翻訳文学試食会実行委員会
翻訳文学試食会
翻訳された海外の短編小説を毎回1編読んで、関西のおっちゃん2人がやいのやいのしゃべるポッドキャストです。話題の新作から古典的名作、怪作・珍作までいろいろ味見していきます。次に読む本選びのきっかけに、外国文学についてのトリビアの仕入れにご活用ください。毎週水曜20時に更新します。 【パーソナリティ】大東和重(おおひがし・かずしげ) 比較文学者(日中比較文学)。兵庫県出身。好きな小説はバルガス=リョサ『都会と犬ども』、ゾラ『制作』、ロバート・クーヴァー『ユニヴァーサル野球協会』 干場達矢(ほしば・たつや) 勤め人。大阪府出身。好きな小説はスティーヴン・キング『クージョ』、トレヴェニアン『ワイオミングの惨...
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Oct 28, 2026
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#19 シャマン・ラポガン「冷海深情」〜夜中まで魚獲りをしていて叱られた男の話 15.02.2023 48:01
【この作品が入っている本】シャマン・ラポガン『冷海深情』(魚住悦子訳、草風館、2014年) 【作家のプロフィール】夏曼・藍波安。1957年台東県蘭嶼郷紅頭村イモロッド生まれ。タオ(ヤミ)族。漢名は施努来。国立清華大学人類学研究所修了。人類学修士。現在、国家実験研究院海洋科技研究センター副研究員 【今回のトピック】蘭嶼/原住民族/アンドル・リモンド/映画「チヌリクラン〜黒潮の民ヤミ族の船 台湾・蘭嶼〜」/映画「K...
#18 パク・ミンギュ「朝の門」〜経済危機後の時代を生きるということ 08.02.2023 39:49
【この作品が入っている本】パク・ミンギュ『カステラ』(ヒョン・ジェフン、斎藤真理子訳、クレイン、2014年) 【作家のプロフィール】1968年、蔚山(ウルサン)市生まれ。中央大学文芸創作学科卒業後、さまざまな職業を経て、2003年に『地球英雄伝説』で文学トンネ新人作家賞、続いて『三美スーパースターズの最後のファンクラブ』でハンギョレ文学賞を同時に受賞し、文壇に彗星のごとく現われ一躍注目を浴びる。その後、2005年...
#17 サマセット・モーム「怒りの器」〜二流作家とか言うてるやつ表に出ろ! 01.02.2023 34:39
【この作品が入っている本】サマセット・モーム『アー・キン』(増野正衛訳、ちくま文庫、1995年) 【作家のプロフィール】1874-1965。イギリスの小説家、劇作家。不幸な孤児としての少年期、貧民街に近い医学校の体験に基づく長編「ランベスのライザ」で文壇に登場。代表作に、青年の魂の発展を描いて人間性の究極に迫る自伝的長編「人間の絆」、ゴーガンの伝記にヒントを得た「月と六ペンス」、戯曲「雨」などがある。 【今回の...
#16 イーユン・リー「千年の祈り」 〜この不自然な中国人像はアリか 25.01.2023 35:57
【この作品が入っている本】イーユン・リー『千年の祈り』(篠森ゆりこ訳、新潮社、2007年) 【作家のプロフィール】李翊雲。1972年、北京生まれ。北京大学卒業後、96年渡米。アイオワ大学大学院で免疫学修士号取得ののち、同大学創作科修士号取得。2004年「不滅」でプリンプトン新人賞、プッシュカート賞受賞。05年、デビュー短篇集『千年の祈り』を刊行。フランク・オコナー国際短篇賞、PEN/ヘミングウェイ賞、ガーディアン新人...
#15 オスカー・ワイルド「W・H氏の肖像」 〜「唯美主義のチャンピオン」の実力 18.01.2023 27:26
【この作品が入っている本】オスカー・ワイルド『アーサー卿の犯罪』(福田恆存・福田逸訳、中公文庫、1977年) 【作家のプロフィール】1854-1900。イギリスの詩人、劇作家、小説家。世紀末文学の巨匠。唯美派をもって任じ、美のための美を唱えた。作品に戯曲「サロメ」、童話集「幸福な王子、長編小説「ドリアン・グレイの肖像」、懺悔録「獄中記」など。 【今回のトピック】唯美主義/宮崎かすみ『オスカー・ワイルド』/映画『...
