ナマケもん
ナマケもん戦略研究所 ラジオ
『ナマケもん戦略研究所 ラジオ』は、著者がこれまでに執筆してきた思想・社会批評・経営論を耳から味わえるかたちで届ける試みです。現代社会を覆う「効率」「競争」「正しさ」といった規範に対し、ナマケモノのように「小さく・深く・しなやかに」生きる知恵を語り直します。番組では、『ナマケもん戦略』『MBA的常識の限界』『絶滅の巨人』に示した経営論から、『ブラックなホワイト社会』『優しい全体主義』に描かれた社会批評、さらに『嘘の社会学』『死の社会学』によるメキシコ社会研究まで、多彩な著作のエッセンスを紹介します。本ラジオは、資本主義の限界や制度の疲労と再生、無条件の承認、共同体的秩序の可能性、そして文化や倫理の...
Wo hören?
Podcasts in der App Replaio Radio Bald verfügbarPodcasts kommen bald in die App. Installiere sie jetzt und erlebe als Erster einen ganz neuen Blick auf Podcasts
Folgen
制度敗戦Ⅲ 分配と承認の統治論 序章 分配と統治の普遍原理を問い直す 06.06.2026 7:17
本章は、分配こそが統治の根幹であるという問題意識を提示する。近代国家は成長を前提に税制・福祉・公共投資を制度化してきたが、人口減少や環境制約によりその正統性は揺らいでいる。成長なき時代に、持続と承認を軸とする新たな制度創生が必要であると論じる。
MBA的常識の限界 第4部 第1章 二次元マトリクス(Scale × Relationship) 03.06.2026 6:41
規模と関係性の二軸により、企業の位置を四つの象限として整理する。拡大とディールに依存する領域は消耗を招き、ストーリーズを掲げながら拡大する領域には矛盾が生じる。中小企業に多い小規模×ディールの領域は安定に見えて脆弱である。最も持続性が高いのは、規模を最適化し関係性をストーリーズに基づく領域であり、ここにナマケもん戦略の基盤があることを示す。
死の社会学 第10章 三者比較 ― 日本・メキシコ・西欧近代の死の文化 02.06.2026 7:16
日本(畏敬・慎み)、メキシコ(祝祭化・日常化)、西欧近代(隠蔽と二重構造)の三者比較で、死の可視性が閾値の設計に直結すると整理する。日本は暴力を虚構へ隔離し現実の閾値を高く保つ。メキシコは文化と制度が死を生活へ接続し閾値を低く維持する。西欧は理念高・制度低の同居が特徴。
危機と戦争の金融資本主義 第2章 フランス革命と近代金融資本主義の誕生 01.06.2026 7:10
近代金融資本主義の出発点は、フランス革命による王権信用の崩壊にある。旧体制では国家信用は国王の権威に依存していたが、革命によってその基盤が崩れた。アッシニア紙幣の発行は国民国家による信用創造の試みであり、最終的には中央銀行制度の成立へとつながる。本章では、革命と戦争が「国民信用」と中央銀行という近代金融制度を生み出した過程を検討する。
【週刊】ナマケもんマガジン 第37回 31.05.2026 20:38
(2026-05-31) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、思...
制度敗戦Ⅱ 保守と確信を超えて 終章 30.05.2026 5:43
終章は、保守/革新二分法の限界認識から出発し、三つの新軸が制度敗戦を超える思想的地図であることを再確認する。制度延命は疲労を深め、グローバル依存は自律性を奪い、抽象的普遍主義は生活世界から遊離する。これに対し、制度創生・地域循環・生活世界重視の組み合わせは、制度を人々の物語と再び結びつける。戦後の「努力すれば豊かになれる」という物語に代わり、「承認と持続」を軸にした新たな物語を制度に埋め込むことが...
