RCJメディアミニストリー
リジョイス聖書日課
リジョイスは「日本キリスト改革派教会 教育機関誌委員会」が毎月発行している機関誌です。リジョイスには聖書日課が用意されており、日替わりで聖書のみことばと解説が紹介されています。
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Episodes
聖書のみ ―宗教改革の三大原理―(テモテへの手紙二 3章16節) 03.11.2023
聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。 (テモテへの手紙二3章16節) 宗教改革の三大原理のうちで最も基本的なものは、と問われると、わたしは「聖書のみ」を挙げたいと思います。これは「聖書の規範性」と言い換えてもよいと思います。聖書信仰は聖書という書物が尊ばれるだけに留まるものではありません。聖書は信仰と生活の規範として読まれ、研究されなければ...
恵みのみ ―宗教改革の三大原理―(ローマの信徒への手紙 3章23-25節) 02.11.2023
人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされるのです。 (ローマの信徒への手紙3章23節~24節) 「信仰のみ」と「恵みのみ」はコインの裏表の関係のように切り離すことができません。宗教改革の三大原理ではひとつと見なされています。 ローマの信徒への手紙といわず、パウロの書簡を熟読すると、パウロの神学の中心は、信仰と恩寵であるこ...
信仰のみ ―宗教改革の三大原理―(ローマの信徒への手紙 1章16-17節) 01.11.2023
福音には、神の義が啓示されていますが、それは、初めから終わりまで信仰を通して実現されるのです。 (ローマの信徒への手紙1章17節) 宗教改革の三大原理といわれるものは、「聖書のみ、信仰のみ(恵みのみ)、万人祭司」です。このうち、「信仰のみ」が改革派でもルーテル派でも強調されています。実際、ルターの改革運動は、ローマの信徒への手紙1章16、17節の聖書研究から引き出されたものです。 ローマ・カトリック教会では、...
万人祭司 ― その意味とその恵みと(コリントの信徒への手紙一 4章16節) 31.10.2023
だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。 (コリントの信徒への手紙一4章16節) 改革されるべき16世紀の教会は、教会のあらゆる営みを聖職者たちが独占していました。教会は二層に分かれていました。上の層は聖職者で、下の層が聖職者以外の信者です。いわゆる俗人(非聖職者)は、教会において、特にミサにおいて、そこに臨在されるキリストに近...
宗教改革 ― それは聖餐改革(コリントの信徒への手紙一 11章23-34節) 30.10.2023
だれでも、自分をよく確かめたうえで、そのパンを食べ、その杯から飲むべきです。 (コリントの信徒への手紙一11章28節) 宗教改革の「改革」は、元の健全な状態に戻すことを意味します。「宗教」全般の改革を意味しますが、厳密に表現するならば、「教会改革」を指します。当時のローマ・カトリック教会の現状を憂い、批判し、改革を目指す大きな流れ、運動を意味します。その中で、宗教改革者が多大の関心を払ったのは「聖餐」、す...
復活をもたらす神の力(マタイによる福音書 22章23-40節) 29.10.2023
イエスはお答えになった。「あなたたちは聖書も神の力も知らないから、思い違いをしている。」 (マタイによる福音書22章29節) 神殿での主イエスと宗教的指導者たちの議論は熾烈になりました。7人の兄弟と次々と結婚した女性が復活の時には誰の妻になるのかと、サドカイ派の人びとが質問をしたときのことです。主イエスは、「あなたたちは聖書も神の力も知らないから、思い違いをしている」と、この議論を一刀両断にされたのです。...
今も響き続ける主の御声(詩編 29編) 28.10.2023
主の御声は力をもって響き 主の御声は輝きをもって響く。 (詩編29編4節) 29編は、7回も「主の御声」「主の御声」と繰り返されています。 「主の御声」は輝きをもって響き、レバノンの杉を砕きます(5節)。「輝き」とは近寄りがたい権威を、「レバノン杉」とは地上の権力や富を象徴する言葉です。主の御声は、あらゆる地上の権力を砕く、近寄りがたい権威ある力なのです。 「主の御声」が響き渡るとき、大地もそのままではいられま...
神への感謝と執着からの解放(創世記 26章) 27.10.2023
「主があなたと共におられることがよく分かったからです。」 (創世記26章28節) イサクはペリシテ人の王アビメレクのところに寄留していましたが、井戸を埋められるという嫌がらせを受け、出て行くように言われてしまいます。 出て行った先でイサクは井戸を掘ります。しかし、その地の人びとは井戸の所有権を主張します。別の井戸を掘り当てましたが、それについても争いが生じます。そこでイサクはそこから移って、さらにもう一つ...
