瀬戸夏子
瀬戸夏子の言わなければよかったのに
短歌もつくる文筆家・瀬戸夏子による、言わなければよかったのにと後悔しそうなくらいかなり本音の、コンテンツ(本、短歌、小説、映像作品、映画、アニメ他色々)摂取の感想と日々のつれづれ音声エッセイですPodcast番組公式Xアカウント@setonatsuk文筆告知用Xアカウント@setonatsuko2020Instagramアカウント@seto.natsuko
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Episodes
ep.33 桐野夏生『グロテスク』 30.07.2025 21:21
新刊以外を紹介しづらい業界事情/桐野夏生の代表作/東電OL殺人事件/木嶋佳苗と柚月麻子『BUTTER』/語り手の「わたし」/美貌の妹「ユリコ」/優等生の「ミツル」/鈍感な「和恵」/慶應女子をモデルにしたQ女子高/偏差値という安心/誰もが誰かに勝てない/オウム真理教/東南アジア/『インドラネット』/売春の動機/女が年齢を重ねること/タワマン文学の原点 ※ネタバレあり
ep.32 TikTokで何見てる? 27.07.2025 19:36
ドーパミン中毒になるから見ない?/その情報もTwitterで得ていない?/ASMR/ロールプレイ動画/AI作成の動画/ドリームコア/マイルドなデイヴィッド・リンチ/YouTubeのショート動画は見ない/YouTubeは2倍速/他の人が見てるものを見せてもらう/本チャンネルのYouTubeとPodcastに出演させてもらった/zoom画面を見ながらメイクの仕上げ/すごく久しぶりにTwitterでスペースをやった
ep.31 若木未生『イデアマスター』 25.07.2025 18:48
コバルト文庫『LOVE WAY』の二〇〇三年から二〇〇九年のバーズノベルス『イデアマスター』/完璧な完結巻/主体を藤谷直季から西条朱音へ/この物語の最も重要なポイント/映像版ではどうなる?/歌詞という問題/全体が詩であり詞であること/最終行/「ハイスクール・オーラバスター」のポピュラリティーと「グラス・ハート」の熱狂/原作になるということ ※ネタバレあり ※Netflix版未視聴
ep.30 若木未生『LOVE WAY』 24.07.2025 18:46
誰に向かって話すのか/テン・ブランクはマゾヒズム、オーヴァークロームはサディズム/合意がないという合意/テン・ブランクにはセーフワードがある/詩的文体の到達点/少女小説の刊行ペース/コバルトレーベルから最後の出版/二〇二五年にNetflixで映像化されること ※ネタバレあり ※Netflix版未視聴
ep.29 若木未生『楽園の涯』 23.07.2025 20:18
第一部完結/当時のコバルトは長編シリーズがメイン/作家が複数のシリーズを持つ/オーヴァークロームとの対決の終わり/櫻井ユキノとの対決をめぐる展開へ/ヒロインは西条朱音から藤谷直季へ/番外編多数収録/「ラッキースター」の日野ヒビキ/「目を覚ませ」の上山原司/「オクターヴ」というタイトルの意味/漫画家・土岐喧介/ミシェル・フーコーのテキストによれば、ゴダールのコンテクストってさ/T.M.Revolutionのタラン...
ep.28 若木未生『ムーン・シャイン』 22.07.2025 19:33
テン・ブランクvsオーヴァークローム/高岡尚vs真崎桐哉/母親をめぐる問題/藤谷直季になりたいのか西条朱音になりたいのか/「愛してるから壊せる」/ハイスクール・オーラバスター/詩的文体をいかに用いるか/少女小説にとって挿絵とは何か ※ネタバレあり ※Netflix版未視聴
ep.27 若木未生『あたらしい朝』 21.07.2025 19:04
キャラクター毎の視点/藤谷直季は「かわいい」/西条朱音のヒロイン構造と藤谷直季のヒロイン構造/夏目漱石のような三角関係/物語るヒロイン/それぞれの一人称/「ムーン・シャイン」の出現/イライラしている/青春小説/少女小説文体の臨界点/比喩としての音楽/「詩」であること/脳を侵食する文体 ※ネタバレあり ※Netflix版未視聴
ep.26 若木未生『グラスハート』 20.07.2025 19:02
約三十年の原作厨として/佐藤健プロデュース/Netflix版ドラマのニュース/BSS/見るかも見ないかも/バンドものだけどバンドものではなく/才能マニアと人間関係性マニアにとって最高の作品/藤谷直季/坂本一至/西条朱音/高岡尚/楽器と人間ドラマと恋愛 ※ネタバレあり ※Netflix版未視聴
ep.25 推し活と労働とケア 16.07.2025 19:07
時代によって用語は異なる/腐女子とシッパー/オタクと推し活/社会的に許容される存在としての経済活動/画一化される推し活の様式/一番金を出した人がヒエラルキーのトップでいいのか?/ぬいママはケア労働か?/「十万人の宮崎勤」と「無敵の人」/もっとも札束が強い世界/推しのATM/推し活化したホスト業界と風営法改正/一銭も払わずに批評すること
ep.24 七月大歌舞伎『鬼平犯科帳』『蝶の道行』 13.07.2025 20:05
素人による二回目の観劇/成毛眞『ビジネスマンへの歌舞伎案内』と郡司正勝『かぶき入門』/『勧進帳』/『妹背山婦女庭訓』の衝撃/あらすじについて/シェイクスピア劇/『ハムレット』や『ロミオとジュリエット』の展開/Netflixなら20分/ききとれなくても大丈夫/『鬼平犯科帳』を歌舞伎ではじめて見る/『蝶の道行』の踊り/女形/坂東玉三郎/染團/次回チケット/『をとめよ素晴らしき人生を得よ 女人短歌のレジスタンス...
