安正 前田

就職・転職の扉をひらく「ことばランド」

Business JA ↓ 151 episodes

ことばは、自らを表現する大切なツールです。そのツールをうまく使いこなして、未来の扉を開いていきましょう。「ことばランド」は、そのお手伝いをします。文章コンサルタントの前田安正と、フリーアナウンサーのみどりーぬこと、江川みどりがお送りします。

Author

安正 前田

Category

Business

Latest episode

Jun 22, 2026

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Episodes

EP#101 企業を支えることばの力 13.05.2024

トヨタ自動車は昨年度(2023年度)1年間のグループ全体の決算で、本業のもうけを示す営業利益が5兆3500億円余りとなり、日本の上場企業で初めて5兆円を超えたそうです。 売り上げにあたる営業収益は、前の年度から21.4%増えて45兆953億円となり、過去最高を更新したんですって。すごいですね円安の利益があったとはいえ、ハイブリッド車を中心に販売が好調だったんだそうです。このトヨタ自動車の会社で使われてきたことばが、ビ...

EP#100 100回おめでとう記念 100にまつわることばの数々について、ゆるゆるお話ししています 06.05.2024

「百は10の10倍」と辞書にあります。「もも」とも読みます。「百の説法も及ばぬ」 なんて言い方があるように「多くのもの。たくさんあること」などの意味もあります。ライオンを「百獣の王」と言います。「百獣」とは「たくさんの獣」の意味です。「議論百出」と言えば「数多くの意見が次々と出ること」。 「百に一つ」は「ごくまれなことの例え」です。「予想は百に一つも当たったためしがない」なんて具合に使います。「百も承知...

EP#99 天気は「下る」けれど「上る」ことはない。これはなぜだろう? 29.04.2024

天気は「下り坂」とは言うけれど、「上り坂」とは言わないですよね。Facebookで僕の先輩記者が「これは、なぜなんだろう」という疑問を投げかけていました。今回はこれについて、考えていきたいと思います。 この先輩は、「地政学的に言えば、坂は上から歩く人には下り坂で、下から歩く人には上り坂だ。そこにいる人の立ち位置で表現が異なるだけで、本質は変わらない」って言うんです。 確かに標高500メートルの場所が坂道だとし...

EP#98 怒られた、ふられた、食べられた・・・こんな受け身の表現をやめれば、心は自由になる! 22.04.2024

新入社員研修などが始まっているんでしょうか。そのうち上司に注意されたりするでしょ。その時の対処法をことばの観点からお伝えしようと思います。 次の例をちょっと見てください。 1)「僕のお弁当を友達に食べられた」 2)「僕のお弁当を友達が食べた」 この違い、わかりますか? 1が「食べられた」だから受動態、受け身の言い方です。2は「食べた」だから能動態です。言い方の違いが精神的に大きな違いを生むんです。 それは...

EP#97 議論と論議、習慣と慣習、運命と命運・・・漢字をひっくり返しても、成り立つ熟語があります。なんでこんなことが起きたのかを妄想してみました 15.04.2024

議論と論議、習慣と慣習、運命と命運、平和と和平、途中と中途、息子と子息、父親と親父、愛情と情愛のように、熟語の漢字をひっくり返しても成立することばがあります。これについて、調べてほしいという「つみたて兄さん」からのリクエストが届きました。今日は、これについて考えてみたいと思います。 これについての研究はあまりないようなのですが、酒井芳徳さんという方が「可逆語を探す」という本を出しているくらいです。...

EP#96 一寸法師や一寸先は闇などのことばに使われている「一寸」って、何の単位だかわかりますか? 14.04.2024

「一寸法師」っていう昔話を読んだことがあると思います。この「一寸」って尺貫法での単位です。一寸は大体3.03㎝。尺貫法というのは、長さの単位を尺、質量の単位を貫、体積の単位を升とする日本古来の度量衡のことなんです。 今のメートル法が基準となったのは、1885年(明治18年)にメートル条約に加入後のことなんです。1891年(明治24)にメートル法を基準として、尺・坪(面積の単位)・升・貫を定義て、1958年(昭和33)ま...

EP#95 きょうは4月1日。新年度の始まりです。ところで、月の始まり「1日」を「ついたち」というのは、なぜなんでしょう。4月のアクセントについてもお話ししています 01.04.2024

きょうは4月1日、エイプリルフールです。4月1日の午前中は、軽いいたずらでうそをついたり、人をかついだりしてもとがめられないという風習。18世紀頃から西洋に起こって、大正頃から日本にも伝わったと言われます。きょうは、エイプリルフールの話ではなく、1日を「ついたち」と読むことについてお話ししたいと思います。 結論から言うと「ついたち」は「月立」が変化したことばだと言われています。「立つ」には「始まる」「現れ...

EP#94 感覚でわかることばを改めて言語化することって大切だよ 25.03.2024

接続詞についての本を出したところ、「日本人なら、ほとんど感覚で接続詞は使える」という意見があったんです。確かに、この番組でも日本に生まれ育った人だからことばを知らない人はいないし、文章が書けない人もいない、ということを話したことがあると思うんです。 でも、日本語を使っているからことばも文章も使いこなせるわけではないんですね。じつは、そこに日本語の問題があるんだと思うんです。感覚で覚えたことをことば...

