Miki Watanuki/Nozomi Tanaka

Cobe.fm 本好きコンサル2人の読後感想戦

Arts JA ↓ 287 episodes

コンサル×アートでフリーランスっぽく働くみき(左)と、コンサル・リサーチ会社を経営するのぞみ(右)の二人で、1冊の本を実際に読んで感じたこと、思ったことをふんわり楽しく話します。ビジネス書から戯曲・小説、SF、ノンフィクションまで幅広く取り上げています。読書が好きな人、本が好きな人、学びが好きな人、ぜひお耳に合いましたら。"読むことは人を豊かにする。聴くことは人を謙虚にする"みき(Tw: @miki_apreciar)のぞみ(Tw: @Nozomitnk)書き起こしサービスLISTENはこちら:https://listen.style/p/hv5wngkh? LUsFq7mq

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Miki Watanuki/Nozomi Tanaka

Category

Arts

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Jul 6, 2026

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Episodes

2025年振り返り #1 05.01.2026

年末恒例の「2025年ベストコンテンツ」回。冒頭は、韓国でコーヒーショップが“公園代わり”になっているという都市計画の話からスタート。新聞販売店の厳しい現実と、配達が結果的に“見守り”として機能している話、さらに花屋の仕入れがリアルタイム入札に置き換わっていく現場感まで、生活と産業の変化を拾い上げます。 そして本題は、みきの年間ベスト1『世界99』。ずっとまとわりつく「気持ち悪さ」を、なぜ“読む手”が止まらない...

トルストイ『人間にはたくさんの土地が必要か』#3 01.12.2025

『人間にはたくさんの土地が必要か』最終回となるpart3では、トルストイ本人の生き方から、現代の「反資本主義ブーム」まで、話題が一気に広がっていきます。 のぞみはまず、トルストイの人生をざっくりおさらい。 裕福な伯爵家に生まれ、『戦争と平和』を書き、晩年には「私有財産なんていらない」と悟りつつも、実際には家督と財産を背負い続け、最後は82歳で家出して地方の小さな駅で亡くなった——そんな「思想と現実に引き裂か...

トルストイ『人間にはたくさんの土地が必要か』#2 24.11.2025

みき=「人生、事件少ないな〜っていつも思ってるほう」 のぞみ=「長野の退屈でも案外ハッピーだった世界観を背負ってるほう」 として、このpart2はこんな回です👇 トルストイのパホームは土地に取り憑かれていくけれど、 もし彼が2020年代に転生していたら——狙うのは「タワマン」「フォロワー数」「課金コンテンツ」だったかもしれません。 今回のpart2では、みきとのぞみがパホームの欲望を、現代の私たちの「これさえあれば」...

トルストイ『人間にはたくさんの土地が必要か』#1 17.11.2025

今回の課題本は、トルストイの短編『人間にはたくさんの土地が必要か』。 ……のはずが、冒頭はインフルエンザで学年閉鎖になった小学校の話からスタートします。健康の話ばかりするようになった自分たちの年齢感に苦笑しつつ、みきは「都内ホテルで一泊して、伊勢丹ギフトを上限まで使い切る」というバースデー大散財プランを報告。妹と平成のヒットソングを肴に、一日中“昔話”をしてしまった自分を振り返ります。 一方ののぞみは、...

ドストエフスキー『地下室の手記』#3 10.11.2025

「地下室」にとどまる生の魅力と危うさをもう一度見直します。 みきは“働かず読書に没入する理想”に惹かれつつ、それが行動不能のこもりへと傾く怖さを自省。比喩として、日光と外気のある「離島の図書館」を挟み、閉鎖と開放のバランスを考えます。 のぞみは、リーザの出自(リガ)からバルトの光の弱さ/陰影を想起し、作中の階段描写を手掛かりに“地下室”の物理的条件や時系列(役人時代の住まい)を検討。さらに、執筆当時の連...

