August

ArTrip Studio

Arts JA ↓ 31 Folgen

ArTrip Studioでは、美術館・アート・カルチャーを楽しむための視点について学ぶことができるコンテンツを発信しています。Art × Tripをテーマに旅を通した実体験を交えながら、ゆるく真面目に語っています。訪れた美術館や鑑賞したアートの写真はnoteに掲載しています。https://note.com/tza_august

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23. Feb 2026

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#31 東京都美術館「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」徹底レポート。スウェーデン絵画の真髄と学び、注目すべき作品についての考察。北欧の青い光が映し出すもの、パリへの憧憬と反逆、カール・ラーションの描く理想の日常、精神の深淵を見つめた現実のかなたへの旅。 23.02.2026

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第31回の旅先は、上野・東京都美術館で開催中の「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」です。 スウェーデン国立美術館が誇る至宝が集結した今回の展覧会。かつて「描くべきもののない国」とまで言われたスウェーデンで、画家たちはどのようにして自国の美を発見したのか? 19世紀後半、彼らが求めて止まなかったフランス近代絵画の光。そして、そこから離れて...

#30 ローマ・ジョルジュ・デ・キリコ邸宅美術館で思考する形而上絵画の真髄。アトリエ兼自宅で、画家キリコの人生を追体験する 16.02.2026

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第30回は、イタリア・ローマの「ジョルジュ・デ・キリコ邸宅美術館」です。 誰もが知る観光名所、スペイン広場の喧騒からわずか数メートルの場所に、20世紀最大の異端児ジョルジュ・デ・キリコが30年間過ごした時間の止まったアパートがあります。 今回は、通常の美術館巡りでは決して味わえない、キリコの生活と哲学が混ざり合った空間を語ります。 なぜ彼はあえて17...

#29 西洋の教会では、なぜ無料のアート鑑賞ができるのか?ヨーロッパの教会と日本のお寺の違いに関する考察 09.02.2026

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第29回のテーマは、ヨーロッパを旅する際に誰もが抱く素朴な疑問、「なぜ教科書にのるほどの重要な芸術作品が教会で無料で見られるのか?」という問いについてです。 これまでのエピソードでは、カラヴァッジョやベリーニといった具体的なアート作品が眠る教会を紹介してきましたが、今回は一歩踏み込んで、その背後にある「文化的・宗教的な背景の違い」を深掘りしま...

#28 NAKED meets ガウディ展。バルセロナの記憶が呼応する、建築家ガウディの魅力の本質。自然の幾何学と建築技術の秘密、サグラダ・ファミリアの過去と未来 02.02.2026

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第28回の目的地は、東京・天王洲アイルの寺田倉庫で開催されている「ガウディ没後100年公式事業 NAKED meets ガウディ展」です。 一昨年の夏にバルセロナに訪れ、ガウディ建築を巡ったのですが、今回の展示は単なる復習ではなく、自分の中にあった「ガウディ建築の魅力の本質とは何か?」という問いへの答え合わせのような体験になりました。 今回のエピソードでは、最...

#27 サンタ・マリア・デル・ポポロ教会にて、ローマの光と闇を歩く。カラヴァッジョとカラッチ、正反対の天才はなぜ同じ礼拝堂に選ばれたのか? 26.01.2026

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第27回の舞台は、ローマの北の玄関口、ポポロ広場に佇む「サンタ・マリア・デル・ポポロ教会(Santa Maria del Popolo)」です。 バチカンの巨大なスケール感に圧倒された後にここを訪れると、その密度に驚かされるはずです。一見、控えめな外観の教会ですが、そこはラファエロ、ベルニーニ、カラヴァッジョ、カラッチといった芸術家たちの執念が地層のように重なり合...

#26 バチカンのサン・ピエトロ大聖堂。地下に眠る漁師の記憶、ミケランジェロの『ピエタ』に宿る魂、そして551段の階段を越えて辿り着くローマの頂へ 19.01.2026

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第26回は、バチカン市国の中心にして、人類至高の美が詰まった「サン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)」を徹底解説します。 まずは大聖堂の真下、歴代教皇が眠る「グロッテ」へ。 実は、この大聖堂の名前になっている聖ペトロは、もともとはごく普通の漁師でした。そんな一人の男性の墓が、なぜ世界最大の教会の基軸となったのか?2000年前の質素な記憶と...

