Taichi Araki

説教・聖書メッセージ「みちことば」

Religion JA ↓ 220 episodes

聖書のメッセージです。聖公会司祭荒木太一による日本聖公会大津聖マリア教会での礼拝説教です。ブログサイトでは、絵画やイコンとともに、み言葉を黙想しましょう。

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Taichi Araki

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Religion

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Apr 5, 2026

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Episodes

抱きしめたい (こどものお話) 26.11.2023

子ども祝福式 「まだ遠く離れていたのに、父親は息子を見つけて憐れに思い、走り寄って首を抱き、接吻した」 ルカ福音書15・20

自分に忠実 19.11.2023

「忠実な良い僕だ」マタイ福音書25章21節 2023年11月19日 聖霊降臨後第25主日(特定28) タラントンの譬えでは、自分に託されたお金を用いて儲けた召使いは「忠実だ」と褒められます。しかしお金を隠してそのまま返した召使いは不忠実な「怠け者め」と排斥されます。   この譬えでイエスさまは当時の指導者を批判しました。「あなたたちは神から託された恵みに忠実ではない。与えられた律法と神殿の目的は神の愛を伝え...

愛を助ける 05.11.2023

「背負いきれない重荷」マタイ福音書23章3節 2023年11月5日 聖霊降臨後第23主日(特定26) 「神と人への愛」を実行するため十字架への向かう道すがら、イエスさまは律法学者たちを批判されました。 「あなたは、愛の律法、という背負いきれない重荷をまとめて人の方に載せるが、自分ではそれを動かすために指一本動かさない。人に愛を教えながら自分は実践せず、教えた人が苦しむ愛の重荷を助けることもしない。あなたの...

神さまにお返しする生き方 22.10.2023

「神のものは神に返しなさい」マタイ福音書第22章22節 2023年10月22日 聖霊降臨後第21主日(特定24) これは「政教分離」ではなく論敵を打ち負かす場面です。皇帝への納税は是か否か。賛成ならユダヤ人を怒らせ、反対なら反逆罪です。  イエスさまはまず「ローマの銀貨を見せよ」と言い、ファリサイ派がそれを持っているのを見て偽善を暴きます。「お前も納税しているじゃないか!」そして銀貨に皇帝の肖像と「神の子」...

一緒に喜んで欲しい 15.10.2023

「さぁ、婚宴においでください」マタイ福音書第22章4節 2023年10月15日 聖霊降臨後第20主日(特定23)  「一緒に喜んで欲しい。」それが結婚披露宴に人を招待する親の気持ちです。二人が誓った絆を共に喜び祝って欲しい。これから末長くこの絆を見守って欲しい、と。  「婚宴の譬え」の王様も喜んで欲しいのです。王様は神様、婚宴は天と地の結婚、つまりイエスさまのうちに到来した神の国を表しています。家来は預言...

神さまにどう見られているか 01.10.2023

神さまにどう見られているか 「どちらが父親の望み通りにしたのか」(マタイ21:31) 2023年10月1日 聖霊降臨後第18主日(特定21) 聖餐式  自意識過剰に加えて、牧師の職業病として、つい「人の目にどう映っているか」を気にしてしまいます。「みんなに好かれる先生になってね」という「呪い」の言葉に縛られて神さまの目を忘れがちです。           今日の「ぶどう園の兄弟」の譬えでは、父親が息子たちに...

愛と妬み 24.09.2023

「わたしの気前の良さを妬むのか」マタイ福音書第20章15節 2023年9月24日 聖霊降臨後第17主日(特定20) 聖餐式 不公平な話です。   あるぶどう園の主人が日給一万円で朝一番に人を雇います。彼らは熱風にさらされ一日中頑張ります。主人は正午と三時と夕方にも人を雇って働かせました。   そして日が暮れて報酬をもらうとき、主人は夕方に少ししか働いていない者に一万円を渡しました。多く働いた者はもっともらえる...

Forgive But Not Forget 赦すことは委ねること 17.09.2023

「借金を帳消しにしてやったのに」マタイ福音書第18章32節 2023年9月17日 聖霊降臨後第16主日(特定19) クリスチャンは赦しの人。最も単純で、最も困難な道です。    自分が「赦せない人」は誰でしょうか。特にこの箇所では教会の「仲間」です。(18:28)    ただし赦すことは、なかったことにして、忘れることではありません。「もう赦した」と言いながら、忘れることができず、恨みと怒りに縛られていることがあり...

