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高千穂さんのご縁です。

仏教にまつわる色々なお話を、分かりやすくお話していただく番組です。仏教由来の言葉、豆知識、歴史、迷信、風習、教義、作法などなど。 出演は、熊本市中央区京町にある仏嚴寺の高千穂光正さん。お相手は、丸井純子さん。 お悩み相談もメールで受け付け中!goen@rkk.jp ▼メール goen@rkk.jp ★地上波ではRKKラジオ(熊本)FM91.4    AM1197で、毎週水曜日 午後6時10分から放送中。是非生放送でもお聴きください。

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21. Okt 2026

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【仏教と教育】──寺子屋の精神と二宮尊徳の教え 29.04.2026

ゲスト:「terakoya 和多志家」の蓮田大華(はすだ たいが)さん 🔶教育の基盤としての寺子屋文化 江戸時代、日本各地に広がった「寺子屋」は、お寺や民家を舞台に、読み書きそろばんといった「実学」を教える地域密着型の教育機関でした。この寺子屋こそが当時の日本の高い識字率を支え、明治5年の「学制(がくせい)」発布以降の近代教育の確かな土台となりました。お寺と教育は、歴史的に切っても切り離せない密接な関係にあり...

【仏教と言葉】──日常に息づく知恵と語源の妙 22.04.2026

🔶 仏教用語禁止クエストにみる言葉の浸透 最近、インターネット上で「仏教用語禁止クエスト」というRPGが注目を集めています。これは、選択肢の中に仏教用語が含まれていると即座にゲームオーバーになるという斬新なルールですが、実はクリアするのは至難の業です。私たちが何気なく使う「ウロウロ(うろうろ)」という言葉さえ、煩悩が漏れ出ている状態を指す「有漏(うろ)」という仏教語が語源です。それほどまでに、仏教は私...

【熊本地震から10年】──月明かりに照らされる「救い」の心 15.04.2026

🔶2度の震度7がもたらした甚大な被害 2016年(平成28年)4月14日午後9時26分、そしてそのわずか2日後の16日未明。熊本を襲ったのは、観測史上類を見ない「2度の震度7」という激震でした。災害関連死を含め276名もの尊い命が失われ、家屋の倒壊や墓石の転倒など、街の景色は一変しました。震災から10年が経過した今、お寺の建物の歪みや修復された墓石を目にするたび、あの時の恐ろしさと震災の爪痕の深さを改めて思い知らされます...

【花まつり】──お釈迦さまの誕生と「ブルーメンフェスト」の心 08.04.2026

🔶灌仏会の由来とルンビニの花園 4月8日は「花まつり」です。お釈迦さまのお誕生日をお祝いするこの行事は、正式には「灌仏会(かんぶつえ)」と呼ばれます。およそ2,500年前、現在のネパールにあるルンビニの花園でお生まれになったお釈迦さまを祝し、色とりどりの花で飾られた「花御堂(はなみどう)」が作られます。天から「甘露(かんろ)の雨」が降り注いだという伝承にちなみ、誕生仏の像に甘茶をかける風習が今に伝わってい...

【仏教と桜】──散りゆく姿にみる命の真実 01.04.2026

🔶良寛和尚の辞世に見る諸行無常 江戸時代の曹洞宗の僧侶であり、歌人としても知られる良寛(りょうかん)和尚の辞世の句に「散る桜 残る桜も 散る桜」という歌があります。今を盛りと咲き誇り、枝に残っている桜も、やがては等しく散っていく。この歌は、仏教の根本的な教えである「諸行無常(しょぎょうむじょう)」を鮮やかに示しています。私たちは今、精一杯に生きていますが、同時に誰もがいつかは命を終えていく存在である...

【仏教と料理】──命の根源を見つめる「お斎(おとき)」の心 25.03.2026

🔶お釈迦さまと乳粥にみる食の原点 仏教において「食」は命の根源であり、悟りへの道とも深く関わっています。かつて過酷な苦行で命を落としかけたお釈迦さまを救ったのは、村娘スジャータが捧げた一杯の「乳粥(ちちがゆ)」でした。この供養によって体力を回復されたお釈迦さまは、極端な苦行では真の悟りを得られないと気づき、中道の教えを見出されました。乳粥という一つの料理こそが、仏教の歴史を大きく動かす原点となった...

