天叢らい

【意訳・朗読】遠野物語全話 現代語訳を淡々と聞き流せるチャンネル

Arts JA ↓ 97 episodes

全話を収録した書籍『いちばんよみやすい遠野物語』を以下で販売しています。◼︎販売中道の駅 遠野 風の丘: https://kazenooka.tonofurusato.jp/オンラインストア: https://studiokoks.official.ec/items/113966648◼︎予約受付中Kindle: https://amzn.to/4sHJpBs2026年5月4日 文学フリマ東京42: https://c.bunfree.net/c/tokyo42/1F/M/402026年6月21日 文学フリマ岩手11: https://c.bunfree.net/event/iwate11「名前は知ってるけど実は読んだことがない」「読もうと思って挫折した」そんな古典の名作「遠野物語」を朗読する読み聞かせチャンネルです。民話をもとに文語体で綴られた原文119話すべてを朗読向きの口語体に変換し、なるべく原型を...

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天叢らい

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Arts

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Nov 27, 2025

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Episodes

【遠野物語】其の六三 迷い家 09.06.2025

遠野の山奥に突如現れる、「富を授ける家」の記録。 さまよう家に紛れ込んだときに備えて、ふさわしい身の振り方を覚えておく必要がありそうです。

【遠野物語】其の六十~六二 山の怪異 05.06.2025

「和野の佐々木嘉兵衛」三回目の登場です。 ここでは、嘉兵衛が猟の途中で遭遇した怪異3篇をまとめてお届けします。「怪異に出会うたびにもう猟はやめようと思うのに、どうしても戻ってしまうのだ」という、矜持とも業ともいえる嘉兵衛の独白がかっこいいですね。 鹿や雉を撃って捕る猟というのは、こうまで楽しい仕事だったのでしょうか。

【遠野物語】其の五九 遠野の河童は赤い 02.06.2025

佐々木喜善の祖母が子供の頃に出会ったという、「胡桃の木の間から覗いてくる、全身真っ赤な子ども」の話。 足跡の話同様に、短いながらも妙に印象に残る一遍です。 大きく話が動いたりしないあたりが、かえって「日常に溶け込む異界」をリアルに感じさせます。

【遠野物語】其の五八 姥子淵の河童 29.05.2025

本文の中で「河童の伝承のある地域には、必ず『河童が馬を引きずり込もうとして失敗する話』もセットで残っている」と語られています。河童の存在が本当に一般的で、大勢が「ああ、あるよね」と思うようなものだったのを感じさせるお話です。 当時の読者は、これに「うっかり・おっちょこちょい」のような印象を見出したのでしょうか。現代の価値観で見ると、なかなかずっしりしたものを感じるのですが。

【遠野物語】其の五七 河童の足跡 26.05.2025

河童の足跡について説明するだけの、とても短い話。 短いながらぞわぞわとするのは、描写ばかりが細かくて、その現象の理由についての説明が一切ないためでしょう。 この余白の大きさ、この「説明がないから物語が終わらない感じ」が、遠野物語」の特徴だと思います。 妙に心に残る一遍です。

【遠野物語】其の五六 河童の赤子 22.05.2025

生まれてすぐの赤子を外に持ち出し、路上に放置して、去り際に「いや、捨てるくらいなら売るか?」と思って引き返す……一連の動きに、一切の容赦も良心もありません。なんとも後味の悪い話。

【遠野物語】其の五五 河童 19.05.2025

遠野といえば河童。 ただし伝承には、ゲゲゲの鬼太郎的なキャラクターよりも、もう少し醜悪で汚らしい、人間から劣後するような「なにか」を思わせる口ぶりのものが多いようです。 これは、河童が生まれる家の話。嫁が魅入られているのか、家が呪われているのか、それとももっと別の原因があるのか。この話のみでは、ちょっと判別ができません。 ただ、とても忌み嫌われていた様子だけは分かります。

【遠野物語】其の五四 閉伊川の淵 15.05.2025

主人公の「ある男」の愚かさもさることながら、最後の長者の行動にずぅんと沈むような恐怖の余韻が残る一遍です。 何の説明もなく、悪意だけが察せられる記録。

【遠野物語】其の五三 郭公と時鳥 12.05.2025

カッコウの姉と、ホトトギスの妹の話。 寂しい、悲しい話ではあるのですが、個人的には妹の思い込みの激しさととんでもない衝動性に「どうしてそうなった??」と戸惑う気持ちのほうが強いです。

【遠野物語】其の五二 馬追鳥 08.05.2025

自分の財産を持たない階級の者が主人の財産を見失い、鳥になるまで探し求めることになった顛末がなんとも哀れな一遍です。「里で鳴いたら飢饉の前兆」という話にも、どうしようもない哀愁があります。

【遠野物語】其の五一 オット鳥 05.05.2025

ここから、鳥にまつわる話が続きます。 鳥にまつわる伝承は、どこかうら寂しい雰囲気のものが多いようです。 もともと鳥の鳴き声に寂莫としたものを感じる風土であったのか、それとも佐々木喜善の好みか柳田国男の好みでこうなったのかは、本編だけでは分かりません。

【遠野物語】其の五十 カッコ花 01.05.2025

カッコ花、という名前は、閑古鳥、つまりカッコウの鳴く時期に咲くことに由来します。ラン科の多年草で、正確な和名はアツモリソウ。花弁のふくらみを平敦盛が鎧に背負った矢よけのホロに見立てた名前で、敦盛公、郭公(かっこう)の呼び名とも関連します。平敦盛は、一の谷の合戦においてわずか16歳で討ち死にした若武将で、際立った美貌の少年だったとか。 アツモリソウは、遠野物語が書かれた時点でも「貴重な花」と語られてい...

