ナオト博士

ナオト博士の地球のこと知ってる!?

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Science

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Jul 9, 2026

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Episodes

#366 砂浜が発電してる!?地下の塩水を電気で追え! 19.03.2026

海辺の地下水が塩水に汚染される「海水浸入」。世界10億人以上の飲み水を脅かすこの問題を、砂浜の地下で自然に生まれる"たった1ミリボルトの電気信号"で察知する研究が発表されました。塩水が届く1時間以上前に異変をキャッチする「地下の早期警報システム」、その驚きの仕組みを解説します。 JGR Solid Earth Observations of Tidal Induced Responses in Self-Potential Data in a UK Beach Sand Aquifer: Implicatio...

#365 NASAが持ち帰った石ころが、宇宙の常識をひっくり返した話 18.03.2026

NASAの探査機が小惑星ベンヌに到着したとき、科学者たちは目を疑いました。砂浜のようにサラサラな表面を予想していたのに、実際はゴツゴツの巨大な岩だらけだったのです。何年も科学者を悩ませたこの謎を解いたのは、地球に届けられたたった120グラムの「石ころ」に隠された、意外すぎる正体でした。 Nature Communications Low thermal inertia of carbonaceous asteroid Bennu driven by cracks observed in returned samples

#364 小惑星リュウグウから5種の核酸塩基が全部見つかった話 17.03.2026

私たちの体の設計図であるDNAとRNAは、たった5種類の「文字」で書かれています。その5文字すべてが、はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウの砂から見つかりました。生命の材料は地球が自分で作ったのか、それとも宇宙から届いたのか。Nature Astronomy掲載のできたて論文を、わかりやすく解説します。 Nature Astronomy A complete set of canonical nucleobases in the carbonaceous asteroid 162173 Ryugu

#363 地下の大都市が、静かに崩壊している話 16.03.2026

あなたの足の下には、地球上の全生物種の59%が暮らす「見えない大都市」が広がっています。2026年にNatureに掲載されたばかりの衝撃的な研究が、人間が撒いた農薬がこの地下世界をどれだけ壊しているかを、ヨーロッパ26カ国の大規模データで初めて明らかにしました。敵だけを狙ったはずの農薬が、味方まで巻き込んでいたという「誤爆」の実態に迫ります。 Nature Pesticide residues alter taxonomic and functional biodiversity...

#362 北海の海底に眠る"犯行現場"、20年越しの大逆転 15.03.2026

2002年に発見された海底の謎の穴ぼこ。「隕石の跡だ」「いや塩が動いただけだ」と学者たちが大モメし、2009年にはなんと多数決で「隕石じゃない」と決着がついてしまいました。ところが2025年、たった2粒の鉱物が科学の世界をひっくり返します。 Nature Communications Multiple lines of evidence for a hypervelocity impact origin for the Silverpit Crater

#361 水に沈めても死なない蜂がいる――モフモフの体に隠された三重の生存戦略 12.03.2026

地面の中で冬眠するマルハナバチの女王蜂は、大雨で巣が水没しても平気で生き延びる。その秘密は、代謝を5000分の1に落とし、水中で呼吸し、さらに酸素なしでもエネルギーを作るという三段構えの戦略だった。カナダの研究チームが解き明かした、小さな蜂の体に詰まった驚きの生理メカニズムをお話しします。 Proceedings of the Royal Society B Diapausing bumble bee queens avoid drowning by using underwater respiration, an...

#360 地球温暖化、実は加速してました 11.03.2026

2023年と2024年、地球は観測史上最も暑い2年間を記録しました。「なんとなく暑くなってる気がする」――その直感が正しかったことを、統計学者たちがついに数学で証明してしまいました。ノイズキャンセリングのように自然変動を取り除いたら見えてきた、ちょっと怖い真実をお話しします。 Geophysical Research Letters Global Warming Has Accelerated Significantly

#359 甲骨文字×AI ― 3000年前の天気予報を復元せよ 10.03.2026

殷王朝の人々は、なぜ「大雨が来るか」を亀の甲羅で何度も何度も占ったのか。その切実な問いかけを、現代のAI気象モデルが受け取って出した答えが衝撃的だった。考古学と最先端テクノロジーが交差する、時空を超えた気象ミステリーをお届けします。 Science Advances Archeological data with AI- and physics-based modeling explain typhoon-induced disasters in inland China around 3000 yr B.P.

