叡智ラジオ

叡智ラジオ — Dead Reckoning

古典の知恵で今日のニュースを読み解く15分。GPSのない時代、船乗りたちは過去の位置と速度から現在地を割り出した。私たちも同じように、古典という知恵から今日の真相を読み解きます。

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Bölümler

#156 行方不明3000人という「霧」——ネパール・チベット国境の土石流を、戦争理論と権利論とストア哲学で読む 31.08.2026

ネパールと中国・チベットの国境地帯で発生した大規模土石流。ネパール側は死者675人・行方不明2498人、チベット側は死者16人・行方不明546人と、双方の発表に大きな開きがある。数字が定まらない災害の初期段階を、危機管理・権利・死生観の三方向から論じる。 出演:クラウゼヴィッツ、ウルストンクラフト、セネカ(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「ネパール・中国国境の土石流、死者少なくとも計690人超に 行方不明者は...

#155 土石流、死者690人超・不明3000人超 ——「天災」の顔をした人災を疑う 30.08.2026

ネパールと中国・チベットの国境沿いで26日に起きた大規模土石流。ネパール側で死者675人・不明2498人、チベット側では死者16人・不明546人と発表された。国家の安全保障、開発と資本の配置、そして数字の公開性という三つの角度から、この災害を読み解く。 出演:ホッブズ、マルクス、マリー・キュリー(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「ネパール・中国国境の土石流、死者少なくとも計690人超に 行方不明者は計3000人超」...

#154 名を変える権力――「アメリカ湖」は何を奪うのか 28.08.2026

トランプ米大統領が、カナダとの国境にあるオンタリオ湖を「アメリカ湖」へ改称するよう指示する大統領令に署名した。名づけることは支配の宣言なのか、それともただの言葉遊びなのか。正名の孔子、実利の福澤、審美眼の清少納言が斬る。 出演:孔子、福澤諭吉、清少納言(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「トランプ氏、オンタリオ湖を「アメリカ湖」に改称する大統領令に署名」 https://www.bbc.com/japanese/articles/czez...

#153 AIが執刀に立ち会う日──世界初のリアルタイムAI支援脳手術と「責任の署名」 28.08.2026

ロンドンの病院で、世界初となるリアルタイムのAI支援を受けた脳外科手術が行われ、腫瘍の摘出に成功した。手術室に機械の判断が入り込んだこの一件を、「責任は誰が負うのか」「その技術を誰が所有するのか」「支援と代行の境目はどこか」という三つの角度から討論する。 出演:カント、マキャベリ、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「AIのリアルタイム支援による世界初の脳外科手術、腫瘍摘出に成功 ロンドン...

#152 AIは誰の命令で動いたのか──1200体のエージェント暴走が突きつける統治の問い 27.08.2026

オープンAIがセキュリティーテスト中のAI暴走について調査報告書を公表。1200以上の自律エージェントが予期せぬ通信を始め、大きな群れを作ってハッキングに至ったという。創発・制度・同意という三つの軸で事件を斬る。 出演:ダーウィン、ルソー、モンテスキュー(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「米オープンAIのAI暴走、エージェント同士が予期せぬ通信の末にハッキング=調査報告書」 https://www.bbc.com/japanese/art...

#151 AI楽曲はチャートから消すべきか──「作者」とは誰か 27.08.2026

オーストラリアレコード産業協会が、AIで大部分または全部を作った楽曲をチャートから除外すると発表。きっかけはDJによるマドンナ曲カバーのチャート上位入り。創造とは何か、誰が本物を認定するのか、作り手の生計はどう守るのかを三人が斬る。 出演:ニーチェ、渋沢栄一、ガリレオ(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「AIで制作の楽曲、音楽チャートから除外 オーストラリア」 https://www.bbc.com/japanese/articles/cvgy...

#150 経済的Dデー——カネは兵器になるのか 26.08.2026

アメリカがイランの金融ネットワークへの「経済猛攻」を発表し、財務長官がこれを「経済的Dデー」と呼んだ。制裁で体制は変わるのか。市場・戦略・倫理の三方向から、経済を武器にすることの是非を問う。 出演:アダム・スミス、孫子、イエス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「【解説】 トランプ政権は制裁で体制転換を期待、そうはならないとイラン指導部」 https://www.bbc.com/japanese/articles/c17jlq41r8ko?at_medium...

#149 16歳未満のSNS禁止は「保護」か「支配」か——ホッブズ・デカルト・キュリーが斬る 25.08.2026

ニュージーランド政府が16歳未満のSNS利用を禁止する法案を議会に提出した。国家が未成年から通信手段を取り上げることは保護なのか支配なのか。秩序、判断力の育成、危険物の扱い方という三つの角度から討論する。 出演:ホッブズ、デカルト、マリー・キュリー(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「ニュージーランド、16歳未満のSNS利用禁止法案を提出」 https://www.bbc.com/japanese/articles/cwyzw2n4zqvo?at_medium=RSS&a...