ドストエフスキー『地下室の手記』#2 03.11.2025

第二部のリーザの場面を軸に、語りの“痛さ”ではなく行動不能としての地下室男を読んでいきます。 みきは、第一部(40歳の独白)→第二部(20年前の回想)という配置が、主人公のこじらせを終生のものとして浮かび上がらせる点に注目。さらに、主観の濁流に客観的事実を少量混ぜるドストエフスキーの叙述のうまさ(例:リーザが札を置いて去る)を指摘します。 のぞみは、自己完結に陥る近代自我への対抗としてテニスのダブルスを参...

ドストエフスキー『地下室の手記』#1 27.10.2025

今回取り上げるのは、ドストエフスキー『地下室の手記』。 40歳の元役人が、自意識とこじらせの果てにたどり着いた独白の物語です。 冒頭では、のぞみがテニスウェア販売の現場で感じた“人の選択の不思議さ”を話し、 みきは久しぶりに小劇場のスタッフとして参加した経験から、 「若い人は体と魂がピタッとしている」という印象的な言葉で、世代の感覚の違いを語ります。 そこから、二人の話題は自然と“地下室男”へ。 のぞみは「SN...

ショーペンハウアー『孤独と人生』#3 06.10.2025

ショーペンハウアーの肝は、「人と一緒にいる時でさえ、内側に孤独を持ち込む」こと。――言うは易く、どうやって? みきは、年齢とともに外部の“ガソリン”に頼りがちな自分を見つめつつ、その実践の難しさを素直に語ります。のぞみは、岩波茂雄・山下太郎・南方熊楠の伝記を手がかりに、人が動き続けるためのエネルギー源のちがいを比較。さらに二人は、「会議で話が通じない瞬間」「機内で自分だけ読書灯を点けたとき」など、それ...

ショーペンハウアー『孤独と人生』#2 29.09.2025

もしショーペンハウアーが友だちだったら、きっと最初から「二軒目」の深さで語り合える人かもしれない。 みきは『孤独と人生』に出てくる「楽しみの三分類(再生力/刺激/感受性)」の切れ味に驚き、のぞみは「誤りは結果から原因を推すところに生ずる」という一節を、直前の会議の出来事と重ねて実感します。 さらに話題は、ショーペンハウアーが語る“愚行を招く三つの種(野心・虚栄心・自負)”から、“安売りされた自負=愛国...

ショーペンハウアー『孤独と人生』#1 22.09.2025

みきが北欧〜バルトを3週間旅したエピソードからスタート。豪華フェリーやオスロのサウナ、街並みに重ねた『ドラクエ』の世界観——移動の合間に読んでいたのがショーペンハウアー『孤独と人生』でした。 本を手がかりに、孤独を「幸福への道」と捉える視点にうなずくみきと、HBR(ハーバード・ビジネス・レビュー)の“職場の孤独”特集を思い出すのぞみ。 「絶対に孤独で、同時に孤独な人は一人もいない」という僧侶の言葉や、ノーベ...

オリバー・サックス『妻を帽子と間違えた男』 #3 15.09.2025

Part3は、「相互関係ってどんな人のこと?」という話からスタート。 みきは、自然体で相手の話を聞き、新しいものを引き出せる人をイメージ。のぞみは、自分にはあまりその感覚がなかったとしつつ、本に出てきた“相互関係が創造性を引き出す”エピソードに共感します。 そこから話題は音楽の力へ。作中でも音楽が人に良い影響を与える場面が多いことに気づき、みきは最近観た“観客も参加する音楽パフォーマンス”の体験を紹介。どん...

オリバー・サックス『妻を帽子と間違えた男』 #2 08.09.2025

Part2は、政治演説の話題からユーモアたっぷりにスタート。 大統領演説を“言葉だけで聞く人”と“表情だけで見る人”が、それぞれ別の理由で爆笑してしまうという症例を紹介しつつ、「もしかして強い信念を持ってる人も、何かにうまく“刺さって”盛り上がっちゃってるだけかも?」なんて軽口も。 印象に残った症例として、みきは「体のないクリスティーナ」を挙げます。自分の体の位置感覚(固有感覚)を失いながらも、鏡を見て姿勢を...

