Yuka

自由に暮らす 世界を歩く 投資戦略ナビゲーターYuka

自由に暮らす。世界を歩く。自由に暮らすために、資産をどう設計するか。そして、時代の構造をどう読むか。この番組では、日米でのビジネス経験と国際分散投資の実践をもとに、「投資 × 歴史 × 価値観 × 旅 × 人生設計」という視点から、自由を支える資産戦略を丁寧に考えていきます。マーケットの動きだけでなく、金融の歴史や地政学、そして自分軸(価値観)まで。煽らず、断定しすぎず、でも本質は外さない。安心して思考を深められる時間をお届けします。将来的には、投資や金融の歴史をたどる旅や、少人数での対話型コミュニティも構想中です。▪️キーワード 投資/ 資産設計 / 国際分散/ ポートフォリオ / 金融史 / 地政学 / 意思決定/ライ...

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30. Sep 2026

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【マーケット仮説#22】22年ぶりの地殻変動 半導体と、NVIDIAをめぐる資金 08.06.2026

先週末からアメリカに滞在しています。グローバルマネーの本拠地に身を置くと、世界のルールが書き換わるスピード感をより生々しく肌で感じます。 そんな中、日本の株式市場でも歴史的な地殻変動が起きました。長年、産業の頂点に君臨してきたトヨタ自動車の時価総額を、半導体・AI・投資の連合が追い抜くという、22年ぶりの逆転劇。一時的な熱狂?それとも製造業のルールが変わった「構造変化」? 光り輝くイノベーションの裏側で...

【独りごと#21】「有形アセット」の先へ。形のない無形の資産にかける命綱 05.06.2026

初夏の美しい日本の平穏さと、外の世界で起きている「ルールの書き換え」のピリピリした温度差。この2つの世界の境界線に立ちながら、一人の投資家・人間として、どこに防衛線を張って生きるべきなのかを深く考えています。 今週は、OpenAIやスペースXのIPOの思惑、そして17世紀オランダ東インド会社の世界初のIPOという、資本主義の壮大なシステムについてお話してきました。 歴史やマクロ経済が教えてくれる冷徹な事実は、国家...

【歴史#21】世界初のIPO。17世紀オランダ東インド会社が世界を支配できた理由 03.06.2026

私たちが普段、当たり前のようにスマホで株価をチェックし、企業のニュースに一喜一憂している「株式市場」というシステム。これには、明確な誕生の歴史があります。 今から420年前、17世紀初頭のオランダ。 当時、アジアからもたらされる香辛料はゴールド(金)と等価で取引される高級品でしたが、その航海は「往復に2年以上かかり、3隻に2隻は遭難する」という、超ハイリスクでした。 富は欲しい、でも一族が自己破産するリスク...

【マーケット仮説#15】メガテックIPOの思惑と、変質する市場のルール 01.06.2026

先週お話した「金利の重力と中央銀行の地殻変動」。その緊迫感が渦巻くマーケットの最前線で、いまウォール街や世界中の投資家が固唾をのんで見守っているのが、OpenAIやスペースXといった歴史的メガテック企業たちのIPO(新規株式公開)を巡る思惑です。 なぜ、これほどの大物たちがこれまで頑なに未公開(プライベート)のままでいたのか? そしてなぜ、「今」、公の市場へと動き出そうとしているのか? そこには、単なる「注目...

【独りごと#14】変わる世界のルールと、私の「信認」の置き場所 29.05.2026

初夏の風が心地よい日本の街を歩きながら、その「穏やかさ」と、外の世界で起きている「地殻変動」の激しい温度差を肌で感じています。 今週は、FRBの新議長ウォーシュ氏の誕生と債券暴落、そして1907年の歴史から中央銀行の原点である「最後の貸し手」についてお話してきました。 歴史が教えてくれる冷徹な事実は、「システムの防衛ラインは、決してタダでは張られていない。常に誰かがそのコストを支払っている」ということです...