MBA的常識の限界 第4部 序章 三つの軸を統合する視座 27.05.2026 6:28
本章では、第1部から第3部までの議論を統合し、規模・関係性・柔軟性という三つの軸として再構成する。従来の経営が「勝つための合理性」を追求するあまり「続くための条件」を見失っていることを指摘し、ナマケもん戦略マトリクスを導入する。このマトリクスは戦略選択ではなく存在の選択を問うものであり、企業をどのように在り続けるかという視点を提示する。
死の社会学 第9章 死の大衆文化とナルコ美学 26.05.2026 6:30
死は大衆文化で反復消費され、風刺(ポサダ)・音楽(ナルココリード)・映像が死を美学化する。重要なのは虚構に隔離されず現実暴力と地続きである点で、感受性の麻痺と暴力の正当化を促す。カルテル自身も死体展示や豪奢な墓で権威を演出し、命を象徴資源として扱うことで閾値を押し下げる。
危機と戦争の金融資本主義 第1章 危機と戦争はなぜ金融資本主義を延命させるのか 25.05.2026 6:37
金融資本主義は永続的な制度ではなく、危機や戦争を契機としてルールを書き換えながら存続してきた政治的秩序である。通貨制度や金融市場の仕組みは、制度疲労が進んでも平時には改革されにくい。しかし戦争や金融危機は既存の制度の矛盾を一気に露呈させ、通常では不可能な制度変更を可能にする。本章では、金融秩序が崩壊ではなく「延命」という形で更新されてきた歴史的パターンを提示し、本書全体の分析視角を示す。
【週刊】ナマケもんマガジン 第36回 24.05.2026 11:18
# (2026-05-24) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し...
制度敗戦Ⅱ 保守と確信を超えて 第16章 23.05.2026 5:41
第Ⅱ・Ⅲ部の議論を総合し、制度創生の未来像は「延命から創生へ」「グローバル依存から地域循環へ」「抽象的普遍主義から生活世界重視へ」という三重の転換として描き出される。財政・技術・安全保障・エネルギー・農業・法において、創生・循環・生活世界重視が組み合わさるとき、制度は人々の生き方と結びついた物語として再び機能し始める。逆に延命・依存・抽象の組み合わせは制度敗戦を固定化する。共同体意識や自然との共生な...
MBA的常識の限界 第3部 第7回 RigidからFlexibleへ 20.05.2026 5:23
第7回は連載全体の総括として、Rigidな経営からFlexibleな経営への転換を提起する。株主価値、四半期決算、効率至上主義に支えられた従来の経営は、短期成果を生む一方で、未来への耐久力と信頼を失わせてきた。これに対しナマケもん戦略は、「小さく、深く、しなやかに」という原則のもと、余白と信頼を資本として再評価する。効率のためにすべてを削る経営ではなく、消耗なき成長を可能にするしなやかな経営への転換が本稿の結論...
死の社会学 第8章 宗教と死 ― カトリック・土着信仰・サンタ・ムエルテ 19.05.2026 7:21
宗教は命の閾値を上下させる装置として働く。カトリックは理念上の不可侵を掲げつつ例外を抱え、土着信仰は死を循環の一部として相対化する。さらにサンタ・ムエルテは死そのものを守護化し、制度に守られない人々の逆説的な「確実な拠り所」となる。三重構造が命の価値の揺らぎを示す。
『その違和感は正しい』 第6章 違和感は未来の種 18.05.2026 6:04
社会の制度は永遠ではなく、歴史の中で何度も変化してきた。現在の日本社会もまた転換期にある。若者が感じている違和感は単なる不満ではなく、社会の変化を知らせるサインである。重要なのはその違和感を無視せず、社会を理解する視点へと変えることである。若者のエネルギーに知恵が加わるとき、それは新しい社会を作る力になる。未来はまだ決まっていない。いま違和感を感じている世代こそが、次の社会を形づくる存在なのである...
【週刊】ナマケもんマガジン 第35回 17.05.2026 14:40
(2026-05-17) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、思...
制度敗戦Ⅱ 保守と確信を超えて 第15章 16.05.2026 4:53
制度創生を定着させるには、それを支える法と憲法の再構想が不可欠である。現行の法律は社会変化への後追い修正に終始し、延命的応急処置として制度敗戦の一部となっている。憲法は権力制限だけでなく、社会が共有する価値と未来像を示す物語の源泉であり、人口減少や環境危機など新たな課題に応じて「制度創生の理念」を組み込む必要がある。地域参加やボランティアを承認する仕組み、未来世代の権利の明文化などを通じて、法を承...
MBA的常識の限界 第3部 第6回 余白はコストではない 13.05.2026 4:30
第6回では、これまで無駄や非効率とされてきた「余白」を、ナマケもん戦略がなぜ資本と捉えるのかを掘り下げる。在庫の余白は供給ショックへの備えとなり、人材の余白は多様な対応力を生み、時間の余白は熟慮と創造性を可能にする。平時には不要に見えるものが、危機時には組織を支える力になるのである。日本文化における「間」や「余韻」の感覚も参照しながら、余白とは削減対象ではなく、未来に耐えるための投資対象であること...
