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横山 瑞法(Yokoyama Zuiho)

横山僧侶のお寺の縁側ラジオ

仏教・お寺の話題から日本文化・僧侶の生態まで幅広くお届けします。法源寺https://www.hougenji.or.jpTempleHotel 南アルプス法源寺https://oterastay.com/hougen-ji/

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Auteur

横山 瑞法(Yokoyama Zuiho)

Catégorie

Religion

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Dernier épisode

5 oct. 2026

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Épisodes

六角堂改修竣工式典と文化財修復—「前と変わらない」が最大の褒め言葉(2026/10/5) 05.10.2026

南アルプス市の重要文化財・六角堂の改修竣工式典に出席しました。聖徳太子を祀るこのお堂は築200〜300年で、シロアリ被害が進んでいたものを、市の助成金・文化財保護財団の支援・地元寄付など総額約3000万円をかけて修復。改修を担った石川工務店(山梨県)の社長は42歳で、「前と変わんねえんじゃねえかって言われるのが一番の褒め言葉」と話してくれました。 文化財修復では、解体しながら昔の本来の姿を見つけ出し、古い土壁...

田部井淳子さんの息子を寺子屋に招く。三十番神って知ってる?1週間を振り返りながら(2026/10/4) 04.10.2026

寺小屋の新企画として、11月28日に田部井真也さんの講演会が決まりました。田部井真也さんのお母さんは登山家の田部井淳子さん——日本人女性として世界初のエベレスト登頂を果たした方です。東日本大震災後に始めた「東北の高校生を富士山へ」というプロジェクトを、真也さんは母の逝去後も引き継いで続けています。映画にもなりファンも多い方なので、お母さんのエピソードも交えていただく予定です。 もう一つのトピックは「三十...

お坊さんの話はなぜ眠くなるのか――処理流暢性と対機説法(2026/10/3) 03.10.2026

法事や葬儀の後に行う法話。「お坊さんの話は眠くなりやすい」とよく言われますが、その理由と自分なりの実践について話しています。 心理学の「処理流暢性」という観点から見ると、知っている人の話は前提知識があるぶん脳の負荷が低く、長く聴いていられます。知らない人の話は相手を把握しながら聴くため疲れやすい。法事の場は遠方の参列者も多く、仏教の専門用語が加わり、長いお経の後に法話が続きます。読みやすい本は「8割...

善い友とはなにか?(2026/10/1) 01.10.2026

「シンガーラへの教え」と呼ばれるお経をもとに、お釈迦様が説いた「善い友」の条件を紹介します。このお経では、6つの方角をそれぞれ6つの人間関係(両親・師匠・家族・友人・同僚・出家修行者)に重ねて、どう向き合うべきかを説いています。今回はそのなかの「友人」にあたる北の方角を掘り下げます。 友のように見えて実は友でないもの(偽の友)と、心からの友(本当の友)はそれぞれ4種類あります。お釈迦様の分類は「言葉で...

邪気とは何か(2026/9/30) 30.09.2026

邪気という言葉は民間から広まった表現ですが、仏教の煩悩と深く結びついています。煩悩はサンスクリット語でクレーシャといい、心を汚し乱す働きのことです。 この煩悩の根本には「三毒」と呼ばれる三つの働きがあります。一つ目は貪欲——欲しい、手放したくないという再現のない貪りの心。二つ目は怒りの心——自他を傷つける炎のような激しい怒り。三つ目は愚痴——自分の都合にとらわれ、物事をありのままに見られない迷いの心です...

この身ひとつの限界を知る(2026/9/28) 28.09.2026

仲間のお坊さんたちとAIの使い方を話す機会があり、文書作成や資料作成への活用者が多い一方で、エージェント的な使い方やClaude Codeを使っている人はほとんどいませんでした。 自分はといえば、檀家管理ソフトの自作、毎朝のメール仕分け、VoicyやSpotifyへの音声配信の自動アップロードなど、寺の運営の各所にAIを組み込んでいます。一時期はnoteをほぼ毎日更新する試みもしましたが、内容の薄いものが量産されてしまったため、...

20代の頃にやっていた婚活的なことの話(2026/9/27) 27.09.2026

なんだかくだらないただの雑談になってしまいました。 20代の頃、地方での出会いの主流は合コンでした。仲の良い友人10人弱で週2チームに分かれ、入れ替わりながら企画を続けるうちにつてが広がり、今の妻とも出会いました。ほぼ全員がその流れで結婚相手を見つけた、そんな時代の話です。 30代半ばを過ぎても独身だった知人は、結婚相談所を利用して結婚しました。入会金などのコストはある一方で、出会いの質を担保しやすい仕組...