【歴史#14】最後の貸し手としての中央銀行。1907年恐慌とFRB誕生の舞台裏 27.05.2026

現代の私たちは、中央銀行が金利を動かし、市場をコントロールする世界を「当たり前」と認識しています。しかし、かつてのアメリカには中央銀行が存在しませんでした。 実は主要国の中で、中央銀行の設立が圧倒的に遅かったアメリカ。 イギリス(1694年)、フランス(1800年)、そして日本(1882年)よりも後、FRBが誕生したのは1913年のことです。 もし、中央銀行というセーフティネットがない丸裸の状態で大パニックに襲われたら...

【マーケット仮説#14】FRB新議長誕生と債券暴落。世界が恐れる「来年の利上げ」 25.05.2026

久しぶりの日本。穏やかな初夏の空気とは裏腹に、世界の金融市場では、今、非常に大きな地殻変動が起きています。 米国債券市場の暴落、そして金利の急騰。 「年内利下げ」の期待が消え、市場がまさかの「来年の複数回の利上げ」というシナリオを織り込み始める中、世界中が「アメリカの巨額の借金を買い支えきれない」という歪みが露呈し始めています。 先週末にはFRB新議長にケヴィン・ウォーシュ氏が就任、パウエル氏は理事とし...

【独りごと#13】それは「宿命」か「意志」か?納得してコミットする決断 22.05.2026

今週は、日米の「一蓮托生」な関係や、40年前の決断が今の日本を縛っている歴史についてお話ししてきました。 「結局、個人の力ではどうにもならないのでは?」 そんな大きな構造を前に、無力感に襲われそうな時だからこそ、大切にしたいのは自分自身の「決断の質」です。 ビジネスや投資の世界にある「オプション(選択肢を残しておく)」という考え方。 不透明な時代において賢い戦略に見えますが、実はそこには「時間」という、...

【歴史#13】戦略から構造へ。日本が「米国債」の最大保有国になった日 20.05.2026

なぜ日本は、世界で一番アメリカにお金を貸しているのか? 「円安と介入」の背景にある、日本が抱える巨額の米国債。そのルーツを辿ると、1980年代の「プラザ合意」という歴史の転換点に突き当たります。 激しい円高から輸出産業を守るための必死の介入。 そのドルが米国債に姿を変え、雪だるま式に積み上がっていった背景には、当時の日本の経済的合理性と、世界最大の流動性を持つドル市場という必然がありました。 かつて保有額...

【マーケット仮説#13】介入と「金利」の重力。ベッセント米財務長官来日の裏側で 18.05.2026

5月も下旬。中之島のバラ園が美しい季節になりました。 穏やかな風景とは裏腹に、為替マーケットでは激しい攻防が続いています。 介入という「力技」を嘲笑うかのように、ずるずると戻る円安。 先週のベッセント米財務長官の来日という外交的な動きの裏で、日本が直面している「一蓮托生」のジレンマを紐解きます。 「米国債を売りたくても、売れば自分の首を絞める」という不都合な真実。 そして、日本が金利を上げられない構造的...

【独りごと#12】ドルが揺らぐ時代の「身軽さ」の定義 15.05.2026

今週は、航空会社の事業終了やペトロダラーの黄昏といった、一つの時代の終わりを感じさせるニュースが続きました。 船に乗っている時、景色はゆっくり流れているように見えても、気づけば遠く離れた場所へ運ばれていることがあります。今、私たちはそんな大きな変化の船の上にいるのかもしれません。 そんな「移りゆく世界」を前にして、私が今大切にしたいと思っている「身軽さ」について、マレーシアから独りごとをこぼしてみま...

【歴史#12】ペトロダラーの興亡。オイルが支えた「ドル覇権」の終わりの始まり 13.05.2026

中東情勢が不安定化する今、あらためて「石油と通貨」の深いつながりを歴史から紐解きます。 なぜ石油はドルで取引されるようになったのか? そのルーツは、第一次世界大戦時のイギリスによる「三枚舌外交」と、大英帝国の限界(パクス・ブリタニカの終焉)にありました。 そしてニクソン・ショックを経て確立された、石油がドルの価値を裏付ける「ペトロダラー」という仕組み。 しかし今、脱石油の潮流や決済システムの多極化の中...

