Mike

徒然なる自動車業界の将来動向

Business JA ↓ 397 episodes

100年に一度の大変革期の真っただ中、先行き不透明の自動車産業の情報をまとめて共有いたします。・市場の将来予測をするにあたってルチル・シャルマの未来予測(2018年発刊) の10個の観点の理解を深める情報を発信しています。・ますます高まる『地政学』を自動車業界で深堀して見えてくる『中国』『電動化』『自動運転』の統合した競争力を強化する構造を明らかにすることを試みています。・自動車業界の大きなニュースを題材にその裏に見える戦略や意図を紐解きます。ぜひ気楽に聞いて、皆さまの仕事や興味の深堀にご利用ください。<補足>シーズン1 (#1-xx)は、日本語で発信し、シーズン2(#2-xx)は英語での発信となっています。取り扱うトピ...

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Mike

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Business

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Jun 21, 2026

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Episodes

#1-297 100年の常識を覆すサイバートラック 14.03.2026

 テスラの電動ピックアップトラックである サイバートラック に採用された 革新的な技術とその実用性 を多角的に論じています。特に、物理的な接続を排除した ステア・バイ・ワイヤ や、車両の軽量化を実現する 48V電装システム 、そして巨大な鋳造部品である ギガキャスト などの設計思想が詳しく解説されています。また、専門的な技術解剖だけでなく、実際のユーザーによる 操作の遅延(ラグ)や視認性の悪さ といった厳しい使...

#1-296 【速報】ホンダ四輪電動化戦略の見直しと業績予想の修正 13.03.2026

 ホンダは北米における EV需要の停滞 や米国の 政策転換 を受け、一部モデルの開発中止を含む 電動化戦略の抜本的な見直し を決定しました。この決断により、将来の損失リスクを早期に遮断する「損切り」 として、最大2.5兆円規模の巨額損失を計上する見通しです。同社は、強固な収益を誇る 二輪事業 を財務の柱としつつ、今後は需要が堅調な ハイブリッド車(HEV) の強化や、次なる成長の主戦場として インド市場 への経営資源...

#1-295 車のスマホ化とファーウェイのSDV覇権争い 13.03.2026

自動車業界は、ハードウェアからソフトウェアが価値を定義する SDV(ソフトウェア定義車両)へと移行する大きな変革期を迎えています。中心的存在であるファーウェイは、自社で車両を製造せず、製品定義やHarmonyOS によるエコシステム、強力な販売網を支配する「 ティアマイナス1 」戦略で圧倒的な成功を収めました。これに対し、ハードウェアの標準化を目指した鴻海の MIH は、自社ブランドとの利益相反により苦戦を強いられてい...

#1-294 2026年3月2日週の自動車業界ニュース 12.03.2026

自動車業界では、 ニデック による1,000件超の 不適切会計 が発覚し、創業者や経営陣の強い圧力が背景にあるとして会長らが辞任する事態となっています。一方で技術面では、 BMW や メルセデス が高速道路での レベル3自動運転 開発を中止・延期する一方、中国は2027年に向けてレベル3・4の 安全規制 を整備し、自国メーカーへの認可を加速させています。また、 フォード が438万台の車をリコールする一方で中国企業との合弁を模索...

#1-293 ホンダのインド電動二輪覇権戦略分析 11.03.2026

 ホンダがインドを中心としたアジア市場で展開する電動二輪車の覇権戦略 を詳述しています。同社は自前主義を脱却し、中国などの成熟したサプライチェーンから 安価な既存部品を調達して車体を設計する「逆転の発想」や、日ベトナムEPAなどの経済協定を活用した物流・関税の最適化 により、圧倒的な低コスト化を実現しています。一方、マクロ視点ではインド政府の**「インド半導体ミッション(ISM)」 によるパワー半導体の国産化...

#1-292 ニデック第三者委員会調査報告公表 10.03.2026

 ニデック株式会社(旧日本電産)が公表した第三者委員会の調査報告書は、長年にわたる 組織的な会計不正 とガバナンスの欠如を浮き彫りにしています。創業者による 過度な業績目標の必達プレッシャー が背景にあり、現場では資産価値のない在庫や設備を「資産」として計上し続けるなどの不正が常態化していました。損失処理を各部門の収益で補わせる「セルフファンディング」 という過酷なルールが、問題の先送りと不良資産の蓄...

#1-291 AIと人間の推論力を覚醒させる「待て:wait」 09.03.2026

 高度な推論能力を持つAIモデルを 効率的に構築する手法 を解説しています。研究チームは、品質・難易度・多様性を重視して厳選された 1,000件の学習データ「s1K」を用い、わずか26分の微調整で強力なモデル「s1-32B」を開発しました。このモデルは、思考プロセスを強制的に延長する「予算強制(budget forcing)」という新しい手法により、推論時間を増やすほど正答率が向上するテストタイム・スケーリング を実現しています。そ...