#358 金星の地下にトンネル発見! 30年前のデータからわかった地下世界 09.03.2026

太陽系で最も火山が多い惑星、金星。その地下に直径1キロメートルという途方もないスケールの空洞が存在する証拠が、ついに見つかりました。分厚い雲に覆われた惑星の地下をどうやって「透視」したのか、イタリアの研究チームが使った驚きの手法とともに解説します。 Nature communications Radar-based observation of a lava tube on Venus

#357 熱帯の虫、もう暑さに耐えられません。温暖化で昆虫が消える未来は本当に来るのか 08.03.2026

アマゾンの将来の気温の半分以上が、昆虫にとって致命的になるかもしれない。そんな衝撃的な予測が、最新のNature論文から飛び出しました。ペルーとケニアの山を駆け回り、8,000匹の虫を一匹ずつ温めて調べた研究者たちが突き止めたのは、虫の体を作るタンパク質そのものに刻まれた「進化の限界」でした。虫が関係ないと思ったあなた、生態系が崩れたら人間も終わりですよ。 Nature Limited thermal tolerance in tropical insects...

#356 世界中の科学者が海面の高さを間違えていた 05.03.2026

2026年3月、科学誌Natureに衝撃的な論文が発表されました。海面上昇の被害予測に使われてきた研究の99%以上が、海面の高さの基準を間違えていて、水没リスクのある人口が最大で数千万人分も過小評価されていたというのです。なぜ世界中の専門家がこんな基本的なミスを見逃し続けたのか、その驚きの理由とともに解説します。 Nature Sea level much higher than assumed in most coastal hazard assessments

#355 月の磁場は"点滅"していた? 04.03.2026

アポロ計画で持ち帰った月の石には、地球並みに強い磁場の記録が残っていた。でも月は小さすぎて、そんな強い磁場を維持できるはずがない。この何十年も解けなかった矛盾に、オックスフォード大学の研究者がパブでビールを飲みながら気づいたある事実から、驚きの新説が生まれました。 Nature Geoscience An intermittent dynamo linked to high-titanium volcanism on the Moon

#354 あなたの肺、タイヤ味です 03.03.2026

私たちは毎日、目に見えないプラスチックを吸い込んでいる。2025年にドイツで発表された最新研究が明らかにしたのは、空気中のプラスチック粒子の約65%が車のタイヤの削れカスだったという衝撃の事実でした。電気自動車にしても解決しないこの問題、あなたの肺で何が起きているのかを10分で解説します。 Communications Earth & Environment Composition, interactions and resulting inhalation risk of micro- and nano-plas...

#353 山火事の煙を吸うと人は殴りたくなる?空気と暴力の意外すぎる関係 02.03.2026

山火事の煙で空気が汚れると、人はちょっとキレやすくなる。そんなまさかと思うような仮説を、11年分のデータで大真面目に検証した論文が2026年に発表されました。気候変動が「健康」だけでなく「治安」まで脅かすという、知ったら世界の見え方が変わる研究を解説します。 Environmental Research Letters Wildfire smoke increases assaults: evidence from Seattle

#352 ウニのトゲは発電所だった ― 目がないのに世界を感じる海の生き物 01.03.2026

お寿司でおなじみのウニ。実はあのトゲトゲが、水の流れを感じ取って電気を生み出す天然のセンサーだったことが、2026年のNature論文で明らかになりました。しかも死んだトゲでも同じように発電するということは、生命活動ではなく「構造」が電気を生んでいるということ。目も耳もないウニが敵を察知できる長年の謎に、思いもよらない角度から答えが出ました。 Nature Echinoderm stereom gradient structures enable mechanoelect...

#351 全員が女王のアリ、日本で見つかる 26.02.2026

普通のアリの巣には女王、働きアリ、オスという三つの役割がある。ところが日本で見つかった超レアなアリは、その常識を完全にひっくり返した。働きアリもオスもゼロ、全員が女王という前代未聞の社会を、40年越しの研究がついに証明した話をします。 Current Biology A parasitic, parthenogenetic ant with only queens and without workers or males

#350 地球で一番静かな場所に置かれた、世界で一番孤独な地震計 25.02.2026

海の波も、風の音も、人の気配も届かない場所が地球にあります。南極点の氷の下2.5キロ。そこに今、2台の地震計が凍りついています。一度埋めたら二度と取り出せない。ロケットを打ち上げたら呼び戻せないのと同じです。なぜ科学者たちはそんな場所を選んだのか。そこで何が聴こえるのか。答えを知ったら、ちょっと地球の見え方が変わるかもしれません。 USGS The loneliest seismometers on Earth

#349 雨の高速道路が引っ越した ― オーストラリア大干ばつの真犯人 24.02.2026

オーストラリア南部が記録的な干ばつと巨大森林火災に見舞われています。その原因は、上空10キロを流れる「ジェット気流」が1000キロも南にずれてしまったことでした。目に見えない上空の変化が何百万人の水道の蛇口を左右する、スケールの大きな気象ミステリーを解説します。 Climate Declining Rainfall in Southern Coastal Australia Signals a Return to Drought, Low Dam Levels, Declining Stream Flows, and Catastrophic...

