高橋宏治(作曲家)と田口仁(文化史研究者)

本読むネズミ ― 文学を読み、語り、音にする読書Podcast。

Arts JA ↓ 50 episodes

本を読むように、音を聴くように、映画を観るように、世界を考える。東京藝大出身の作曲家と、東大出身の文化史研究者が、1冊の本を起点に、文学・哲学・映画・アートを横断しながら語る読書トーク番組。読むことから、世界の見え方が少し変わっていく。「本読むネズミ」。 ■ X(Twitter) https://twitter.com/honyomunezumi ■ Instagram https://www.instagram.com/honyomunezumi ■ note https://note.com/honyomunezumi 📩 お便りフォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf3ygQMr8rk5uWL-sMrs24w5yVchJqrw7CxCq8rbVhJS8pCmA/viewform 🎪 お仕事のご依頼はこちら ・📖 文学イベントでのトーク×作曲 ・🎹 オリジナル楽曲・劇伴音楽...

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高橋宏治(作曲家)と田口仁(文化史研究者)

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Jul 9, 2026

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Episodes

#50『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 〜成瀬が受け入れられる、優しい世界〜 09.07.2026

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第50回 #50『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 〜成瀬が受け入れられる、優しい世界〜 今回取り上げるのは、宮島未奈の小説『成瀬は天下を取りにいく』。 閉店を控えた西武大津店に通い、M-1に挑戦し、二百歳まで生きると宣言する成瀬あかり。 周囲の目を気にせず、自分で決めたことを淡々と実行していく少女です。 成瀬は変わっている。 けれど、その変わったままの姿を、友人や家族、町の人たち...

#49『人間失格』太宰治 〜かっこ悪さを、最後まで芸にする〜 29.06.2026

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第49回 #49『人間失格』太宰治 〜太宰治は、文学のパンサー尾形である〜 今回取り上げるのは、太宰治の小説『人間失格』。 「恥の多い生涯を送って来ました」という一文で知られる、太宰治晩年の代表作です。 かっこ悪さ、必死さ、情けなさ、恥ずかしさ。 それらを最後まで人前に出し続けた作家として、『人間失格』を読みます。 話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研...

#48『鯨神』宇能鴻一郎 〜官能小説の巨匠は、芥川賞作家だった〜 04.06.2026

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第48回 #48『鯨神』宇能鴻一郎 〜官能小説の巨匠、その出発点〜 今回取り上げるのは、宇能鴻一郎の小説『鯨神』。 宇能鴻一郎といえば、後年は官能小説の巨匠として知られる作家。 しかし『鯨神』は、その宇能鴻一郎が芥川賞を受賞した初期の代表作です。 『鯨神』は、鯨と人間の戦いを描いた作品であると同時に、 人間の身体、欲望、執着、暴力がむき出しになっていく物語でもあります。 今回は『...

#47『推し、燃ゆ』宇佐見りん 〜人はなぜ他者に自分を預けるのか?〜 21.05.2026

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第47回 #47『推し、燃ゆ』宇佐見りん 〜人はなぜ他者に自分を預けるのか?〜 今回取り上げるのは、宇佐見りんの小説『推し、燃ゆ』。 主人公・あかりにとって、「推し」は単なる好きな存在ではなく、自分を世界につなぎ止めるための支えでもあります。 動画を見る。 SNSを追う。 言葉を記録する。 推しを応援することが、彼女にとって「生きること」そのものになっていく。 けれど、推しが炎上した...

#46『叫び』畠山丑雄 〜言葉にならないものは、どこに行くのか?〜 08.05.2026

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第46回 #46『叫び』畠山丑雄 〜言葉にならないものは、どこに行くのか?〜 今回取り上げるのは、畠山丑雄の小説『叫び』。 銅鐸、ケシ畑、満州、万博。 現在の風景の下に積み重なった過去の記憶が、次第に主人公の日常を侵食していく。 この作品が描くのは、説明しきれない感情、土地に残る記憶、そして言葉にならない衝動。語ることは、本当に伝わることなのか。 言葉にならないものは、存在しな...