【春のお彼岸】──「聴く」ことでつながる浄土の心 18.03.2026

🔶お彼岸の由来と波羅蜜多の心 3月20日の「春分の日」は、お彼岸の中日です。お彼岸の語源は、サンスクリット語の「パーラミター」を音写した「波羅蜜多(はらみった)」であり、「悟りの岸へ至る」ことを意味します。太陽が真東から昇り、真西に沈むこの時期、私たちは西に沈む太陽の姿に「西方浄土(さいほうじょうど)」を想います。科学的な目線を超えて、阿弥陀さまの限りない命と光の救いに心を寄せる、それが浄土真宗のお彼...

【3.11 東日本大震災】──「そこにいる」という宗教者の役割 11.03.2026

🔶震災から15年、記憶と現実へのまなざし 2011年3月11日、午後2時46分。宮城県三陸沖を震源としたマグニチュード9.0の巨大地震は、津波や震災関連死を含め2万2,000人以上の尊い命を奪いました。震災から15年が経過した今なお、福島県の大熊町や双葉町など7市町村には帰還困難区域が残り、避難生活を余儀なくされている方々がおられます。仙台市立荒浜小学校の跡地のように、校舎の2階まで津波が押し寄せた記憶を留める遺構は、私た...

【学問の起源と「まねぶ」心】──龍谷大学から学ぶ仏教の英知 04.03.2026

🔶日本における大学制度の変遷と起源 日本の大学の起源は、701年の「大宝律令」にまでさかのぼります。当時は貴族の子弟を対象とした官吏養成機関でしたが、その後、日本最古の総合大学といわれる「足利学校」や、弘法大師空海にゆかりのある「種智院(しゅちいん)」など、多様な教育の場が生まれました。近代に入り、明治19年の「帝国大学令」によって西洋式の大学制度が整えられ、大正7年の「大学令」を経て、現在の私立大学を...

【卍(まんじ)の意味】──吉兆の印に込められた願い 25.02.2026

🔶卍の語源と世界共通の吉兆の印 地図記号でお寺を表す「卍」は、単なる記号ではなく「万」という漢字でもあります。そのルーツはインドのサンスクリット語「スヴァスティカ」にあり、幸福や幸運を意味します。ヒンドゥー教ではヴィシュヌ神の胸の瑞毛(ずいもう)に由来し、仏教ではお釈迦さまの胸に現れた「吉兆の印」とされています。実はその歴史は極めて古く、ウクライナのメジリチ遺跡(旧石器時代)で発見されたものが最古...

【山本仏骨和上の生涯】──母の言葉に導かれた念仏の道 18.02.2026

🔶浄土真宗における呼び名と学階制度 浄土真宗では、僧侶を「和尚(おしょう)」と呼ぶことは少なく、一般的には「住職」や「ご院家(ごいんげ)」、親しみを込めて「おっさん(御師さん)」などと呼びます。また、お寺の跡継ぎのことは「新発意(しんぼち)」と呼ぶ独特の習慣があります。こうした呼び名の一方で、学問を深く修めた僧侶には「学階(がっかい)」という位が授けられます。最高位の「勧学(かんがく)」やそれに次...

【涅槃会】──お釈迦さまの入滅と「救い」のかたち 11.02.2026

🔶涅槃会の由来とニルヴァーナの意味 2月15日は「涅槃会(ねはんえ)」です。これは、仏教の開祖であるお釈迦さまが入滅(にゅうめつ)、すなわちその生涯を終えられた日の法要を指します。涅槃とはサンスクリット語で「ニルヴァーナ」といい、もともとは「火を吹き消すこと」を意味します。私たちの迷いである「煩悩の火」を吹き消した悟りの境地のことであり、中国では「滅度(めつど)」とも訳されました。 🔶お釈迦さまのご生...