子供にお化けが怖いと言われたら(2026/9/26) 25.09.2026

リスナーの方から「子供がお化けを怖がるとき、どう話しているか」というご質問をいただきました。 「一番恐ろしいのは人間だ」という言い回しは大人なら実感できますが、7歳の子供に伝わらなくて当然です。むしろ怖いものがひとつ増えるだけになりかねない。 仏教では、目・耳・鼻・舌・身・意の六つの感覚器官(六根)を通じて受け取ったものを心が統合し、それぞれの世界が作られると考えます。見慣れない和風の家、暗い廊下、...

お寺が資産運用するのってどう?(2026/9/24) 23.09.2026

海外の仏教系メディア「Buddhist Door Global」が、日本の寺院が投資に乗り出す動きを特集した記事を取り上げました。参拝者数の減少、葬儀収入の低迷、維持費の上昇を背景に、従来の寄付収入だけでは財政を支えられなくなっている寺院が増えています。寄付金や葬儀収入の減少を受け、日本の仏教寺院は投資に乗り出す https://www.buddhistdoor.net/news/japanese-buddhist-temples-turn-to-investing-as-donations-and-funeral-in...

心を怒りに奪われないための忍辱(2026/9/23) 23.09.2026

お彼岸の「彼岸」は「到彼岸(とうひがん)」に由来します。迷いと苦しみの此岸から悟りの彼岸へ渡るための6つの実践が「六波羅蜜(ろくはらみつ)」です。布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の六つで、お彼岸の6日間に一つずつ心がけるとも言われます。六波羅蜜のひとつ「忍辱(にんにく)」は、耐え忍ぶことや我慢することと思われがちです。しかし、理不尽な扱いをされても黙っていろという話ではありません。お釈迦様の言葉を...

増上慢——自分はわかっていると思い込む心(2026/9/21) 21.09.2026

仏教では、おごり・慢心を「七慢(しちまん)」として七種に分けて説きます。なかでも気づきにくいのが「増上慢(ぞうじょうまん)」——まだ得ていないのに得た、まだ悟っていないのに悟ったと思い込む慢心です。法華経の方便品にも、この増上慢への言及があります。他者との比較から生まれるおごりは、外からの指摘でどこかで気づけます。しかし増上慢は違います。「自分の目が曇っていること」そのものが見えないため、訂正の機会...

「経営」という言葉を使うと怒られる業界ですが、お寺こそ経営していかなければならない時代です(2026/9/20) 20.09.2026

「物価は上がるがお布施は上がらず」近畿で初めて神社が倒産 2040年には3分の1以上が消滅の危機 神社仏閣の“倒産時代” 生き残り策は「お坊さんヘルパー」に“三刀流”住職も https://news.yahoo.co.jp/articles/c5ae760a90a55efa8fa7579c05217328b3bd6eb2?page=3 物価高が続くなかでお布施の水準は変わらず、2040年には全国の宗教法人のおよそ3分の1が消滅の危機を迎えるという試算があります。2007年から2024年の17年間で、信者・...

僧侶が教える葬儀社を選ぶ際に気をつけたいこと(2026/9/19) 19.09.2026

家族葬 実際の費用はCMの約3倍 消費者庁が運営会社に措置命令 https://news.web.nhk/newsweb/na/nd-20260918de51106 消費者庁が2025年、東京渋谷の葬儀会社「金峰堂」に景品表示法違反として措置命令を出しました。テレビCMで家族葬を10万4500円からと訴求していましたが、実際には最低でも約30万8000円が必要だったとされています。同様の問題は以前から繰り返されており、2017年のイオンライフ、2018年の小さなお葬式(運営会社...

神社の倒産ニュースから考える宗教法人のガバナンスの穴(2026/9/17) 17.09.2026

平安時代970年創建、清和源氏ゆかりの多田神社(兵庫県川西市)が民事再生法の適用を申請しました。本殿・拝殿は国の重要文化財、境内全体は国の史跡にも指定されています。問題の発端は、2024年に亡くなった前宮司が神社の名刀や不動産を担保として資金を借り入れたことです。借入金は宮司個人の口座に入り、神社の会計には一切入りませんでした。神社側は手続きの無効を主張しましたが、事情を知らない融資側は善意の第三者とし...

聴く耳を持たない人に話すのは困難(2026/9/16) 15.09.2026

お釈迦様は悟りを開いた後、その内容は誰にも理解されないと考え、しばらく説法を諦めていたといいます。梵天(ブラフマー)に三度請われてようやく決意を固め、「聴く耳ある者たちに甘露の門を開く」と語ったとされています。甘露は仏教で「不死の境地」や「解脱」を指す言葉で、梵語「アムリタ」の訳語です。最初の説法の試みでは、たまたま出会った異教の遊行者ウパカには届かなかったという逸話も残っています。聴く耳がない人...

ホームセンターの棚を全て見てみたらとても良かった(2026/9/14) 13.09.2026

息子のプログラミング教室の送迎待ちを使って、地元のホームセンターDCM(以前は山梨ローカルのくろがねや)を隅から隅まで歩いてみました。ふだんは用件を決めてから買い物に行くタイプで、目的なくぶらぶら歩くのは苦手です。ところがウォーキング目的で全ての棚をつぶさに見てまわると、いつもは素通りしていた工具や資材のコーナーまで丁寧に眺めることになり、思わぬ発見が続きました。宿の外壁のひびを補修できそうなチュー...

