中村澪奈

医学史のロマンを語るラジオ 医史らじ

History JA ↓ 31 episodes

医学・医療の歴史に魅せられてしまった会社員 中村が、人に共有したいエピソードを一人で語る番組です。人類の努力と闘いの歴史に関心を持っていただくきっかけになれば本望。あくまで一介の歴史好きの雑談であり、専門家による解説ではないこと、ご承知おきいただければ幸いです。更新は不定期。滑舌は要努力。BGM : MusMus様

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中村澪奈

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History

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Oct 13, 2025

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Episodes

#031 世界初の全身麻酔を成功させた華岡青洲 ~がんを治すために~(後編) 13.10.2025

10月13日は、麻酔の日。 記録に残る世界初の全身麻酔手術を成功させた日です。 乳がんの治療に向き合った華岡青洲と、彼を信じた人々について語ります。 【参考文献】/ギル ポール(2016)『50の事物で知る図説医学の歴史』原書房/坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院/松木明知(2024)『華岡青洲の「虚構」と「史実」』克誠堂出版 /麻酔博物館

#030 麻酔の世界史 ~痛みを取り除く技について~(前編) 11.10.2025

10月13日は麻酔の日。 人々の痛みを取り除き、治療を可能にする技の歴史を辿ります。 ※訂正※ 11:40~11:53「モートンは特許を取れなかった」と述べていますが、当初はレテオンの正体を隠し、英国正式特許を取得しています。しかし、その後暴露され、実際には権利行使できませんでした。 【参考文献】 /ギル・ポール(2016)『50の事物で知る図説医学の歴史』原書房 /坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院 /麻酔博物館(20...

#029 近況報告 16.08.2025

大変ご無沙汰しております。医史らじの中村です。 2025年8月にして今年最初の投稿は、医学史の話はお休みし、私自身の近況と、今後の発信についてお話しします。 昨年から始めた二足の草鞋を履いた生活の中で感じたことや、「医史らじ」をこれからどのように続けていくか。 長く聴いてくださっている方にも、最近聴き始めてくださった方にも、一度聞いていただければ幸いです。

#028 女医師と堕胎禁止令 ~需要と供給と仁術~ 31.12.2024

堕胎が「必要悪」として認識されていた江戸時代。なぜ幕府はそれを禁止したのか。 中條流、女医師、そして賀川流産科。その違いを読み解きながら、堕胎禁止令に見る江戸社会の息遣いを考察します。 医学と倫理が交錯する幕末を生きた人々の選択に思いを馳せよう。 【参考文献】 /『日本国語大辞典 第二版』小学館、2007年 /内野花(2009)「近世大坂における回生術と産科学」『日本医史学雑誌』日本医史学会,第55巻,pp31-42 /落合...

#027 女医師と堕胎禁止令 ~非人道的行為と救命行為~ 30.12.2024

江戸幕府が「堕胎御禁止一件」として町奉行に指示した調査は、隠密廻や町名主の報告を経て、堕胎の依頼人と施術者の処罰に関する結論に至る。 今回は、史料を通して堕胎を巡る江戸市中の実態や、幕府が下した処罰の重みを読み解きます。 江戸市中に暮らした人々の姿が浮かび上がる、史料が語る近世史をぜひお楽しみください。 【参考文献】 /『日本国語大辞典 第二版』小学館、2007年 /東京大学史料編纂所編(1959)『大日本近世史...

#026 女医師と堕胎禁止令 ~史料が語る江戸の医療と倫理~ 29.12.2024

時は天保。 江戸幕府が堕胎を巡る問題に直面し、女医師や中條流の実態を調査した「堕胎御禁止一件」。 その史料を読み解き、堕胎を巡る医療と倫理、さらに幕府の風紀取締り政策の一端に迫ります。 (全3話) 江戸市中での女医師の役割とは?堕胎を巡る当時の実情とは?命と倫理を巡る幕末の風景をお届けしましょう。 【参考文献】 /『日本国語大辞典 第二版』小学館、2007年 /鈴木昶(2000)『江戸の医療風俗事典』東京堂出版. /東...

#025 21世紀のユタが答えてくれること【ゲスト:ナカダさん(後編)】 06.04.2024

先週に引き続き、沖縄出身のナカダさんに実体験を伺っています。 よくないことが降りかかったとき、その意味を知りたいと思うのは人類に普遍的な発想なのかもしれないね。 ゲスト:ナカダさん 沖縄出身の20代。中村の元同期であり、現在はオタク仲間。

#024 沖縄の民間療法と現代のリアル【ゲスト:ナカダさん(前編)】 26.03.2024

琉球王国。 関東育ちのアラサーにとっては、独自の伝統と文化を現代に遺す神秘の響きである。 しかし実際のところ、「沖縄のユタ」はどのように現代に存在しているのだろうか。 そんな素朴な好奇心から、その文化の内側にいる沖縄出身の同世代に話を聞いてみました。 ゲスト:ナカダさん 沖縄出身の20代。中村の元同期であり、現在はオタク仲間。 本編で出てきた沖縄語 ・フーチバー:ヨモギの一種 ・ぬちぐすい:「命の薬」という...