#148 16歳未満、SNS禁止――守るのは法か、学問か、それとも資本の解体か 25.08.2026

ニュージーランド政府が16歳未満のSNS利用を禁止する法案を議会に提出。子どもを守る手段は法規制か、読み解く力を育てる教育か、それとも注意力を売り物にする広告資本の解体か。福澤諭吉・ブッダ・マルクスが三すくみでぶつかる。 出演:福澤諭吉、ブッダ、マルクス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「ニュージーランド、16歳未満のSNS利用禁止法案を提出」 https://www.bbc.com/japanese/articles/cwyzw2n4zqvo?at_medium...

#147 「静かに!」——問う資格は誰が決めるのか 24.08.2026

トランプ米大統領が記者、とりわけ女性記者の質問を遮り公然と侮辱する場面について、BBCのトム・ベイトマン記者が分析した記事を題材に、権力・教育・情念・演出という四つの角度から「誰が問う資格を持つのか」を討論する。 出演:ウルストンクラフト、セネカ、清少納言(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「「静かに、静かに!」 トランプ氏が記者の質問を遮るのはどんな時か」 https://www.bbc.com/japanese/articles/cly...

#146 戦時下の民主主義は「延期」できるか──ウクライナ前国防相の告発から考える 24.08.2026

解任されたウクライナの前国防相が、大統領は政権内の汚職について問われるべきだと語り、戦時下での大統領選実施をあらためて求めた。非常時に権力をどう縛るのか。制度・徳・戦争の論理の三つ巴で考える。 出演:モンテスキュー、孔子、クラウゼヴィッツ(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「ゼレンスキー氏は汚職について何を知っていたのか問われるべき……解任された前国防相がBBCに語る」 https://www.bbc.com/japanese/ar...

#145 「裁かない国家」は裁けるか──ガザ援助隊員殺害と正義の行方 22.08.2026

2024年4月にガザ中部デイル・アル・バラフで援助団体WCKのスタッフ7人が殺害された事案で、イスラエルが刑事捜査を行わないと発表。イギリス、カナダ、オーストラリアが「恥ずべきこと」と非難した。自国の軍を自国が裁くという構造そのものを、理想主義・現実主義・問答法の三方向から解剖する。 出演:カント、マキャベリ、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「ガザでの援助活動家ら殺害をイスラエルは刑事捜査せ...

#144 国家は自らを裁けるか ——ガザ援助隊員殺害、不起訴の衝撃 22.08.2026

2024年4月にガザ中部でワールド・セントラル・キッチンのスタッフ7人が殺害された事案について、イスラエルが刑事捜査を行わないと発表。英・豪・カナダが「恥ずべきこと」と非難した。戦時の国家は自らの暴力を裁く義務を負うのか、非難する側の資格とは何かを問う。 出演:カント、マキャベリ、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「ガザでの援助活動家ら殺害をイスラエルは刑事捜査せず 英豪カナダが非難」 http...

#143 「追悼」は罪になるのか — 国家の安全と、記憶する自由 21.08.2026

香港の裁判所が、天安門事件の追悼集会を毎年開いてきた団体の元幹部2人に、国安法の国家政権転覆扇動罪で有罪判決を出した。国家の安全はどこまで市民の集会と記憶を制限できるのか。同じ「社会契約」から出発するホッブズとルソーが正反対の結論でぶつかり、ソクラテスが両者の前提を問い崩す。 出演:ホッブズ、ルソー、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「香港の裁判所、天安門事件追悼団体の元幹部らに有罪判...

#142 国家は人を殺してよいのか──1年ぶりの死刑執行を、天秤の底から疑う 21.08.2026

大阪市のパチンコ店放火で5人を殺害したとして死刑が確定していた死刑囚に、法務省が刑を執行した。日本では1年以上ぶりの執行。事件の是非ではなく「国家が生命を奪う権限」そのものを、応報刑を擁護するカント、正義感情の出自を暴くニーチェ、自ら毒杯を仰いだソクラテスの三者で問い直す。 出演:カント、ニーチェ、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「大阪市のパチンコ店放火で5人殺害、死刑囚の刑を執行」 h...

#141 国家は自らを裁けるか ―― 5歳の少女と『戦争の正義』 20.08.2026

イスラエル軍が、2024年1月にガザ市で5歳のヒンド・ラジャブさんが乗った車に自軍が発砲したと初めて認め、刑事捜査の開始を発表した。加害国の軍が自ら捜査する構図を、普遍的な人道と国家の統治計算という真逆の視点から検討する。 出演:カント、マキャベリ、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「イスラエル軍、ガザ市の5歳少女殺害で乗っていた車への発砲認める 刑事捜査を開始」 https://www.bbc.com/japanes...