神の時を待ちながら祈りつづける(創世記 25章) 26.10.2023
イサクは、妻に子供ができなかったので、妻のために主に祈った。その祈りは主に聞き入れられ、妻リベカは身ごもった。 (創世記25章21節) 結婚したイサクでしたが、なかなか子どもが与えられませんでした。そのため、イサクは妻のために主に祈りました。その祈りは聞き入れられ、妻は身ごもりました。 26節には、リベカが子を産んだとき、イサクは60歳であったと書かれています。40歳でリベカと結婚したイサクに、60歳になって初め...
思慮を尽くして神に委ねる(創世記 24章) 25.10.2023
僕がまだ祈り終わらないうちに、見よ、リベカが水がめを肩に載せてやって来た。 (創世記24章15節) アブラハムは息子イサクを結婚させようと考え、息子にふさわしい相手を選ぶために、僕を遣わしました。 僕は、ある町で、ふさわしい人を探し始めます。しかし、それは、町中を歩き回り、情報を集め、面談するような方法ではありませんでした。彼は、ふさわしい人を自分で探し回るのではなく、神が示してくださることを求めて、井戸...
神とこの世に対して誠実に生きる(創世記 23章) 24.10.2023
「わたしの願いを聞き入れてくださるなら、どうか、畑の代金を払わせてください。どうぞ、受け取ってください。」 (創世記23章13節) アブラハムの妻、サラが死にました。しかし、アブラハムは墓にするべき土地を所有していません。アブラハムは「寄留者」(4節)です。アブラハムは、この地上を旅人として生きているのです。 アブラハムはここで土地を得ようとしますが、それは、旅人として生きることを放棄してのことではありませ...
自分を退け神に委ねたアブラハム(創世記 22章) 23.10.2023
「その子に手を下すな。何もしてはならない。あなたが神を畏れる者であることが、今、分かったからだ。」 (創世記22章12節) アブラハムに試練が与えられます。神が与えてくださった愛する一人息子イサクを、自分の手で殺していけにえとして献げよ、と神ご自身がお命じになったのです。それだけでも耐えがたいことですが、これでは、そもそも最初にアブラハムに与えられていた、子孫がすべての民の祝福の源となるという神の約束も、...
神の像をもつわたしたちは神のもの(マタイによる福音書 22章15-22節) 22.10.2023
彼らは、「皇帝のものです」と言った。すると、イエスは言われた。「では、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」 (マタイによる福音書22章21節) 主イエスが彼の言葉じりをとらえようとする人に言い放ったのが、「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」という言葉でした。これは人びとの意表を突く言葉でした。 ファリサイ派の弟子たちは、律法に照らして皇帝に税金を納めるのは、妥当であるのか、否かとい...
主はわたしの声を聞いてくださった(詩編 28編) 21.10.2023
主をたたえよ。 嘆き祈るわたしの声を聞いてくださいました。 (詩編28編6節) 作者は、「神に逆らう者、悪を行う者」(3節)に、攻撃され続けていました。 絶えることのない攻撃の中で作者は、「わたしに対して沈黙しないでください。あなたが黙しておられるなら、わたしは墓に下る者とされてしまいます」と、主に訴えます(1節)。墓に下るとは死ぬということです。それほど追い込まれているのに、主は黙しておられる。 しかし、作...
感謝と喜びの笑い(創世記 21章) 20.10.2023
サラは言った。 「神はわたしに笑いをお与えになった。 聞く者は皆、わたしと笑い (イサク)を 共にしてくれるでしょう。」 (創世記21章6節) 子どもが生まれることが考えられないほど高齢のアブラハムとサラに、男の子が与えられました。アブラハムは子どもをイサク(笑い)と名付けました。それは神から示されていた名前です。妻サラは自分の喜びを「神はわたしに笑いをお与えになった」と表現しました。 かつて、アブラハムとサ...
祈りを疎かにした結果おかす過ち(イザヤ書 39章) 19.10.2023
「王宮にあるもの、あなたの先祖が今日まで蓄えてきたものが、ことごとくバビロンに運び去られ、何も残らなくなる日が来る、と主は言われる。」 (イザヤ書39章6節) アッシリアの包囲を受けていたユダのヒゼキヤ王にとって、アッシリアに対抗し得るバビロンの王からの見舞いは、とても心強いことでした。バビロンの王の使者から手紙と贈り物を受け取ったとき、ヒゼキヤ王は宝物庫、武器庫、倉庫にある一切のものを使者に見せてしま...
神が共にいます時本当に生きる(イザヤ書 38章) 18.10.2023
命ある者、命ある者のみが、今日の、わたしのようにあなたに感謝し 父は子にあなたのまことを知らせるのです。 (イザヤ書38章19節) ユダのヒゼキヤ王は死の病にかかり、今にも、というような状況になりました。彼は預言者イザヤを通して、神から遺言をするよう勧告されます。しかし、死を受け入れられないヒゼキヤ王は涙を流して大いに泣きながら、神に対して真剣に祈ります。祈りの内容は、信仰的に立派な内容ではありません。に...