EP#93 五反田はオランダ?空耳の不思議 18.03.2024

先日朝、「きょうは夜、仕事で五反田に行く」と娘に話したんです。昼頃になって「オランダってどこにあるの?」って娘が聞いてきたので、「ヨーロッパだよ」って答えると、「パパはきょうヨーロッパに行くの?」って言うんです。何のことだかわからなかったので「なんで?」と聞き直すと「だって、きょうオランダに行くって行ってたじゃない」。「オランダじゃなくて五反田だよ」。「え。五反田って日本?」だって。 オランダと五...

EP#92 正しく怒って、正しく議論しよう。キレてる場合じゃないよ 12.03.2024

最近、議論することを避ける傾向にあるような気がするんです。議論をすると相手を傷つけてしまうという気持ちがあるんでしょうか。キレる人はいるけれど、真剣に怒る人が減ってしまったような。キレると怒るの違い、考えてみます。 どちらも同じような意味なんですが、キレるのは文字通り、ナイフなどでスパッと切るところから派生したことばなので、自分を正当化させるために見境なく相手を傷つけることになるんですね。そこには...

EP#91 「不」の時代に訪れるもの。そんなに感情を煽らなくても… 04.03.2024

前回、「ご苦労様」「お疲れ様」「了解しました」について、お話ししました。これについては、「つみたて兄さん」という方からお便りを頂戴していたことを紹介するのを失念していました。申し訳ありませんでした。 「つみたて兄さん」ありがとうございました。 今回は、SNSなどの広告などでよく見かける「不」について、考えてみたいと思います。 「不必要」「不確か」の「不」は、「…でない」「…しない」の意味を表すでしょ。「…...

EP#90 「了解」は目上の人に使ってはならないって、本当なの? 26.02.2024

丁寧に言ったつもりが、実は失礼にあたっているんじゃないかと、悩む人が多いらしいのです。間もなく社会人になる人たちにとっては、ビジネスマナーとしても気になりますね。 今回は、「ご苦労さま」「お疲れさま」「了解しました」について、考えていきます。 「ご苦労様」は、「『ご苦労』をさらに丁寧にいう語。普通,目上の人には使わない方がよいとされ、『お疲れさま』を使うことが多い」と辞書にも載ってるんですね。 「雨...

EP#89「繰り言」なんてもう使う機会もないかな。時代とともに使われなくなったことばを探訪します 19.02.2024

前回、「親父の繰り言」と言ったら、江川さんが「それどういう意味ですか?今度聞かせてください」ということでしたので、今回は、「繰り言」を機に、もう使われなくなった「死語」について、話をしてみようと思います。 「繰り言」は「繰り返しいうことば」という意味です。どちらかというと、愚痴などを何度も繰り返して言うことなので、いい意味では使われません。辞書には「老いの繰り言」という例文が載っています。つまり、...

EP#88「違くない?」っていう言い方、違くない? 12.02.2024

「この答え、違くない?」とか「この答え、間違ってなくない」とか。「・・・くない」の使い方がしっくりこないんです。ほかにも「違かった」「違くて」なんて言い方もありますよね。 これは、「うまくない」「正しくない」という形容詞の否定のときに使う「・・・くない」が、間違って「違う」という動詞に接続された形なんです。本来、形容詞の活用になるものが、動詞の活用語尾についた形です。 「うまい」は、「うまくない、うまい、...

EP#87約9割が知らない⁉︎接続詞「そして」の意外な役割 06.02.2024

きょうは、1月にすばる舎から出版した『伝わる文章がすぐ書ける接続詞のコツ』の中から「そして」について、お話ししたいと思います。 のっけから宣伝になってしまいますが、お陰様で、丸善丸の内本店、池袋のジュンク堂本店、新宿紀伊國屋本店で大きく展開していただき、好調な滑り出しです。兵庫県の未来屋姫路大津店ではポップを作ってくださったりして、並べてくださいました。ありがとうございます。 「そして」には、大きく...

EP#86ご存知でしたか?右と左の書き順が違う理由。そして、左右の格の違いもあったのです。これには諸説あるようですが… 29.01.2024

右と左という漢字の、1、2画目の書き順が違うのをご存じですか? 右も左も、腕と手首の先の象形なんです。横棒が意味するところが違っていて、右の横棒は腕、左の横棒は手首の先の部分を示しているんです。腕は手首の先より長いでしょ。だから、右の横棒は左の横棒より長く書くんです。カタカナのノのような左払いは、左の方が右より長いんです。辞書を見てみると形の違いがわかると思います。 で、短い部分は長い部分より先に書く...