#25 ローマ・バルベリーニ宮。絵画に隠されたラファエロの愛とカラヴァッジョのテネブリズム。欲望によって生まれた美しい建築が織りなすバロックの迷宮 15.01.2026

旅先の美術館・アートを楽しむための視点をお送りするArTrip Studio。 第25回目の旅先は、ローマが誇るバロックの殿堂「バルベリーニ宮国立古典絵画館(Palazzo Barberini)」です。 パンテオンのブロンズを剥ぎ取ったバルベリーニ家の野望が生み出したこの宮殿。そこには、美術史に残る天才たちの火花散る競演が隠されていました。 実は今回の旅には、ちょっとした誤算がありました。お目当てのカラヴァッジョの傑作が出張中で不...

#24 ローマ・トラステヴェレ。巨匠ブラマンテが到達した完璧な建築「テンピエット」。芸術の歴史を変えた小さな神殿の圧倒的な魅力 12.01.2026

旅先の美術館・アートを楽しむための視点をお送りするArTrip Studio。 第24回の旅先は、今回のローマ滞在で、どうしても自分の目で見たかった場所。巨匠ドナト・ブラマンテが設計した、ルネサンス建築の結晶『テンピエット』です。 トラステヴェレの路地裏で観光客の姿が消えた静かな坂道を登り、たどり着いた先に待っていたのは、ブラマンテが数学的な美しさを凝縮させた究極の調和でした。 なぜ、この直径わずか数メートルの建物...

#23 ローマ・ナヴォーナ広場とサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会。ベルニーニ vs ボッロミーニ。石に刻まれた芸術家たちの嫉妬と孤独 08.01.2026

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第23回の旅先は、ローマの観光中心地ナヴォーナ広場に建つ、サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会です。 広場の主役である「四大河の噴水」を作ったスター建築家ベルニーニ。その目の前に教会を建てた、孤高の職人建築家ボッロミーニ。ローマ・バロックを二分するこのライバル関係は、まるで映画のようなドラマに満ちていました。 「噴水の像が教会を怖がっている」とい...

#22 ローマ・サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会。コインを入れると闇に浮かぶ、カラヴァッジョの光と影の三部作 06.01.2026

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。第22回の旅先は、ローマ・パンテオンのすぐ近くにある「サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会」です。 入場無料、予約不要の、一見すると普通の教会ですが、その奥にある「コンタレッリ礼拝堂」には、美術史を覆した革命的な作品、若き日の天才カラヴァッジョが描いた、聖マタイの三部作が飾られています。 闇の中から浮かび上がる、薄汚れた足の聖人と、路地裏のよ...

#21 バチカン美術館の見どころを徹底レポート。不完全な彫刻の美しさ、地図の回廊の眩さ、ラファエロの間の意味、現代アートコレクション、システィーナ礼拝堂の絵画の裏側 01.01.2026

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第21回の旅先は、世界最小の国にある美の殿堂「バチカン美術館(Vatican Museum)」です。 歴代教皇が集めた膨大なコレクションは、まさに「美の洪水」。 有名な「ラオコーン像」はもちろん必見ですが、この巨大迷宮の本当の魅力は、その先に広がる知られざる傑作たちにありました。 ミケランジェロが師匠と崇めた手足のない彫刻「ベルヴェデーレのトルソ」。 16世紀の...

#20 ローマ・パンテオン。2000年崩れないコンクリート建築の秘密と、安藤忠雄も追い求めた光の意味 29.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第20回の旅先は、イタリア・ローマの中心部に鎮座する「パンテオン(Pantheon)」です。 賑やかなロトンダ広場の路地裏に突如として現れる、古代ローマの巨大な神殿。 そこは遺跡ではなく、2000年前から時が止まったかのような建築でした。 鉄筋を一切使わずに作られた世界最大の「無筋コンクリート・ドーム」は、なぜ崩れないのか? 天井に空いた巨大な穴「オクルス」...