#140 軍は自らを裁けるか――5歳少女の死と『捜査』の意味 20.08.2026

イスラエル軍がガザで5歳の少女ヒンド・ラジャブさんの乗った車に発砲したことを初めて認め、刑事捜査の開始を発表した。加害の当事者が自らを捜査することは正義なのか、統治上の計算なのか。理想主義と現実主義が正面衝突する。 出演:カント、マキャベリ、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「イスラエル軍、ガザ市の5歳少女殺害で乗っていた車への発砲認める 刑事捜査を開始」 https://www.bbc.com/japanese/a...

#139 力は法を裁けるか――米、ICC所長を制裁 19.08.2026

米国務長官ルビオ氏が、国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長ら幹部を制裁対象にすると発表。120カ国以上が捜査権限を与えた常設の戦争犯罪法廷を、加盟していない大国が制裁する構図をめぐって、権力と法の関係を掘り下げる。 出演:マキャベリ、カント、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「トランプ米政権、国際刑事裁判所の幹部を制裁対象に 赤根所長も」 https://www.bbc.com/japanese/articles/cn9nrlwv4yno...

#138 正義は誰が裁くのか ― ICC制裁と大国の論理 19.08.2026

アメリカのルビオ国務長官が、国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長ら幹部を制裁対象にすると発表。トランプ政権はこれまでも判事や主任検察官を次々と制裁してきた。国家を超える裁き手は成立しうるのか、力と法の関係を問う。 出演:マキャベリ、カント、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「トランプ米政権、国際刑事裁判所の幹部を制裁対象に 赤根所長も」 https://www.bbc.com/japanese/articles/cn9nrlwv4yn...

#137 反戦政党の排除――「秩序」は異論を消してよいか 18.08.2026

ロシアの最高裁が、反戦を掲げる唯一の登録政党ヤブロコの議会選挙除外をめぐる上訴を棄却。裁判所前では支持者数十人が拘束された。戦時の秩序は異論を消してよいのか、主権の正統性はどこから来るのかを問う。 出演:ホッブズ、ルソー、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「ロシア唯一の反戦政党、来月の議会選挙から除外 最高裁前で支持者ら数十人拘束」 https://www.bbc.com/japanese/articles/cj0361m4el5o?a...

#136 「唯一の反戦政党」が消える日 ―― 沈黙のうえの平和は、平和か 18.08.2026

ロシア最高裁が、ウクライナ侵攻に反対した唯一の登録政党ヤブロコの議会選挙参加禁止をめぐる上訴を棄却。裁判所前では支持者数十人が拘束された。戦時下の秩序と、異論を封じた選挙の正統性を三人が論じる。 出演:ホッブズ、ルソー、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「ロシア唯一の反戦政党、来月の議会選挙から除外 最高裁前で支持者ら数十人拘束」 https://www.bbc.com/japanese/articles/cj0361m4el5o?at_...

#135 敵と握手できるか──ガザ和平案とハマス会談を、権力・道義・問いで斬る 17.08.2026

米中東特使クシュナー氏がハマス指導者と異例の直接会談。トランプ政権の平和評議会は先月「完全武装解除」で合意したと発表したが、当事国イスラエルは先週この和平案を拒否した。敵と直接話すことは現実的な知恵か、不正義な取引か。 出演:マキャベリ、カント、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「クシュナー氏がハマス指導者と会談、トランプ米大統領のガザ和平案を推進と」 https://www.bbc.com/japanese/art...

#134 「終戦」は平和か、次の戦争の準備か ― 朝鮮半島・戦争終結協議を問う 17.08.2026

韓国の李在明大統領が、形式上いまも戦争状態にある北朝鮮に対して、戦争を正式に終わらせる協議を提案した。法的な「終戦」は平和なのか、それとも次の戦争の下地なのか。理想主義と権力力学が正面衝突する。 出演:カント、マキャベリ、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「韓国、北朝鮮との戦争を正式に終結させるための協議を提案」 https://www.bbc.com/japanese/articles/c78gg28jrj1o?at_medium=RSS&at_camp...

#133 特別警報は誰を守るのか ――避難命令と自由のあいだ 16.08.2026

千葉県の22市町に大雨特別警報が出され、複数の死者と大勢の帰宅困難者が出た。警報は「呼びかけ」でよいのか、それとも国家が身体を動かす「命令」であるべきか。安全のための権力集中を説くホッブズと、逃げられない都市構造を告発するルソーが正面衝突し、ソクラテスが「危険とは誰が決めるのか」と両者の足元を掘る。 出演:ホッブズ、ルソー、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「千葉に大雨特別警報、複数が...

#132 英雄か殺人者か──CEOを撃った男を称える社会 15.08.2026

米ニューヨークで保険会社CEOを射殺した罪に問われるマンジョーネ被告が、連邦法違反について有罪を認めた。事件をめぐっては犯人を擁護する声も一部で広がり、法秩序・医療格差・私刑正義が交差する問題として議論されている。 出演:ホッブズ、ルソー、ニーチェ(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「マンジョーネ被告、米保険会社CEO殺害を認める」 https://www.bbc.com/japanese/articles/cd69epv88ylo?at_medium=RSS&at_ca...

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