EP#85「蛙化現象」。その言動が愛を凍らせる! 真面目に生きている蛙さんには、なんとも気の毒な話ではあります 22.01.2024

先日、新聞の投書を見ていたら、定年退職をして再雇用で働いている夫をねぎらおうと、日帰り旅行をした妻の話が載っていました。妻は夫のために、電車の時間や好物の料理などを調べたんだそうです。 ところが、夫は大荷物で出かけ、予定がどんどん遅れて、あげくに途中で立ち小便をするわ、電車では大きないびきをかいて寝てむせこむわ、の残念オンパレードだったそうです。ホテルでお茶をしようと思っていたら、安いチェーン店に...

EP#84実はよくわからない「つつましい」と「つましい」の違い 15.01.2024

ぜいたくをせず、倹約に努めて質素に暮らすことを「つホニャララしい」って言うんですが、 ホニャララのところに何が入るかわかりますか? 「つつましい」って答えた方が多いかも知れません。「つつましい」は「慎ましい」と書きます。この動詞「慎む」は「人目をはばかる」「気兼ねする」「つつしむ」という意味があるんです。 「包装紙」の「包」と同じような意味です。「つつんで周囲に見せない」という感覚が基本にあります。...

EP#83 手相の「相」と首相の「相」。もとは同じ根っこにつながっている! 09.01.2024

4日に仕事始めだった方もいらっしゃると思いますが、4日が木曜なので、またすぐ土曜から今日まで3連休ですね。本格的な仕事始めはあしたからでしょうか。改めて、今年もよろしくお願いします。 僕は毎年、家族と3人で近くのお寺さまにお詣りにいくんです。そこで、お神籤を引いたら奇跡的に3人とも大吉でした。 「人相」とか「手相」なんていうことばがあるでしょ。この「相」ってどういう意味かごぞんじですか? 木偏に目と書く「...

EP#82 褒めているわけではないのに、なぜ「いい年をして」って、言うんだろう。新年第1回は、「いい年」の「いい」について。ことばランドを聴いて、いい年にしましょう! 01.01.2024

明けましておめでとうございます。 昨年はたくさんのリスナーの方に応援していただき、ありがとうございました。 本年も楽しいことばの世界をお伝えしていこうと思っています。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 新年第1回目の月曜が、元日です。幸先がいいですね。「いい年」っていうのは、よいことのある年。特に新年を祝っていうことが多いですよね。「いい年でありますように」などと使うでしょ。 ところが同じ「いい年」...

EP#81 今年の総括!ことばランドのリスナーは、実はお笑いが大好きだった!? 25.12.2023

きょうは25日、クリスマスです。そして、ことばランドは年内の締めくくりです。1年間お聴きくださり、ありがとうございました。 今回は、今年の「ことばランド」の総括をしようかと思います。 音楽ストリーミングサービスのスポティファイが「ことばランド」の分析をしてくれました。 それによると「2023年は、リスナーとこころが通じ合っていた一年でした」という嬉しい分析でした。今年のトップエピソードは33回目にお送りした「...

EP#80 「財布のひもが緩む」っていうけど、そもそも財布にひもがついていたっけ? 18.12.2023

年末は、ジャンボ宝くじが発売されたり、クリスマスがきたり何かと財布の紐が緩むころですね。しかし最近は、キャッシュレスの時代ですから、大きな財布を持つ必要もありません。 財布を辞書で引いてみると、「金銭を入れる布・革などでつくった袋」とありました。袋っていうイメージはないですよね。 でも、冒頭で言った「財布の紐が緩む」っていう表現は、この袋から来ているんです。お金を入れる袋って、巾着袋のことなんです。...

EP#79 今年の新語・流行語…アレとOSO18って、野球とヒグマだからね〜 11.12.2023

「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が1日にありました。ことしは、プロ野球、阪神タイガースの今季のスローガンで岡田彰布監督が発した「アレ(A.R.E.)」が年間大賞に選ばれました。 38年ぶりの優勝は、みごとだったですよね。選手が緊張しないようにって岡田監督が言い始めたらしいんです。岡田監督が試合中になめていたという「パイン飴」の袋も、「パインアレ」になったそうです。 僕はちょう...

#EP78「野球をしに行くんです」孤独に耐えた一言 04.12.2023

孤独にもいろいろあると思うんです。それこそ、手を差し伸べなければならないという場合もありますもんね。でも自分が何かをしたい、と思ったときに、周りから理解されないとか、妬みを買うとか、そういうものから生まれる孤独っていうものもあると思うんです。僕は、それには断固として耐えなくてはならないと考えているんです。 特に若い頃は、「世間をわかりもしないくせに」言われ、ある程度年を重ねると「いい年をしてそんな...

EP#77 目標を達成させるための「質問」ってなんだろう。 27.11.2023

コーチングっていうことばを、聞いたことがあると思います。1960年頃から、アメリカで広まったようです。目標を達成するために必要な能力や行動をコミュニケーションによって引き出すビジネスパーソン向けの能力開発の方法のことです。 コーチって馬車が語源です。馬車は乗っている人を目的の場所まで送り届けるのが役目。そこから、目標達成を促して支援する人をコーチと言うようにりました。ハンガリーのコチという町の名前に由...

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