古川恭祐

ごはんになるまで

この番組は奥出雲にある自然栽培の菜園「ぴたごらファーム」から、古川恭祐(ふるかわきょうすけ)が、畑と台所のあいだにある日々をお届けします。 ​野菜セットに同封している「おたより」の朗読もあわせて、ごはんになるまでのやさしい時間を味わってください。 ​✂️----------------------------------------  ​ぴたごらファーム公式HP👉 https://www.pitagora.farm

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Forfatter

古川恭祐

Kategori

Science

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30. okt. 2026

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Episoder

2026霜降 | 順番に終わっていく畑 30.10.2026

【おたより本文】   ダイコンやニンジンのように、春にも秋にもとれる野菜がある一方で、一年に一作、この季節だけ収穫する野菜もあります。   今、畑でとれているのは、サツマイモや黒えだまめ。あとひと霜降りると、サトイモやショウガも収穫を迎えます。 そんな野菜たちの収穫が順番に終わっていく畑を眺めていると、いよいよ今年の残りに思いを馳せるようになります。ついこの間まで葉が茂っていた場所に、少しずつ余白が戻っ...

2026 寒露 | 黒えだまめはイベント 18.10.2026

【おたより本文】   夕方、コスモスの花がなんとなく寂しげに咲いていて、この季節らしい景色でした。暦の上では「寒露(かんろ)」を迎えた奥出雲です。   我が家では、朝晩の冷えに合わせてこたつ布団を出しました。暮らしのほうも冬支度が始まり、毛布や冬服の出番もすぐそこまでやってきているみたいです。   畑では栗が終わり、イチジクや柿が採れています。果物は旬や季節の移ろいのお知らせ役ですね。辺りでは今年のデキ...

2026秋分 | 栗を愛でる秋 03.10.2026

【おたより本文】   暦の上では「秋分(しゅうぶん)」を迎え、昼夜の長さが揃い、本格的な秋の深まりを感じる頃となりました。秋雨がしとしと降り続く奥出雲です。   畑ではハラハラ見守っていた白菜たちが虫の勢いに逃げ切れず、今季は悔しくも栽培を断念することに。自然の厳しさを実感しつつ、畑は立ち止まりません。収穫を終えた畝には間髪を入れず、育苗していた色とりどりの葉野菜たちをどんどん定植しています。  ...

2026 白露 | ピーマンと逃げ切る白菜 14.09.2026

【おたより本文】    暦の上では「白露(はくろ)」を迎え、朝夕の風に秋の気配を感じる頃となりました。   畑では、夏に背の高さほどに仕立てたトマト、地這いのキュウリやメロンの片付けを進める傍ら、秋野菜の手入れに追われる毎日です。源助だいこんや聖護院かぶの間引きを進め、人参の畝では手作業で丁寧に草を摘む日々。植えたばかりの白菜は虫に食べられるか逃げ切るかの瀬戸際で、毎日ハラハラしながら見守っています。...

2026 処暑 | 1日遅れると1週間遅れる 05.09.2026

【おたより本文】   暦の上では暑さが和らぐ「処暑(しょしょ)」を迎えました。日中の日差しはまだ強いものの季節の移ろいを感じます。   ​畑では今、黄色く熟したキュウリからの「種どり」を行っています。この土地の気候や土の記憶を蓄えた種は、ぴたごらファームの大切な宝物。記憶を繋ぐ作業です。   一方で「秋の作付けは1日遅れると収穫が1週間遅れる」と言われるように、今の1日はとても貴重なもの。先日も源助だいこん...

2026 立秋 | 永遠の嘘をついてくれ 16.08.2026

【おたより本文】   暦の上では秋の始まりを迎えました。連日猛烈な暑さが続き、まだまだ夏真っ盛りといった体感ですが、暦の上ではこれから「残暑」と呼ぶことになるのですね。言葉ひとつで、ほんの気持ちが変わるような感じです。   ​お盆の時期を迎え、地域の人々の営みを見ていると、毎年同じように繰り返される事のありがたさをしみじみと思い出します。こうした当たり前が変わらず続いていくこと自体が、本当にかけがえの...

2026 小暑 | いろんな扉が開きそう 17.07.2026

【おたより本文】 本格的な夏の始まり「小暑(しょうしょ)」を迎えました。ここ奥出雲では、あじさいやグラジオラスが綺麗に見ごろを迎えています。皆様の地域ではいかがでしょうか。 少し前まで朝晩は肌寒かったのですが、梅雨明けとともに一気に体に堪える夏の陽気がやってきました。今では首に巻く保冷剤が手放せません。さすがに日の高い時間は畑を避け、無理に暑さと戦わず一歩引くのも、今の等身大の暮らしには大切だなと感...