#023 人を癒す術:その営みの豊かさと普遍性【ゲスト:muroさん(後編)】 17.03.2024

医療とは、苦痛を抱える人を癒す術だ。 そこに立ち返った時、近代的な社会制度に生きる私たちに"近代科学に基づかない"医療行為が教えてくれること。 それは、人間の営みは多様な在り方に開かれているのだという素朴な事実である。 今回は、西洋近代史を中心に勉強してきた中村が、文化人類学のバックグラウンドを持つmuroさんをゲストに迎え、医療人類学の視点を教えてもらいました。 ゲスト:muroさん(@ryunosukemuro...

#022 人々の営みとしての健康:医療人類学とは【ゲスト:muroさん(前編)】 05.03.2024

ある文化では病とされる症状が、別の文化では単なる人間の状態の一つと見なされる。 ある社会では生きている人間が、別の社会では死んでいるかもしれない。 医療行為を人間の営みであるところの"文化"として相対化し、健康をめぐる諸問題に対峙する。 今回は、西洋近代史を中心に勉強してきた中村が、文化人類学のバックグラウンドを持つmuroさんをゲストに迎え、医療人類学の視点を教えてもらいました。 ゲスト:muroさ...

#021 市民に愛され続けて600年 欧州最古の薬局に行ってみた 28.12.2023

エストニアの首都タリンには、1422年から営業を続ける欧州最古の薬局があります。その名もRaeapteek。 中世の面影と伝統を残しつつ、現代の観光客向け(?)にオリジナルグッズを販売する遊び心も。 600年もの間、市民の健康の拠り所としてタリンを見守り続けた薬局と薬剤師の姿をお届けします。 【参考文献】 / アン・ルーニー(2014)『医学は歴史をどう変えてきたか:古代の癒やしから近代医学の奇跡まで』東京書籍 /坂井 建雄(...

#020 ロシアの遺産と21世紀の狭間で ーリガ医療史博物館ー 21.12.2023

ラトビアの医療を支えた医師Pauls Stradinš。彼の遺志を受け継ぐ医療史博物館(Paula Stradiņa medicīnas vēstures muzejs)に行ってきました。 共産主義の支配からの独立を経て、これからの博物館の在り方を模索し続けています。(本編では触れていませんが障がいに関する特別展示もありました。) しかし大変残念なことにラトビア語が読めなかったので、私の感想を語ります。 本編中で名前が出た人々:パウルス・ストラディンジ...

#019 イタイイタイ病が人々の心にもたらしたもの 17.09.2023

8月に富山のイタイイタイ病資料館に行ってきたので、そこで学んだことを話していきます。 初めて認定された公害病|身も心も蝕む病|病は"前世の報い"ではなかった 【参考文献】 /イタイイタイ病資料館 常設展示(2023/08/25訪問) /富山県公式HP「イタイイタイ病とは」https://www.pref.toyama.jp/1291/kurashi/kenkou/iryou/1291/100025/100026.html(2023/09/03) /読売新聞オンライン「イタイイタイ病、7年ぶり患...

#018 【糖尿病④】糖尿病学の発展の先にあるものとは 10.09.2023

インスリンの発見以降、糖尿病は”共生できる病"になった。それを裏で支える存在。そして、今向き合うべき課題とは。 製薬企業の存在感|利潤追求と倫理|患者へのスティグマ 【参考文献】 /ギル ポール(2016)『50の事物で知る図説医学の歴史』原書房 /酒井 シヅ(1998)「歴史から見た糖尿病との闘い」糖尿病, 41 巻 2 号 p. 89-93 /坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院 /坂本 信夫(1990)「糖尿病と歴史」日農...

#017 【糖尿病③】栄誉は誰の手に?世紀の大発見をめぐる研究者たちの戦い 03.09.2023

ついに人類は糖尿病治療の鍵を握るインスリンの抽出に成功。これで一件落着と思いきや…? 研究者の胃がキリキリするであろうエピソードをお届けします。 トロントの奇跡|ノーベル賞受賞をめぐる対立|研究成果が認められるということ 【参考文献】 /ギル ポール(2016)『50の事物で知る図説医学の歴史』原書房 /酒井 シヅ(1998)「歴史から見た糖尿病との闘い」糖尿病, 41 巻 2 号 p. 89-93 /坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴...

#016 【糖尿病②】捉え方が現代と違った? 学問の発展がもたらす疾患描写の変化 27.08.2023

古くから知られていた糖尿病。実は見え方が違った?古代から近代まで一気に見ていくぞ。 各地の古代文明で描かれた糖尿病|「甘い尿の病気」|学問の発展がもたらす疾患概念の移り変わり /ギル ポール(2016)『50の事物で知る図説医学の歴史』原書房 /酒井 シヅ(1998)「歴史から見た糖尿病との闘い」糖尿病, 41 巻 2 号 p. 89-93 /坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院 /佐々木 環, 西松 伸一郎(2022)「世界を変え...

