roudoku iqunity
朗読のアナ 寺島尚正
100万再生突破!ありがとうございます。 ラジオアナウンサーは言葉を読み語る表現者。 文化放送から、四十年にわたってリスナーに語りかけている寺島尚正アナウンサーがさまざまな作品を朗読します。 その声が紡ぎ出す物語に耳をすませ、語りから無限に広がる想像力、日本語の奥深さをご堪能ください。 朗読のお仕事がございましたらお声かけください。
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roudoku iqunity
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22. říj 2026
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Epizody
グリム童話 「死神の名づけ親」 28.10.2022 14:42
落語の「死神」の原案となった作品です。設定の骨子等はかなり似通っていますが、人物造型や展開にはまた違った面白さがあります。「死神」を得意とした六代目三遊亭圓生も、名人だった圓朝が明治時代にグリム童話を元にして作ったという旨を書き記していますが、イタリアのオペラが原案という説もあります。また初演は園左だったこともあり、諸説あることを付け加えておきます。
菊池寛 「好色政道」 26.10.2022 26:55
才人の春風亭小朝が魅了されて落語の仕立て直した小説。「恩讐の彼方に」「真珠夫人」など人気作品の多い菊池寛ですが、小朝師が目を付けたとおり、あまり触れられることのない短編も佳作や秀作の粒ぞろい。落語でいえばバレ噺にもなるお色気たっぷりの設定に、その正反対の教条的な内容をあわせもたせたところに、菊池寛ならではの妙味が感じとれる。
壺井栄 「おするばん」 21.10.2022 24:20
女の子は理由があってお爺さんと2人で暮らす毎日を送っています。児童文学者で「二十四の瞳」の壺井栄による家族の物語です。孫娘を明るく見守るお爺さんと、大きな悲しみを経験しながらも、明日に向かって希望をもって歩む少女の日常が語られます。厳しい現実のなかにも喜びを見つけようとする市井の人を、壺井栄らしいあたたかなまなざしで見守ります。
菊池寛 「吉良上野の立場」 18.10.2022 46:52
今でそ忠臣蔵を独自に解釈する作品が増えましたが、かつて赤穂義士と言えば絶対的な忠君の英雄でした。この作品は、敵役の吉良の視点から忠臣蔵を見た先駆的な作品です。討入りまでの成り行きが、菊池寛らしい手際の良さで描かれます。作品の中では吉良の立場に基づいた言い分が説明され、昭和の時代には理解を示す読者も少なくなかったと思われます。しかし令和の価値観でみたときに、吉良と浅野のやり取りをどう思うのか、時代...
山本周五郎 「五十三右衛門」 12.10.2022 52:11
困窮のさなかに見知らぬ人から恩を受けて救われたものの、その後にその人から何か不可解な頼みごとをされたらどうしますか?恩義と正義の板挟みになった侍のお話です。不器用で正直者の侍は自分なりの手立てで難題の突破を試みます。読後感も爽やかな山本周五郎作品。
新美南吉 「ごんぎつね」 08.10.2022 18:46
教科書に採用され、多くの人に読まれているこの児童文学は、新美南吉の18才の時の作品です。このお話では他者とのかかわりの難しさが描かれますが、SNSの時代になった現在では、ますます複雑になったようにも思います。文学作品の受け止め方は自由ですが、この作品に対してSNSで独特な角度での解釈が呟かれ話題になったこともありました。シンプルですが、時を越えて深く考えさせられる作品です。 It is a beautiful recitatio...
