Masaki Tomita
ぼやき牧師/富田正樹@iChurch.me: 三十番地キリスト教会
こちらは「ぼやき牧師」こと富田正樹のポッドキャストです。キリスト教の礼拝のお話を放送します。リベラルなキリスト教のお話をお聞きになりたい方はどうぞおいでください。
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Episodes
「天国に入るにはどうすれば」(2020年11月15日) 01.12.2020 18:52
聖書……マタイによる福音書25章31−46節(すべての民族を裁く) イエスはこの世の終わりには「人の子」がやってきて、すべての国の民を「正しい人」と「呪われた人」に裁くと言いました。 この予言ははっきり言いますが、もう外れてしまっています。なぜならイエスはこの終わりの時が、自分や自分の弟子たちが死なないうちに起こると信じていたからです。 けれども、ここには人間をはっきり2つに分けることができる究極の価値...
2020年11月1日(日)「生かされている間に愛せるだけ愛そう」 26.11.2020 18:37
イエスは、世の終わりが来たとき、それまでに亡くなった人びとはみな再び起こされると信じていました。それに対して意地悪な質問を投げかけてきたサドカイ派の人びとに、イエスは「来たる世では人間は結婚というものをしない。人はみな天使のようになる。神は死んでいる者の神ではなく、生きている者の神だ」と答えました。 「神は生きている者の神」」とは、「神の愛の力は、生きている者の間で働くということではないでしょうか...
「因果応報でもない、自業自得でもない」(2020年10月18日) 21.11.2020 19:23
聖書……ルカによる福音書15章11−32節(「放蕩息子」のたとえ) イエスの有名な「放蕩息子」たとえ話にすんなりと納得する人は少ないようです。教会に通っている人なら、放蕩の限りを尽くした人でも神は赦して愛し、受け入れるというこの物語を納得しようとしますが、この話を初めて聞いた一般の人は、到底納得がいかない、真面目に父の言いつけを守って働いてきた兄がかわいそうだという風に理解するようです。 ただ、教会に...
2020年10月4日(日)「すべての人が食べて満腹した」 21.11.2020 30:10
聖書の箇所……マルコによる福音書6章30-44節(五千人に食べ物を与える) 今日は世界聖餐日ですから、聖餐に関連する代表的な聖書の箇所を読みましょう。 聖餐の代表的な聖書の箇所といえば、「主の晩餐(最後の晩餐)」と「五千人に食べ物を与える」という奇跡物語ですが、今日は「五千人に食べ物を与える」の方に注目してみましょう。 この物語はイエスと弟子たちと、そしてイエスを頼って集まってきた人々が、一緒に食事をして満...
2020年9月6日(日)「神なしでは救われないか」 16.11.2020 25:05
聖書……新約聖書マタイによる福音書4章1−4節(人はパンだけで生きるのではない)。 今日の日本は、まさに「神なき民」「神なき国」の末期的様相を呈していると言っても良いのではないかと感じています。 日本に住む人が皆キリスト教を信じてくれたらいいのだとは言いませんが、それにしても、この国の倫理・道徳の凋落ぶりは、詰まるところ「神の愛」によって私たちが造られ、生かされているという概念が無いことと無関係ではあ...
2020年8月30日(日)「いつかはあなたもわかるだろう」 04.10.2020 21:06
聖書……新約聖書ヨハネによる福音書13章1−11節(イエス、弟子たちの足を洗う) イエスは逮捕され、十字架にかけられる直前に、食事の時、弟子たちの足を洗いました。 当時の人たちは外出する時はサンダルか裸足で、帰ってくると足を洗うわけですが、奴隷を雇うことのできる世帯の場合、それは奴隷の仕事でした。 その奴隷のやることをイエスが突然始めたので、弟子たちは驚きました。特にシモン・ペトロは「あなたが私の足を洗...
2020年8月16日(日)「流れた血が土の中から叫んでいる」 16.08.2020 26:25
聖書……創世記4章1-12節(カインとアベル:人類最初の殺人) 人類の紛争・戦争は、似た者同士で争って発生することが多いと聞くことがあります。日本人の中で近年、中国や韓国に対してのヘイトクライムが多発していますが、一種の近親憎悪のような、似ているから攻撃したくて仕方がなくなってしまうのではないかという気がしています。 人類最初の殺人事件として記されているカインとアベルの物語も、兄弟殺し、つまり近親憎悪の話...
2020年8月2日(日)「神に逆らってでもあなたを癒したい」 16.08.2020 20:50
聖書……マルコによる福音書2章1−12節(中風の人を癒す) 寝たきりの病人に対して、「あなたの罪は赦される」と言うのと、「起きて、床を担いで歩け」と言うのと、どちらが易しいでしょうか? 2000年前の当時ですと、「あなたの罪は赦される」と言うことは、神が与えた罰を勝手に免除することですから、これは神に対する冒瀆であり、その人が神に罰される可能性があります。ですから、恐ろしいことです。 しかし、「起きて、床...
2020年7月26日(日)「山の上で弟子たちが聞いたこと」 16.08.2020 15:59
聖書……マタイによる福音書5章1-12節(幸い) イエスの「山上の説教」と呼ばれているマタイ福音書のなかにある「幸い」についての一連の語りは、ルカ福音書にも収められています。ルカの方が実際のイエスの言葉に近かったのではないかと言われています。 ルカ版では「貧しい者は幸いだ」と言っていますが、マタイ版では「心の貧しい者は幸いだ」と言っています。当初、本当の貧困者と共に生きて「貧しい者、幸いなり」と叫んだイエ...