#19 大阪中之島美術館「シュルレアリスム宣言100年 拡大するシュルレアリスム」展の詳細レポート。シュルレアリスムが日常やカルチャーに与えた影響を紐解く 25.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第19回の旅先は、大阪中之島美術館で開催中の「シュルレアリスム宣言100年 拡大するシュルレアリスム」展です。 「シュルレアリスム」と聞くと、ダリの溶けた時計のような難解な芸術をイメージするかもしれません。しかし、この展覧会が描くのは、そうした芸術運動がいつの間にか僕たちの「日常」に入り込み、当たり前の景色を変えてしまったという、ちょっとミステリ...

#18 ローマ・ボルゲーゼ美術館。ベルニーニ彫刻の凄さの理由と、カラヴァッジョが描いた自画像の意味 22.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第18回の旅先は、イタリア・ローマにある「ボルゲーゼ美術館(Galleria Borghese)」です。 緑豊かなボルゲーゼ公園の中に佇む、完全予約制の美の殿堂。 そこは、17世紀の枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼが、権力と欲望の限りを尽くして築き上げた、世界で最も密度の濃い個人コレクションでした。 大理石とは思えない柔らかさで太ももに食い込む指、樹木へと変身する瞬間...

#17 草間彌生×ルイ・ヴィトン「INFINITY」展のレポートと作品解説。水玉に隠された恐怖と愛を読み解く 19.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第17回の旅先は、大阪・心斎橋の「エスパス・ルイ・ヴィトン大阪」で開催中の草間彌生個展『INFINITY』です。 入場無料で世界最高峰のコレクションが観られるこの展覧会は、単なる映えスポットではありませんでした。 彼女の代名詞である水玉の真の意味や、60年代NYでの壮絶な闘い、そして日本初公開となる最新作シリーズまでを徹底解説。なぜ彼女は90歳を超えてもなお...

#16 ナポリ国立考古学博物館。ファルネーゼコレクションの彫刻と、秘密の小部屋で観るエロチシズム 17.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第16回の旅先は、イタリア・ナポリにある「ナポリ国立考古学博物館(MANN)」です。 ポンペイ遺跡から発掘された至宝が集まるこの場所は、想像以上に巨大で、最初はどこから見ればいいのか途方に暮れてしまうほどの迷宮でした。 ミケランジェロも憧れた巨大彫刻「ファルネーゼのヘラクレス」が見せる意外な弱さと、背中で語る物語。 そして、あるべき場所にいないこと...

#15 ポンペイ遺跡。古代のSNS、欲望を満たすためのシステム、美しくも恐ろしいポンペイレッドの秘密 15.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第15回の旅先は、イタリア・ナポリ近郊の「ポンペイ遺跡(Parco Archeologico di Pompei)」です。 紀元79年、ヴェスヴィオ火山の噴火によって一瞬にして埋没した古代ローマの都市。 そこで待っていたのは、悲劇の爪痕だけではありませんでした。 2000年前の人々が立ち寄った「ファストフード屋」、壁に残された「古代のSNS(落書き)」、そして欲望をシステム化した「...

#14 神戸・大ゴッホ展レポート。名画「夜のカフェテラス」はなぜ生まれたか? オランダ屈指のコレクションで紐解くゴッホの人生と、展覧会の楽しみ方 12.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第14回の旅先は、神戸市立博物館で開催中の「大ゴッホ展」です。 オランダの「クレラー・ミュラー美術館」から、ゴッホ作品50点以上が来日する貴重な機会。今回の展覧会の面白さは、有名な傑作だけでなく、そこに至るまでの実験や失敗も含めた成長プロセスが見られることです。 なぜ初期の絵はあんなに暗いのか?パリで受けた衝撃とは?そして、どうやって「夜のカフェ...