#348 NASAが宇宙からカメの引っ越し先を探している話 23.02.2026

NASAの仕事はロケットだけじゃない。150年前に人間が絶滅させたガラパゴスのゾウガメを、宇宙から最高の新居を見つけて故郷の島に帰す。衛星データ、DNA解析、そして100年生きるカメの未来予測まで飛び出す、壮大すぎる「生態系の尻拭い」プロジェクトの全貌をお話しします。 NASA Is Helping Bring Giant Tortoises Back to the Galápagos

#347 病院のCTスキャナーで「隠れた大地震」を見つけた科学者たち 22.02.2026

ニュージーランドの科学者チームが、人間の体を検査する医療用CTスキャナーに「湖の底の泥」を突っ込んで、過去1万5千年分の大地震の痕跡を発見しました。地表からは全く見えない「隠れ断層」が、実はマグニチュード7級の地震を何度も起こしていたことが判明。病院の機械で地球の秘密を暴くという、発想がぶっ飛んだ最新研究を解説します。 Science Advances Tephra seismites—Understanding seismic hazard of hidden faults by a...

#346 空気がきれいになると地球が暑くなる?ヨーロッパ30年の太陽放射データが語ること 19.02.2026

大気汚染が減ったのは良いニュースのはず。でもそれが太陽の光を増やし、気候を変えているとしたら? 46箇所の観測所、5つの衛星データ、30個の気候モデルを総動員した超大型研究から、環境改善の意外な副作用を読み解きます。 Remote Sensing of Environment Past, current and future solar radiation trends in Europe: Multi-source assessment of the role of clouds and aerosols

#345 植え方を変えるだけで街が3.5℃涼しくなる?AIが発見した"植え方の科学" 18.02.2026

街に木を植えれば涼しくなる。そんなの当たり前だと思いますよね? でもオーストラリアの研究チームがAIに街路樹の配置を任せたら、木の本数を一切増やさず、置き場所と種類を変えるだけで最大3.5℃も体感温度が下がったんです。「何本植えるか」より「どこに何を植えるか」が圧倒的に大事だったという、都市緑化の常識をひっくり返す研究を解説します。 Cities Algorithmic urban greening for thermal resilience: AI-optimised t...

#344 大地震に"周期"はなかった?6000年の泥が暴いた不都合な真実 17.02.2026

大地震はだいたい何百年おきに来る」。そう信じていた地震学の常識が、ネパールの湖底に眠る6000年分の泥によって覆されました。50回の大地震の記録を統計分析した結果、浮かび上がったのは「大地震はサイコロと同じくらいランダムに起きている」という衝撃の結論。なぜ今まで「周期的」だと思われていたのか、そしてこの発見が僕たちの防災にどんな意味を持つのか、最新論文をもとにじっくり語ります。 Science Advances Occurren...

# 343 雷は天然のX線ビーム砲だった!世界初の測定に成功した話 16.02.2026

雷がX線を出していることは知っていましたか?しかもそれは電球のように四方八方に広がるのではなく、懐中電灯のようにビーム状に発射されていたんです。中国の研究チームがロケットで雷を呼び出し、光ファイバーと高速カメラを駆使して、そのビームの角度を世界で初めて測定した驚きの研究を解説します。 Geophysical Research Letters On the Beam Characteristics of X‐Ray Bursts Observed in Rocket‐Triggered Lightning

#342 川の「本性」は嵐の日に現れる 15.02.2026

普段の穏やかな川を調べても、プラスチック汚染の実態は見えてこない。東京理科大の研究チームが暴風雨の中で川の水を採取し続けてわかったのは、洪水時のプラスチック濃度が平常時の最大1万倍に跳ね上がるという衝撃の事実だった。年間排出量の9割がたった43日に集中するという驚きのデータから、川と海とプラスチックの本当の関係に迫ります。 Water Research How flooding rivers deliver plastic to the ocean: A case study o...

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