野村胡堂 「銭形平次捕物控 振袖源太」 05.10.2022 48:58
とある大店の兄妹達が5につく日に次々と誘拐されていきます。警護を頼まれた平次親分でしたが、まんまとしてやられてしまいました。野村胡堂の筆による日本で最も知られた捕物帳は、名探偵ものとはちょっと違った読み物です。難しいことを考えずに、語り口を愉しみながらお聞きいただきたい作品。罪を憎んで人を憎まずの平次親分ならではの決着となります。
芥川龍之介 「桃太郎」 02.10.2022 19:20
桃太郎はお爺さんとお婆さんのようなパッとしない生活がイヤで、一旗揚げようと目論見ました。芥川の桃太郎はアイロニーたっぷりの社会批評にもとれます。なにか国際政治の縮図のようにも思えたり、自分の欲望のためには他人を顧みない風潮のカリカチュアにもとれたり、さまざまな受け止め方を楽しめます。芥川はどんな顔してこれを書いていたのでしょうか。
江戸川乱歩 「妻に失恋した男」 28.09.2022 21:56
男は愛しぬいている妻が、自分を愛してくれないことを悲観して自殺した。情況は自殺であることを示すものばかりだった。しかし刑事はこの動機に疑問をいだいた。乱歩が作家としての晩年に差し掛かった頃の作品で、怪奇幻想ものとはひと味違った乱歩を味わえる。。推理小説のとして枠組みがしっかりしており、映画化や舞台化もされている。
芥川龍之介 「魔術」 24.09.2022 26:48
その魔術を身につけられるのは、欲得を持たない人間だけ。芥川龍之介が「蜘蛛の糸」と「杜子春」の間に書いた寓話です。舞台は明治大正期の東京で、欧米化が進む都市に生きる人びとと亜細亜のエキゾチックな魔術の対比が物語を立体的にしています。聴きながら目に浮かんでくる魔術の場面の描写やリズムは、芥川の筆力の高さをあらためて感じます。
有島武郎 「一房の葡萄」 22.09.2022 25:05
覚えていますでしょうか、国語や道徳の教科書にも掲載されることの多かった「一房の葡萄」。少年時代に衝動的に犯した過ちに対する罪と許しの記憶が語られます。有島武郎という作家の入口となることの多い作品で、およそ100年前に書かれていますが、恵まれた家庭で育った有島らしく、物語の舞台となる学校の設定もモダンで色褪せてはいません。
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」 18.09.2022 33:52
文豪と称される夏目漱石ですが、家庭では突然怒り出すために子供たちから恐れられていたようです。一方で、のちに社会の各分野で活躍する門下生たちを育て、尊敬を集めました。その門下生の一人である寺田寅彦がみた漱石像です。寺田は文理の両方に通じ、学問領域の融合に尽力した異才です。ちなみに「天災は忘れたころにやってくる」という言葉は、寺田が警句として広めたと言われています。
山本周五郎 「雨あがる」 14.09.2022 1:20:54
黒澤明の遺稿シナリオで映画化された作品の原作。武術も並外れて強すぎると、あまりにもたわいもなく勝ってしまうので、その凄さがわかりにくい。しかも腰が低く、達人然としたところがまったくないとなおさら。そんな風だから損ばかりしてきた浪人夫婦の、山本周五郎らしい人情味豊かな、それでいて爽やかなお話。映画は原作に忠実ですが、エンディングは違います。
菊池寛 「入れ札」 08.09.2022 37:36
国定忠治は清水の次郎長と並ぶ著名な侠客ですが、意外にその物語にふれる経験は少ないのではないでしょうか。「赤城の山も今宵限り…かわいい乾分のお前たちとも…」のセリフで知られる赤城山の別れを描いた作品です。ただし主役は忠治ではなく子分たち、戯作として秀逸な展開と人間の内面を浮き彫りにする文学の味わいを重ね持った作品です。
島崎藤村 「三人の訪問者」 04.09.2022 14:46
生きる日々に試練を与える訪問者、それらの姿をよく見つめてみたら…、そこにあった発見は、最後の訪問者を迎え入れる心の準備となります。島崎藤村の著名な短編で、聞くと試験の出題で出会った人もいらっしゃるようです。気の滅入る厄災や不運を、藤村がどのように向き合い、受け止めたかを示唆しています。
