東京大学社会科学研究所
社会のふしぎ、研究のふかみー社研ラジオ
東京大学社会科学研究所の研究者が、自身の研究について、専門用語にとらわれず、日常の言葉で語り合う番組です。学術的なテーマを扱いつつも、リラックスした雰囲気でお届けします。論文では触れられないような研究への想いや背景も、少しずつご紹介したいと思います。-----配信:毎月第2、第4火曜日夕刻(予定)-----カバーアート:S. Terazawa
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Jun 23, 2026
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Episodes
#10-02「データの向こう側へ。メタデータを通じた知識の共有」(南山泰之准教授・後編) 23.06.2026 18:00
【今回のトピック】 後編となる今回は、南山泰之准教授を再びお迎えし、「研究データ」の世界に迫ります。 研究データと聞くと、数字やファイルの集まりを思い浮かべるかもしれません。しかし、その一つひとつには、研究者が何を問い、どのような方法で調査し、どのような知識を生み出そうとしたのかという痕跡が刻まれています。 異なる分野の研究者は、互いのデータをどのように理解し、活用できるのでしょうか。社会学、政治学...
#10-01「情報を整理し、人と知識をつなぐ」(南山泰之准教授・前編) 09.06.2026 23:46
【今回のトピック】 前編となる今回は、南山泰之准教授をお迎えします。 法学部の学生時代、膨大な文献を前に「どう整理すればよいのか」と悩んだ経験から、図書館情報学の世界へ。国立極地研究所の図書館員として勤務し、第49次日本南極地域観測隊にも参加するなど、ユニークなキャリアを歩んできました。 図書館員の仕事は本を並べることではなく、「情報を整理し、人と知識をつなぐこと」。 利用者が必要な資料を見つけられるよ...
#09-02 中国の「城中村」という名のスラム(丸川知雄教授・後編) 26.05.2026 28:54
【今回のトピック】 後編となる今回は、丸川知雄教授とともに、中国の「城中村(じょうちゅうそん)」に迫ります。 “都市の中の村”を意味する城中村は、中国の急速な都市化の中で生まれた独特の居住空間です。 農民たちが自らアパートを建て、地方から流入する出稼ぎ労働者に貸し出すことで形成された超高密度の住宅地。 広州や深圳では、多くの低所得労働者を支える重要なインフラとなっています。 一方で、火災リスクや違法建築...
#09-01 中国内陸部で発展する再生可能エネルギー(丸川知雄教授・前編) 12.05.2026 26:33
【今回のトピック】 前編となる今回は、丸川知雄 教授をお迎えします。 世界最大のCO2排出国である中国は、なぜ“再生可能エネルギー大国”へと変貌したのか。 太陽光・風力発電が急拡大した背景、中国内陸部オルドスで進むエネルギー転換、そしてAI時代を支えるデータセンター構想まで。 日本が原発と再エネの間で揺れる中、中国はいかにして巨大なエネルギー産業を築いたのかを読み解きます。 民間起業家による太陽電池産業の誕生...
#08-02「民主主義と権威主義の境界」(東島雅昌教授・後編) 28.04.2026 24:17
【今回のトピック】 後編となる今回は、東島教授を再びお迎えし、著書『民主主義を装う権威主義』に迫ります。 中央アジアでのフィールドワークを通じて見えてきた、既存の理論では捉えきれない政治の実態とは。 カザフスタンとキルギス共和国の比較から浮かび上がる、国家と社会の関係。 そして、読者から寄せられた「これは日本のことではないか」という声が示すものとは。 研究の中で感じた喜びや葛藤、そして人とのつながりが...
#08-01「歴史への興味と比較する楽しさ」(東島雅昌教授・前編) 14.04.2026 28:41
【今回のトピック】 前編となる今回は、政治学者の東島教授をお迎えします。 沖縄にルーツを持つ原体験からはじまり、なぜ「歴史の事実」ではなく「歴史のパターン」へと関心が向かったのか。 大学で出会った政治思想の授業をきっかけに、歴史から比較政治学へ—その転換の瞬間とは。 言語と統計学の重要性、そして中央アジアとの出会いが研究をどう形づくったのか。 アメリカやデンマークでの研究生活から見えてきた、政治と政治学...
#07-01 卒業記念特別編「社会科学から"当たり前"を問い直す」 31.03.2026 40:18
【今回のトピック】 今回は卒業記念の特別編として、東京大学社会科学研究所の鈴木淳平さんと、附属社会調査・データアーカイブ研究センター助教の塩谷昌之さんをお迎えします。 環境政策をめぐる「左派=積極的」という常識は本当なのか。OECDデータが示した意外な結果から見えてくるのは、経済状況と政策のリアルな関係。そして日本・ドイツ・イタリアの防衛費増額をめぐる世論調査から、左右対立だけでは捉えきれない複雑な構図...
#06-02「社会科学として法を研究するとはどういうことか」 24.03.2026 22:14
【今回のトピック】 後編は、東京大学社会科学研究所の飯田高教授を再びお迎えし、現在の研究に迫ります。 個人の選択行動から社会を読み解く理論分析。大規模な民事訴訟データに基づく実証研究。 そして社会科学の方法論をめぐる全所的プロジェクトでの議論。 法学はどのような学問なのか。研究成果を社会へどう開いていくのか。 学問の方法と意義を問い直す対話です。 #法社会学#法と経済学#社会規範#民事法#民事訴訟#実...