【マーケット仮説#12】空の足が止まる時。LLCの窮地と、石油が描く新しい地図 11.05.2026

GW期間中というピーク時に、米国の格安航空大手・スピリット航空の事業終了、そしてエアアジアの窮地という、空の旅を揺るがすニュースが飛び込んできました。 「破綻」は単なる終わりなのか、それとも次なる再生への脱皮なのか。 ビジネスと事業再生の現場を見てきた視点から、米連邦破産法(チャプター11)のダイナミズムと、その裏に隠された「コストの波」を読み解きます。 さらに、私たちが直面している「石油のパラドックス...

【自分軸#11】「アノマリー」を卒業する。納得感のある決断を導く、価値観と自分軸 08.05.2026

今週は「Sell in May」というアノマリーから、江戸時代の堂島米会所、本間宗久の知恵まで、マーケットの「傾向」について深掘りしてきました。 1ドル160円突破と為替介入という激動の相場を目の当たりにし、「一体何を信じればいいの?」と正解を探したくなった方も多いのではないでしょうか。 溢れる情報や統計データを、いかにして「自分だけの納得感」に変えていくか。 格言を鵜呑みにするのを卒業し、自分軸で投資を乗りこなす...

【歴史#11】世界初は大阪・堂島だった。本間宗久と「アノマリー」の源流 06.05.2026

GWも終盤。今回は、現代の先物取引やチャート分析のルーツであると言われる、江戸時代の「堂島米会所」へタイムトラベルします。 大阪・堂島に誕生した世界初の先物取引所と、そこで生まれた知恵。 「相場の神様」本間宗久が、なぜ250年以上も前、現代にも通じる「相場の心理」を見抜くことができたのか? ロウソク足のルーツ、そして彼が説いた「三位の伝」から、不確実な現代マーケットを生き抜くためのヒントを学びます。 ▼ 今...

【マーケット仮説#11】Sell in Mayの真実。格言?それともアノマリー? 04.05.2026

大型連休の真っ只中、5月がスタートしました。 今週は、この時期の代名詞「Sell in May(5月に売って立ち去れ)」をテーマに、マーケットに潜む不思議な法則を紐解きます。 証券会社などのサイトでは「アノマリー」として紹介されることが多いこの言葉。 そもそも「アノマリー」と「格言」は何が違うのでしょうか? 過去のデータが示す「数字のクセ」と、先人たちが遺した「心理の知恵」。 先週末の劇的な為替介入や、日米の中央銀...

【自分軸#10】連休に試したい、視点を変える「越境思考」のススメ 01.05.2026

大型連休がスタートしました。 物理的な移動が増えるこの時期、私たちが本当に「越える」べきなのは、国境よりも自分自身の「思考の境界線」かもしれません。 月曜日に配信した「円の孤立」、水曜日の「ベルリンの壁」。 これら「境界線」にまつわる物語の締めくくりとして、今日は「外側から自分を眺める視点」についてお話します。 20代でアメリカへ渡ったとき、私が気づいた「自分の国、日本を知らない自分」。 境界線の内側に...

【歴史#10】ベルリンの壁崩壊。境界線が消えた日の「通貨」の悲喜劇 29.04.2026

1989年11月9日、ベルリンの壁崩壊。 一つの時代の終わりを告げ、世界中が熱狂に包まれたあの瞬間。 しかし、その祝祭の裏側で、通貨と経済を巡る「過酷な現実」が動き始めていました。 東ドイツマルクと西ドイツマルクを、実力を無視して「1対1」で交換するという、市場原理を無視した政治的決断。 それが招いた経済の混乱と、次に狙われた「ポンドの壁」。 「イングランド銀行を破綻させた男」ジョージ・ソロスは、一体どこに歪み...

【マーケット仮説#10】160円の壁の向こう側。ドル安なのに円安が止まらない理由 27.04.2026

大型連休を前に、1ドル160円という数字が重くのしかかっています。 しかし、今起きているのは単なる「ドル高」ではありません。 実は世界市場で、ドルの価値がじわじわと下がってきています。 それなのに、なぜ日本円だけが、そのドルに対しても売られ続けているのか? 「金利差」という表面的な理由を超えて、事業開発のプロの視点から、日本の構造的な課題を深掘りします。 ・世界最低水準の「対内直接投資」が示す、日本の現在...