#1-290 自動運転領域でElektrobitとMobileyeの提携 08.03.2026

 車載ソフトウェアの先駆者である Elektrobit が、自動運転技術のリーダーである Mobileye およびデジタルエンジニアリング大手の GlobalLogic と締結した戦略的提携について解説しています。この連携の核となるのは、世界初となる自動車安全規格適合済みのオープンソースOS「 EB corbos Linux 」をレベル4自動運転プラットフォーム「 Mobileye Drive 」に統合し、システムの信頼性と量産性を高めることです。また、日立グループ...

#1-289 メルセデス・ベンツ:2025年決算分析 07.03.2026

 メルセデス・ベンツが2025年度に直面した深刻な収益悪化と、その背後にある構造的課題 を多角的に分析したものです。同社は米国の懲罰的関税や中東情勢によるコスト高騰といった 地政学リスクの直撃 に加え、中国市場における「機械的ラグジュアリー」から「テック・ラグジュアリー」への劇的な価値転換 に後れを取っています。また、独自OS開発の難航や電動化戦略の迷走がリソースの分散を招き、組織的な柔軟性を失っている現状...

#1-288 デンソーのローム買収提案とパワー半導体再編の号砲 07.03.2026

2026年3月に発表された、自動車部品最大手の デンソー による半導体大手 ローム への約1.3兆円規模の 買収提案 と、その戦略的意義について解説しています。この統合は、電気自動車(EV)の性能を左右する SiCパワー半導体 の素材から製品までを自社で完結させる 垂直統合 を目的としています。背景には、米中対立などの 地政学的リスク への対応や、日本政府による 経済安全保障 を重視した「日の丸半導体」インフラの再構築とい...

#1-287 ルネサスが次世代車の頭脳を米GFに委ねる理由 06.03.2026

2026年のAI半導体市場は、演算能力が国力の象徴となる**「新地政学時代」 に突入しており、米国・中国・インド・中東がそれぞれの国家戦略に基づき覇権を争っています。米国が汎用人工知能(AGI)の突破を狙う一方、中国は技術の完全自給を、インドは「第三の極」としての地位確立を模索しています。企業レベルでは、NvidiaがGPU王者からデータセンター全体を支配する企業へ変貌を遂げ、供給網の安定を求めて垂直統合や地産地消を...

#1-286 ナトリウムイオン電池が握る脱中国の勝ち筋 05.03.2026

 車載電池市場における ナトリウムイオン電池 の台頭と、それに伴う地政学的・技術的戦略を概説しています。リチウム等の希少金属に依存しないこの技術は、資源の偏在リスクを解消する 経済安全保障の切り札 として期待されており、CATLなどの中国勢が量産化で先行しています。しかし、基幹素材であるハードカーボンの供給網も中国が支配しているため、日米欧は植物由来素材の自給や 全固体電池 への転用による逆転を狙っています...

#1-285 2026年2月23日週の自動車業界ニュース 04.03.2026

2026年2月23日の1週間で発表されたニュースのおまとめです。(イラン攻撃ニュースは除きます) 世界的な 電気自動車(EV)シフトの停滞 と、それに伴う自動車メーカー各社の 戦略的転換 を浮き彫りにしています。 フォード は開発工程を根本から見直し、 物理的な効率化 によって低価格EVの実現を目指す一方、 ステランティス は需要減退を受けて ディーゼル車の復活 を決定しました。一方、日本国内では トヨタ を筆頭に、中国...

#1-284 FORVIAの巨額赤字と生き残りを賭けた新戦略IGNITE 03.03.2026

 自動車部品メーカー大手  FORVIA(フォルヴィア)  の2025年度決算結果と、2026年以降の新たな経営戦略   「IGNITE」   の全容をまとめたものです。グループは、営業利益率の向上や過去最高のキャッシュフローによる  債務削減(デレバレッジ)  で着実な成果を上げる一方、事業売却や資産価値の見直しに伴う巨額の特別損失を計上しました。戦略の核として、収益性の高い  「シーティング」と「エレクトロニクス」を成長分野  ...

#1-283 中東危機で崩壊する自動車産業のAIインフラ 02.03.2026

2026年2月に発生したアメリカとイスラエルによるイランへの大規模な共同軍事攻撃 と、それに付随する アメリカの新たな国防戦略 について記述しています。この作戦は「ローリング・ライオン」や「エピック・フューリー」と命名され、イランの核開発阻止と政権交代を目的としてテヘランを含む主要都市が標的となりました。背景にはイラン国内での激しい反政府デモと、トランプ政権による「力による平和」を掲げた強硬な外交方針があ...

#1-282 2025年中国自動車市場分析:中国車シェア7割超え 01.03.2026

中国乗用車市場全体が過去最高の販売台数を記録する中、 中国系ブランドのシェアが70%を突破 し、反対に日系やドイツ系などの外資系メーカーは、新エネルギー車(NEV)への転換の遅れから深刻な苦境に立たされています。特に BYDや吉利(Geely)といった地場メーカーは、バッテリーの垂直統合によるコスト競争力と、高度な自動運転技術(NOA)の実装を武器に支配的な地位を固めました。また、中国は世界最大の自動車輸出拠点 とし...