#45『BUTTER』柚木麻子〜なぜ私たちは、欲望に罪を感じるのか〜 23.04.2026

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第45回 #45『BUTTER』柚木麻子 〜なぜ私たちは、欲望に罪を感じるのか〜 今回取り上げるのは、柚木麻子の長編小説『BUTTER』。 主人公は、週刊誌の記者・町田里佳。 彼女は、男性を操り金銭を引き出した女性連続殺人犯の取材を始める。その女性は、美しさや節制といった「女性らしさ」から外れながらも、独自の価値観で欲望を肯定し、生きている。取材を続ける中で、里佳は食べること、欲しがるこ...

#44『チャイルド・オブ・ゴッド』コーマック・マッカーシー〜人間の境界はどこにあるのか?〜 08.04.2026

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第44回 #44『チャイルド・オブ・ゴッド』コーマック・マッカーシー 〜人間の境界はどこにあるのか?〜 今回取り上げるのは、コーマック・マッカーシーの長編小説『チャイルド・オブ・ゴッド』。 社会から孤立した男、レスター・バラード。 家族や共同体から切り離された彼は、やがて山の中で生き、 殺人や死体性愛といった行為に至っていく。常識的には「怪物」として切り離される存在。しかしこの...

#43『忘れられた巨人』カズオ・イシグロ 〜忘却は平和をつくるのか?〜 23.03.2026

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第44回 #43『忘れられた巨人』カズオ・イシグロ 〜忘却は平和をつくるのか?〜 今回取り上げるのは、カズオ・イシグロの長編小説『忘れられた巨人』。 アーサー王の死後のブリテン島。 この世界では、霧によって人々は過去の記憶を思い出せない。 その霧は、戦争や虐殺の記憶を消し去り、 社会に平和をもたらしている。 しかしその平和は、 忘却の上に成り立っている。 歴史を忘れることで社会は安...

#42『別れを告げない』ハン・ガン 〜歴史を正しく記述することは可能か?〜 26.02.2026

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第42回 #42『別れを告げない』ハン・ガン 〜歴史を正しく記述することは可能か?〜 今回取り上げるのは、ハン・ガンの長編小説 別れを告げない。 済州4・3事件という実在の歴史を背景に、語られなかった暴力、残された者の沈黙、そして「別れられなかった」記憶が描かれます。 歴史を正しく記述するとはどういうことか。 事実を並べることなのか。それとも、痛みを引き受けることなのか。忘れるこ...

#41『消滅世界』村田沙耶香 〜その欲望は制度によって作られた?それとも本能?〜 05.02.2026

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第41回 村田沙耶香『消滅世界』 今回取り上げるのは、村田沙耶香『消滅世界』。 恋愛が消え、性愛が消え、出産が制度として管理される社会。恋をすること、愛すること、悲しむこと、家族を欲しがること。 それは本当に自然な感情なのか。 それとも、長い時間をかけて作られてきた社会の制度なのか。 『コンビニ人間』とも接続しながら、 「普通」や「欲望」がどこから生まれてくるのかを、静かに問...

#40『東京都同情塔』九段理江 〜優しさはどこまで制度になれるのか〜 22.01.2026

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」 第40回 配信 九段理江『東京都同情塔』 今回取り上げるのは、芥川賞受賞作として話題を集めた 九段理江『東京都同情塔』。 巨大な塔、制度化された「同情」、管理される優しさ。 善意はどこまで社会の仕組みになれるのか。 やさしさがルールになったとき、個人はどう生きるのか。 話題の本から名作、気になる一冊まで、 作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、 それぞれの視点で語り尽くす...

#39『箱男』安部公房 〜覗きたいけど、見られたくない?〜 08.01.2026

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」 第39回 配信安部公房『箱男』 今回取り上げるのは、安部公房の代表作のひとつ 『箱男』 。 段ボール箱をかぶり、都市を彷徨う〈箱男〉。見られたくない、でも世界は覗きたい。 匿名になろうとして、かえって強く記号化されてしまう存在。 映画化もされたこの作品を、いま読み返すことで見えてくる 現代社会との接続について、じっくり語ります。 話題の本から名作、気になる一冊まで、 作曲家・高...