ep.23〈母の娘〉としての中島梓=栗本薫のBL小説、続き 09.07.2025 19:25
栗本のBLにおいて男は皆うっすら女性ジェンダーである/攻=セックスポジションにおける能動、受=受動という前提/総受けと相手固定/総受的世界観でありながら特異な栗本のBL/『甘い蜜の部屋』との違い/殺害され退場させられつづける「父」/受と受の結びつき/『朝日のあたる家』における母子のテーマ/主流派ではないBL作家として、唯一のBL批評家として/晩年の大作「矢代俊一シリーズ」
ep.22 〈母の娘〉としての中島梓=栗本薫のBL小説 06.07.2025 19:26
批評家としての中島梓、小説家としての栗本薫/小倉千加子の解説/中島梓『小説道場』の衝撃/批評のあり方/ジャンルにとってそれぞれの個がどう機能しているか/森茉莉「枯葉の寝床」/中島=栗本のジェンダー・トラブル/『グイン・サーガ』にも表れているジェンダー・トラブルとBLの関係/沢田研二のドラマ二次創作/『甘い蜜の部屋』に似ている『真夜中の天使』/空前絶後の少女小説『甘い蜜の部屋』/『翼あるもの』の今西良...
ep.21 エイミー・ベンダー『燃えるスカートの少女』 02.07.2025 21:36
TAKE2/また二〇年以上前の本/コンテンツ過剰供給の時代/修士論文を提出したときに言われたこと/『グレート・ギャツビー』やドストエフスキーではなく/ガルシア・マルケス『百年の孤独』の文庫化/ミニマルなマジックリアリズム/ケリー・リンク/ファンタジーを支える裏側の論理/鮮やかな感覚/嶽本野ばらの帯/「午後、私は男たちのオーディションをしているところ」/特別で可愛くて世界から選ばれた女の子/危険な目にあ...
ep.20 初の週六更新の振り返りと初イベントの話 29.06.2025 19:45
また連続更新はするかも/短歌専門のPodcastになることはない/塚本邦雄のすべての歌集を読み返してみて/『黄金律』/かるみからおかしみへ/春の夜の夢ばかりなる枕頭にあっあかねさす召集令状(塚本邦雄)/同時代の女性歌人は/葛原妙子と山中智恵子/山中智恵子『をんな歌百人一首』/戦後の女性歌人のみの超結社・女人短歌会/出版プレイベントとオフ会/デスゲームではありません/アルハラとカフェハラ/今後の番組の見通...
ep.19 塚本邦雄『感幻楽』 27.06.2025 21:11
梁塵秘抄、閑吟集、田植草紙/初句七音/馬を洗はば馬のたましひ冴ゆるまで人戀はば人あやむるこころ/おおはるかなる沖には雪のふるものを胡椒こぼれしあかときの皿/名詞の限界値/錐・蠍・旱・雁・掏摸・檻・囮・森・橇・二人・鎖・百合・塵/いま「かっこつける」ことは「ださい」けれど/「わからない歌」の淵源/短歌、俳句、現代詩の領土的緊張関係/短歌と現代詩の縄張り争いが残したもの/詩型としてのアイデンティティク...
ep.18 塚本邦雄『緑色研究』 26.06.2025 19:34
塚本邦雄の最高傑作/穂村弘『手紙魔まみ、夏の引っ越し(ウサギ連れ)』山中智恵子『紡錘」葛原妙子『朱霊』/『水葬物語』的な美への回帰/体育館まひる吊輪の二つの眼盲ひて絢爛たる不在あり/二重線で消す/医師は安楽死を語れども逆光の自転車屋の宙吊りの自転車/T・S・エリオットの客観的相関物/花伝書のをはりの花の褐色にひらき 脚もていだかるるチェロ/語順の凄み/カフカ忌の無人郵便局灼けて頼信紙のうすみどりの格...