#1-281 【速報】米国のイラン攻撃は半導体争奪戦によるEV失速とハイブリッド回帰をさらに加速させる 28.02.2026

 2026年、米・イスラエルによるイラン攻撃が引き金となり、世界の自動車産業はエネルギー高騰・関税障壁・中国の資源規制という 地政学的「三重苦」に直面しています。この激変により、コスト急増と補助金撤廃が重なったEV市場は深刻な停滞期 に入り、主要メーカーは巨額の損失を回避するため完全電動化戦略の修正を余儀なくされました。企業は現在、収益性の高い ハイブリッド車を主軸に据えた現実的な路線 へと回帰し、次世代技...

#1-280 ホンダが研究所を再び切り離す生存戦略 28.02.2026

 ホンダは、モビリティ市場の急速な変化と四輪事業の収益悪化に対応するため、 2026年4月に大規模な組織再編 を断行します。今回の変革の柱は、2020年に分離した量産開発と将来研究の機能を再び統合し、子会社の 本田技術研究所へ研究開発を集約 することです。かつての効率重視体制が開発スピードや独創性を損なったとの反省から、 ソフトウェア主導の車両開発(SDV)を加速させる「技術の聖域」を復活させます。また、二輪やパ...

#1-279 米国自動車市場のコンシューマレポート分析 27.02.2026

 2026年の米国自動車市場 における主要メーカーの競争力と経営課題を、 コンシューマー・レポートによる評価 を軸に分析したものです。市場の関心が純粋な電気自動車から ハイブリッド車や実用性 へと回帰する中、トヨタやスバルといった日本勢が高い評価を得る一方で、 関税政策や通商リスク が利益を圧迫する実態を指摘しています。フォードやホンダについては、製品力は認められつつも リコール費用や品質管理の不備 が財務的...

#1-278 2026年2月16日週の自動車業界ニュース 26.02.2026

2026年2月16日の1週間で発表されたニュースのおまとめです。 メキシコでは BYDやヴィンファスト が工場買収を競う一方、 ステランティス は巨額の赤字を受けEV戦略を抜本的に修正しました。米国による 中国製ソフト・ハードウェアの排除規制 は、各メーカーにデジタル基盤の浄化という困難な課題を突きつけています。一方で、インドでは タタやルネサス が半導体の国産化を加速させ、中国では ナトリウムイオン電池 の量産が始ま...

#1-277 トランプ関税違憲判決について 25.02.2026

 2026年2月、アメリカ連邦最高裁判所は、トランプ政権が 国際緊急経済権限法(IEEPA)を根拠に課した「解放の日関税」などを違憲(権限逸脱)とする歴史的な判決を下しました。この判断により、大統領が議会の承認を得ずに広範な関税を課すことは制限され、三権分立という民主主義の原則が再確認されました。経済面では、約26兆円にのぼる還付金の発生や輸入コストの低下が期待され、特に苦境に立たされていた日系自動車メーカー...

#1-276 ルノー2025年度決算分析 24.02.2026

 ルノー・グループの2025年度通期決算と中期的な財務展望 をまとめたもので、グループ全体の 売上高や販売台数が微増 した一方で、日産自動車の株式に関連する会計上の処理により、最終損益が大幅な赤字となったことが示されています。財務戦略としては、 徹底した固定費の削減と生産性の向上 を掲げ、営業利益率の安定化を目指しています。また、 自由な手元資金(フリーキャッシュフロー)の創出 を重視し、株主や従業員への利...

#1-275 Mobileye決算分析:中国苦戦からの脱却を目指し人型ロボットへ賭ける 23.02.2026

 自動運転技術の世界的リーダーである Mobileye の事業展開、財務状況、および戦略的転換についてまとめたものです。同社は長年培った EyeQ™ SoC や True Redundancy™ などの先進技術を基盤に、単なる車載支援システムの提供者から、ロボティクス分野を含む「フィジカルAI」 プラットフォーマーへの進化を目指しています。特に2026年の Mentee Robotics買収 は、自動運転で培った空間認識技術をヒューマノイド開発に応用する重要...

#1-274 パナソニック決算分析:赤字の裏にあるAIデータセンター戦略 22.02.2026

 パナソニックホールディングスの 2025年度第3四半期決算 に関する詳細な事業分析と補足データです。同社は電気自動車(EV)向け電池需要の停滞を受け、経営の軸足を 生成AIインフラ やデータセンター用蓄電システムへと大胆にシフトさせています。決算数値では構造改革費用の計上により一時的な赤字を記録していますが、これは将来の収益性向上に向けた「膿出し」 と位置付けられています。特に、AIサーバー向けの電子部品や航空...

#1-273 VWが中国新興Xpengに「頭脳」を託す理由 21.02.2026

 フォルクスワーゲンは中国市場に特化した戦略「In China, for China」を加速させ、新型EVセダン ID. UNYX 07 の生産をわずか18ヶ月という異例の速さで開始しました。このモデルは中国の新興EVメーカー 小鵬汽車(XPeng)との共同開発により、次世代の電子基盤であるCEA(中国専用電子アーキテクチャ)を初めて採用しています。CEAの導入により、複雑な電子制御ユニットが約30%削減され、AIアバターや高度な運転支援、完全な無線...

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