オリバー・サックス『妻を帽子と間違えた男』 #1 08.09.2025

今回のエピソードは、東京の猛暑トークや夏の予定の話からスタート。 みきの北欧旅行計画や、のぞみの日焼けエピソードで軽く盛り上がったあと、課題図書『妻を帽子と間違えた男』(オリヴァー・サックス)へ。 24人の患者を描く臨床エッセイを読んで、のぞみは「自分にも急に起こるかも…」とちょっと怖くなった派。 一方のミキは、困難を抱えた人たちが前向きに生きる姿から「意外と大丈夫かも」と安心派に。 記憶が2秒しか持たな...

ジェフリー・アーチャー『百万ドルをとり返せ!』#3 25.08.2025

「ありがとうを言わせない善行は、復讐かもしれない――?」 最終回となるPart3では、前回までの「上品な復讐」トークがさらに加速。 のぞみが語る“恩を売りまくることで相手に負い目を感じさせる”という無言の戦略に、みきも「それ、かなり復讐だよ!」と驚きつつ、それぞれの中にある“気づかぬ復讐心”を洗い出していきます。 さらに、男4人の悪だくみに友情が芽生える本作の構造を振り返りながら、「これは男の子の小説だ!」とい...

ジェフリー・アーチャー『百万ドルをとり返せ!』#2 18.08.2025

Part2「復讐したいと思ったこと、ありますか?」 ジェフリー・アーチャー『100万ドルを取り返せ』をきっかけに、今回は“復讐のエネルギー”をめぐる考察が繰り広げられます。 上品な復讐をやってのけるスティーブンに対して、「自分なら酒に溺れて終わる」「SNSで愚痴っておしまい」と語るふたり。とはいえ、「相手に恩を売って気まずくさせる」「役に立つことで上下関係を築く」…それって実は上品な復讐では?と、思わぬ内省が始ま...

ジェフリー・アーチャー『百万ドルをとり返せ!』#1 11.08.2025

今回の課題図書は、ジェフリー・アーチャーの傑作『100万ドルを取り返せ』。 ディスプレイのトラブルやテニスラケット試打会の“実力の暴力”エピソードから始まった今回、話は自然と「上品な復讐」とは何か?へと展開していきます。 イギリスの知識人4人が、詐欺で失った合計100万ドルを1ペニーも多くなく、少なくもなく取り返す痛快ストーリー。 その“復讐の方法”がモンテ・クリスト伯とは対照的で、「気づいたら気持ちよくお金を...

川喜多二郎『発想法』#3:発想を促す場所はどこ? 04.08.2025

シリーズの最終回では、「自分にとっての発想とは?」をめぐるやりとりが中心となります。 KJ法やクリエイティブの分類を起点に、二人それぞれがどんなふうに発想をしているのか、自覚的に振り返る時間に。 将棋やテニス、小説執筆、村上春樹のオーディオブック体験など、話題は多岐にわたりながらも、自然と“発想”や“創造”についての考察が深まっていきます。 それぞれの「発想の型」が違うことに気づいたり、 情報を整理してから...

川喜多二郎『発想法』#2:"発想豊か"ってなんだろう? 28.07.2025

今回は、KJ法の本質と限界、そして「発想とは何か?」をより深く掘り下げていくPart2。 KJ法やブレインストーミングを実際に体験してきた二人が、その実効性や課題を率直に語り合いながら、現代における“発想の場”のあり方を問い直します。話はやがて、将棋やテニスの話題へと広がり、藤井聡太の思考法や競技の構造理解が、創造性にどんな示唆を与えるかを考察。思考の枠組みを「いったんバラす」ことで見えてくる新しい全体像とは...