植樹イベント開催しました(2026/9/13) 13.09.2026

甲府・武田神社の裏手の山で、一般社団法人ソーシャルテンプルが主催する植樹イベントを開催しました。スタッフ・参加者合わせて40名が集まり、シラカシやケヤキ、シキミ(仏前に供える木)など20種類以上を混在させて植えています。監修は、地球環境戦略研究機関・国際生態学センターの目黒真一先生。マレーシアの熱帯雨林やアマゾン、ケニアの山など世界各地で壊れた森を再生してきた植物生態学者・宮脇昭先生とともに研究・活動...

朝のお勤め(2026/9/12) 11.09.2026

朝のお勤め

高野山の宿坊のニュースについて解説(2026/9/11) 10.09.2026

毎日新聞が報じた「世界遺産高野山宿坊で集団申告漏れ1億円超国税指摘」というニュースを取り上げ、その実態と宗教法人の税務の仕組みを解説します。高野山の宿坊51軒のうち10数件が大阪国税局の調査を受け、半数以上で申告漏れが指摘されました。総額1億円超のうち大半は一軒のお寺の事案に集中しており、「集団申告漏れ」という見出しが醸し出す印象と実態には大きな差があります。宿坊は旅館業にあたり、宗教法人であっても収益...

「南アルプスは貴族」はこれからも続くのか(2026/9/10) 09.09.2026

山梨県南アルプス市は、山に守られて水害が少なく、新宿まで車で約1時間半という立地もあって暮らしやすい地域です。自然豊かなうえにネット通販が普及しており、都会的な娯楽がなくても生活に不自由はほぼありません。一方で、市の予算の半分ほどを地方交付税などに依存しているのが現状です。国の財政悪化と急速な人口減少が続く中で、この恵まれた暮らしが長期的に維持できるかは楽観視できません。無秩序な宅地開発よりも、イ...

勝手な使命感(2026/9/9) 08.09.2026

お寺で学びの場を積み重ねるなかで、「自分じゃなきゃ届けられないものがある」という感覚がじわじわと育ってきました。先日は別院で春木先生を招き、スマートフォンやSNSとの付き合い方を考える講義を開催しました。5月から数えて2回目の企画で、来年は中津さんの講演も予定しています。さまざまなジャンルの話がお寺に集まってきています。こうして人を呼び、場を重ねるなかで気づいたことがあります。「住職はお寺にいなきゃい...

分からないを引き受ける(2026/9/7) 06.09.2026

情報学の視点では、個々の点よりも点と点のあいだの「つながり」の質や数に注目します。これは仏教が大切にしてきた、物事をつながりの中で見る視点と深く重なります。ある講演をきっかけに、改めてそのことを考えました。私たちは自分のいるコミュニティの中からしか世界を見られず、その外側が見えていません。見えていないのに見えているかのように振る舞ってしまうことが、炎上のような現象を生む根になる——仏教が「愚かゆえに...

春木先生講演会無事に終了しました(2026/9/6) 06.09.2026

春木先生をお招きした寺子屋の講演会が無事に終わりました。会場には中村淳彦さんもいらっしゃり、遠方からも多くの方に参加していただきました。講演のテーマは「情報」。情報とは何か・どう整理し抽象化されていくかという基本から、情報が広がる仕組み、炎上が起きるメカニズムまで、90分にわたってわかりやすく話していただきました。「SNSやスマホの話かな」と思っていた方も多かったようですが、実際は情報全体の構造をとら...

今日は当山に春木先生がいらっしゃいます(2026/9/5) 05.09.2026

地方紙をスクラップブックにまとめる習慣を始めた話から、ポッドキャストで取り上げきれなかった地元の話題を三つ取り上げています。ひとつめは、映画監督・成島出さんの訃報です。8月24日に肺がんで65歳で逝去。山梨県甲府出身で、代表作に『8日目のセミ』や『連合艦隊司令長官 山本五十六』があります。地元・山梨から出た代表的な映画監督でした。ふたつめは、山梨県の人口減少問題です。半年後の知事選を前に、長崎知事の2期に...

お経の拍子の3段階(2026/9/4) 04.09.2026

日蓮宗では、お経の読み方に「平拍子(ひらびょうし)」「中拍子(ちゅうびょうし)」「本拍子(ほんびょうし)」という3段階の速さがあります。平拍子は最もゆっくりとした読み方で、「雨だれ」とも呼ばれます。雨が垂れるようにトントンと一定のテンポで叩き、葬儀や法事の場でよく耳にするゆったりとした読み方です。中拍子はひら拍子を、大小の拍を交互に使うことで速さを上げます。本拍子はさらに中拍子の小の拍を省いて大の...

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