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江戸浄瑠璃「新内」を読む

Music JA ↓ 76 episodes

このチャンネルは、江戸浄瑠璃「新内」を朗読でご紹介するチャンネルです。新内節は1700年代前半、京都より江戸に下った豊後節をルーツとした豊後系浄瑠璃のひとつです。豊後節は第8代征夷大将軍徳川吉宗の時代に常磐津節、清元節、富本節、新内節などに分かれますが、新内節は芝居の伴奏音楽ではなくお座敷を中心に広まり、哀調のある節にのせて遊女の心情をきめこまやかに描いた曲の内容から、江戸情緒を代表する音楽として庶民に愛されました。このチャンネルでは、古書を紐解き節はつけずに朗読で「新内」をご紹介いたします。※作品中には今日の観点からすると不快・不適切とされる用語や表現がありますが、作品成立当時の時代背景や物語の設...

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May 5, 2024

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Episodes

石童丸 12.11.2023

新内「苅萱桑門筑紫轢」通称「石童丸」は、並木宗輔・並木丈輔合作の人形浄瑠璃(1735年初演)を富士松魯中が新内に仕立てたもので、高野山に遁世した父苅萱道心をその子石童丸が訪ねますが、俗世には戻らないと誓いを立てた苅萱は、父親と名乗らず別れるという悲しい物語です。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 / 中内蝶二, 田村西男編)日本音曲全集刊行會, 1928.2 第2版

お花半七(下) 05.11.2023

新内「雙紋刀銘月」通称「お花半七」は、元禄11年(1698年)大阪道修町の刀屋の手代、半七が井筒屋の遊女お花とと馴染み、主人の金を使い込んで放逐された半七がお花と心中した事件を、近松門左衛門が「長町女腹切」として書き下ろし、それを鶴賀若狭掾が「露時雨裳波」として新内に節付けしました。その後「雙紋刀銘月」と改められました。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 / 中内蝶二, 田村西男編)日本音曲全集刊行會,...

お花半七(上) 29.10.2023

新内「雙紋刀銘月」通称「お花半七」は、元禄11年(1698年)大阪道修町の刀屋の手代、半七が井筒屋の遊女お花とと馴染み、主人の金を使い込んで放逐された半七がお花と心中した事件を、近松門左衛門が「長町女腹切」として書き下ろし、それを鶴賀若狭掾が「露時雨裳波」として新内に節付けしました。その後「雙紋刀銘月」と改められました。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 / 中内蝶二, 田村西男編)日本音曲全集刊行會,...

梅川忠兵衛(新口村:下) 22.10.2023

新内「傾城三度笠」通称「梅川忠兵衛」は、花魁「梅川」に馴染みを重ねた、三度飛脚の忠兵衛が、梅川の身請けのためにお屋敷の金、三百両の封を切ってしまい、公金横領の罪で、故郷の新口村へやって来たシーンから始まります。歌舞伎では、ここまでを「封印切」の段として演じますが、新内では「新口村」の段からとなります。 今回は「新口村」の段を新口村への逃避行と村へ着いてからの様子の2回に分けてお届けします。 参考文献...

梅川忠兵衛(新口村:上) 15.10.2023

新内「傾城三度笠」通称「梅川忠兵衛」は、花魁「梅川」に馴染みを重ねた、三度飛脚の忠兵衛が、梅川の身請けのためにお屋敷の金、三百両の封を切ってしまい、公金横領の罪で、故郷の新口村へやって来たシーンから始まります。歌舞伎では、ここまでを「封印切」の段として演じますが、新内では「新口村」の段からとなります。 今回は「新口村」の段を新口村への逃避行と村へ着いてからの様子の2回に分けてお届けします。 参考文献...

弥次喜多(卵塔場) 08.10.2023

新内「道中膝栗毛」通称「弥次喜多」は、享和二年(1802年)から文化六年(1809年)にわたって書かれた十返舎一九作の滑稽本「東海道中膝栗毛」をもとに作られた新内です。 「卵塔場の段」は「赤坂並木の段」の続編となるお話で、もののけと間違えて打ち据えた小僧の親爺が現れ、弥次郎兵衛を締め上げてします。墓地(卵塔場)で、夜中に正気に戻った弥次郎兵衛の様子が描かれます。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 / 中...

弥次喜多(赤坂並木) 01.10.2023

新内「道中膝栗毛」通称「弥次喜多」は、享和二年(1802年)から文化六年(1809年)にわたって書かれた十返舎一九作の滑稽本「東海道中膝栗毛」をもとに作られた新内です。 狂言などでも狐は人を化かすものとして描かれますが、馬の糞尿を酒や肴に見せて食べさせたりもするようです。「赤坂並木の段」は夜道でふざけていた二人が疑心暗鬼になり、いつものようにひと騒動持ち上がります。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 /...