誓いを果たす 27.08.2023

「この岩の上にわたしの教会を建てる」マタイ福音書16章18節 2023年8月27日 聖霊降臨後第13主日(特定16)   神さまとは、必ず誓いを果たす存在です。イエスさまは、弱さだらけのペトロを「岩」と呼び、彼の上に「わたしの教会」を建てられ、そして愛を誓われました。「陰府の力もこれに対抗できない。」(16:18)わたしは必ずあなたを守り通すと。   私たちはペトロの末裔です。神さまが必ず守り通す、と愛を誓われた...

愛する人のための祈り 20.08.2023

「憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています」 マタイ福音書15章22節 2023年8月20日 (特定15)             祈りは自分のためよりも愛する人のために祈るとき、最も強くなります。   この異邦人の「カナンの母」もそうでした。愛する娘が悪霊の様な力に「ひどく苦しんでいる」。愛する娘のためなら何でもする。何でもしてきた。昼夜、必死に祈ってきた。娘には「大丈夫。お母さんが何とかして...

教会を変える一人の祈り 13.08.2023

「水の上を歩いてそちらに行かせてください」マタイ福音書14:28 2023年8月13日 聖霊降臨後第11主日(特定14)  教会は一度も順風満帆だった時はありません。現代日本でも、宗教改革でも、中世でも古代でも、マタイ福音書の時代でも教会はいつも「逆風の波に悩まされている舟」です(14:24)。迫害・弾圧、伝道の失敗、分裂、対立、教会離れ、愛の欠如、献金不足、貧富の差……私たちの教会の問題は既に聖書に描かれています。...

支配欲からの脱出、出エジプト 06.08.2023

「イエスがエルサレムで遂げようとしておられる出エジプト」 ルカ福音書第9章31節 2023年8月6日 主イエス変容の日 「主の変容」でイエスさまは、モーセとご自分の最期、つまり死について語り合っているときに光り輝きました。この「最期」のギリシャ語は「出エジプト」であり「脱出」です。つまりイエスさまは出エジプトの神として死んでいかれるのです。   神はあの過越の夜、海を割いてエジプトの支配下にあった民を脱出...

旅の成就 30.07.2023

「商人が良い真珠を探している」マタイによる福音書第13章23節 2023年7月30日  聖霊降臨後第9主日 (A年特定12)  真珠商人の譬えでは、商人が良い真珠を探し求めて旅をします。それが何日何年続いたか、とうとうある店で見つけます。すると商人は喜んですぐに持ち物を全て売り払い、それを買いました。長いあいだ探し求めてきた日々が成就したのです。  この譬えは、探し求める信仰生活が成就する喜びと、そのためには...

一緒に忍耐しよう 23.07.2023

「両方とも育つままにしておきなさい」マタイによる福音書13章30節 2023年7月23日  聖霊降臨後第8主日 (特定11) あの人さえいなければ、と思う「魔の瞬間」があります。自分は正しい!! と思うときほどそう思います。親族でも、友人でも、教役者団でも、教会でも・・・。そんなこと考えてはいけないと思うのですが、そう思えば思うほど執着してしまいます。   ほっとするのは、イエスさまの弟子たちや、マタイ福音書を...

愛の根を張り巡らす 16.07.2023

「み言葉を聞いて悟る人」マタイ福音書第13章21節 「良い土地に蒔かれたものとは、み言葉を聞いて悟る人である(13:21)。この「悟り」は地上から逃げる神秘体験ではありません。 逆に「天の国は近づいた」と、地上で生きる自分とその根っこにまで 近くに来てくださった神さまの愛を深く知ることです。私を愛して私のために命を与えてくださったイエスさまを信じて、噛みしめて、理解して、それを日常で実践する生活のことです。...

復活を背負って 02.07.2023

「自分の十字架を担う」マタイ福音書10章38節 2023年7月2日 聖霊降臨後第5主日 (A年特定8)  世間一般的に「十字架を背負う」とは「生涯消えない罪や苦しみ」という意味です。死亡事故を起こした罪や、津波で家族を死なせてしまった後悔は、「一生背負っていかねばならない私の十字架だ」と。  しかし復活信仰によって書かれた聖書では、十字架は常に復活と表裏一体です。だから十字架を担うことは、復活をも担うことで...

神さまの雀 25.06.2023

「二羽の雀が一アサリオンで売られているではないか。」マタイ福音書10章29節 2023年 6月25日 聖霊降臨後第4主日 (A年特定7)  イエスさまは身近な自然や生活に父なる神を見て、教えられました。「ほら、この市場では雀が二羽600円だ。安いね。でもこんなに小さくて安い雀でさえ、父なる神の御心に貫かれているんだよ。ましてあなたは何十倍も大きくて価値があって、もっと強く確かに御心に貫かれ、守られ、愛されている...