死の社会学 第7章 死者の日と死の祝祭化 12.05.2026 6:35
死者の日は先住民儀礼とカトリック暦が融合した祝祭で、死を再会として生活へ取り込む。骸骨表象や風刺が「死の民主主義」を示し、死への親和性を高める。日本のお盆(厳粛)との対照で、可視化の仕方が閾値に作用することを示す。観光化の懸念はあるが生活儀礼として根強い。
『その違和感は正しい』 第5章 諦めの違和感 11.05.2026 7:28
現代の若者はしばしば無気力や安定志向と評される。しかし実際には、それは社会に対する期待を調整する合理的な行動でもある。制度が完全に信頼できない社会では、過剰な期待を持たないことがリスク回避になる。SNS社会でも同様に、多くの若者は承認を求めながらも距離を保っている。こうした態度は単なる諦めではなく、社会環境への適応である。若者の静かな現実主義は、制度の変化を背景に生まれた新しい生き方の形と言える。
【週刊】ナマケもんマガジン 第34回 10.05.2026 14:51
(2026-05-10) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、思...
制度敗戦Ⅱ 保守と確信を超えて 第14章 09.05.2026 5:23
輸入に依存した日本の低い食料自給率は、「国民の生命を外部に委ねる」制度的リスクを意味する。備蓄や輸入先多様化といった延命策では、地政学的リスクや気候変動に耐えられない。農業を単なる衰退産業ではなく、雇用・環境・文化を支える「地域循環の中核制度」として再定義し、自給と循環を軸に再構築する必要がある。スマート農業など新技術も、大企業ではなく地域の小規模農家や協同組合と結び付くとき、自給力と持続性を高め...
MBA的常識の限界 第3部 第5回 MBAは柔軟性さえ管理しようとする 06.05.2026 5:21
第5回は、MBAが近年掲げるアジリティや動的能力といった「柔軟性」論の限界を論じる。これらは一見すると現代的な適応理論に見えるが、実際には株主価値を守るための手段として語られ、さらに柔軟性そのものをKPI化し管理しようとする。その結果、柔軟性は「柔軟であるように見せる行動」に矮小化され、現場の疲弊や混乱を生む。本稿は、真の柔軟性とは管理される能力ではなく、余白の中で育つ存在のあり方であると主張する。
死の社会学 第6章 麻薬戦争と組織犯罪(21世紀) 05.05.2026 4:57
2006年以降の麻薬戦争で暴力の主役が非国家主体へ拡張し、国家も癒着で暴力の一部となった。殺人率の急上昇、死体のメッセージ化、失踪の多発が「死の風景」を日常化させる。アヨツィナパ事件などに象徴される制度の崩れが、命を守らない前提を強化し歴史的連続性を際立たせる。
『その違和感は正しい』 第4章 日本社会の違和感 04.05.2026 8:03
日本社会は長い間、制度への強い信頼によって支えられてきた。しかしバブル崩壊以降、終身雇用の弱体化や格差の拡大によって制度への信頼は少しずつ揺らぎ始めている。本章ではこの変化を「日本のメキシコ化」という視点から説明する。制度が完全に信頼されなくなると、人々は制度よりも人間関係やネットワークを重視するようになる。こうした社会の変化を最も敏感に感じ取っているのが若者である。彼らの違和感は社会の転換期を示...
【週刊】ナマケもんマガジン 第33回 03.05.2026 14:25
(2026-05-03) 週刊「ナマケもんマガジン」は、NOTEで過去1週間で投稿された連載記事の解説とオリジナル音楽を融合した思想系エンターテインメントです。 テーマは“どう勝つか”ではなく“どう続くか”。拡大量と効率至上を超え、Non-Exhaustive Growth(消耗しない成長)を語ります。 後半では『ブラックなホワイト社会』『制度敗戦』などの著作をモチーフに制作した楽曲を公開。 NOTE、Youtube、Spotify、Apple Podcastと連動し、思...
Ähnliche Podcasts
Replaio ist kein Herausgeber von Podcasts; die Namen der Sendungen, Cover und Audioinhalte gehören ihren Autoren und werden über öffentliche RSS-Feeds verbreitet