【動物と仏教】──身近な命との向き合い方 04.02.2026

🔶ペットという身近な命とのご縁 現在、日本で飼育されている犬猫の合計数は約1,600万頭にのぼり、15歳未満の子どもの数(約1,435万人)を上回っています。それだけ動物という存在は、私たちの日常生活において身近な「命のご縁」となっているのです。仏教の視点から動物を考えるとき、そこには「迷いの中に生きる存在」という厳しさと、「尊い平等な命」という慈しみの両面が見えてきます。 🔶六道輪廻における畜生道という世界...

【現代の葬儀】──変わりゆくかたち、変わらない意味 28.01.2026

🔶宮型霊柩車の激減とその背景 かつて葬送の象徴だった、金飾りの施された「宮型霊柩車」が姿を消しつつあります。2003年には全国で2,000台以上が走っていましたが、現在は10分の1の220台ほどにまで激減しました。その背景には、近隣住民から「自宅の前を通るのは縁起が悪い」という苦情が寄せられるなど、死を忌み嫌い、遠ざけようとする意識の変化があります。現在では全国150以上の自治体で、火葬場への宮型霊柩車の乗り入れが...

【丙午と「迷信」をほどく】 — 親鸞の視点で考える一年の心得 21.01.2026

🔶 今回のテーマ 今週は「迷信」を取り上げます。なかでも話題に上がりやすい丙午(ひのえうま)と出生数の揺れ、その背景にある物語、そして仏教的な受け止め方を整理します。 🔶 丙午とは何か 十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせでできる六十通り(六十干支)のうちの一つが丙午です。 六十年で一巡するため、干支が生年に戻る年を「還暦」と呼びます。 🔶 なぜ「丙午の女は強い」という話が広まったのか 江戸...

【いのちをめぐる報恩講と“海の循環”】 — 田崎市場から考える仏教とSDGs 14.01.2026

🔶 今回のポイント 親鸞聖人の御正忌にあわせて、御正忌報恩講の意義をたどりながら、「いただくいのち」と「生かされる私」を見つめ直します。ゲストは、海の卸売を担う 大海水産株式会社(熊本市・くまもと田崎市場) で働く幼なじみ、豊増 琢真(とよます たくま)さんです。 🔶 報恩講とは 浄土真宗の宗祖 親鸞聖人のご遺徳を偲び、阿弥陀如来の救いに遇う中心法要。起点は第3代宗主 覚如上人の『報恩講式』にさかのぼり、のち...

【海と仏教】——“二つの海”が出会うところ 07.01.2026

新年最初の放送は、海の卸売を担う「大海水産株式会社」(熊本市・くまもと田崎市場)で働く幼なじみのゲスト、豊増琢真さんを迎え、「海と仏教」を語りました。 仏教には海をめぐる二つのイメージがあります。ひとつは尽きない迷いを示す煩悩の海。もうひとつは、限りなく広がる阿弥陀如来の大いなる慈悲をたたえる海。 相反するようでいて、実は同じ海の比喩であり、清濁を抱きとめる大きなはたらきの中に、迷いも救いも包まれて...

【大晦日を味わう】——言葉の由来と「除夜の鐘」の意味 31.12.2025

🔶大晦日・晦日・つごもり 「晦日(みそか)」は本来、月の30日を指しましたが、のちに月の最後の日という意味になりました。 「大晦日」は年の最後の日、12月31日です。 「つごもり(晦)」は太陰太陽暦で月末に月が隠れることから生まれた語とされます。 🔶「師走(しわす)」の語源(諸説) 「僧が走るほど忙しい」という説が知られますが定説ではありません。 「年が果てる(年果つ)」が変化したという説、四季が極まるを語源...

