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東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授が地震・津波をテ-マにわかりやすく解説する『地震に自信を』を中心に、防災・減災に役立つ情報と音楽をお送りします。

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Oct 6, 2026

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【東北大学防災UPDATES!】エルニーニョ、観測史上最強となる可能性が高まる(2026年10月4日 須賀利雄先生) 06.10.2026

春からエルニーニョ現象が継続しており、冬に向けてさらに発達する見通しです。エルニーニョは太平洋赤道域の東部から中央部にかけての海面水温が平年より高くなる現象で、世界中に異常気象をもたらします。通常、東風(貿易風)によって西側に集められている暖かい海水が、風が弱まることで東へ広がり、その結果、海面水温を押し上げます。水温が高くなった海域では激しい上昇気流によって積乱雲が発達します。この大気の「エンジ...

【地震に自信を】10月を迎えて(2026年10月4日 今村文彦先生) 06.10.2026

10月は国際的な記念日や大型イベントの開催、季節特有の災害リスクへの備えなど、防災意識を高めるための話題が数多く重なる時期です。国際防災の日(10月13日):1989年に国連が制定した国際的な記念日で、自然災害による被害軽減やリスク管理を目的として、世界各地で啓発セミナーやワークショップが実施されます。また、気候が安定する秋口は、「ぼうさいこくたい」をはじめ、各地の自治体などが主催する体験型防災フェスタや避...

【地震に自信を】被災史料レスキューについて(2026年9月27日 今村文彦先生) 28.09.2026

熊本地震をはじめとする大規模自然災害では、被災した歴史資料や未指定文化財を救い出す「被災史料レスキュー」が、地域の歴史・文化の途絶を防ぐ重要な役割を果たしてきました。7月の熊本地震での活動の特徴、現状や課題は以下の通りです。・レスキュー活動の特徴熊本地震では発災から約1週間で「熊本史料ネット」が設立され、大学(熊本大学等)、行政、学芸員、市民ボランティア、全国の史料ネットなど官・学・民が即座に連携し...

【東北大学防災UPDATES!】「災害レジリエンス共創センター」での研究について(2026年9月20日 江川新一先生) 21.09.2026

災害科学国際研究所 災害医学研究部門/災害医療国際協力学分野教授 江川新一先生 災害科学国際研究所の「災害レジリエンス共創センター」は、研究成果を社会に実装し、地域社会と人のレジリエンスを向上させるために2022年に設立されました。全国の災害研究者と災害研の研究者が、さまざまな共同研究を行っています。とくに力を入れているのが、災害デジタルツインと災害情報利活用センター(DDUC)です。災害リスクを軽減...

【地震に地震を】クラカタウ島噴火と津波(2026年9月20日 今村文彦先生) 21.09.2026

インドネシア・スンダ海峡に位置するクラカタウ(およびその跡地に生まれたアナク・クラカタウ)は、火山体の崩壊や海洋噴火に伴う大規模津波を繰り返し引き起こしてきた世界的に知られる活火山です。・1883年8月26日〜27日 巨大噴火・大津波(噴火警戒レベル6の超巨大噴火) 山体が劇的に崩壊、海水の急激な流入を伴う大爆発により、最大40m超の巨大津波が発生。スンダ海峡沿岸(ジャワ島・スマトラ島)で36,000人以上が死亡...

【GLOBAL TALK】中国出身の孫蕾(ソン・ライ)さん(2026年9月13日) 14.09.2026

ゲスト:中国出身の孫蕾(ソン・ライ)さん

【地震に自信を】千葉豪雨の被害とワンコイン浸水センサー(2026年9月13日 今村文彦先生) 14.09.2026

令和8年8月千葉豪雨(気象庁命名)は、線状降水帯による想定超えの集中豪雨が原因で、都市部を中心に甚大な内水氾濫をもたらしました。この概要と今後の対策、および「500円センサー」の導入効果について紹介します。  局地的な激しい雨により排水機能が追いつかず、千葉市をはじめとする各地で大規模な道路冠水や床上・床下浸水が発生しました。排水ポンプ場の機能停止やマンホールからの溢水など、都市型水害の特徴が顕著に...

【東北大学防災UPDATES!】災害関連死を減らすために(2026年9月6日 江川新一先生) 07.09.2026

災害科学国際研究所 災害医学研究部門/災害医療国際協力学分野教授 江川新一先生 地震や津波などのハザードを生き抜いたあとに、避難生活や復旧・復興の過程で心身の健康状態を崩し亡くなってしまうのが災害関連死です。南海トラフ地震では2万人以上の災害関連死が発生するかもしれないという予測が内閣府から発表されています。災害関連死の統計を正確にとり、その背景にある健康被害を少なくするためにはどうしたらよ...