2020年7月19日(日)「ここは安心できますか?」 23.07.2020 20:55
聖書……ローマの信徒への手紙9章25−26節(愛されなかった者を愛された者と呼ぶ) 1週間遅れの「日本基督教団 部落解放祈りの日礼拝」です。 日本基督教団では、差別の問題に関わると、「教会は社会運動に関わるべきでない」、「教会には他にやるべきことがある」と難癖をつけてくクリスチャンが必ず現れます。 しかし、「教会は社会運動をするべきではない」という言葉は、1960年代〜1970年代以降のいわゆる「教団紛争」にお...
2020年7月5日(日)「神は聞いている。神は見ている」 13.07.2020 24:00
聖書の箇所……旧約聖書・創世記16章1-16節(アブラムとサライとハガル) ハガルとサライの対立は「女性同士の醜い争い」という風に受け止められがちですが、実際にはこの2人の女性はどちらも「女性は夫の嫡男を産む以外に存在価値はない」としてきた男性優位社会の被害者なのです。アブラムはまるで呆れているように振る舞っていますが、最大の加害者が自分であることには気づいていません。 ハガルはアブラムの家族からの虐待の結...
2020年5月31日(日)「ローカルな発想で良い知らせを伝えよう」 21.06.2020 23:22
ペンテコステの出来事で描かれているのは、とても面白い出来事です。その頃のローマ帝国で効率よく、多くの人に何かを伝えようとしたなら、ギリシア語で宣教した方が良いはずなのに、イエス派の指導者たちは様々な出身地の人々のそれぞれのローカル言語で宣教を始めたというのですね。 これは、20年か30年後にパウロがギリシア語で手紙を書き、各地を旅して宣教し始めてから、おそらくは廃れていったやり方だと思いますが、最初の...
2020年5月17日(日)「大切なLifeを丁寧に生きよう」 17.05.2020 17:08
徳島北教会の2020年度指針として「大切なLifeを丁寧に生きる」という言葉を提案させていただきました。 Life(ライフ)というのは、生命・生物という意味があるだけでなく、生活や人生という意味でも使います。わたしやあなたの生命はもちろん、日々の生活も、そしてその生活の集成である生まれてから死ぬまでの人生、生涯も互いに大切にしてゆこうということです。 またもうひとつ大切なことは、この世のことを大切にしようという...
2020年5月3日(日)「感染症とイエス」 03.05.2020 25:59
かつてイエスが人々に恐れられていた感染症に対して、どのように立ち向かったのかを聖書を通して学んでみましょう。 当時、ヘブライ語で「ツァラアト」(けがれやまい)と呼ばれ、感染者がひどい差別と排除を受けていた病気がありました。その感染者がイエスのところに来て、「お望みでしたら、私を清くすることがおできになります」とひざまずきます。するとイエスは断腸の思いでこの感染者を見て、「私は望む、清くなれ」と言い...
2020年イースターのメッセージ「あの方が生きておられるから」 16.04.2020 27:40
イースターおめでとうございます。 イースターはイエス・キリストの復活をお祝いする日ですが、イエスの復活とはどういうことを意味しているのでしょうか。 よくイエスが肉体ごと蘇生したのだと言う人がいますが、聖書には肉体として蘇生したとは考えられないような状況でのイエスの出現が描かれています。 イエスは壁を通り抜けて、いなかったはずの所に現れますし、イエスの顔を見ても、声を聞いても、弟子たちはそれがイエスだ...
2020年4月5日(日)「イエスはあなたを独りにしない」(受難週のメッセージ) 06.04.2020 24:02
レントの最終週の日曜日は「棕梠の主日」(パーム・サンデー)と言い、イエスがエルサレムの街に入ったことを祈念します。これからの1週間は「受難集」(パッション・ウィーク)と言い、いよいよイエスが苦しみを受けることを追体験する週とされています。 イエスは恥と孤独と苦痛の極みを経験しながら、人間として最低の人生の結末を迎えました。本当に救いようのないほどの最低の死に方です。 しかし、イエスの死に様が酷ければ...
2020年3月15日(日)「生まれてこなければよかった」(受難節のメッセージ) 15.03.2020 22:15
イエスの「最後の晩餐(または主の晩餐)」の場面において、イエスは自分を裏切る者の出現を予告します。それは、次のような強烈な衝撃を与える言葉を含んでいます。 「生まれなかった方が、その者のためによかった」 あの慈愛に満ちたイエスでも、自分を裏切る者のことは赦すことができなかったのでしょうか。「生まれなかった方がよかったのに」というのは、あまりにも人間に対して無慈悲な断罪ではないでしょうか。 しかし、私...
「神さまがしたことじゃない」(贖罪論のちょっとした修正のご提案) 11.03.2020 26:11
レント(受難節)に入りました。イエス・キリストが苦しみを受けられたことを覚えて、自らの罪を悔い改めたり、弱点を克服するための努力をしたりといった季節としてキリスト教の暦では定められています。 イエスは何のために苦しみ、なぜ殺されたのでしょうか。 よく、「イエスは人間の罪に与えられるべき罰を、身代わりに受けてくださったのだ」ということを言うクリスチャンの方がいらっしゃいます。しかし、その考えは現代の神...
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