#14 J・M・クッツェー「ガラス張りの食肉処理場」 〜それでも肉を食べますか? 11.01.2023 40:16
【この作品が入っている本】J・M・クッツェー『モラルの話』(くぼたのぞみ訳、人文書院、2018年) 【作家のプロフィール】1940年、ケープタウン生まれ。ケープタウン大学で文学と数学の学位を取得。英国のコンピュータ会社で働きながら詩人をめざす。65年、奨学金を得てテキサス大学オースティン校へ、サミュエル・ベケットの文体研究で博士号取得。68年からニューヨーク州立大学で教壇に立つが、永住ヴィザがおりず、71年に南ア...
#13 エドゥアルド・ハルフォン「彼方の」〜読むことと書くことのあいだ 04.01.2023 37:09
【この作品が入っている本】エドゥアルド・ハルフォン『ポーランドのボクサー』(松本健二訳、白水社、2016年) 【作家のプロフィール】1971年グアテマラシティ生まれ。父方、母方ともユダヤ系アラブ人のルーツを持ち、父方の祖父はレバノン出身のセファルディ系、母方の祖父はポーランド出身のアシュケナージ系。10歳のとき、一家でアメリカに移住。ノースカロライナ州立大学工学部で学ぶ。卒業後グアテマラに戻り、フランシスコ...
【番外編】リスナーのみなさまからのご質問にお答えします! 28.12.2022 53:52
10月から始まった「翻訳文学試食会」ですが、励ましや叱咤の声が数多く寄せられ、パーソナリティの2人はたいへん喜んでいます。そこで今回はリスナーのみなさまからいただいたご質問にお答えします! *番組中で紹介する「おハガキ」はフィクションであり、実在する人物や団体とは一切関係ありません ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、試食会で取り上げてほしい作品のご提案などお寄せください...
#12 キム・エラン「立冬」 日本人は「セウォル号以後文学」をどう読むか 21.12.2022 35:05
キム・エラン「立冬」(古川綾子訳、『外は夏』[亜紀書房]所収、2019年) 【今回のトピック】セウォル号沈没事故/新自由主義 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、試食会で取り上げてほしい作品のご提案などお寄せください。メールを番組の中で紹介してもかまわないという方は、ハンドルネームとお住まいの国(地域)も書いていただけるとうれしいです。 ★★★メールはこちらまで★★★ honyaku.shi...
#11 小黒「小ぬか雨やまず」 テロの時代に響く「馬華文学」 14.12.2022 26:39
小黒「小ぬか雨やまず」(今泉秀人訳、『白蟻の夢魔』[人文書院]所収、2011年) 【今回のトピック】マラヤ共産党/コミューン/テロリズム/ミシェル・ウエルベック『プラットフォーム』/同『ランサローテ』/居場所/アメリカ南部文学/中原の文学/タクブンジャ/馬華文学 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、試食会で取り上げてほしい作品のご提案などお寄せください。メールを番組の中で...
#10 チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ「なにかが首のまわりに」 〝アフリカ人〟とは誰なのか 07.12.2022 33:09
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ「なにかが首のまわりに」(くぼたのぞみ訳、『なにかが首のまわりに』[河出文庫]所収、2019年) 【今回のトピック】ステレオタイプ/映画『ブッシュマン』/エイモス・チュツオーラ/チヌア・アチェベ/ラルフ・エリソン/ドラマ『おしん』/トリックスター/スケープゴート/シンデレラ ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、試食会で取り上げてほしい作品...
#9 オノレ・ド・バルザック「アデュー」 この傷だらけの名作を推せるか 30.11.2022 29:43
オノレ・ド・バルザック「アデュー」(大矢タカヤス訳、『シャベール大佐』[河出文庫]所収、1995年) 【今回のトピック】ジャン=フィリップ・トゥーサン『浴室』/ドストエフスキー『罪と罰』/バルザック『谷間の百合』『ゴリオ爺さん』/人間喜劇/メスメリスム/フロイト/欲動/バルザック『「絶対」の探求』/同『あら皮』 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、試食会で取り上げてほしい作...
#8 ミシェル・ウエルベック「ランサローテ」 エロと宗教とインセルと 23.11.2022 29:15
ミシェル・ウエルベック「ランサローテ」(野崎歓訳、池澤夏樹=個人編集 世界文学全集『短篇コレクションⅡ』[河出書房新社]所収、2010年) 【今回のトピック】『徒然草』/私小説/身辺小説/ロマン・ロラン/シュルレアリスム/ヌーヴォー・ロマン/尾崎一雄「虫のいろいろ」 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、試食会で取り上げてほしい作品のご提案などお寄せください。メールを番組の中...
