04.2026 52:36
気が付けばもう4月。信じられないことに1年の1/4が過ぎ去ったということです。このままいけばあっという間に年末になってしまうのではないか…。今年が終わってしまうその前に、昨年「仏教説話集をやる!」と有言したからには、実行せねばなりますまい。 今回初めて『十訓抄』について友がたりすることにしたのだけれど、読んでみるとあの人もこの人も登場なさっていて、仏教の十訓だなんて忘れてしまうほどの面白さ。この面白...
源氏物語マラソン #14「葵その②〜六条御息所〜」 11.03.2026 1:20:53
源氏物語マラソンが始まって1年と少し。つぼねの皆様、長らくお待たせいたしました。満を持してかの女君のご登場です。そう、それは六条御息所。 元東宮妃にして、サロンの女王。そして今は光源氏の想い人・・・であるはずなのに、2人はちっとも嬉しそうでも楽しそうでもないのです。これに関しておぎたまはあれやこれやと友がたりしたいことが満載です。(主に源氏への不満) 前回配信の「葵その①」では源氏物語きっての名場...
#50 「光る君へ」で読む『大鏡』 25.02.2026 1:00:53
2月も終わりに近づいた今日この頃。私は興味本位で大学入試問題を解いてみました。その中で、かの名作との邂逅がありました。それは『大鏡』。たまとともに『あれは舞はじ」と地団駄を踏む福足君の真似をしては大笑いしていたあの頃が懐かしいんだけど、あれからウン十年経った今も同じネタで笑っているとは思いませんでした。 それから何気なしに大鏡を開いてみたところ、ぐんぐん引き込まれてしまいます。そう、それは私た...
源氏物語マラソン #13「葵その①〜葵の上〜」 11.02.2026 1:17:08
お待たせしました。お久しぶりの「源氏物語マラソン」です。年末の推し帖選挙とその結果発表を経て、2026年は葵からスタートいたします。 友がたりする前にいつも「my源氏物語(おぎは原文)」を読むのですが、「葵」に限っては読み返す度に辛くて苦しくて、そして名シーンの連続と美しい文章に魅了され続けました。読むにつけて、葵という帖はおぎたま的に押さえておかねばならないポイントがたくさん湧き上がってまいりまし...
#49 おぎたまの奈良たび 28.01.2026 1:01:06
冬の寒さの厳しい折、年の瀬も押し迫った時分、おぎたまは奈良の都におりました。事の発端はたまが「奈良奈良奈良奈良・・・」とXでつぶやいていたこと。そんなにたまが行きたいというの奈良・・いや、行きたいというのなら、しょうがないなと張り切って、おぎは九州から、たまは東京から、奈良に集ったというわけです。 毎度のことながら奈良はとても心惹かれる、おぎたまにとっては聖地ともいえる場所。行きたいところ、巡りた...
源氏物語マラソン 番外 推し帖選挙 結果発表 14.01.2026 1:07:39
私たちおぎたまは、昨年1年をかけて源氏物語、桐壺から花宴までの8帖を走り抜けてきました。いずれもたいへん楽しい友がたりでございました。それを振り返ろうじゃないかと 「源氏物語マラソン推し帖選挙2025」を勝手に開催し、熱くて清い一票を募りましたところ、暮れから正月にかけての一年で最も忙しいといっても過言ではない時節に、大層多くの投票を頂戴いたしました。皆様、本当にありがとうございました。 さあ、選挙...
をりふし 〜令和8年 初春~ 07.01.2026 6:40
新年、明けましておめでとうございます。ギリギリ松の内の今日この日、改めましてご挨拶申し上げます。 さて、今年、いささかゆるゆる過ぎるような気もしないでもない源氏物語マラソンは、明石・須磨には行きたいところですよね。 他にもあんなことやこんなことやそんなことを友がたりしたいと思いを馳せております。 今年もボチボチ参りますので、どうぞよろしくお付き合いください。 <おぎ的2026年の過ごし方> 今年...
をりふし〜令和7年大晦日〜 31.12.2025 37:59
2025年も押し迫り、往く年が暮れ、来る年が明けようとしております。手探りで続けた1年目、「光る君へ」で大歓喜した2年目、そして「源氏物語マラソン」を始めた3年目。毎回つぼねに集い、友がたりをしてまいりました。いずれも楽しく過ごせましたのは、几帳の向こうの女房・公達の皆様のおかげかと心よりお礼申し上げます。 いつもは御簾越し・・・いえ、画面越しの2人ですが、今回は奈良・飛鳥の国に集いまして、リアル...
源氏物語マラソン #12 振り返りその2 17.12.2025 1:01:53
まさかの「つづく」より1週間。師走の何かと慌ただしい折、皆様いかがお過ごしでしょうか? いやぁ、収まるわけがないのですよ、だっておぎたまの大好物、源氏物語ですもの。収まりきれない友がたりを詰め込んで、「源氏物語マラソン振り返り・後編」の配信です。 「光る君へ」を失った悲しみを癒すべく、年頭よりスタートした「源氏物語マラソン」は「花宴」までようやく参りました。いささかゆるゆると参りすぎましたでしょ...