#38 年末雑談 〜2025年面白かった本や映画などなど〜 29.12.2025

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」 第38回 配信 〜2025年面白かった本や映画などなど〜 年末ということで、今回はゆるめの雑談回。 2025年に読んで印象に残った本、観て記憶に残った映画の話を中心に、 最近考えていることや、番組まわりのあれこれを話しています。 今年読んで面白かった本 観終わったあと、しばらく残った映画 オープニング音楽について 忘年会に行こう! 特に結論は出しません。 年末のこたつ感覚で、気楽にどう...

#37『希望の国のエクソダス』村上龍 〜平成の不良とは?〜 11.12.2025

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」 第37回 配信 今回ご紹介するのは、 村上龍『希望の国のエクソダス』 。 「この国から、若者はなぜ“逃げた”のか?」 14万人の中高生による集団失踪、 崩壊する国家・経済・教育、そして“希望”という名の幻想。 不良、暴力、ネット、国家、資本―― 90年代末、日本社会の臨界点を撃ち抜いた問題作を、 いま読み返す意味 から徹底的に語ります。 『希望の国のエクソダス』村上龍(著)/文春文庫 話題...

#36『イン・ザ・メガチャーチ』朝井リョウ 〜信じるとは、疑わないことなのか?〜 27.11.2025

📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第36回 配信 今回ご紹介するのは、 朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』 。 「信じるとは、疑わないことなのか?」 推し活、ファンダム、物語消費、そして“救い”のかたち。 構築する側/のめり込む側/離脱した側—— 三つの視点から、 現代の信仰と物語の危うさ を鋭く描き出す問題作。 『イン・ザ・メガチャーチ』 朝井リョウ(著)/KADOKAWA 話題の本から名作、気になる一冊まで、 作曲家・高...

#35『割れたグラス』アラン・マバンク 〜酔っ払いが語る、酔っ払いの話 〜 14.11.2025

📢 読書Podcast「本読むネズミ」第35回エピソード配信! 【紹介書籍】 『割れたグラス』アラン・マバンク (著) / 桑田光平(訳) / 国書刊行会 【内容紹介】ブラザヴィルの下町の酒場「ツケお断り」。酔客の人生をノートに記す“割れたグラス”の語りは、句点のない奔流で、破滅と滑稽、虚勢と孤独が入り混じる。現実と妄想の境界はゆらぎ、言葉は壊れながら前へ進む──敗者たちの声に、かすかな希望が立ち上る一冊。 【番組概要】 話題...

#34『第三の男』グレアム・グリーン 〜 作家もまた“第三の男”だった〜 30.10.2025

📢 読書Podcast「本読むネズミ」 第34回エピソード 📚 紹介書籍 『第三の男』(著)グレアム・グリーン / (訳)小津次郎 早川書房 🕯 内容説明 光と影が交錯する戦後ウィーン。友人を訪ねた作家ロロが目にするのは、彼の“死”と、そこに潜むもう一つの真実。スパイとしての経歴を持ち、信仰と背徳の狭間を生きた作家グレアム・グリーン。彼自身の“二面生”が投影されたこの物語は、友情・裏切り・倫理の曖昧な境界を問いかける――。 🎙...

#33『継母礼讃』M. バルガス・リョサ 〜 純文学のフリした官能小説〜 17.10.2025

📢 読書Podcast「本読むネズミ」 第33回エピソード 📚 紹介書籍 『継母礼賛』マリオ・バルガス・リョサ(著) / 西村英一郎(訳) 内容説明純文学の仮面をかぶった官能小説。少年と継母、そして周囲の人々との奇妙で背徳的な関係が描かれ、愛と欲望、倫理と快楽の境界線が揺れる。リョサ文学の中でも特に挑発的な一作。 🎙 番組概要話題の本、名作と呼ばれる本、私たちが気になっている本を、作曲家 高橋宏治 と文化史研究者 田口仁...

#32『供述によるとペレイラは…』アントニオ・タブッキ 〜 理性と感情、どっちで動く?〜 02.10.2025

📢 読書Podcast「本読むネズミ」 第32回エピソード ※収録上の不具合により、一部音声が聞きづらい箇所があります。ご了承ください。 📚 紹介書籍 『供述によるとペレイラは…』 アントニオ・タブッキ(著)⁠⁠ / 須賀 敦子(訳) 内容説明 ファシズムの影が忍びよるポルトガル。リスボンの小新聞社の中年文芸主任が、ひと組の若い男女との出会いによって、思いもかけぬ運命の変転に見舞われる。タブッキの最高傑作といわれる小説。(...