#7 マリオ・バルガス=リョサ「小犬たち」 野口悠紀雄先生にもお勧めしたい五つ星短編 16.11.2022 27:54
マリオ・バルガス=リョサ「小犬たち」(鈴木恵子訳、『ラテンアメリカ五人集』[集英社文庫]所収、1995年) 【今回のトピック】野口悠紀雄/バルガス=リョサ『都会と犬ども』/ガルシア=マルケス『コレラの時代の愛』/夏目漱石『坊っちゃん』/『新世紀エヴァンゲリオン』/モーパッサン『女の一生』/映画『幸福の黄色いハンカチ』/ニーチェ/畜群/ゾラ『制作』/伊藤整『若き詩人の肖像』 ▼リスナーのみなさんからのメールを...
#6 ハーマン・メルヴィル「書写人バートルビー」 ジンジャーナッツと配達不能郵便 09.11.2022 27:48
ハーマン・メルヴィル「書写人バートルビー」(柴田元幸訳、『アメリカン・マスターピース 古典篇』[スイッチパブリッシング]所収、2013年) 【今回のトピック】藤沢周平/映画『海角七号 君想う、国境の南』/ハン・ガン『菜食主義者』/カフカ/『白鯨』 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、試食会で取り上げてほしい作品のご提案などお寄せください。メールを番組の中で紹介してもかまわな...
#5 タクブンジャ「犬と主人、さらに親戚たち」 日本語で読めるチベット文学の深すぎる世界 02.11.2022 28:50
タクブンジャ「犬と主人、さらに親戚たち」(海老原志穂・大川謙作・星泉・三浦順子訳、『ハバ犬を育てる話』[東京外国語大学出版会]所収、2015年) 【今回のトピック】映画『幸福の黄色いハンカチ』/文化大革命/アイロニー/オスカー・ワイルド『真面目が肝心』/ハインリヒ・ハラー『チベットの七年』 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、試食会で取り上げてほしい作品のご提案などお寄せ...
#4 ラッタウット・ラープチャルーンサップ「ガイジン」 クリエイティブ・ライティングを考える 26.10.2022 25:41
ラッタウット・ラープチャルーンサップ「ガイジン」(古屋美登里訳、『観光』[ハヤカワepi文庫]所収、2010年) 【今回のトピック】ピエール・ロチ『お菊さん』/エキゾティシズム/オリエンタリズム/クリエイティブ・ライティング/マンゴー ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、試食会で取り上げてほしい作品のご提案などお寄せください。メールを番組の中で紹介してもかまわないという方は、...
#3 アニー・エルノー「シンプルな情熱」 2022年度ノーベル文学賞記念企画「♪制服の胸のボタンを」 19.10.2022 36:02
ノーベル文学賞を選考するスウェーデン・アカデミーは10月6日、2022年度の同賞をフランスの作家アニー・エルノー氏に授与すると発表しました。これを受け、エルノー氏の作品『シンプルな情熱』(堀茂樹訳、ハヤカワepi文庫)を取り上げる特別番組をお送りします。(予告していたラッタウット・ラープチャルーンサップ「ガイジン」は10月26日に配信します) 【今回のトピック】小林明子/ルソー『告白』/フローベール『ボヴァリー...
#2 宝樹「時の祝福」 この小説、中国で出して大丈夫なの? 12.10.2022 26:28
宝樹「時の祝福」(大久保洋子訳、『移動迷宮』[中央公論新社]所収、2021年) 【今回のトピック】セルバンテス『ドン・キホーテ』/パロディ/パスティーシュ/オマージュ/ジェーン・オースティン『ノーザンガー・アビー』/魯迅「祝福」 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、試食会で取り上げてほしい作品のご提案などお寄せください。メールを番組の中で紹介してもかまわないという方は、ハ...
#1 ハン・ガン「菜食主義者」 肉食主義者たちの世界にいかに抵抗するか 05.10.2022 28:43
ハン・ガン「菜食主義者」(きむ ふな訳、『菜食主義者』[クオン]所収、2011年) 【今回のトピック】李箱/カフカ『変身』/不条理小説/異化作用/映画「ランボー」/フェミニズム/カーニズム(肉食主義)/ボーヴォワール『第二の性』/動物/夏目漱石 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、試食会で取り上げてほしい作品のご提案などお寄せください。メールを番組の中で紹介してもかまわない...
#0 予告編「翻訳文学試食会」はじめます! 02.10.2022 20:58
翻訳された海外の短編小説を毎回1編読んで、関西のおっちゃん2人がやいのやいのしゃべるポッドキャスト「翻訳文学試食会」。予告編ではパーソナリティー2人の自己紹介のほか、「翻訳文学のなにが面白いの?」「いまどきの世界文学の新潮流とは」「短編小説を読む効用」などについて語り合います。
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