【遠野物語】其の四八~四九 仙人峠 28.04.2025

旅人たちが道中で出会った怪異について書き記した堂について。 山を越えて人や物が集まる地域交易の拠点として栄えた遠野郷で、旅人たちは馬引きで荷を運ぶ「駄賃付け」をしながら猿や山人、その他さまざまな怪異に出会い、その体験談を荷と共に運びました。

【遠野物語】其の四四~四七 猿の経立 24.04.2025

経立とは、「長い年月を経た生き物」を意味します。遠野物語では御犬(狼)と猿のみですが、他の地域では鶏や魚(鱈)の経立に関する伝承も残っています。 狼にまつわる話はかなり野生動物らしい印象がありますが、猿の経立は「女体を好む」「笛の音に反応する」など、かなり「人間寄り」の怖さがあります。

【遠野物語】其の四三 「熊」とクマ 21.04.2025

人間とクマの遭遇譚です。一昨年の「遠野新聞」にも掲載された話のようです。 実際にクマと対決して無事で済む人間はいません。人名「熊」も相まって、少しフィクションめいた面白さがあります。

【遠野物語】其の四二 狼との死闘 飯豊村の「鉄」 17.04.2025

飯豊村の人々と狼の戦い。怪異ではなく、「事件簿」としての生々しさが印象的な章です。

【遠野物語】其の四一 狼の大移動 14.04.2025

『その三』で山にいた怪しい女を撃ち殺し、黒髪を持って帰ろうとして、山男らしき者に髪を取り戻された猟師「佐々木嘉兵衛」が再び登場します。 また、大谷地は、『その九』で菊池弥之助が谷底から「面白いぞー」と叫ぶ声を聞いた場所で、死助とは、『その三二』で猟師「隼人」に撃たれた鹿が死んだ場所の名です。 佐々木嘉兵衛はこの後も折に触れて登場します。

【遠野物語】其の三九~四十 狼の習性 10.04.2025

「御犬は必ず近くに潜んで、こちらを見ている」 だから、狼に襲われた獲物を見かけても、決して手を出そうなどと考えてはいけません。 子どもたちが大人から言い聞かせられてきた、ごく身近な禁忌のお話です。軽率な行為を慎重に避けてきたからこその繁栄を感じさせる、短いお話。

【遠野物語】其の三八 狼 御犬をからかった男の末路 07.04.2025

酒に酔って狼にちょっかいを出し、家を衰退させるに至った男の話。「たたり」と呼ぶには生生しく、「罰が当たった」と呼ぶには取り返しがつかない、日常の怖さが伝わる一遍です。

【遠野物語】其の三七 狼 峠の攻防 03.04.2025

馬に荷物を運ばせる「駄賃稼ぎ」の者たちは、夜の山でしばしば怪異に遭遇しました。 これは夜の山で野犬の群れに襲われた一団の物語。妖怪変化のたぐいとは異なる、生々しい死の恐怖が伝わる一遍です。

【遠野物語】其の三六 経立 31.03.2025

「経立(ふったち)」とは、全国に伝わる、長く生きた動物が化けたもの。 遠野物語が「怪異が日常にあり、妖怪や幽霊など分類される前の時代の物語」と言われるゆえんに、「野生のオオカミ」と「御犬の経立」の区別が難しいところがあります。ここから御犬、あるいは野犬、もしくはオオカミの恐ろしさを語るエピソードが続きます。

【遠野物語】其の三三~三五 白望の山 27.03.2025

遠野郷を囲む山々には、それぞれの伝承があるようです。 白望の山には、山人はもちろん、「とても美しいのにどうしても近づけない場所」や「決して持ち帰れない宝物」などの伝承も残り、人智の及ばない世界がすぐ近くにある場所であったことがうかがい知れます。

【遠野物語】其の三二 猟師「隼人」と千晩ヶ岳の白鹿 24.03.2025

白鹿(はくろく)を撃った猟師「隼人」の伝承。 白い鹿は神聖なものと考えられていました。片足を折った山に「片羽山」、死んだ地に「死助」と名前が付き、権現としてまつられるようになったことからも、この白鹿を神にしたことが分かります。 一方で、猟師「隼人」の名前の涼やかさや、本文の末尾に「まるで古代の風土記を読んでいるような趣のある話だ」と書かれていることからは、この伝承に出てくる猟師がある種のヒロイズムを...

【遠野物語】其の三一 ひとさらい 20.03.2025

遠野でしばしば起きたひとさらい。「異人」からさまざまな含みを感じる、とても短い一節です。

【遠野物語】其の二九~三十 天狗・山男 17.03.2025

エンタメの王道「悪ガキがイキって禁域に入り、恐ろしい目に遭う」のフォーマットを完璧に踏襲するお話。 とんでもない無法者のたとえが「鉞(まさかり)で草を刈り、鎌で土を掘る」なのが面白いです。無法ではあるのでしょうし、めちゃくちゃな奴なんだろうな、とは思うものの、 「若い頃はヤンチャだった」のたとえ話としての時代を感じるといいますか……現代では決して出てこない例だと思います。 また、「地竹で編んだ草履」と...

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