【自分軸#9】「値上げ」に負けない。インフレ時代に自分の『価格決定権』を取り戻す 24.04.2026

止まらない「値上げ」のニュース。 私たちはどこか、それを「逆らえない天災」のように受け止めてはいないでしょうか。 今週は、中央銀行の揺らぎや歴史上の大インフレを紐解いてきました。 外側のルールが書き換えられてしまう時代だからこそ、取り戻したいもの。 それが「自分の価値に、自分で価格をつけること」、プライシング・パワーです。 海外事業の最前線で直面してきた「価格設定」という孤独で深い決断。 それは「コスト...

【歴史#9】中央銀行の忖度。1970年代「アーサー・バーンズ」と金利20%の代償 22.04.2026

なぜ「物価の番人」は、インフレの怪物に飲み込まれてしまったのか? 1970年代、ベトナム戦争やオイルショックで混迷するアメリカ。 時の大統領ニクソンの圧力に屈し、インフレの予兆を「エネルギーのせい」「一時的なもの」と見過ごし続けたFRB議長アーサー・バーンズ。 彼の「配慮」と「先送り」が、その後10年以上にわたる大インフレと、20%という殺人的な高金利時代を招きました。 「例外」を探して規律を緩めた時、通貨の信用...

【マーケット仮説#9】FRBの危機?「政治に飲み込まれる金利」と私たちの生活 20.04.2026

台北からマレーシアへ。 移動の中で感じたのは、場所が変われば「物価」も「空気」も変わるという当たり前の、しかし重要な事実でした。 今週のマーケットの焦点は、アメリカ中央銀行・FRBの「独立性」を巡る静かだけれど巨大な動き。 次期議長候補ケビン・ウォーシュ氏の公聴会を控えて、パウエル現議長の解任論まで取り沙汰される事態。 「物価の番人」であるはずの中央銀行が政治に飲み込まれた時、 私たちの住宅ローン、企業の...

【自分軸#8】「何もしない」という最大のリスク。自分の『生存ライン』を引き直す 17.04.2026

今週は、「粘着性インフレ」の現実と、歴史が教える「帝国の通貨劣化」について深掘りしてきました。 外側の世界が大きく揺れ動く今、私たちが最も避けたいこと。 それは「様子見」という言葉で、決断を先延ばしにしてしまうことです。 ビジネスの現場で最も難しいのは、プロジェクトから「手を引く」という決断。 インフレで現金の価値が目減りしていく局面において、「様子見」は決して安全な選択ではありません。 三菱UFJ銀行の...

【歴史#8】帝国は「インフレ」から崩壊する。歴史が教える、基軸通貨の交代劇 15.04.2026

なぜ「世界最強の通貨」を持つ国が、インフレを抑え込めなくなるのか? そこには、1800年前のローマ帝国から100年前の大英帝国まで、覇権国家が陥る「共通の罠」がありました。 軍事費やインフラ維持のために「通貨を薄める(純度を下げる)」という禁じ手。 「悪貨は良貨を駆逐する」というグレシャムの法則は、すでに古代ローマで実証されていたのです。 月曜日に配信した「粘着性インフレ」の現状は、単なる景気サイクルなのか...

【マーケット仮説#8】「粘着性インフレ」との戦い。利下げを待たない投資戦略 13.04.2026

地政学リスクの「小休止」も束の間、金曜日に発表された米CPI(消費者物価指数)は、マーケットの楽観シナリオを根底から揺さぶる結果となりました。 年初には2〜3回と期待されていた利下げ回数は、いまや「ゼロ(据え置き)」の見方が大勢に。 一度上がり始めたコストを押し下げるのは、事業の現場感覚から言っても、至難の業……ほぼ不可能です。 「いつか利下げが来て、相場を助けてくれる」 そんな救世主を待つフェーズは終わっ...

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