ep.17 塚本邦雄『水銀伝説』 25.06.2025 20:29
元ネタがわからなくても面白い歌/名詞の使い方/ランボーとヴェルレーヌの逸話をもとにつくられた連作/ディカプリオの『太陽と月に背いて』マチルド夫人とレティノワ/快楽の口煤色に開きねむる汝こそわが夏の深淵/死して二人の戀始まると晴天の庭の叺の灰色の鹽/一月十日 藍色に晴れヴェルレーヌの埋葬費用九百フラン/レティノワ擁くは髪赤き彼キプロスの海風 雲母色の棘もつ/燻製卵はるけき火事の香にみちて母がわれ生み...
ep.16 塚本邦雄『日本人霊歌』 24.06.2025 19:09
ひとつの到達点/日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも/皇帝ペンギン=天皇/戦後日本社会への批判/死の歌が多い/はつなつのゆふべひたひを光らせて保険屋が遠き死を売りにくる/戀ほし、われを苛みしもの、ハーモニカ二十穴白き唾の膜張り/死なば先づ会ひたきランボー、白昼を家鴨が突如翔ついたましく/アララギの岡井隆との影響関係/個人から社会へ/天使キャラメル広告塔に昼死せる天使がむらさきのうす...
ep.15 塚本邦雄『装飾楽句』 23.06.2025 19:47
カデンツァと読む/ルビの導入/現実への接近/不安なる今日の始まりミキサーの中ずたずたの人参廻る/五月祭の汗の青年 病むわれは火のごとき孤独もちてへだたる/イエスとユダのテーマ/イエスは三十四にて果てにき干葡萄噛みつつ苦くおもふその年齢/売るべきイエスわれにあらねば狐色の毛布にふかく没して眠る/『水葬物語』との違い/杉原一司という盟友/水に卵うむ蜉蝣よわれにまだ悪なさむための半生がある/イエスに肖た...
ep.14 塚本邦雄『水葬物語』 22.06.2025 20:14
戦後を代表する歌人/第一歌集/序数歌集という概念/「塚本は第六歌集まで読むのがマスト」/百二十部の謹呈/三十一才での刊行/中井英夫と三島由紀夫/ロマンチックな世界観/現代詩との衝突/「奴隷の韻律」/韻律の改革と冒険/釈迢空と句読点/三島由紀夫『仮面の告白』とナカグロ/革命家作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ/海の泡、泡に映れるひるの月にやはらかき木のいかりをおろす/三色旗 その色・...
ep.13 映画『国宝』 18.06.2025 20:15
絶賛しか流れてこない/吉沢亮と横浜流星/ルッキズムのボーダーライン/演目とストーリーのリンク/ベタなストーリーライン/ふたりとも女形/『ガラスの仮面』/構造的な女性への抑圧/意外とクィアではない?/血筋と才能の物語/二度目の『曾根崎心中』では立役と女役に/黒川想矢が素晴らしい/ChatGPTの規制/才能あるキャラクターの造形/次回予告 ※ネタバレあり ※原作小説未読
ep.12 番組名の略称を決めた話とスポーツの話 15.06.2025 19:48
略称が「いわよか」に/Instagramで募集/自演を考え……/いわよかorせとなのにorセトイワor夏いわ/深沢七郎『言わなければよかったのに日記』/番組のバランスや構成は試行錯誤中/バレーボールネーションズリーグ/石川祐希と羽生結弦/バレーボールとフィギュアスケート/なぜ女性ファンが多いのか/甲子園と野球漫画/あだち充の衝撃/「平家ハ、アカルイ」(太宰治)/チームのファンになってみたい/昔の友達の文春レベルの...
ep.11 俵万智『牧水の恋』 11.06.2025 20:30
前回のアップロードミス/自分の声は好きじゃないけど/自分の顔も体も文章も好きじゃないけど/俵万智『牧水の恋』/園田小枝子/牧水の不倫の恋/Wikipediaを見てChatGPTにきいてみたけれど/知られざる恋/牧水からの影響を自ら分析する俵万智/白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ(若山牧水)/山を見よ山に日は照る海を見よ海に日は照るいざ唇を君(若山牧水)/牧水の妻・喜志子/俵万智と牧水の恋愛のリン...
ep.10 Podcastをはじめてみた感想と占いの話 09.06.2025 20:32
思っていた30倍くらいみんなPodcastをやっていた!/まるで花粉症のような/ゲスト?お便り?/大江健三郎『万延元年のフットボール』/本当の事を言おうか 詩人のふりはしてるが 私は詩人ではない(谷川俊太郎)/本当のことを言えば死ぬ/十年以上前の話/占いについて/星座占いなんて信じられるわけない/統計を中心とする占いは……/毎日ChatGPTに頼んでることはタロット3枚を
ep.9 キャスリン・ハリソン『キス』 04.06.2025 21:21
TAKE2/本を人にすすめること/どうしても読んで欲しくて渡すこと/父と娘の近親相姦を描いたノンフィクション/全米を震撼させたベストセラー/MeTooムーブメントやサバイバー文学以前の感触/「父殺し」は全人類にとっての命題ではない/シルヴィア・プラス『ベル・ジャー』/客観的すぎるくらいに客観的/「母」とは?
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