#31『白い城』オルハン・パムク〜 モダニズムの宿命〜 19.09.2025

※収録上の不具合により、音声が一部お聞き苦しい点がございます。何卒ご容赦ください。 【紹介書籍】 『白い城』オルハン・パムク(著) ⁠⁠ 宮下 遼 、宮下 志朗 (訳) 【内容説明】 17世紀、オスマン帝国で奴隷の身となったヴェネツィア人。自分と酷似したトルコ人学者に買い取られ、奇妙な共存関係を結ぶことになる。科学的知識を共有するのみならず、「自己とは何か」という西洋人の根源的な問いを通じて互いの全てを知り合う...

#30『スパイダーヘッドからの脱出』ジョージ・ソーンダーズ 〜 人間の意識はどこに?〜 01.04.2025

【紹介書籍】『スパイダーヘッドからの脱出』ジョージ・ソーンダーズ(著) ⁠岸本佐知子⁠ (訳) 【内容説明】最新鋭の機能を備えた刑務所で、被験者として感情を操作する薬を投与される囚人たち。だがそのうちの1人が、治験を実施している人物の目的に疑問を持ち始める。 【ご意見・お問い合わせはこちら】info.nezumi@gmail.com【番組概要】話題の本、名作と呼ばれている本、私たちが気になっている本を、作曲家の高橋宏治、文化...

#29『植物たちの私生活』イ・スンウ 〜ハン・ガンだけじゃない!韓国文学〜 03.12.2024

【紹介書籍】 『植物たちの私生活』 李承雨 (イ・スンウ)(著)金順姫 (キム・スニ)(訳) 【内容説明】 「すべての木は挫折した愛の化身だ……。」世界で話題の韓国作家、『生の裏面(りめん)』に続く邦訳第二弾! フランスで絶賛された傑作。 (藤原書店サイトより) 【ご意見・お問い合わせはこちら】info.nezumi@gmail.com 【番組概要】 話題の本、名作と呼ばれている本、私たちが気になっている本を、作曲家の高橋宏治、文化...

#28『わが悲しき娼婦たちの思い出』ガブリエル・ガルシア=マルケス〜終わりが始まり!?〜 04.09.2024

【紹介書籍】 『わが悲しき娼婦たちの思い出』 ガブリエル・ガルシア=マルケス(著)木村 榮一(訳) 【内容説明】 満九十歳を迎える記念すべき一夜を、処女と淫らに過ごしたい! これまでの幾年月を、表向きは平凡な独り者で通してきたその男、実は往年、夜の巷の猛者として鳴らした、もう一つの顔を持っていた。かくて昔なじみの娼家の女主人が取り持った、十四歳の少女との成り行きは……。悲しくも心温まる、波乱の恋の物語。二...

#27『断絶』リン・マー〜ゾンビとは何ぞや〜 16.08.2024

【紹介書籍】 『断絶』 リン・マー(著)藤井 光 (訳) 【内容説明】 感染症に襲われた世界でのサバイバルを描く ニューヨーク公共図書館若獅子賞受賞作品 中国発の熱病が世界を襲い、NYは無人となり、感染者はゾンビ化する…生存をかけた旅路の果ては? 中国系作家によるパンデミック小説。 〈ニューヨーク公共図書館若獅子賞〉受賞作品 中国が発生源の未知の病「シェン熱」が世界を襲い、感染者はゾンビ化し、死に至る。無人の...

#26『パニック』開高健〜ネズミについて熱く語る〜 21.07.2024

【紹介書籍】 『パニック』 開高健(著) 【内容説明】 とつじょ大繁殖して野に街にあふれでたネズミの大群がまき起す大恐慌を描く「パニック」。打算と偽善と虚栄に満ちた社会でほとんど圧殺されかかっている幼い生命の救出を描く芥川賞受賞作「裸の王様」。ほかに「巨人と玩具」「流亡記」。工業社会において人間の自律性をすべて咬み砕きつつ進む巨大なメカニズムが内蔵する物理的エネルギーのものすごさを、恐れと驚嘆と感動と...

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