#06-01「法制度への興味の裏にあるもの」(飯田高教授・前編) 10.03.2026 15:56
【今回のトピック】 前編となる今回は、東京大学社会科学研究所の飯田高教授をお迎えします。 「法は社会の中にある」—法社会学とはどんな学問なのか。 もともと経済学を専攻していた先生は、なぜ法学へ、そして哲学者や思想家ではなく“ふつうの人々の考え”へと関心を広げたのでしょうか。 法や制度の重みを実感した個人的な経験とは。 法制度と人々の意識のつながりを問い直す対話です。 #法社会学#法と経済学#社会規範#民事...
#05-02「EBPMの基盤となるエビデンスを提供したい!」(近藤絢子教授・後編) 24.02.2026 26:03
【今回のトピック】 後編となる今回は、近藤絢子教授を再びお迎えし、研究者としてのこれまでの歩みと、今後の研究の展望についてお話を伺いました。 ミクロ経済理論の面白さに惹かれ、研究者の道へ進んだきっかけ、労働経済学の実証分析を志す契機となった出会い。 コロンビア大学で研究に向き合った日々を振り返り、研究生活を支えた指導教員からの忘れられない助言、国際ジャーナルへの掲載という喜び、リーマンショック直撃の...
#05-01「氷河期世代のイメージと実態」(近藤絢子教授・前編) 10.02.2026 16:52
【今回のトピック】 前編となる今回は、近藤絢子教授をお迎えし、2025年サントリー学芸賞(政治・経済部門)を受賞した著書『就職氷河期世代 データで読み解く所得・家族形成・格差』についてお話を伺いました。 バブル崩壊後の未曾有の就職難を経験した「就職氷河期世代」は、しばしば「かわいそうな世代」と語られがちです。しかし、こうしたイメージは統計データから見ても本当に正しいのでしょうか。 本エピソードでは、執筆...
#04-01 「不妊治療とキャリア、その“両立の壁”を考える」(寺澤さやか助教) 27.01.2026 23:54
【今回のトピック】 不妊治療とキャリアはどのように両立する? 後編となる今回は、寺澤さやか助教をお迎えし、女性のキャリアと生殖医療の発展がどのように結びついているのかについて伺います。 生殖技術に潜むジェンダーバイアスや、職場に残るジェンダーギャップ、“不妊治療をしている”と知られた途端に評価が変わってしまう構造的問題など、働く女性が直面する課題は少なくありません。インタビュー調査からは、上司の態度の...
#03-01 韓国の親子関係の独自性とライフコースの変容(新藤麻里助教) 13.01.2026 26:07
【今回のトピック】 韓国の親子関係の独自性とは?若者のライフコースは何に影響され、どのように変化してきたのか? 今回は、新藤麻里助教をお迎えし、研究テーマである韓国の若者のライフコースと親子関係について伺います。韓国留学の経験を通して、なぜこのテーマに関心を持つようになったのか、そしてどこに研究としての面白さがあるのかを語っていただきます。 また、親から若者への支援の種類によってその影響の仕組みがど...
#02-02 有権者目線の理想の憲法とは?憲法の正統性を考える(ケネス・盛・マッケルウェイン教授 後編) 23.12.2025 40:20
【今回のトピック】 日本国民は現行憲法をどう捉えているのか? 後編となる今回は、前回に引き続き Kenneth Mori McElwain 教授をお迎えし、現代の国民意識を深く掘り下げていきます。時代とともに価値観が変化するなか、有権者は現行憲法にどの程度満足しているのか。そして「憲法の正当性」とは何を意味するのかを考えていきます。 さらに、教授が進める最新の研究やサーベイ実験を手がかりに、国民意識をどのように測定できるの...
#02-01 憲法の語数を数えると、なぜ改正されないかがわかる!データで読み解く憲法の世界(ケネス・盛・マッケルウェイン教授 前編) 09.12.2025 17:08
【今回のトピック】 1947年の施行以来、日本国憲法はなぜ80年間も改正されずに存続してきたのか? 前編となる今回は、ケネス・盛・マッケルウェイン教授をお迎えし、日本国憲法の特徴とその“生存のミステリー”に迫ります。 比較政治の視点から憲法の構造や理念をひもときつつ、世界の憲法と比べた際に日本国憲法がどのような位置づけにあるのか、そして「なぜ変わらないのか」という問いを多角的に考えます。憲法の内容、改正手続...
#01-02「民主主義とは参加と責任のシステムです。」(宇野重規所長・後編) 25.11.2025 21:40
【今回のトピック】 政治参加の減少、AI の発展、若者の代議制民主主義への信頼低下―。 後編となる今回は、社会科学研究所所長の 宇野重規教授 をお迎えし、専門である民主主義の視点から、現在の国内政治・国際政治の動向について伺いました。 移り変わる時代とともに変化する民主主義の課題に私たちはどう向き合うべきか。そして、その中でどこに希望を見出せるのか。宇野教授の深い知見から、現代政治の“いま”を読み解きます。...
#01-01 東京大学社会科学研究所です。初回は、宇野重規所長がこれまでの歩みについて語ります。(宇野重規所長・前編) 11.11.2025 26:55
【今回のトピック】 研究者を志したきっかけ/ 日米学生会議での決意 / 恩師との思い出 / 在外研究(フランス、アメリカ)での出来事 / キャリアの中でのムネアツな思い出(悔しいと感じたこと) / 「社研ラジオ」への期待 話し手:宇野重規 東京大学社会科学研究所教授・所長。専門は政治思想史・政治哲学。 1991年東京大学法学部卒業、1996年同大学大学院法学政治学研究科博士後期課程修了。 千葉大学法経学部助教授やコーネル大...
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