国木田独歩 「忘れえぬ人々」 02.09.2022 37:06
国木田独歩の初期の名作といわれる作品。生きてきた道筋を思い起こしたときに浮かび上がる忘れえぬ人々、思いもかけず記憶にとどまる存在や、人と人との交わりの不思議さが浮かびあがります。誰しもがいるであろう忘れえぬ人々、思い起こしてみてください。
上村松園 「母への追慕」 31.08.2022 9:50
上村松園は女性で初めて文化勲章を受章した日本画家です。芸術の世界での女性の社会進出に大きく貢献しました。当時の優れた美人画を描く女性画家で三都三園(上村松園、池田蕉園、島成園)と並び称された中の一人。その創作の源にあるのは、シングルマザーとして働きながら、二人の娘をいつくしみ育ててくれた母の存在でした。松園の描く日本女性の姿にも、母親の姿は影響を与えているといわれます。心温まる随筆です。
大坪砂男 「浴槽」 27.08.2022 16:53
旅に出た推理小説家に、列車で同席した男がたまたま話し始めた密室殺人事件。作者の大坪砂男はトラブルの多い人生を送りましたが、作品の論理的でモダンな展開と語り口にはカルト的な人気があります。男の話が終わった後に一旦停止し、自分なりの謎解きに挑戦してみるのも一興です。
織田作之助 「蚊帳」 24.08.2022 13:38
新婚家庭につられた蚊帳の中で、夫は病み衰えていく妻との時を過ごします。そして妻を失い深い悲しみを噛みしめる日々を過ごしながらも、二人目の妻を迎えることになります。織田作之助自身の体験と、その後に抱え続けたであろう破滅への予感を映し出している作品です。
岡本綺堂 「半七捕物帳 お文の魂」 20.08.2022 1:02:30
大人気の連作捕物帳の第一作、半七親分のご登場です。江戸情緒に溢れた推理ミステリーであると同時に、この作品の構造的な特徴が組み込まれています。今でも多くの読者を持つ半七捕物帳の魅力を楽しむには、まずはこの作品から。若い女の幽霊に取りつかれた母娘の謎を、事実に基づいた近代的な推理で半七親分が解き明かしていきます。
山本周五郎 「蕗問答」 14.08.2022 28:37
抜けたところのある侍が、つい勢いでした嫁とりが、思わぬ結果をもたらします。現代とは大きく違う結婚に関する価値観や、ルッキズムにふれる描写もありますが、武家社会や作品発表時の時勢をかんがみて、ひとつの夫婦のありようを描いた娯楽作品としてお聴きください。
徳冨蘆花 「地蔵尊」 12.08.2022 9:49
東京の芦花公園の名前の由来になった徳冨蘆花。1900年に発表した小説「不如帰」で成功を収めたのちに、当時は農村であった北多摩郡千歳村(現在の烏山地域)で、晴耕雨読の半農生活に入ります。その庭先に古い地蔵を据えようとしたところから、思い通りにいかない人の世について思いを馳せていきます。浮世と距離をとりながら、浮世に惑う可笑しみが滲み出る随筆です。
宮沢賢治 「よだかの星」 09.08.2022 21:09
宮沢賢治の胸締め付けられる作品です。筋はシンプルですが、それだけに時代に合わせて解釈が更新され、読まれ続けています。優しく美しい表現で、問いかけてくる賢治に、それぞれの解を思い浮かべてください。
幸田露伴「名工出世譚」 07.08.2022 13:42
父は職人修行でたたきこまれた価値観を曲げられずに、時流に合わせたやり方が出来ない。困窮する家族を救うために息子は新しい工夫を重ねていく。今ではなにか良い言葉のように使われる「こだわり」は、拘泥するという意味もある。職人にとっての工夫やこだわりについて考えさせられる露伴らしい作品。
小川未明 「黒い旗物語」 03.08.2022 17:56
人の善意を求めて流れてきた老人と子供に、人々は厳しい仕打ちを与えます。北の海にあらわれた黒い旗はなにを意味しているのでしょうか?小川未明が童話作家として、新しい領域を目指した実験作といわれています。それまではおとぎ話であった子供向けお話に、社会的な視点を取り入れて、不思議な味の文学に仕上げています。
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