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roudoku iqunity

朗読のアナ 寺島尚正

100万再生突破!ありがとうございます。 ラジオアナウンサーは言葉を読み語る表現者。 文化放送から、四十年にわたってリスナーに語りかけている寺島尚正アナウンサーがさまざまな作品を朗読します。 その声が紡ぎ出す物語に耳をすませ、語りから無限に広がる想像力、日本語の奥深さをご堪能ください。  朗読のお仕事がございましたらお声かけください。

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Auteur

roudoku iqunity

Catégorie

Arts

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Dernier épisode

10 oct. 2026

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Épisodes

津村信夫 「月夜のあとさき」 24.09.2025

「戸隠では、蕈と岩魚に手打蕎麦」、これまで何度も戸隠を訪れている津村信夫は、そこで出会った夏の終わりの出来事、秋の宿での食膳、そして山の月と蕎麦打ちの様子を思い出します。山里の森閑とした月夜の晩の風情を感じる短編です。

芥川龍之介 「羅生門」 18.09.2025

 芥川の代表的作品です。時代は平安時代末期、災いが続いて荒廃した都の朽ち果てた大きな門で、秋の夕刻に、追い詰められた人間の我欲と無情さがあらわになっていきます。今昔物語集の「羅城門登上層見死人盗人語」と「太刀帯陣売魚姫語」をもとに、芥川がひとつの作品にしました。

岩本素白 「雨の宿」 10.09.2025

 いつの時代も、日本人にとって京都への旅は特別な感傷を抱かせるものではないでしょうか。時代とともに京都の風情も変わりましたが、多くの人々にとっての京都は、この随筆で岩本素白が体験したような詫び寂びの沁みいるような時を過ごす場所のように思えます。随筆の達人が京都に向かい、予定にない初めての宿を訪ねます。

山川方夫 「邂逅」 02.09.2025

 引っ越しをきっかけに、忘れかけていた幼き日の記憶が蘇ります。その記憶はところどころ曖昧で、なにか大切なことが抜け落ちてしまっている気がします。抜け落ちているなにかが明らかになったときに、より大きな謎のなかに迷い込むことになります。

小山清 「老人と鳩」 30.08.2025

 老いて資産もなく、健康にも難がありながら一人で暮らす。そんな身につまされる境遇で生きる老人が、暮しまわりで見かけるものい興味を示し、なにかを生み出すことを考え、人とのわずかなふれあいに心を動かします。さしたることも起こらずに続いていく人生を、それでも生き続ける様子が心に沁みる短編です。

壺井栄 「港の少女」 23.08.2025

 小豆島の港町を舞台にした短編です。戦争は人の命を奪い、ささやかに暮らす庶民の日常にも影を落とします。戦後の日本の姿は復興とともに語られがちですが、都市部を離れた地方では変わりなく繰り返される日常の中に、戦争に奪われたものの影響がゆっくりと切なくあわわれます。庶民の戦後の姿を映し出した作品です。

国木田独歩 「画の悲しみ」 15.08.2025

 子どものころ、画が好きで周囲からも画力を認められていたことを思い出す。しかし同じ学校には、自分より優れた画を描く少年がいて、いつの間にか対抗心を持つようになる。二人の交流を回想しながら、その後の人生と運命について思いをはせ、せつない感情が沸き上がる様子が心を打つ。

小山清 「老人と鳩」 09.08.2025

 老人は失語症を患い独り暮らしをしています。暮らしはつつましく、身の回りの小さな出来事が日々の彩りとなります。ふとしたきっかけではじめたモノづくりと、喫茶店で知り合った少女とのささいな交流が、また新たな変化をもたらします。日常の細部を丁寧に描いた、晩年の小山清の短編です。

壺井 栄 「裁縫箱」 04.08.2025

 母一人子一人で貧しく暮らしている12歳のヨシノは、母親に誘われ街に出かけ、思いもかけない経験をします。それは母親が近い未来に起こることを知っていたかのような出来事でした。弱き人々の暮らしに根ざした壺井栄らしい作品です。

島田清次郎 「若芽」 28.07.2025

 若くして亡くなった文士の死を扱った作品ですが、作者の島田清次郎自身が若くしてデビューして脚光を浴びながら、その後の放縦な行動で破滅的な人生を歩むことになり、早逝したことと重ねると作品の意味合いを考えさせられます。

奥野他見男 「支那街の一夜 ”馬賊に捕らわれた人の話”」 22.07.2025

 日清日露戦争後の中国は、世界が虎視眈々と狙っており、日本にとっても重要な意味をもっていました。そのため現在と同様に企業進出から観光まで多くの日本人が渡って活気をていし、中国の街の様子や文化について、日本国内でも多いに注目されていました。その国を当時の大流行作家が旅して書き残した紀行随筆の一話です。

加納作次郎 「少年と海」 16.07.2025

 「赤い鳥」に発表された児童文学です。能登の漁村を舞台に、海が荒れる予兆を感じた幼い少年が、これから起きる変化を想像するうちに、目の前で起きていることを見失ってしまいます。再評価されつつある加納作次郎の作品です。