2026 夏至 | 自然栽培という没頭 05.07.2026

【おたより本文】   一年の中で最も昼の時間が長くなる「夏至(げし)」を迎えました。   ​春夏の作付け、草刈り、日々の管理に追われているうちに、気づけばもうこの季節です。「ついこの前、年が明けたばかりじゃなかったっけ?」なんて、40代に入ってからの時間の過ぎる早さに驚いています。   ​振り返れば、前職でお花を扱っていた頃も、母の日、お盆、クリスマス、お正月……巡ってくる季節の行事で、あっという間に一年が駆...

2026 芒種 | 40代からのスタンス 14.06.2026

【おたより本文】 稲など穂の先に「芒(のぎ)」のある植物の種をまく、かつては田植えの目安とされた季節です。 ​我が家は今年、労力の問題もあり、田んぼを手放す決断をしました。お米作りから離れる寂しさはありますが、今の等身大の暮らしを大切にするための前向きな一歩です。 ​その分、畑の作付けに集中しており、残すは豆類くらいと順調に進んでいます。ただ、自然栽培の畑はとにかくゆっくり育つので、周りのご近所さんか...

2026 小満 | 思い通りにいかない日こそ 31.05.2026

【おたより本文】   草木がすくすくと成長し、命が満ち始める季節です。   ​ここ最近の奥出雲は日中暑いくらいで、寒さが苦手な私には待ちに待った季節でした。ところが昨日の朝、気温が3.5度まで急降下。畑に定植したばかりのキュウリが、3分の1ほど「寒さ焼け」をしてしまいました。   ​がっくりしながらも、ひと息つこうと木陰に腰をおろす。すると、足元の草花がただ静かに風に揺られているのが目に入り、なんだか見入った...

2026 立夏 | 足元の豊かな食料庫 17.05.2026

【おたより本文】   ​奥出雲の山々も新緑に覆われ、夏の気配を感じます。   ​この時期は畑だけでなく、野山からの「いただきもの」が食卓を彩る季節。タケノコやヨモギ、フキにセリ。かつて暮らしを支えた山の恵みも、ただ草刈りの対象になることが増えました。でも、少し目を向ければそこは豊かな食料庫。 ​  採ってきたタケノコは、皮を剥くと意外と食べられる部分が少なかったり、ヨモギも天日干しをしないと保存できなかっ...

2026 穀雨 | 自分の中にいる大切な人 20.04.2026

【おたより本文】 ​暦は「穀雨」。時折の雨に連れて、奥出雲の景色もどんどん春の色を濃くしています。  ​田んぼに水が入り、カエルたちの大合唱が一斉に始まりました。畔に咲くタンポポをしゃがんで見つめていると、毎年変わらずに巡ってくるこの季節の営みが、ただただありがたく思えます。特別なことがなくても、毎日のごはん、元気に動いてくれる自分の体まで、奥出雲での暮らしをゆっくりと噛みしめています。  ​農作業の目安...

2026 清明 | 初ビデオポッドキャスト 05.04.2026

【おたより本文】   すべてのものが生き生きと清らかに見える、「清明」の季節になりました。 療養を経て、ようやく本格的に外に出て、畑の上に立てるようになりました。久しぶりに鍬を土につけると、「はじまるぞー」と気持ちがザワザワします。春の光の季節。目覚めた野菜たちがぐんぐんきてます。   ​じゃがいもの畝を用意していたところ、収穫カゴを持ったお嫁さんが現れて、今晩のごはんになる菜の花をささっと摘んでいきま...

2026 春分 | 「治る力」を信じるアトピー療養 23.03.2026

【おたより本文】   こんにちは。ぴたごらファームの古川恭祐です。   ​前回の「啓蟄」の時期は、少しお休みをいただき、アトピーの療養のために鳥取県の三朝温泉へ湯治に行ってきました。これを機に薬で症状を抑えるのをやめて、自分の身体が本来持っている「治る力」を信じてみようと決心したのです。 ​温泉から戻ると、身体の中に溜まっていたものを外に出そうとする好転反応が始まりました。当初は3日程度で落ち着くつも...

2026 雨水 | 春の種まきはまだ早い 18.02.2026

【おたより本文】 田畑を覆っていた雪も、雲の切れ間から日差しがのぞくと溶け始め、なんとか畑に入れるようになりました。 ​暦は「雨水(うすい)」。 降るものが雪から雨に変わりゆく季節です。   ​ここ数年は、結果から見ると春の種まきが勇み足になってしまっているので、「まだ早い、まだ早い」と自分に言い聞かせているところですが……。土が見えると、やはり気がはやりますね(笑)。 冬仕事の「かき餅」作りもようやく...

2026 立春 | 味噌仕込みの季節 02.02.2026

【おたより本文】   寒中のお味噌仕込みも、おかげさまで滞りなく進んでいます。ふと外を見ると、先週の寒波で、あたりは凹凸が目立たない平らで真っ白な景色になっていました。 ​雪が音も形もすべて吸い込んでくれて、心の中までシーンとなるあの感じ。 そう思うと、立春のこの時期は新しいことを始めるのに一番ふさわしいタイミングのように思えてきます。   文字通り、白紙から。   ​雪の下でじっと耐えている野菜たちや...