【地震に自信を】2026年ベネズエラ地震・コロンビア地震の特徴(2026年9月6日 今村文彦先生) 07.09.2026

南米で発生した2つの地震について紹介します。 ・ベネズエラ地震(6月24日)は、モーメントマグニチュード(Mw)7.2の地震発生からわずか約39秒後にMw 7.5の地震が連続発生した「二重地震(ダブルイベント)」で、浅い横ずれ断層運動が主因でした。震源付近のヤラクイ州や首都カラカス近郊のラ・グアイラ州など北部沿岸部に破壊が集中し、死者5,000人超、建物の倒壊とインフラ途絶により大規模な仮設避難生活が強いられています。...

【地震に自信を】熊本地震から1ヶ月が経ちました(2026年8月30日 今村文彦先生) 31.08.2026

令和8年熊本地震は、7月28日16時27分頃に発生した内陸浅部を震源とする大規模地震です。直近の被害状況やこれまでに明らかになっている特徴、今後の主な課題を紹介したいと思います。震源は熊本県熊本地方、深さ約16 km、マグニチュード 7.1で、熊本県宇城市、八代郡氷川町で震度7、熊本市南区で震度6強、その他周辺市町村で震度5強〜6弱を観測しました。国内での震度7の観測は2024年能登半島地震以来です。8月中旬時点の集計で、...

【地震に自信を】南海トラフ地震臨時情報(2024年)(2026年8月23日 今村文彦先生) 24.08.2026

2024年8月8日、宮崎県沖の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生したことを受け、気象庁は制度運用開始(2019年)以来初めてとなる「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。1週間の呼びかけ期間(8月8日〜8月15日)を経て呼びかけは終了しましたが、初の運用であったからこそ見えてきた成果・効果と混乱(振り返り)、そして今後の課題が明確になりました。成果・効果としては、個人や家庭での非常...

【東北大学防災UPDATES!】コンピューターの進化(2026年8月16日 森口周二先生) 17.08.2026

2026/8/16 災害科学国際研究所 災害評価・低減研究部門 計算安全工学研究分野教授 森口周二先生 コンピューターの劇的な性能向上は災害科学の発展に大きく貢献しています.世界最速のスーパーコンピューターを例に上げれば,20年前と比べて約1万倍の性能を持つほどにまで演算性能が上がりました。この進化により,都市規模の地震・豪雨シミュレーションによる災害リスク評価や,リアルタイム予測といった社会実装が進んでいます....

【地震に自信を】仙台明治青年大学での60周年記念講演(2026年8月16日 今村文彦先生) 17.08.2026

仙台明治青年大学は昭和41年(1966年)6月に創立。市民センター等で行われていた「老壮大学」の修了生たちが「老壮大学の大学院のような学び場を」と提案したことから誕生した市民主体の生涯学習大学です。仙台市在住の満61歳以上(老壮大学等の修了生)が対象で、受講生は約700名にのぼります。本科生の修業期間は6年ですが、修了後も「研究生」として在学し続けられるため、「卒業のない大学」として長年親しまれています。「学...

【GLOBAL TALK】アメリカ・ミシガン州出身の仙台市国際交流員 ウィリアム・ホーさん(2026年8月9日) 10.08.2026

ゲスト:アメリカ・ミシガン州出身の仙台市国際交流員 ウィリアム・ホーさん

【地震に地震を】地震火山地質こどもサマースクール in 気仙沼(2026年8月9日 今村文彦先生) 10.08.2026

https://kodomoss.jp 本日から明日10日の1泊2日で「第25回 地震火山地質こどもサマースクール in 気仙沼」が開催されます。日本地震学会・日本火山学会・日本地質学会の地学系3学会、三陸ジオパーク推進協議会、および気仙沼市が連携して開催する小・中・高校生向けの体験型科学教育プログラムで、全国から40名以上にご応募いただきました。今回は、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館や気仙沼中央公民館などを会場に、被災地...

【東北大学防災UPDATES!】崖地形との共存(2026年8月2日 森口周二先生) 03.08.2026

災害科学国際研究所 災害評価・低減研究部門 計算安全工学研究分野教授 森口周二先生 2026年7月9日、仙台市太白区向山二丁目の崖地形で崩壊が発生しました.長い年月の中で広瀬川が作り上げた河岸段丘の崖地形です.崖地形の崩壊は,表面の風化や地震・豪雨などの外力により発生しますが,この現象自体は自然界では珍しいものではありません.ただし,風化が原因であれば,徐々に進行するものであり,その進行速度...

【地震に地震を】AI時代の防災・減災「哲学と学び」(2026年8月2日 今村文彦先生) 03.08.2026

AIの進化に伴い様々な利活用が行われていますが、その中で、「倫理、哲学」や「問いを立てる力」が注目されています。特に、人命の確保や想定外の事態に直面する「防災・減災」の分野で重要になると思われます。その重要性、課題、今後の注意点は以下の通りです。・防災における「哲学と学び」の重要性:AIはデータから避難ルートや被害予測を迅速に算出できますが、最終的な意思決定には人間の考えや倫理など哲学が不可欠です。自...