悪に負けない 25.06.2023

「汚れた霊に対する権能」マタイ福音書10章1節 2023年 6月18日 聖霊降臨後第3主日 (A年特定6)  イエスさまは十二使徒に悪霊に対する権能、つまり支配力を授けられました。この力は神さまの愛の支配が来た象徴です。世界の王であるイエスさまの愛の力です。「天の国は近づいたと宣べ伝え、病人を癒し、死者を生き返らせ、らい病を患っている人を清くし、悪霊を追い払え。」(10:8)      もちろん現実は悪に負けてし...

一体になって受け容れてくださった 04.06.2023

「主は・・・父と一体です」(ニケヤ信経) 2023年6月4日三位一体主日   私たちは毎週、「主イエスキリストは…父と一体です」と言って信仰を告白します。「三位一体」は抽象的な矛盾(1+1+1=1)という言葉遊びではありません。父と子(と聖霊)が「一体」かどうかに、私たちの救いがかかっている最重要の事柄です。  救いとは、神さまを裏切って遠く離れてしまった人間が、再び神さまご自身に受け容れられ、赦され、解放され、再創造...

激しい風のような決心 28.05.2023

「突然、激しい風のような音が」(使徒言行録第2章11章) 2023年5月28日 聖霊降臨日  先週はイエスさまが死の力に勝って世界の王座に就き、その愛で支配し始めた「昇天」を祝いました。  そして今週は「聖霊」と呼ばれる「愛の支配力」が降りてきた日を祝います。聖霊は「激しい風」のようだったそうです。この聖なる風に吹かれた弟子たちは「霊に満たされて」生き生きと外国語を語り始め、外国人は「神の偉大な業」に驚きます。...

愛による支配 21.05.2023

「イエスは(天に)上げられた」(使徒言行録第1章9節) 2023年5月21日復活節第7(昇天後)主日  英語でイエスさまの昇天は「アセンション(昇る)」と訳されます。また、チャールズ3世のように国王が王位を継ぐことも玉座に「昇る」姿から「アセンション」と呼びます。だから「昇天」とはイエスさまが全世界の王座に即位し、その愛で治め、支配し、統治し、管理し始めた、という意味を持ちます。   ただしイエスさまはプーチンや金正...

必ず分かるから 30.04.2023

「羊はその声を聞き分ける」ヨハネ福音書第10章4節 2023年4月30日 復活節第4主日 いちばん大切なもの。それが分からなくなる時があります。教会生活においてもそうなり、とても不安になります。  信徒数の減少、高齢化、青年への継承、教会会計の赤字、説教の貧困、伝道の不振、そして最も苦しい、人間関係の悪さと自らの祈りと信仰の浅はかさ。  これらの現実に面すると、イエスさまが見えなくなります。 それはちょうどクレオ...

渡される神さま 23.04.2023

「パンを裂いてお渡しになった」(ルカ福音書第24章30節) 2023年4月23日  復活節第3主日   「エマオでの顕現」と呼ばれるこの箇所では、弟子のクレオパともう一人が、故郷へ帰る道で、ある人と出会います。その人は悲しい顔をしている二人に旧約聖書を解き明かし、救い主の死と復活について熱く語ってくださいました。そして晩の食卓で「パンを裂いてお渡しになったとき」クレオパたちの心の目が開き、その人は実は復活...

復活の求道心 16.04.2023

「私は決して信じない」 (ヨハネ福音書第20章25節) 2023年4月16日  復活節第2主日 聖餐式   これは「トマスの疑い」の箇所の言葉です。ほかの弟子たちが復活のイエスさまに出会った日曜日、トマスはそこにいませんでした。だからトマスは憤慨して言います。「自分でイエスさまの手の傷を見て、その脇の傷に手を入れてみなければ、私は決して信じない。」   この「信じない」は、現代人が「私は神がいるとは思いません...

やり直しの人生 10.04.2023

「ガリラヤへ行くように言いなさい。そこで私に会うことになる。」マタイ福音書第28章10節 2023年4月9 日 復活日 (A年)     人生には取り返しのつかないことがあります。相手がすでに亡くなっている場合はとくにそうです。「あんなことしなければよかった。もっとこうすればよかった。今はもう、遅い…」  自分たちの地元であるガリラヤで、弟子たちはイエスさまに出会い、寝食を共にし、共に旅をしました。しかしエルサレムの...

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