主なる神の御力のみに依り頼む(イザヤ書 37章) 17.10.2023
「ケルビムの上に座しておられるイスラエルの神、万軍の主よ。あなただけが地上のすべての王国の神…、あなたこそ天と地をお造りになった方…。」 (イザヤ書37章16節) ユダのヒゼキヤ王は衣を裂き、粗布を身にまとって主の神殿に行きました。それは、アッシリアに対抗するにあたって、主なる神にではなくエジプトの軍事力に依り頼んだこと(36章9節)に対する悔い改めでした。彼が頼るべきは、主の民に対して誠実な主なる神の御力な...
挑発にも誘惑にも惑わされない(イザヤ書 36章) 16.10.2023
しかし彼らは、答えてはならないと王に戒められていたので、押し黙ってひと言も答えなかった。 (イザヤ書36章21節) アッシリアの長官ラブ・シャケは、ユダのヒゼキヤ王が依り頼んでいた主なる神に対する冒涜の言葉を、民に語ります。「神なんかよりも、アッシリアの軍事力の方が強い」と言わんばかりに。そして、「神に頼ってアッシリアと戦争を起こすよりも、アッシリアの支配下ででも平安に暮らせるほうが魅力的でしょう」と民を...
華やかな婚宴が催された陰で(マタイによる福音書 22章1-22節) 15.10.2023
「招かれる人は多いが、選ばれる人は少ない。」 (マタイによる福音書22章14節) 主イエスのたとえは、私たちのイメージを掻き立てるとともに、私たちの心に刺さるメッセージを含んでいます。 ある王が王子のために婚宴を催しました。王は息子の晴れの舞台である婚宴に多くの客を招こうと考えます。ところが招いておいた人びとは、呼びかけに応じません。さらに家来を呼びにやっても、彼らは自分の仕事や都合を理由にして婚宴に来な...
ただ一つのことを求める(詩編 27編) 14.10.2023
ひとつのことを主に願い、それだけを求めよう。 命のある限り、主の家に宿り 主を仰ぎ望んで喜びを得 その宮で朝を迎えることを。 (詩編27編4節) 詩編27編の作者は、「貪欲な敵」により窮地に追い込まれていました。12節に「わたしに逆らって立ち」とあります。以前は従順であった部下や身内が態度を一変させ、「偽りの証人」「不法を言い広める者」を使って作者を陥れようとしていたようです。 そんな窮地の中にある作者がただ求...
神の憐れみによる救いに感謝して(テトスへの手紙 3章) 13.10.2023
神は、わたしたちが行った義の業によってではなく、御自分の憐れみによって、わたしたちを救ってくださいました。 (テトスへの手紙3章5節) 使徒パウロは、「すべての善い業を行う用意がなければならないこと」を思い起こすようにと言って、「きょうの聖句」の御言葉を語っています。 私たちが救われたのは、私たちが行った義の業によってではなく、神ご自身の憐れみによってでした。救いの根拠は、私たちの業ではなく、神の憐れみ...
待ち望みつつ自らの役割を果たす(テトスへの手紙 2章) 12.10.2023
また、祝福に満ちた希望、すなわち偉大なる神であり、わたしたちの救い主であるイエス・キリストの栄光の現れを待ち望むように教えています。 (テトスへの手紙2章13節) 年老いた男、年老いた女と若い女、若い男、奴隷に対して、それぞれへの勧めが記されます。こうして、老若男女、さまざまな立場にある信徒が、「救い主である神の教えを、あらゆる点で輝かす」のです(10節)。 これらは、パウロの時代にテトスに対して送られた言...
信頼すべき言葉をしっかり守る(テトスへの手紙 1章) 11.10.2023
そうでないと、健全な教えに従って勧めたり、反対者の主張を論破したりすることもできないでしょう。 (テトスへの手紙1章9節) この手紙は、パウロから教会の若い指導者テトスへの手紙です。テトスはクレタ島で、町ごとに長老たちを立てる務めを果たしています。パウロは、長老がどのような人であるべきかをテトスに書き送ります。「そうでないと」、健全な教えに従って勧めたり、反対者の主張を論破することが十分にできないからで...
その時は来たそしてその途上に(イザヤ書 35章) 10.10.2023
そのとき、見えない人の目が開き 聞こえない人の耳が開く。 そのとき 歩けなかった人が鹿のように躍り上がる。 口の利けなかった人が喜び歌う。 (イザヤ書35章5節~6節) 「そのとき」とは、キリストが来られた「今」です。キリストを信じる人びとは、それを知ります。洗礼者ヨハネは、主イエスに「ほかの方を待たなければなりませんか」と尋ねました。それへの答えは「目の見えない人は見え、足の不自由な人は歩き、…耳の聞こえな...
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