【地震に自信を】カムチャッカ地震・津波から1年:遠地津波と酷暑避難の課題(2026年7月26日 今村文彦先生) 27.07.2026

2025年7月30日に発生したカムチャツカ半島沖の巨大地震(M8.8/8.7)から1年が経過しました。日本国内での揺れは殆どなかったのですが、広範囲に津波警報・注意報が発表され、当時の遠地津波とその対応について多くの教訓を残しました。以下にその要点をまとめます。1. 発生メカニズムと周期の謎この地震はプレート境界型の海溝型巨大地震です。従来の地震学では、同規模の超巨大地震の再来には「数百年の周期」が必要とされていま...

【東北大学防災UPDATES!】防災まちづくり大賞30周年~伊良林小学校ホタルの会の紹介(2026年7月19日 佐藤翔輔先生) 20.07.2026

2026年7月19日 災害科学国際研究所災害実践推進部門・防災社会推進分野准教授 佐藤翔輔先生 阪神・淡路大震災を契機に総務省「防災まちづくり大賞」が創設され、昨年で30周年を迎え、過去の受賞団体の「その後」を取材・紹介した記念誌が発行されています。記念誌の編纂に伴い紹介された長崎県「伊良林小学校ホタルの会」の取り組みについて紹介します。この活動は、1982年の長崎大水害で児童や家族が犠牲になったことをきっかけ...

【地震に自信を】建物別地震計測の現状と期待(点検優先)(2026年7月19日) 20.07.2026

現在の日本における「建物別地震計測(強震観測)」は、単なる揺れの記録から、「地震直後の建物の安全性判断」や「早期復旧」へとその役割が大きくシフトしています。従来、建物内の地震計は「設計時の想定通りか」を確認する研究的な側面が強かったですが、現在は「被災度判定の迅速化」が最大の目的となっています。そのために、即時被災度判定システムとして、地震発生直後に建物内の複数のフロアや基部で計測されたデータ(加...

【GLOBAL TALK】スリランカ出身のヤーパ・アサンギさん(2026年7月12日) 13.07.2026

ゲスト:スリランカ出身のヤーパ・アサンギさん

【地震に自信を】最近の地震活動の特徴と今後の注意(2026年7月12日 今村文彦先生) 13.07.2026

最近の地震活動は、おもに日本海溝・プレート境界周辺でM7クラスの大規模な地震が連鎖している点が大きな特徴です。   2025年12月8日:青森県東方沖(M7.5、最大震度6強)   2026年4月20日:三陸沖(M7.7、最大震度5強)※太平洋岸に津波警報・注意報   2026年6月25日:岩手県沖(M7.2、最大震度6強)そこでは、体に感じない速度で断層が動く「スロースリップ」(ゆっくりすべり)が観測されており、これが周辺のひずみを...

【東北大学防災UPDATES!】後発地震注意情報に伴う住民対応の調査結果(2026年7月5日 佐藤翔輔先生) 06.07.2026

2026年7月5日 災害科学国際研究所災害実践推進部門・防災社会推進分野准教授 佐藤翔輔先生 2025年12月に発生した青森県東方沖の地震後、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が初めて発表されました。私たちの研究グループでは、全国調査(災害科学国際研究所と㈱サーベイリサーチセンター)と宮城県調査(宮城県防災推進課と災害科学国際研究所)で、それぞれ住民対応の実態を調査しました。「日頃からの地震への備え・再確認」...

【地震に自信を】人流データの利用についてー津波避難の実態把握へ(2026年7月5日 今村文彦先生) 06.07.2026

これまでの「過去の統計(昼間人口・夜間人口など)」に頼った静的な防災計画から、「今、そこに、誰が何人いるか」を捉える動的な防災へと進化しています。防災で活用される主な人流データの種類は、① 携帯基地局データ② GPS・スマートフォンアプリデータ③ AIカメラ・定点センサーがあります。この中で、スマートフォン由来のGPSログを基にした人流データが避難行動の把握に活用された事例を紹介します。 2024年1月1日の能登半島...

【東北大学防災UPDATES!】あらためて仙台防災枠組について考える(2026年4月5日 泉貴子先生) 01.07.2026

2026年4月5日 災害科学国際研究所 国際環境防災マネジメント研究分野教授 泉貴子先生 2015年の国連世界防災会議で「仙台防災枠組」が採択されてから、すでに11年が経ちました。仙台防災枠組には次の4つの優先行動:1.災害リスクの理解、2. 災害リスク・ガバナンスの強化、3. 防災への投資の促進、4. ビルド・バック・ベター(より良い復興)が掲げられました。2023年に実施された中間レビューによると、7つのグローバルターゲ...

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