#13 大阪万博・壊れゆく大屋根リングの背景と意味、訪問時の思い出 11.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第13回のテーマは、閉幕後に解体が始まった大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」です。 ニュースで流れる解体映像を見て、皆さんは何を感じましたか? 開催前は無駄遣いとも言われた巨大な木造建築。 しかし、実際に夢洲に降り立ち、強烈な木の香りに包まれながらあのリングの下を歩いた体験を考察しました。 なぜ、デジタル全盛の時代に「木」だったのか? なぜ...

#12 ヴェネチアの裏側へ。フォンダシオン・プラダ「Diagrams」で見た、沈む街の記録と日本の耐震図 10.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 今回の旅先は、イタリア・ヴェネチアの「フォンダシオン・プラダ(Fondazione Prada / Ca' Corner della Regina)」です。 すでに会期は終了してしまいましたが、記憶に残しておきたい企画展『Diagrams(ダイアグラム)』について語ります。 複雑な路地を歩いて辿り着いた、18世紀の宮殿。 そこで展示されていたのは、世界を理解しようとする「図」や「グラフ」た...

#11 ヴェネチア・アカデミア美術館企画展「Stupore, realtà, enigma」。奇才ピエトロ・ベッロッティが描いた、緻密な「嘘」と荒い「真実」 09.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 今回の旅先は、イタリア・ヴェネチアの「アカデミア美術館」です。 以前、アカデミア美術館の常設展を紹介しましたが、今回は訪問時に開催されていた企画展「Stupore, realtà, enigma(驚き、現実、謎)」にフォーカス。 主役は、ヴェネチア美術の空白の17世紀に活躍した奇才、「ピエトロ・ベッロッティ」です。 彼が仕掛けたのは、鑑賞者を試すような巧妙な「対比」の...

#10 モーリス・ユトリロ展 in 新宿SOMPO美術館。ユトリロが描いた「孤独な青春」「白の時代」「色彩の時代」の物語 08.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第10回の旅先は、東京・新宿の「SOMPO美術館」で開催中の『モーリス・ユトリロ展』です。 アルコール依存症の治療として絵筆を握った画家、ユトリロ。 大都会・新宿の喧騒を抜けた先に待っていたのは、彼の魂の叫びが聞こえるような静寂のパリでした。 今回は、初期から晩年まで、彼の人生を映し出す5つの傑作・展示にフォーカスして深掘りします。 逃げ場のない孤独な...

#9 マテーラ・洞窟の美術館「MUSMA」。太古の洞窟と現代彫刻が共鳴する、静寂の地下迷宮 05.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第9回の旅先は、イタリア南部の世界遺産・マテーラにある「MUSMA(ムスマ:マテーラ現代彫刻美術館)」です。 かつて「イタリアの恥」と呼ばれ、廃墟同然だった洞窟住居群「サッシ」。 今や世界中が注目する文化都市へと変貌を遂げたこの街の洞窟の中に、ひっそりと入り口を構える現代美術館があります。 中に入ると、そこは16世紀の宮殿と、自然の岩山をくり抜いた洞...

#8 ヴェネチア・フラーリ聖堂。入り組んだ迷路の先に現れる「レンガの大聖堂」と、美術史を変えたティツィアーノの革命 04.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第8回の旅先は、ヴェネチアのサン・ポーロ地区にある「サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂」、通称フラーリ聖堂です。 入り組んだ路地を抜けた先に、突如として現れる巨大で飾り気のないレンガ造りの教会。 その質素な外観とは裏腹に、一歩中に入ると、そこはヴェネチア派絵画の最高傑作が競演する美の殿堂でした。 特に必見なのは、巨匠ティツィアーノ...

#7 ヴェネチア・サン・ザッカリーア教会。ベッリーニ絵画の空間美と、政治が絡んだ教会の裏側 03.12.2025

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第7回の旅先は、ヴェネチアの隠れた名所「サン・ザッカリーア教会」です。 サン・マルコ広場から徒歩5分。 静寂に包まれたこの教会は、表向きは神聖な場所ですが、歴史を紐解くと、当時の貴族社会や政治と密接に関わっていた場所でもあります。 見どころは、美術史に残るベッリーニの傑作「聖会話」。 現実の建築とリンクし、壁に穴が空いたかのような錯覚を起こすこの...

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