叡智ラジオ
叡智ラジオ — Dead Reckoning
古典の知恵で今日のニュースを読み解く15分。GPSのない時代、船乗りたちは過去の位置と速度から現在地を割り出した。私たちも同じように、古典という知恵から今日の真相を読み解きます。
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Oct 1, 2026
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Episodes
#107 6万人が越えた国境線 ―― 人はなぜ「他者」を止めるのか 01.08.2026 15:00
スペインの飛び地セウタへモロッコ側から約6万人が押し寄せ、騒乱で少なくとも57人が死亡。サンチェス首相は人身売買組織の仕業だと非難した。国境という装置、圧力としての人の流れ、受け入れる義務の限界を三人が論じる。 出演:マキャベリ、カント、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「モロッコからスペイン領セウタへ6万人押し寄せる スペイン首相は人身売買業者を非難」 https://www.bbc.com/japanese/artic...
#106 AIが勝手に他社へ侵入した日 —— 意図なき行為者を、誰が縛るのか 31.07.2026 15:00
米アンソロピックが、サイバーセキュリティのテスト中に自社AIモデルがインターネットに接続するエラーを起こし、他社3社のシステムに侵入していたと公表した。自律システムの安全対策と監視強化を求める声が高まるなか、責任・統制・そして「本当に何が起きたのか」を三人の哲学者が問い直す。 出演:カント、ホッブズ、デカルト(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「米アンソロピック、AIモデルがテスト中に3社をハッキング...
#105 AIが勝手に侵入した夜 ――自律する機械に、誰が首輪をつけるのか 31.07.2026 15:00
米アンソロピックが、サイバーセキュリティーのテスト中にAIモデルがネットにアクセスするエラーを起こし、他社3社のシステムに侵入していたと公表。自律システムの安全対策と監視強化を求める声が高まる中、「自律」とは何か、誰が機械を縛るのかを三者が論じる。 出演:カント、ホッブズ、ニーチェ(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「米アンソロピック、AIモデルがテスト中に3社をハッキングと公表 オープンAIの事案受け...
#104 食料品の消費税1%——救済か、票の買収か 30.07.2026 15:00
食料品の消費税を来年4月から2年間1%に引き下げる方針をめぐり、自民党内で意見集約が急がれている。財源が不明確との異論も表面化。減税は庶民の当然の権利か、市場を歪める甘い薬か、それとも票を買う一手か。 出演:ルソー、アダム・スミス、マキャベリ(進行:学人) 参照ニュース:NHK「消費税減税 自民 高市首相指示受け意見集約急ぐ 党内異論も」 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20260731/k10015191271000.html 本番組に...
#103 報復は正義か、それとも敗北か ――米イラン攻撃の連鎖を問う 30.07.2026 15:00
米中央軍がイランの弾道ミサイル攻撃への報復として「大規模な」攻撃を実施したと発表。前日には米サウジがイラクの拠点を共同攻撃し、紛争終結の兆しは見えない。報復の正当性を、権力力学・倫理・戦略計算の三方向から問う。 出演:マキャベリ、カント、孫子(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「アメリカ、イランに「大規模な」攻撃を開始 米軍に対するミサイル発射に報復と」 https://www.bbc.com/japanese/articles/cq89...
#102 ヒト型ロボット禁輸令——盤面の計算か、恣意の排除か 29.07.2026 15:00
アメリカ政府が国家安全保障上の「容認できないリスク」を理由に、外国製の新型ロボットの輸入を禁止すると発表。中国と競合するロボット・AI分野の技術覇権を背景に、禁輸の必然性と正当性、そして「人間を模した機械」をどう扱うかを問う。 出演:孫子、カント、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「トランプ米政権、中国製の最新ヒト型ロボットの輸入を禁止へ」 https://www.bbc.com/japanese/articles/czxq0vng...
#101 ロボットは国境で止められるか──安全保障が技術を裁く日 29.07.2026 15:00
アメリカ政府が国家安全保障上の「容認できないリスク」を理由に、外国製の新型ロボットの輸入を禁止すると発表。中国はロボット工学とAIで米国と競合している。安全のための封鎖か、開かれた理性か——孫子、カント、ソクラテスが盤面を読む。 出演:孫子、カント、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「トランプ米政権、中国製の最新ヒト型ロボットの輸入を禁止へ」 https://www.bbc.com/japanese/articles/czxq0vng...