弥次喜多(安部川) 24.09.2023

新内「道中膝栗毛」通称「弥次喜多」は、享和二年(1802年)から文化六年(1809年)にわたって書かれた十返舎一九作の滑稽本「東海道中膝栗毛」をもとに作られた新内です。 「安部川の段」は「東海道中膝栗毛」の掛川を題材に作られた新内で、座頭の父親を騙して川を渡った弥次郎兵衛を真似て、喜多八も父親の背中に乗りますが、途中で気づかれて川の中に放り出されてしまうというお話です。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全...

弥次喜多(市子口寄) 17.09.2023

新内「道中膝栗毛」通称「弥次喜多」は、享和二年(1802年)から文化六年(1809年)にわたって書かれた十返舎一九作の滑稽本「東海道中膝栗毛」をもとに作られた新内です。 「市子口寄の段」は、弥次郎兵衛、喜多八のふたりが、吉原宿の宿屋で隣り合わせた瞽女と市子の一行との騒動を描いた「富士川の段」の続編で、市子の口寄せで、弥次郎兵衛が死んだ女房に再会するというお話しです。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 /...

弥次喜多(富士川) 10.09.2023

新内「道中膝栗毛」通称「弥次喜多」は、享和二年(1802年)から文化六年(1809年)にわたって書かれた十返舎一九作の滑稽本「東海道中膝栗毛」をもとに作られた新内です。 「富士川の段」は、弥次郎兵衛、喜多八のふたりが、吉原宿の宿屋で川留めにあい、退屈凌ぎに浄瑠璃「日高川入相花王」を語るシーンから、隣り合わせた瞽女と市子の一行とひと騒動起きるというお話しです。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 / 中内蝶...

弥次喜多(組打)下 03.09.2023

新内「道中膝栗毛」通称「弥次喜多」は、享和二年(1802年)から文化六年(1809年)にわたって書かれた十返舎一九作の滑稽本「東海道中膝栗毛」をもとに作られた新内です。主人公の弥次郎兵衛と喜多八が、東海道を経て伊勢神宮に参拝し、京・大坂を見物するまでの八編が正編「東海道中膝栗毛(浮世道中膝栗毛)」で、その後、文政五年(1822年)までの間に、続編・続々篇も書かれています。 その中から、富士松魯中作「組打の段」...

弥次喜多(組打)上 27.08.2023

新内「道中膝栗毛」通称「弥次喜多」は、享和二年(1802年)から文化六年(1809年)にわたって書かれた十返舎一九作の滑稽本「東海道中膝栗毛」をもとに作られた新内です。主人公の弥次郎兵衛と喜多八が、東海道を経て伊勢神宮に参拝し、京・大坂を見物するまでの八編が正編「東海道中膝栗毛(浮世道中膝栗毛)」で、その後、文政五年(1822年)までの間に、続編・続々篇も書かれています。 その中から、富士松魯中作「組打の段」...

明烏後正夢 20.08.2023

「明烏後正夢」は、新内の二大名作のひとつ、鶴賀若狭掾作「明烏夢泡雪」の続編となるお話しで富士松魯中により作られました。「明烏夢泡雪」では、恋に落ちた浦里と時次郎が、廓から逃げ出すまでが描かれていますが、この「正夢」では、二人が深川の慈眼寺へ辿り着いて心中するに至りますが、名刀小烏丸の霊力と住職の法力により生き返り幸せになるというお話しとなっています。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 / 中内蝶...

佐倉宗吾(子別れ) 13.08.2023

「不断桜下総土産」通称「佐倉宗吾」は、印旛郡公津村の名主、木内惣五郎が領主の下総佐倉藩堀田正信の暴政と重税を幕府に直訴した事件(佐倉義民伝)を元に描かれた歌舞伎「東山桜荘子」(全7幕:嘉永4年(1851年)三世瀬川如皐作)の一部(「宗吾住家」と「子別れ」の段)が富士松魯中により新内に仕立てられています。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 / 中内蝶二, 田村西男編)日本音曲全集刊行會, 1928.2 第2版

佐倉宗吾(住家) 06.08.2023

「不断桜下総土産」通称「佐倉宗吾」は、印旛郡公津村の名主、木内惣五郎が領主の下総佐倉藩堀田正信の暴政と重税を幕府に直訴した事件(佐倉義民伝)を元に描かれた歌舞伎「東山桜荘子」(全7幕:嘉永4年(1851年)三世瀬川如皐作)の一部(「宗吾住家」と「子別れ」の段)が富士松魯中により新内に仕立てられています。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 / 中内蝶二, 田村西男編)日本音曲全集刊行會, 1928.2 第2版

累身売(下) 30.07.2023

「鬼怒川物語」「累身売」の段は、安永7年1778年、桜田治助と笠縫専助により書かれた歌舞伎「伊達競阿国戯場」から、「身売」の段を新内に写したものです。仙台藩のお抱え力士だった絹川谷蔵は与右衛門と名前を変え、故郷の下総へ戻り百姓となります。伊達騒動の際、主君のために手にかけた遊女高尾の妹「累」を女房にしますが、高尾の祟りで累は一夜で美女から醜女になってしまいます。高尾の執念の恐ろしさに、与右衛門は累に鏡...