【クリスマス・イブに寄せて】――日本人の宗教観と「信じる」力 24.12.2025

🔶今週のテーマ 12月24日の「クリスマス・イブ」を手がかりに、日本人の宗教行動、科学と宗教の関係、そして“人間はなぜ信じるのか”を考えます。 🔶「イブ」は“前夜祭”ではなく「その夜」 「イブ(Eve)」は evening(夕べ) の古い形に由来し、12月24日の夜 を指します。日本では“前夜祭”的に受け止められがちですが、本来は「クリスマスの夜」という意味です。 🔶日本人の宗教行動の特徴 クリスマスを祝い、結婚式はチャペルで、...

【終活】のお話 ~仏教の視点で見直す~ 17.12.2025

終活を仏教の視点で見直します 🔶終活の目的を整理します 終活は、人生の終わりに向けて準備する活動です。残される人への負担を減らし、自分自身の不安を和らげ、人生の集大成を整える時間でもあります。 🔶終活で整える主な項目 物や人間関係の整理(片づけ、連絡先の整備) 財産の整理(相続・生前贈与・口座や保険の確認) 医療・介護の意思表示(延命の可否、在宅/施設の希望など) 葬儀・埋葬の方針(形式・喪主・菩提寺・お...

【仏教と人権】──「仏のまなざし」で平等を考えます 10.12.2025

🔶世界人権デーの由来を押さえます 12月10日は世界人権デーです。これは1948年(昭和23年)12月10日、パリで開かれた国連総会で「世界人権宣言」が採択されたことに由来します。宣言は前文と30条から成り、「すべての人は法の下に等しく保護される」ことなど、基本的人権の尊重という原則を国際的に掲げました。第2次世界大戦下の迫害や人権侵害の反省から、「人権の保障は世界平和の基礎である」という考えが広がったのです。 🔶...

【成道会特集:お釈迦さまの「中道」を今日に生かす】 03.12.2025

🔶成道会(じょうどうえ)特集|今回の放送でお伝えしたこと 12月8日の成道会に合わせて、お釈迦さまが悟りに到るまでの道のり(四門出遊→出家→苦行と中道→スジャータの乳粥→菩提樹下の成道→初転法輪)を、できごとの順にたどりました。物語としての面白さだけでなく、「いま私がどう生きるか」へつながる視点も添えて解説しています。 🔶放送の流れ(ダイジェスト) 出発点:王子シッダールタの不安 ・豊かな生活を送りながらも、...

【報恩講(ほうおんこう)】とは 26.11.2025

浄土真宗で最も大切な年中行事が報恩講です。宗祖・親鸞(しんらん)聖人のご命日にちなみ、仏さまのご恩、そして教えを伝えてくださった先人のご恩に「報(むく)いて恩に謝する」法要として営まれます。 🔶日にちと暦を整えます 親鸞聖人のご命日:旧暦11月28日(新暦換算では1月16日)。 本願寺派(西本願寺)では、宗祖のご命日に合わせて御正忌(ごしょうき)報恩講を1月16日前後に厳修します。 真宗大谷派(東本願寺)では、...

【お布施のお話(その二)】 地位・所有・席へのしがみつきは、怒りや不満の芽に 19.11.2025

🔶「お布施(その二)」をやさしく読み解きます 今週は、仏教の実践「布施(ふせ)」を前回につづいて深めます。ことば・人名・仏教用語を正しながら、日常に落とし込める形で整理します。 🔶布施の語源を正します 布施はサンスクリット語 dāna(ダーナ) の意訳です。「自分の持ち物・力・心を惜しみなく分かち合い、互いに助け合い喜び合うこと」を指します。 なお、日本語の「旦那/檀那(だんな)」は仏教語で、施主・パトロン...

【お布施のお話(その一)】 お金がなくてもできる「無財の七施」 12.11.2025

🔶「お布施(その一)」をやさしく整理します 「お布施=お金や物を渡すこと」と思われがちですが、仏教でいう**布施(ふせ)**はもっと広く深い実践を指します。今週は、用語を正しつつ、日常で生かせる形にまとめます。 🔶布施の本来の意味 布施はサンスクリット語 dāna(ダーナ) の意訳で、「自分の持ち物や能力・心を惜しみなく分かち合い、互いに助け合い喜び合うこと」を意味します。見返りや取引ではなく、純粋な贈与の心...

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