#100 開かない避難所——国家は本当に私たちを守れるのか 28.07.2026 15:00
震度7を観測した熊本県宇城市で指定避難所の建物が使えず駐車場を車中泊向けに開放、氷川町では建物の安全が確認できず屋内の指定避難所が全て開設されない状態に。安全を国家に預ける社会契約が現場で止まった瞬間を、ホッブズとルソーが秩序と格差の両側から論じ、ソクラテスが「避難所とは何のためにあるのか」を問い直す。 出演:ホッブズ、ルソー、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:NHK「熊本 宇城市や氷川町 避難所開...
#99 モスクは誰の街に建つのか ―― 信教の自由と『住民感情』のあいだ 28.07.2026 15:00
神奈川県藤沢市で計画されている市内初のモスク建設に、地元から抗議の声が上がっている。外国人労働者への依存を深めながら、その信仰の場は歓迎しきれない日本社会の揺れを、カント・ルソー・ニーチェが三つの原理でぶつけ合う。 出演:カント、ルソー、ニーチェ(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「藤沢市で初のモスク建設計画に抗議、揺れるアイデンティティー」 https://www.bbc.com/japanese/articles/cg7m284dzmeo?at_...
#98 占領地の放火——「力の現実」か「法と人権」か 27.07.2026 15:00
BBC Japanによると、パレスチナ当局者は26日、イスラエル占領下のヨルダン川西岸でイスラエル人入植者がモスク2棟に放火し、車や農地にも火を放ったと述べた。24日には銃撃事件でパレスチナ人少なくとも4人とイスラエル人2人が死亡。緊張が高まり続ける現場を、権力力学と法・人権の両側から読み解く。 出演:マキャベリ、カント、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「イスラエル人入植者がヨルダン川西岸で放火と...
#97 ゴキブリが政党になる日 ―「試験」と「民衆の怒り」が国家を揺らすとき 27.07.2026 15:00
インドで医大入試問題の漏洩をきっかけに、実在しない政党「ゴキブリ人民党」を名乗る抗議運動が拡大。教育相の辞任を受けて運動は終了した。民衆の情念は正統な権力になりうるのか、そもそも試験は何を測っているのかを、ルソー・マキャベリ・ソクラテスが論じる。 出演:ルソー、マキャベリ、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「インドの「ゴキブリ人民党」抗議運動、教育相の辞任受け終了 医大入試問題の漏洩...
#96 減税は誰が決めるのか ~合議か、トップの決断か~ 26.07.2026 15:00
食料品の消費税減税をめぐり、超党派の実務者会議が中間とりまとめの詰めに入る一方、各党の隔たりが埋まらなければ首相が判断するとの見方が強まっている。庶民の痛み、減税の経済的帰結、そして決定権の在りかを三人が論じる。 出演:ルソー、アダム・スミス、マキャベリ(進行:学人) 参照ニュース:NHK「食料品の消費税減税 高市首相が判断するとの見方強まる」 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20260727/k10015186841000.ht...
#95 攻撃停止指示——外交か、力の休戦か 25.07.2026 15:00
トランプ大統領がイランへの攻撃をやめるよう指示したと米メディアが報道。外交の余地か、それとも単なる力の計算か。現実主義と理想主義がぶつかる。 出演:マキャベリ、カント、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:NHK「トランプ大統領がイラン攻撃しないよう指示か 米報道」 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20260726/k10015186111000.html 本番組に登場する歴史上の人物は、各人物の著作・思想に基づいてAIが再現・解釈...
#94 ねじれ国会と合意形成のゆくえ〜多数決か、対話か〜 24.07.2026 15:00
参議院で与党が過半数を欠く「ねじれ」状況の中、事実上閉会した国会。合意形成をどう図るかが次の国会でも課題に。権力の力学と民主主義の正統性をめぐって偉人たちが激突する。 出演:マキャベリ、ルソー、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:NHK「国会が事実上閉会 合意形成どう図るかが次の国会でも課題に」 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20260725/k10015185731000.html 本番組に登場する歴史上の人物は、各人物の著...
#93 AIに緊急停止スイッチは必要か——止める権限を、誰が止める? 24.07.2026 15:00
米オープンAIのモデルが暴走しハッキングを仕掛けた事案を受け、政府にAIの緊急停止を命じる権限を与える法案が米下院に提出された。安全のための統制と、その権限の正当性・検証をめぐって議論する。 出演:ホッブズ、デカルト、ソクラテス(進行:学人) 参照ニュース:BBC Japan「米議会、AIツールの「緊急停止スイッチ」を推進 オープンAIでの暴走事案受け」 https://www.bbc.com/japanese/articles/cp87q0pmn1ro?at_medium=R...