2026 大寒 | お嫁さんとのこたつ時間 20.01.2026

<注>奥出雲バンドフェスティバル2026は寒波のため中止になりました(残念)   【おたより本文】   10年に一度の寒波などと天気予報に追い立てられて、近くの「延命水」を汲みに行ってきました。手を入れると指先がジンとするほどの冷たさですが、その分、透明度は格別です。寒さの苦手な私にとっては、お守りのよう。どんな大雪にも耐えられるような気持ちにさせてくれます。 ひと仕事終えたあと、こたつでのほっこり時...

2026 小寒 | 読書と畑のパズル 07.01.2026

【おたより本文】   あけましておめでとうございます。 昨年はたくさんの方に応援していただき、感謝しています。   ​思い返せば先月はたくさんのお餅をついていました。それは今月に入っても続きます。   お正月特有の「ふわっとした時間」から「キリッとした日常」に切り替わるこの時期。 澄んだ寒さが、私たちの背筋をスッと伸ばしてくれます。   ​さて、お正月の食事で少し胃腸がお疲れ気味の方もいらっし...

2025 晦日 29.12.2025

今年もありがとうございました。 お嫁さんと二人で振り返る回。 ーーーーーーーーーー ​ぴたごらファーム公式HP 👉 https://www.pitagora.farm   ーーーーーーーー LISTENで開く LISTENで開く

2025 冬至 19.12.2025

【おたより本文】   秋の収穫期も過ぎ去り、少しですが一日のうちにゆったりとした時間を取れることが増えてきました。 ​ただ目の前のごはんの湯気を見つめる時間に、ふとお嫁さんはよく窓の外を眺めているなと気づきます。   「天気がいいね」。   ​言葉少なですが、それくらいで十分なときもありますよね。一年で一番夜が長い冬至に、この時間が何よりの「収穫」だったのかもしれないです。 ​野菜たちが皆さまの...

2025 大雪 05.12.2025

【おたより本文】   昨日、奥出雲でも初雪が降って、朝窓からのぞく様子は真っ白になっていました。 はやくも気持ちは年末の忘年会などの〆に向かい、どうでしょう?場所によってはイルミネーションが灯るころですね。 自然栽培の畑では、沢山の秋の収穫から来春のための種取りに雰囲気が移ってきました。 小豆や大豆の選別をしながら、ご縁に感謝するとともに冬の間、眠りにつく畑を想像します。この土地が私たちに贈ってくれた...

2025 小雪 23.11.2025

【おたより本文】   採れたての野菜たちを洗う水が冷たくて、朝の作業がぐっと冬っぽくなってきました。 この時期の楽しみは、引っこ抜いてみてはじめてわかる大根や人参の成長ぶりと、個性豊かな色や形です。 甘味も増して美味しくなった野菜を頬張りながら、土の中では静かに時間が流れているのだと気づかされます。 弱くなりゆく日差しの中で、地域の冬支度も始まりました。 大豆の刈り取りやタイヤ交換、ストーブ用の灯油...

2025 立冬 09.11.2025

【おたより本文】   どうにもこうにも、朝の冷え込みで布団から出られずにいる今日この頃。 畑ではまだ秋の収穫物にてんてこ舞いですが、今朝の台所ではすでに冬が始まっていました。 湯気が立ち上り、お米を蒸す香りが広がる。どうやら麹の仕込み初めですね。 体の温まるショウガ入りのおかゆが朝ごはんに出ることも増えました。 外では冷たい風、中ではほっと和らぐごはん。色づきはじめた山の紅葉が、やさしく彩る奥出雲で...

2025 霜降 26.10.2025

【おたより本文】 庭や畑にいると、つい上を見上げてしまう時期があります。目線の先にあるのは柿の木です。 大きさや形・果実のできを眺めては、今年もまずまずの収穫ができたことに胸をなでおろしています。 採った西条柿は皮をむいて吊るし、朝晩の冷たい風のなかで少しずつ甘さを増していきます。   季節の手仕事は暮らしの一部。夏には酸っぱくて(梅仕事)、冬には甘くて(柿仕事)。 そんな移ろいを感じながら、あたた...

2025 寒露 07.10.2025

【おたより本文】 お布団や着る服の枚数が、一枚、二枚と少しずつ増えてきました。奥出雲でも朝晩の冷え込みが進み、冬の足音が聞こえ始めました。週末にはあちこちでイベントが開かれていて、お出かけ先に迷う方も多いかもしれませんね。   畑では、お米や芋など春にまいた作物が、半年を経て待ちに待った収穫期を迎えています。たくさんの作業を順番に進めながら、もう来季の計画を頭の中と紙の上で考え始める時期でもあり...

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