累身売(上) 23.07.2023

「鬼怒川物語」「累身売」の段は、安永7年(1778年)、桜田治助と笠縫専助により書かれた歌舞伎「伊達競阿国戯場」から、「身売」の段を新内に写したものです。仙台藩のお抱え力士だった絹川谷蔵は与右衛門と名前を変え、故郷の下総へ戻り百姓となります。伊達騒動の際、主君のために手にかけた遊女高尾の妹「累」を女房にしますが、高尾の祟りで累は一夜で美女から醜女になってしまいます。高尾の執念の恐ろしさに、与右衛門は累...

お園六三(下) 16.07.2023

「八重霞浪花濱荻」通称「お園六三」は、寛永2年(1749年)3月18日に起こった、大坂南地福島屋の遊女お園と大工の六三郎との心中事件と、同じ日におこった遊女かしくによる兄殺しの2つの事件をもとに、浅田一鳥らが書き下ろした義太夫(全八段)から「新屋敷」の段を新内として節付けしたものです。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 / 中内蝶二, 田村西男編)日本音曲全集刊行會, 1928.2 第2版

お園六三(上) 09.07.2023

「八重霞浪花濱荻」通称「お園六三」は、寛永2年(1749年)3月18日に起こった、大坂南地福島屋の遊女お園と大工の六三郎との心中事件と、同じ日におこった遊女かしくによる兄殺しの2つの事件をもとに、浅田一鳥らが書き下ろした義太夫(全八段)から「新屋敷」の段を新内として節付けしたものです。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 / 中内蝶二, 田村西男編)日本音曲全集刊行會, 1928.2 第2版

継子責 02.07.2023

「釜淵双級巴」は、並木宗輔作の人形浄瑠璃で初演は元文2年(1737年)7月です。大盗石川五右衛門を題材にした三段もので「継子責」「藤森」「釜煎」のうち、五右衛門の女房お滝が、先妻の遺子五郎市を折檻する「継子責」の段を新内に写したものです。 参考文献:富本及新内全集(日本音曲全集 / 中内蝶二, 田村西男編)日本音曲全集刊行會, 1928.2 第2版 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1307823 豊...

白藤源太(下) 25.06.2023

「男侠出世員唄」通称「白藤源太」は、東上総金置村に住む、喧嘩三昧の村の嫌われ者で、村議で死刑が決まってしまいます。涙ながらに素行の悪さを諌める女房に源太は、相撲取り崩れと称していたが実は武士の出であり、敵討の道中であったことを明かします。そこへ仇の猪熊雷元があらわれ、源太は雷元と渡り合って名剣を手にいれるというお話です。 参考文献:国立国会図書館デジタルコレクション/個人資料 [新内稽古本]男侠出世員...

白藤源太(上) 18.06.2023

「男侠出世員唄」通称「白藤源太」は、東上総金置村に住む、喧嘩三昧の村の嫌われ者で、村議で死刑が決まってしまいます。涙ながらに素行の悪さを諌める女房に源太は、相撲取り崩れと称していたが実は武士の出であり、敵討の道中であったことを明かします。そこへ仇の猪熊雷元があらわれ、源太は雷元と渡り合って名剣を手にいれるというお話です。 参考文献:国立国会図書館デジタルコレクション/個人資料 [新内稽古本]男侠出世員...

音羽丹七(下) 11.06.2023

「傾城音羽瀧」通称「音羽丹七」は、商家の若旦那・丹波屋七郎兵衛と吉原の遊女・音羽の物語です。音羽の元に通い詰めたために勘当となった七郎兵衛(丹七)は、加太淡島神社の神子、鈴振となって、町々を歩き生計を立てていましたが、ある日、吉原が忘れられずに音羽のもとにやってきます。 題材となった事件では、心中に失敗した二人は刑罰を受けることになるのですが、新内では、丹七に気づいた音羽が人目を忍んで招き入れると...

音羽丹七(上) 04.06.2023

「傾城音羽瀧」通称「音羽丹七」は、商家の若旦那・丹波屋七郎兵衛と吉原の遊女・音羽の物語です。音羽の元に通い詰めたために勘当となった七郎兵衛(丹七)は、加太淡島神社の神子、鈴振となって、町々を歩き生計を立てていましたが、ある日、吉原が忘れられずに音羽のもとにやってきます。 題材となった事件では、心中に失敗した二人は刑罰を受けることになるのですが、新内では、丹七に気づいた音羽が人目を忍んで招き入れると...

哥浪義助(下) 28.05.2023

「戀衣對白無垢」通称「哥浪義助」は、初代鶴賀若狭掾の作品で、吉原津田屋の哥波と池野屋義助との恋を描いた物語です。 放蕩息子の義助は、父から勘当の身となり、哥波と一緒になれないなら死んだ方がましだと決心し、心中に向かうというお話です。 参考文献:国立国会図書館デジタルコレクション/個人資料 [新内稽古本]戀衣對白無垢 下:近八郎右衛門, 1886 [DOI]10.11.501/856638 富本及新内全集(日本音曲全集 / 中内蝶二, 田...

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