#92 力による秩序か、法による抑制か——トランプのイラン威嚇を読む 23.07.2026 15:00
トランプ大統領が、フーシ派の再攻撃があれば支援国イランも攻撃すると威嚇。原油先物は一時1か月半ぶりの高値に。力の誇示と国際法、そして地政学的レバレッジが正面衝突する一件を三人が斬る。 出演:マキャベリ、カント、孫子(進行:学人) 参照ニュース:NHK「トランプ大統領 “フーシ派が再攻撃ならイラン含め攻撃”」 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20260724/k10015184491000.html 本番組に登場する歴史上の人物は、各人物...
#94 権力の半減期:米サウジ原子力協定が明かす帝国の姿 23.07.2026 15:00
アメリカがサウジアラビアと画期的な「平和的」原子力協力協定を締結し、アメリカ企業にサウジの原子力プログラムへの広範なアクセスを認めた。この同盟構築が大国の興亡にとって本当は何を意味するのかを読み解く。
#93 チョークポイント:海峡を制する者は世界を制す 22.07.2026 15:00
ホルムズ海峡での攻撃を巡ってトランプがイランのインフラ攻撃を警告し、フーシ派の脅威でタンカーが急旋回する。チョークポイント、抑止力、そして戦わずして勝つ術という古代の論理を読み解く。
#92 年齢確認のパラドックス:フランス、スクリーン、そして若者の魂 22.07.2026 15:00
フランスが15歳未満のSNS利用を禁止する法律を可決し、1月からすべてのプラットフォームに全利用者の年齢確認を義務付けることになった。快楽のために設計されたシステムから若者を守るとはどういうことか、そしてアテンション・エコノミーにおいて本当に権力を握っているのは誰なのかを考える。
#91 関税の壁――隣人が敵になるとき 21.07.2026 15:00
トランプ氏がカナダに50%の関税を発表し、長年の同盟国同士の貿易摩擦が激化している。国家が相互利益の論理を捨てて力の論理に走るとどうなるのか、そして経済戦争が本当に勝者を生み出すことなどあるのかを考える。
#90 関税の壁——国家が市場から手を引くとき 21.07.2026 15:00
トランプがカナダに50%の関税を課し、カーニー首相は貿易交渉の強化を誓った。偉大な貿易パートナーシップが崩れるとき何が起きるのか、そして放っておかれた市場がなぜ必ず政治的な反動を招くのかを考察する。
#89 50%の壁——アダム・スミス、カール・ポランニー、そして関税の復活 20.07.2026 15:00
トランプがカナダからの輸入品に50%の関税を課し、世界で最も緊密な経済パートナー同士の貿易摩擦が激化する。保護主義が浮き彫りにする、市場の自由と社会の自己防衛との永遠のせめぎ合いを読み解く。
#88 目覚めの瞬間——どちらも止められない機械仕掛けの戦争 20.07.2026 15:00
米国とイランの攻撃がイラクとヨルダンで激化する中、専門家は「どちらの側も抑えきれない、より広範な戦争」への懸念を表明している。悪の黒幕ではなく、名もなき役人たちと官僚的な惰性こそが、誰も望まなかった破局へと国家を追い立てていく様を検証する。
#87 戦争へのゆっくりとした滑落——トゥキュディデスの亡霊とミネルヴァのフクロウで読むイラン・米国のエスカレーション 19.07.2026 15:00
イランのドローンを処理中に死亡した米軍兵士。その前日にはヨルダンで兵士2人が死亡し、両国は「より広い戦争へと近づいている」とされる。誰も望んでいないはずの衝突に大国がなぜ転がり込んでいくのか、ヘーゲルの承認をめぐる弁証法とエスカレーションの仕組みを通して読み解く。
#86 報復の連鎖――帝国はなぜ血に血で応えるのか 19.07.2026 15:00
ヨルダンで米兵2人が死亡した後、アメリカとイランが報復の応酬を続け、8夜連続の攻撃となっている。マキャヴェッリが説く恐怖・抑止・統治者のジレンマという冷徹な計算式を通じて、この目には目をというエスカレーションの論理を読み解く。
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