川喜多二郎『発想法』#1:KJ法との出会い 21.07.2025

今回のエピソードでは、川喜多二郎による名著『発想法』を取り上げ、みきとのぞみが“発想の拡げ方”についてざっくばらんに語り合います。 冒頭は近況トークからスタート。東京の集中豪雨と新宿の浸水、そしてテニスに情熱を注ぐ夏の過ごし方を皮切りに、思考はなぜか「電波と雨の関係」「人工島での電波状況」などユニークな方向へ。のぞみのテニス狂いっぷりや、58歳でプロテニスに挑戦する投資家の話も飛び出し、自由な連想が広...

レイ・ブラッドベリ『華氏451度』 #2 14.07.2025

「私には関係ない」の射程って、どこまで届くんだろう? 今回のPart2では、モンターグの奥さんの無関心から始まって、“他人への関心のなさ”が支配する社会の怖さがじわじわ語られていきます。 本を読むこと、それは他者を理解しようとすること。 本を燃やす仕事をしていた主人公が、他人の感情を想像し始めたときに何が起きるのか? そこからの展開が、現代の空気ともリンクしてしまうのが『華氏451度』のすごさ。 政治的な話題に...

レイ・ブラッドベリ『華氏451度』 #1 07.07.2025

「ランチ6000円!?」のアイスランド話から始まる今回。のぞみの旅先エピソードをきっかけに、人間のちっぽけさや“どうでもいいことで怒ってたな〜”という気づきがこぼれ出します。そして話題は自然と、課題本『華氏451度』(レイ・ブラッドベリ)へ。 本を読むことが禁じられ、本を燃やす仕事=ファイヤーマンが存在する世界。 “速度”が人間らしさを奪っていく様子や、「月を見上げる」ことさえ特別になる日常。クラリスという少女...

李禹煥『両義の表現』#3 ~言葉では届かないこと、身体でひらくこと 30.06.2025

 「世界との通信の仕方を磨くって、どういうことだろう?」 そんな問いが、コンサルの現場や読書体験を越えて、だんだんと身体の感覚にまでにじんでいきます。 『両儀の表現』をめぐる読書会、最終回。 今回は、言葉の限界と他力の気配、呼吸や空間との関係、そして「ただ在る」ということについて語り合いました。 言葉は便利で、鋭くて、でもときに他者を“モノ”化してしまう。 だからこそ、「言葉は承認しかできない」という問い...

李禹煥『両義の表現』#2 ~“他力”と“開かれる次元”の入り口で 23.06.2025

 「“不二”って知ってる?」 そんな問いかけから、ふたりの会話はまた少し深いところへ。 『両儀の表現』のなかで繰り返し語られる、「自己」と「他者」、「作品」と「環境」、「語ること」と「語らないこと」。 一見分かれているようで、ほんとうは切り離せないものたち。 ふたりは自分の経験——演劇や資料づくり、スポンサーとの関係、ビジネスの言葉選び——をたどりながら、それらの“あわい”に何かが立ち上がる瞬間を探ります。 後...

李禹煥『両義の表現』#1 ~“いいもの”って、ちゃんと説明できる? 16.06.2025

今回読んだのは、現代アーティスト・李禹煥の『両儀の表現』。 のぞみがなんとなく「気になる」と手に取ったこの本が、意外にも深く、そしてしずかに迫ってくる一冊でした。 中学生のテニス選手にスポンサーとして関わる中で感じた“期待とプレッシャー”。 演劇プロジェクトの「振り返りの場」から見えてきた、人が言葉を紡ぎはじめる瞬間。 そうした日常のエピソードと本の内容が、じわじわ重なってきて… 「いいものってなに?」「...

E・H・カー『歴史とは何か』 #3 09.06.2025

読了感「ハードだった!」――それでもふたりは、語らずにはいられなかった📘🔥 Podcast『歴史とは何か』の最終回となるPart3では、みきとのぞみが「歴史の語り方」そのものを巡って、脱線と想像力をフル稼働。How to本形式ならもっと読めたかも…?というみきの提案から、物語化とファシズムの危うい関係へと議論はスライドしていきます。 📚 話題はどんどん広がり… 歴史教育が“物語”になりすぎる危険性 ワークショップ型の歴史授業...

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