源氏物語マラソン #11 振り返りその1 10.12.2025 53:13
「光る君へ」を失った悲しみを癒すべく、年頭よりスタートした「源氏物語マラソン」は「花宴」までようやく参りました。いささかゆるゆると参りすぎましたでしょうか? それぞれの「マイ源氏物語」を読んではつぼねに集い、感想や気づきを友がたりし、源氏のゲスっぷりに心を怒らせてきました。それぞれに思い出深く、楽しい友がたりでした。 さてそんな1年を振り返るべく、「推し帖選挙2025冬」を行うことといたしました。私...
#48 おぎたま 紅白歌合わせ 26.11.2025 1:14:54
2025年も残すところあとひと月。本当に月日が経つのは早いものです。気が付けば紅白歌合戦の出場者も発表されましたね。 そうだ・・・!NHKが歌で1年を締めくくるのであれば、おぎたまは「紅白歌合せ」といこうではありませんか! 歌合せとは左右の2組に分かれてお題に沿った歌を詠み、優劣を競うという平安時代に始まった貴族のお遊びのこと。おぎたまが令和に復活させるのにこれほどふさわしい遊びがあろうか?いや、ない。...
源氏物語マラソン #10「花宴」 12.11.2025 1:16:33
改めて読んでみた花宴は「あれ?こんなに短かったっけ?」と思うのですが、紫式部先生がそれで終わらせるわけはございません。短い中にもギュギュっといろんなことが凝縮されていて、メインディッシュにたどり着くのも難儀してしまいます。 若かりし頃のおぎは自分に素直ではっきりとモノをいう朧月夜のことが大好きでした。そんな女性にあこがれもしたものです。しかしあれからウン十年。政治的立場や兄宮との関係を考えた時に...
#47 おぎたまの本棚 3 29.10.2025 1:21:49
あなたの親友がどんな本を読んでいるか、あなたは知っていますか?あなたの親友がどんな本が好きか、あなたは知っていますか? 高校生のころ、私たちは教室で本の貸し借りをしていました。 「これ、面白かったよ」「同じ作者の本を読んでみたよ」とおススメしてもらう本はどれも面白かったのだけれど、今となってはそれ自体が尊くて貴重な記録です。 秋の夜長に、ここ最近で読んだ1冊について友がたりいたしました。 <時...
源氏物語マラソン #9「紅葉賀・後編」 08.10.2025 1:14:38
源氏物語に名場面と呼ばれるシーンは数多ありまして、「紅葉賀」は筆頭格と申し上げて差し支えないものと思います。紅葉も麗しく、秋のさわやかな佳き日。夕映えの中、ダンスを披露する貴公子二人(片や桜、片やただの木ですけど)・・・なーんて雅やかなシーンの裏で、三角関係があっちでもこっちでも火を噴き、汗をかかせ、顔色を変えさせるのでございます。 源典侍と頭中将を友がたりした「前編」に続く今宵の「後編」ではよ...
#46 ゆれる言の葉 24.09.2025 59:04
9月も下旬になりなんとするこの時節。昭和には考えられなかった暑さが続いておりますが、つぼねの皆様にはご健勝でいらっしゃいますでしょうか。 今年の夏、最高気温が40度を超える日が続き、とうとう気象庁ではそんな日を「酷暑日」と名付けるというニュースが流れました。まさに気候変動によって新しい言葉が生まれる瞬間といえるでしょう。 言葉は変わるもの。 それはわかっているのですが、昭和に生まれ、平成に高校時代を...
源氏物語マラソン #8「紅葉賀・前編」 10.09.2025 1:14:18
「紅葉賀」というタイトルにあなたは何を思いますか?紅葉が美しく色づいた秋の日に、当代きっての若き貴公子2人が袖を振る・・・お話かと思いきや!!!いいえ、とんでもない!あっちでもこっちでも三角関係がバチバチ火花を散らし、読むこちらとしてはハラハラし通しの物語でございます。 そうそう、おぎたまは「友がたりが過ぎる」という自分たちをよく知っています。この「紅葉賀」でも語りたいことが三角の山を描くほどあり...
#45 おぎ的竹取物語 27.08.2025 1:26:14
「暦の上ではもう秋」という言葉が何ともむなしく響くのは、令和ならではのことでしょうか?それにつけても暑い暑い夏が続いておりますが、つぼねの皆様におかれましてはご息災でいらっしゃいますでしょうか? 気分だけでも秋を味わいたいと、かの物語について友がたりをすることといたしました。それは『源氏物語・絵合巻』に「物語の出で来はじめの祖(おや)」と紹介されている竹取物語。これを令和の世に改めて紐解いてみまし...
源氏物語マラソン #7「末摘花」 13.08.2025 1:20:07
今回の巻のヒロインは末摘花。身分が良い、一人暮らし、後ろ盾なし・・・と源氏くんが好きな要素がてんこ盛りです。でも不思議なことに彼女は源氏物語きってのブスキャラとして描かれているのです。長い長い源氏物語には数多の女人が登場しますが、彼女ほど異彩を放つ女人がいようか?いや、いない。(反語) 事細かに描かれた容姿や貧しい家の有様、そして何をしてもズレまくっている様子が、読んでるこちらも片腹痛くなってしま...
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