#015 【糖尿病①】疾患を通して歴史のダイナミクスを見てみよう 20.08.2023

病は、その時代および地域の医療知識をもとに書き残されている。それならば、いまや身近な病のひとつである糖尿病を通して、医療の歴史を見てみようじゃないか。 糖尿病の基礎知識|治療法があるということ|糖尿病史の時代区分 ※2:26 誤「6疾病」 正「6事業」 【参考文献】 /ギル ポール(2016)『50の事物で知る図説医学の歴史』原書房 /酒井 シヅ(1998)「歴史から見た糖尿病との闘い」糖尿病, 41 巻 2 号 p. 89-93 /坂井...

#014 【ゲスト_後編】負の歴史をどう伝えるか、広島育ちと考えてみた 13.08.2023

『はだしのゲン』は教材に残すべき?負の歴史の資料館はどうあるべき? そもそも人類は同じ目標を共有することができるのか。 広島出身の親友と共に、戦争の歴史をいかに伝えるのかを話してみました。 *医史らじ番外編

#013 【ゲスト_前編】広島の平和教育について、広島育ちに聞いてみた 13.08.2023

広島市から離れた広島県東部育ちをゲストにお招きして、平和教育のリアルについて聞いてみました。 平和教育を実感した瞬間。広島市とそれ以外の地域における意識の差。 記憶の保存を広島育ちより強く意識している人がいる? *医史らじ番外編

#012 【番外編】東京育ちの被爆3世の話ー広島原爆投下の日に寄せてー 06.08.2023

東京生まれ東京育ちの被爆3世。その半生で感じてきたことを思うままに話してみました。 本編内では言葉にできていませんでしたが、今なお戦禍で大切な人を亡くす悲しみを味わわなければならない家族がいることに、改めて疑問と強い憤りを感じます。 誰もが平和に暮らせる世界が訪れますように。 *医史らじ番外編 【参考文献】 /厚生労働省「被爆者とは」https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/genbaku09/01.html /友池 敏雄 (2007)...

#011 グローバル化時代の"癒やし術" アーユルヴェーダとは何なのか 03.08.2023

アーユル・ヴェーダとは患者を全身的に観察の上で診断をつけ、不調を予防し、より包括的な意味での健康長寿を目指す医術。"先進国"におけるセルフケアのイメージはどこから来ているのだろう? 【参考文献】 /坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院 /スティーブ・ パーカー(2016)『医療の歴史:穿孔開頭術から幹細胞治療までの1万2千年史』創元社 /ギル ポール(2016)『50の事物で知る図説医学の歴史』原書房...

#010 世界三大伝統医学のインド版といえば、日本でもたまに聞くアレ 25.07.2023

○ー○○○○ー○ってセルフケアとか「癒し」とかでたまに聞くけど、現代に残る医学体系としてはかなりのご長寿ってご存じでした? 【参考文献】 /坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院 /スティーブ・ パーカー(2016)『医療の歴史:穿孔開頭術から幹細胞治療までの1万2千年史』創元社 /ギル ポール(2016)『50の事物で知る図説医学の歴史』原書房 /加瀬澤 雅人(2009)『「アーユルヴェーダ」をいかに現代に活かすか:インド...

#009 歴史に名を残す最古の医師たちは観察好きだったらしい 02.07.2023

古代エジプトの医師たち。怪我にしろ、内臓にしろ、とにかく観察力がすごい。(6/12にアップロードした内容の再録です。ご了承ください。) 【参考文献】 /アン・ルーニー(2014)『医学は歴史をどう変えてきたか:古代の癒やしから近代医学の奇跡まで』東京書籍 /坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院 /スティーブ・ パーカー(2016)『医療の歴史:穿孔開頭術から幹細胞治療までの1万2千年史』創元社 /「古代エジプトの...

#008 今から3000年以上前に発展した高度な医学 助かる命と助からない命 15.05.2023

メソポタミアと同じころ、ナイル川流域にも高度な医学が行われていました。きっとここにも、患者を前に決断を迫られた医療者たちの姿があったのだろう。 【参考文献】 / アン・ルーニー(2014)『医学は歴史をどう変えてきたか:古代の癒やしから近代医学の奇跡まで』東京書籍 / 内田 杉彦(2000)「古代エジプト人と病気(明倫短期大学 いきいき県民カレッジ 公開講座)」明倫歯科保健技工学雑誌 3 / 坂井 建雄(2019)『図説 医学...

#007 【レポ】中世の健康マニュアルから戦時下の医療事件まで ー 福岡で見られる医学史 ー 01.05.2023

先日福岡に行ってきたので、今見られる医学史についてお話ししてみました。「最後のルネサンス人」アタナシウス・キルヒャー、中世の健康マニュアル、九州帝国大学で起こった生体解剖事件など。そろそろ「イントロのメロディと声のトーンが合っていない」と怒られそう。 【参考文献】 /マンフレッド・ウルマン(2022)『イスラーム医学』青土社 /熊野 以素(2015)『九州大学生体解剖事件――70年目の真実』岩波書店 /フランク・M・...

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