蘭郁二郎 「足の裏」 11.07.2025

 特殊な性向を持った青年の奇妙な活動を描いた戦前の掌編です。作者は10代で江戸川乱歩に認められ、昭和モダンの時代らしい怪奇幻想の味わいがある探偵小説を発表していた蘭郁二郎です。谷崎とはひと味違うフェティシズムが、若々しい筆致で展開します。

伊藤佐千夫 「告げ人」 06.07.2025

 楽しい村祭りの前夜に、いわくつきの近親者の訃報がもたらされるところから話は始まります。家族が家父長制で結びついていた時代に、土地の慣習にしたがって暮す旧家が舞台となっています。現代とは違った家族のカタチが浮き彫りになる作品です。

正岡子規 「熊手と提灯」 02.07.2025

 凛と冷え込んだ初冬の夜道で、賑やかに往来する人々の群れとあでやかな灯りが現れます。寂寞の夜に祭りがもたらした対照的な景色を正岡子規ならではの筆致で描写しています。すでに病に侵されていた子規にとって、この体験は強く印象に残ったようです。

山川方夫 「ジャンの新盆」 27.06.2025

 フランス人の青年ジャンは東洋思想にかぶれ、魂の開放を求めてキリスト教では許されない自殺をはかります。願った通りに東洋の天界に行きましたが、お盆になると下界に戻るように申し渡されます。故郷と縁を切ったジャンは憧れの東京に降りることにしました。異文化を題材にしたユーモア小説です。

小山清 「栞」 21.06.2025

 関東大震災で被災し避難生活を送ることになった少年は、同い年の少女がいる親戚の家族と同居することになります。少しだけ今までとは違った暮らしの中で、少年と少女は仲良くなりほのかで淡い感情が揺れ動きます。繊細な心の動きをとらえた小山清らしいスケッチです。

芥川龍之介 「仙人(鼠使い編) 15.06.2025

 芥川龍之介は「仙人」のタイトルで二つの短編を残しています。これは先に書かれたものです。鼠の芝居を見せながら町から町へと渡り歩く男は、みすぼらしい老人と出会います。自分よりも苦しい人生を送っているように見える老人を知り、男にはある感情が芽生えていきます。

田山花袋 「アカシヤの花」 10.06.2025

 日露戦争の頃、中国の支社で働く二人の男が、本社の知人が社内不倫で左遷され、相手の女性は子供を産んだのちは不明という噂話に花を咲かせます。そんな二人が商用で中国を巡る旅をしているときに、ひょんな場所で噂の女性と出会います。田山花袋が本名の田山 録弥で発表した作品ですが、花袋名での登録としました。

牧野信一 「辞書と新聞紙」 06.06.2025

 王様は国の少年達の中から世継ぎの王子を選ぶとお布令を出します。全員が候補者で、王様の試験に合格した者が選ばれます。国中の少年達が書物にむかい勉強に励む一方で、貧しくて学ぶ書物を買えない羊飼いの一郎君にはなすすべがありません。それでも試験を受けなければなりません。どんな試験が行われたのでしょうか?

宮沢賢治 「烏の北斗七星」 31.05.2025

 かつて戦争で戦闘機よりも戦艦が主力だったころ、普段は商船として運用されている海運会社の船舶を、軍艦として艦隊に編成したものを義勇艦隊と呼びました。戦時でなければ普通の船、普通に暮らす人々も、いざ戦うことになれば与えられた役割に徹することになります。しかし、心をすべて変えることは出来ません。カラスの義勇艦隊の話です。

菊池寛 「蠣フライ」 23.05.2025

 食いしん坊であった菊池寛による洋食と恋愛が絡み合う短編小説です。かつて愛した女は、自分に食事する姿を見られることを避けていましたが、大好物の蠣フライだけは別でした。ある日、汽車の食堂車でかつての女らしき姿を認めます。夫婦連のようです。過去が甦り、あの女なのかどうか気になります。

鷹野つぎ 「虫干し」 16.05.2025

 鷹野つぎは明治23年に、現在の静岡県浜松市の中流の商家に生まれました。少女時代から文学に触れて創作をはじめ、結婚や出産後も夫の転勤で各地を転々としながら、小説、随筆、詩や和歌を発表していきました。当時の浜松の四季のうつろいと子供たちの日々を題材にした作品をいくつも残しています。

久生十蘭 「一の倉沢」 12.05.2025

 息子が谷川岳で遭難した知らせを受けて救助活動に向かった父親は、自分自身の人生を見つめていくことになります。登山家として技を磨き山を制してきた若き日は過去のものとなり、今は仕事場で時間を潰すだけの日々を過ごしていました。遭難した息子の捜索活動は、自分自身の価値を試す試練に変わっていきます。

幸田露伴 「野道」 07.05.2025

 春うららかな頃、老境を楽しむ人生の先輩たちに誘われて、郊外の野道を散策します。持ってくるように言われた板切れに塗り込んだ味噌を準備し、なんでもない景色や草花の様子を慈しみながら、のどかな道行きを愉しみますが、一つの事件が起こります。滋味深い露伴の名作短編です。

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